四半期報告書-第7期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)

【提出】
2023/08/14 15:30
【資料】
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【項目】
35項目
10.金融商品の公正価値
(1) 公正価値のヒエラルキー
金融商品の公正価値のヒエラルキーは、次のとおり分類しております。
レベル1:活発な市場における相場価格により測定された公正価値
レベル2:レベル1に含まれる相場価格以外で、直接又は間接に観察可能なインプットにより測定された公正価値
レベル3:観察可能でないインプットを含む、評価技法を用いて測定された公正価値
公正価値ヒエラルキーのレベル間の振り替えは、連結会計年度の期首時点に発生したものとして認識しております。
(2) 公正価値の算定方法
金融資産及び金融負債の公正価値は、次のとおり算定しております。
(現金及び現金同等物、営業債権及びその他の債権、営業債務及びその他の債務)
短期で決済されるため公正価値は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっております。
(借入金)
短期借入金は、短期で決済されるため公正価値は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっております。
長期借入金は、元利金の合計額を同様の新規借入を行った場合に想定される利率で割り引いて算定する方法によっております。
(その他の金融資産、その他の金融負債)
その他の金融資産及び金融負債は、その将来キャッシュ・フローを見積り、その信用リスクを加味した割引率で現在価値に割り引いて公正価値を算定しております。
(株式及び出資金)
上場株式は、期末日の市場価格によって算定しております。
非上場株式及び出資金は、主として純資産に基づく評価技法(株式発行会社の純資産に基づき、公正価値により修正すべき事項がある場合は修正した金額により、企業価値を算定する方法)を用いて測定した価格により算定しております。
ただし、出資金のうち投資事業有限責任組合への出資については、主として非上場株式で構成される組合財産の公正価値を見積った上で、その持分相当額を公正価値として測定しております。
(3) 償却原価で測定される金融資産及び負債
償却原価で測定される金融資産及び負債の公正価値並びに要約四半期連結財政状態計算書における帳簿価額及び公正価値は、次のとおりであります。
なお、当該金融資産及び負債の帳簿価額が公正価値の合理的な近似値となっている場合には、開示を省略しております。
(単位:百万円)

前連結会計年度末
(2023年3月31日)
当第1四半期連結会計期間末
(2023年6月30日)
帳簿価額公正価値帳簿価額公正価値
償却原価で測定される資産
その他の金融資産76718682
償却原価で測定される負債
借入金17,58017,58018,77918,779
その他の金融負債7675191191

上記の公正価値測定は借入金を除き、レベル3に分類しております。レベル3の金融商品の公正価値は、将来キャッシュ・フローを見積り、その信用リスクを加味した割引率で現在価値に割り引いて算定しております。
借入金の公正価値測定はレベル2に分類しております。借入金は、すべて変動金利によるものであり、短期間で市場金利を反映しており、当社グループの信用状況も借入実行時と大きく変動していないことから帳簿価額は公正価値に近似しております。
(4) 公正価値で測定される金融資産
前連結会計年度末(2023年3月31日)
(単位:百万円)
レベル1レベル2レベル3合計
金融資産
純損益を通じて公正価値で測定する
金融資産
投資事業有限責任組合への出資--7070
その他の包括利益を通じて公正価値で
測定する資本性金融資産
株式及び出資金13-3043
合計13-100114

当第1四半期連結会計期間末(2023年6月30日)
(単位:百万円)
レベル1レベル2レベル3合計
金融資産
純損益を通じて公正価値で測定する
金融資産
投資事業有限責任組合への出資--7070
その他の包括利益を通じて公正価値で
測定する資本性金融資産
株式及び出資金14-3347
合計14-103118

レベル3に分類された金融商品の期首残高から期末残高への調整表は、次のとおりであります。
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間
(自2022年4月1日
至2022年6月30日)
当第1四半期連結累計期間
(自2023年4月1日
至2023年6月30日)
期首残高58100
利得及び損失合計23
その他の包括利益 (注)23
取得25-
処分△0-
その他--
期末残高86103

(注) その他の包括利益に含まれている利得及び損失は、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融資産に関するものであり、要約四半期連結包括利益計算書の「その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融資産」に含めております。
レベル3に分類されている金融資産は、主に出資金により構成されております。レベル3の金融資産に係る公正価値の測定は、関連する社内規程に従い実施しております。また、公正価値の測定結果については上位役職者のレビューを受けております。