有価証券報告書-第11期(2025/07/01-2026/06/30)
(1) 経営成績等の状況の概要
当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況(以下、「経営成績等」という。)は次のとおりであります。
① 経営成績の状況
当事業年度におけるわが国経済は、地政学的リスクや円安に伴うエネルギー資源・原材料価格の上昇、米国の政策動向、人手不足等の懸念が継続したものの、好調な企業業績や賃上げによる所得環境の改善を背景に、緩やかな回復基調で推移しました。
一方、生成AIをはじめとする先端技術が社会や経済活動に与える影響への関心が高まる中、企業においては、生産性の向上や人手不足への対応を目的としたDXの推進が進展しております。また、カスタマーサポート機能の高度化、自然言語処理技術の進歩及び生成AIとの連携拡大を背景として、チャットボットの導入が進んでおります。
このような状況のもと、当社は、「コミュニケーションによる感動を最大限に追求し、AIを駆使した全自動社会を最速で実現する」というミッションを掲げ、企業が抱える人手不足や、Webサイト訪問者及び従業員から寄せられる多様な問い合わせに迅速かつ的確に対応するニーズに応えるべく、チャットボットシステム及びFAQシステムを提供してまいりました。
その結果、当事業年度の売上高は1,221,129千円(前期比19.5%増)、営業利益は529,660千円(前期比43.4%増)、経常利益は524,973千円(前期比42.2%増)、当期純利益は346,688千円(前期比40.9%増)となりました。
なお、当社はSaaSソリューション事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
(売上高)
当社のチャットボットシステムは、従来のシナリオ型・ルールベース型に加え、生成AIを活用した生成AI型チャットボットを提供しておりましたが、当事業年度において、複数のAIエージェントを設定できる「AI AgentPlus」へリニューアルいたしました。これにより、AIに役割や専門性を付与し、設定・応対・改善までをAIが高度に支援することで、多様な顧客ニーズへの対応を実現しております。
また、FAQシステム「FAQPlus」についてもリニューアルを実施し、FAQ記事の作成・更新の自動化を進めるとともに、「AI AgentPlus」との連携を可能としました。これにより、「FAQPlus」と「AI AgentPlus」のナレッジを一元管理できる環境を構築し、運用負荷の軽減を実現するとともに、クロスセル推進及び解約率の改善に取り組んでおります。
加えて、顧客企業からの要望を踏まえたチャットボットシステムの機能改善及びセキュリティ強化を継続的に実施し、サービスの付加価値及び信頼性の向上に努めてまいりました。
従来のシナリオ型チャットボットは、あらかじめ設定した会話シナリオに沿って応対するため、利用者の質問意図と一致せず、目的の情報にたどり着けない場合があるという課題がありました。一方、「AI AgentPlus」は、利用者の質問意図を理解した柔軟な応対が可能であり、その利便性の高さを背景として導入が進んでおります。
また、生成AI活用に対する市場全体の関心の高まりを追い風として、展示会及びWebマーケティングによる販売活動に加え、無料トライアル及びオンボーディングを通じて得られた顧客のフィードバックを開発へ迅速に反映し、回答精度及びユーザビリティの向上に取り組んでまいりました。
その結果、当事業年度の売上高は1,221,129千円(前期比19.5%増)となり、2026年6月末時点のARRは1,214百万円(前期比12.7%増)となりました。なお、サービス別のARR及びアカウント数の推移は、以下のとおりであります。
サービス別ARRの推移 (単位:百万円)
サービス別アカウント数の推移 (単位:件)
(注) 複数サービスを利用している場合は、サービスごとにカウントしています。
「ChatPlus」については、主に下位プランの減少により、合計の件数は減少しています。一方、「AI AgentPlus」、「FAQPlus」の増加により、ARRは毎期増加傾向にあります。
サービス別ARPA(注)の推移 (単位:千円)
(注) 1アカウントあたりの年間収益(ARR ÷ アカウント数)
1アカウントあたりの年間収益が高い「AI AgentPlus」及び「FAQPlus」の件数の増加に伴い、平均ARPAが上昇しております。
Churnレート(注)の推移
(注) 四半期最終月の直近12カ月平均の月次Churnレート
月次Churnレート=当月解約件数÷(前月アカウント数合計+当月新規契約件数)
(売上原価、売上総利益)
売上原価は303,673千円(前期比15.2%増)となりました。これは主に売上高・利用量の増加に伴うシステム利用料の増加及び機能強化・機能追加に係る外注費の増加によるものであります。この結果、売上総利益は917,456千円(前期比21.0%増)となりました。
(販売費及び一般管理費、営業利益)
販売費及び一般管理費は387,796千円(前期比0.3%減)となりました。これは主に研究開発費が増加する一方で、のれん償却の終了等により販売費及び一般管理費が減少したことによるものであります。この結果、営業利益は529,660千円(前期比43.4%増)となりました。
(営業外収益、営業外費用、経常利益)
営業外収益は2,392千円(前期比45.5%増)となりました。これは主に受取利息の増加によるものであります。営業外費用は7,079千円(前期比262.7%増)となりました。これは主に為替差損及び上場関連費用の計上によるものであります。この結果、経常利益は524,973千円(前期比42.2%増)となりました。
(税引前当期純利益、当期純利益)
上記の結果、税引前当期純利益は524,973千円(前期比42.3%増)となりました。また、法人税等178,284千円を計上した結果、当期純利益は346,688千円(前期比40.9%増)となりました。
② 財政状態の状況
(資産)
当事業年度末における流動資産は1,116,746千円となり、前事業年度末に比べ354,634千円増加いたしました。これは主に当期純利益の計上により、現金及び預金が341,602千円増加したことによるものであります。当事業年度末における固定資産は201,475千円となり、前事業年度末に比べ9,793千円増加いたしました。これは、主に機能強化によりソフトウエアを29,819千円計上したものの、減価償却費を18,734千円計上したことによるものであります。
この結果、資産合計は1,318,222千円となり、前事業年度末に比べ364,427千円増加いたしました。
(負債)
当事業年度末における流動負債は507,727千円となり、前事業年度末に比べ44,981千円増加いたしました。これは主に1年内返済予定の長期借入金が10,812千円減少したものの、契約負債が56,964千円増加したことによるものであります。当事業年度末における固定負債は57,099千円となり、前事業年度末に比べ15,242千円減少いたしました。これは主に長期借入が15,984千円減少したことによるものであります。
この結果、負債合計は564,827千円となり、前事業年度末に比べ29,738千円増加いたしました。
(純資産)
当事業年度末における純資産は753,394千円となり、前事業年度末に比べ334,688千円増加いたしました。これは配当金を12,000千円支払ったものの、当期純利益の計上により利益剰余金が334,688千円増加したことによるものであります。
③ キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金及び現金同等物は、前事業年度末に比べ341,602千円増加し、1,030,960千円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは415,472千円の収入(前期は409,984千円の収入)となりました。主な要因は、税引前当期純利益524,973千円、減価償却費18,734千円、契約負債の増加56,964千円、法人税等の支払額169,210千円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは35,065千円の支出(前期は10,060千円の支出)となりました。主な要因は、無形固定資産の取得による支出33,480千円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは38,805千円の支出(前期は85,221千円の支出)となりました。主な要因は、長期借入金の返済による支出26,796千円、配当金の支払額12,000千円であります。
④ 生産、受注及び販売の状況
a.生産実績
当社が提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、記載を省略しております。
b.受注実績
当社が提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、記載を省略しております。
c.販売実績
当事業年度における販売実績は次のとおりであります。なお、当社はSaaSソリューション事業の単一セグメントのため、セグメント別の記載はしておりません。
(注)主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、当該割合が100分の10未満であるため記載を省略しております。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。
① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたって、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りについては過去の実績や現状等を勘案し、合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる可能性があります。なお、当社では、当該仮定の下、主に固定資産の評価、繰延税金資産の見積り等の会計上の見積りについて継続的に検討を行っておりますが、現時点において翌事業年度以降の経営成績及び財政状態に及ぼす重要な影響は認識しておりません。
② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況」に含めて記載しています。
③ 財政状態の分析
財政状態の分析につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ② 財政状態の状況」に含めて記載しています。
④ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容
キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に含めて記載しております。
⑤ 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社は、事業運営上、必要な流動性と資金を安定的に確保することを基本方針としております。
主な資金需要は、SaaSソリューション事業にかかるシステム利用料、顧客獲得や認知度向上のためのWeb広告及び展示会出展費用、チャットボットシステム及びFAQシステムの継続的な開発投資、事業拡大に伴う人件費等であります。これらの資金需要につきましては、自己資金によることを基本としておりますが、必要に応じて、金融機関からの借入もしくはエクイティファイナンスで調達する方針であります。なお、当事業年度末における現金及び預金の残高は1,030,960千円、流動比率は219.9%であり、事業運営上十分な資金の流動性が確保されているものと認識しております。
⑥ 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社の事業に重要な影響を与える要因の詳細につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
⑦ 経営者の問題意識と今後の方針に関して
経営者の問題意識と今後の方針につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。
当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況(以下、「経営成績等」という。)は次のとおりであります。
① 経営成績の状況
当事業年度におけるわが国経済は、地政学的リスクや円安に伴うエネルギー資源・原材料価格の上昇、米国の政策動向、人手不足等の懸念が継続したものの、好調な企業業績や賃上げによる所得環境の改善を背景に、緩やかな回復基調で推移しました。
一方、生成AIをはじめとする先端技術が社会や経済活動に与える影響への関心が高まる中、企業においては、生産性の向上や人手不足への対応を目的としたDXの推進が進展しております。また、カスタマーサポート機能の高度化、自然言語処理技術の進歩及び生成AIとの連携拡大を背景として、チャットボットの導入が進んでおります。
このような状況のもと、当社は、「コミュニケーションによる感動を最大限に追求し、AIを駆使した全自動社会を最速で実現する」というミッションを掲げ、企業が抱える人手不足や、Webサイト訪問者及び従業員から寄せられる多様な問い合わせに迅速かつ的確に対応するニーズに応えるべく、チャットボットシステム及びFAQシステムを提供してまいりました。
その結果、当事業年度の売上高は1,221,129千円(前期比19.5%増)、営業利益は529,660千円(前期比43.4%増)、経常利益は524,973千円(前期比42.2%増)、当期純利益は346,688千円(前期比40.9%増)となりました。
なお、当社はSaaSソリューション事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
(売上高)
当社のチャットボットシステムは、従来のシナリオ型・ルールベース型に加え、生成AIを活用した生成AI型チャットボットを提供しておりましたが、当事業年度において、複数のAIエージェントを設定できる「AI AgentPlus」へリニューアルいたしました。これにより、AIに役割や専門性を付与し、設定・応対・改善までをAIが高度に支援することで、多様な顧客ニーズへの対応を実現しております。
また、FAQシステム「FAQPlus」についてもリニューアルを実施し、FAQ記事の作成・更新の自動化を進めるとともに、「AI AgentPlus」との連携を可能としました。これにより、「FAQPlus」と「AI AgentPlus」のナレッジを一元管理できる環境を構築し、運用負荷の軽減を実現するとともに、クロスセル推進及び解約率の改善に取り組んでおります。
加えて、顧客企業からの要望を踏まえたチャットボットシステムの機能改善及びセキュリティ強化を継続的に実施し、サービスの付加価値及び信頼性の向上に努めてまいりました。
従来のシナリオ型チャットボットは、あらかじめ設定した会話シナリオに沿って応対するため、利用者の質問意図と一致せず、目的の情報にたどり着けない場合があるという課題がありました。一方、「AI AgentPlus」は、利用者の質問意図を理解した柔軟な応対が可能であり、その利便性の高さを背景として導入が進んでおります。
また、生成AI活用に対する市場全体の関心の高まりを追い風として、展示会及びWebマーケティングによる販売活動に加え、無料トライアル及びオンボーディングを通じて得られた顧客のフィードバックを開発へ迅速に反映し、回答精度及びユーザビリティの向上に取り組んでまいりました。
その結果、当事業年度の売上高は1,221,129千円(前期比19.5%増)となり、2026年6月末時点のARRは1,214百万円(前期比12.7%増)となりました。なお、サービス別のARR及びアカウント数の推移は、以下のとおりであります。
サービス別ARRの推移 (単位:百万円)
| 2025年6月期 | 2026年6月期 | |||||||
| 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | |
| ChatPlus | 660 | 676 | 689 | 707 | 719 | 677 | 661 | 637 |
| AI AgentPlus | 193 | 265 | 313 | 346 | 417 | 462 | 498 | 534 |
| FAQPlus | 9 | 14 | 19 | 24 | 28 | 31 | 38 | 42 |
| ARR合計 | 864 | 956 | 1,022 | 1,077 | 1,165 | 1,171 | 1,198 | 1,214 |
サービス別アカウント数の推移 (単位:件)
| 2025年6月期 | 2026年6月期 | |||||||
| 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | |
| ChatPlus | 2,227 | 2,230 | 2,170 | 2,182 | 2,172 | 2,128 | 2,037 | 1,991 |
| AI AgentPlus | 84 | 108 | 128 | 136 | 161 | 175 | 197 | 211 |
| FAQPlus | 4 | 6 | 8 | 10 | 12 | 12 | 15 | 18 |
| 合計 | 2,315 | 2,344 | 2,306 | 2,328 | 2,345 | 2,315 | 2,249 | 2,220 |
(注) 複数サービスを利用している場合は、サービスごとにカウントしています。
「ChatPlus」については、主に下位プランの減少により、合計の件数は減少しています。一方、「AI AgentPlus」、「FAQPlus」の増加により、ARRは毎期増加傾向にあります。
サービス別ARPA(注)の推移 (単位:千円)
| 2025年6月期 | 2026年6月期 | |||||||
| 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | |
| ChatPlus | 296 | 303 | 317 | 324 | 331 | 318 | 325 | 320 |
| AI AgentPlus | 2,306 | 2,457 | 2,452 | 2,549 | 2,592 | 2,643 | 2,528 | 2,533 |
| FAQPlus | 2,400 | 2,400 | 2,400 | 2,400 | 2,400 | 2,600 | 2,605 | 2,360 |
| 平均 | 373 | 408 | 443 | 463 | 496 | 505 | 532 | 547 |
(注) 1アカウントあたりの年間収益(ARR ÷ アカウント数)
1アカウントあたりの年間収益が高い「AI AgentPlus」及び「FAQPlus」の件数の増加に伴い、平均ARPAが上昇しております。
Churnレート(注)の推移
| 2025年6月期 | 2026年6月期 | |||||||
| 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | |
| Churnレート | 2.0% | 1.8% | 1.9% | 1.8% | 1.8% | 1.8% | 1.9% | 2.1% |
(注) 四半期最終月の直近12カ月平均の月次Churnレート
月次Churnレート=当月解約件数÷(前月アカウント数合計+当月新規契約件数)
(売上原価、売上総利益)
売上原価は303,673千円(前期比15.2%増)となりました。これは主に売上高・利用量の増加に伴うシステム利用料の増加及び機能強化・機能追加に係る外注費の増加によるものであります。この結果、売上総利益は917,456千円(前期比21.0%増)となりました。
(販売費及び一般管理費、営業利益)
販売費及び一般管理費は387,796千円(前期比0.3%減)となりました。これは主に研究開発費が増加する一方で、のれん償却の終了等により販売費及び一般管理費が減少したことによるものであります。この結果、営業利益は529,660千円(前期比43.4%増)となりました。
(営業外収益、営業外費用、経常利益)
営業外収益は2,392千円(前期比45.5%増)となりました。これは主に受取利息の増加によるものであります。営業外費用は7,079千円(前期比262.7%増)となりました。これは主に為替差損及び上場関連費用の計上によるものであります。この結果、経常利益は524,973千円(前期比42.2%増)となりました。
(税引前当期純利益、当期純利益)
上記の結果、税引前当期純利益は524,973千円(前期比42.3%増)となりました。また、法人税等178,284千円を計上した結果、当期純利益は346,688千円(前期比40.9%増)となりました。
② 財政状態の状況
(資産)
当事業年度末における流動資産は1,116,746千円となり、前事業年度末に比べ354,634千円増加いたしました。これは主に当期純利益の計上により、現金及び預金が341,602千円増加したことによるものであります。当事業年度末における固定資産は201,475千円となり、前事業年度末に比べ9,793千円増加いたしました。これは、主に機能強化によりソフトウエアを29,819千円計上したものの、減価償却費を18,734千円計上したことによるものであります。
この結果、資産合計は1,318,222千円となり、前事業年度末に比べ364,427千円増加いたしました。
(負債)
当事業年度末における流動負債は507,727千円となり、前事業年度末に比べ44,981千円増加いたしました。これは主に1年内返済予定の長期借入金が10,812千円減少したものの、契約負債が56,964千円増加したことによるものであります。当事業年度末における固定負債は57,099千円となり、前事業年度末に比べ15,242千円減少いたしました。これは主に長期借入が15,984千円減少したことによるものであります。
この結果、負債合計は564,827千円となり、前事業年度末に比べ29,738千円増加いたしました。
(純資産)
当事業年度末における純資産は753,394千円となり、前事業年度末に比べ334,688千円増加いたしました。これは配当金を12,000千円支払ったものの、当期純利益の計上により利益剰余金が334,688千円増加したことによるものであります。
③ キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金及び現金同等物は、前事業年度末に比べ341,602千円増加し、1,030,960千円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは415,472千円の収入(前期は409,984千円の収入)となりました。主な要因は、税引前当期純利益524,973千円、減価償却費18,734千円、契約負債の増加56,964千円、法人税等の支払額169,210千円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは35,065千円の支出(前期は10,060千円の支出)となりました。主な要因は、無形固定資産の取得による支出33,480千円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは38,805千円の支出(前期は85,221千円の支出)となりました。主な要因は、長期借入金の返済による支出26,796千円、配当金の支払額12,000千円であります。
④ 生産、受注及び販売の状況
a.生産実績
当社が提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、記載を省略しております。
b.受注実績
当社が提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、記載を省略しております。
c.販売実績
当事業年度における販売実績は次のとおりであります。なお、当社はSaaSソリューション事業の単一セグメントのため、セグメント別の記載はしておりません。
| セグメントの名称 | 販売高(千円) | 前年同期比(%) |
| SaaSソリューション事業 | 1,221,129 | 19.5 |
(注)主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、当該割合が100分の10未満であるため記載を省略しております。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。
① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたって、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りについては過去の実績や現状等を勘案し、合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる可能性があります。なお、当社では、当該仮定の下、主に固定資産の評価、繰延税金資産の見積り等の会計上の見積りについて継続的に検討を行っておりますが、現時点において翌事業年度以降の経営成績及び財政状態に及ぼす重要な影響は認識しておりません。
② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況」に含めて記載しています。
③ 財政状態の分析
財政状態の分析につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ② 財政状態の状況」に含めて記載しています。
④ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容
キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に含めて記載しております。
⑤ 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社は、事業運営上、必要な流動性と資金を安定的に確保することを基本方針としております。
主な資金需要は、SaaSソリューション事業にかかるシステム利用料、顧客獲得や認知度向上のためのWeb広告及び展示会出展費用、チャットボットシステム及びFAQシステムの継続的な開発投資、事業拡大に伴う人件費等であります。これらの資金需要につきましては、自己資金によることを基本としておりますが、必要に応じて、金融機関からの借入もしくはエクイティファイナンスで調達する方針であります。なお、当事業年度末における現金及び預金の残高は1,030,960千円、流動比率は219.9%であり、事業運営上十分な資金の流動性が確保されているものと認識しております。
⑥ 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社の事業に重要な影響を与える要因の詳細につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
⑦ 経営者の問題意識と今後の方針に関して
経営者の問題意識と今後の方針につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。