有価証券報告書-第102期(2024/04/01-2025/03/31)

【提出】
2025/06/25 16:11
【資料】
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【項目】
169項目
(3)戦略
①気候変動リスクについて
当社グループでは、気候変動は事業基盤である海洋環境の変化や異常気象を引き起こし、当社グループや社会にさまざまな影響を及ぼすことから、重要な経営課題として認識しています。一方で、当社グループの事業は多様であるため、新たな事業機会の獲得にもつながると考えています。
2022年5月に「気候関連情報開示タスクフォース(TCFD)による提言」への賛同を表明した当社では、TCFD提言に沿って今後起こりうるさまざまな事象を想定し、対策を検討しています。その対象範囲は当社グループの事業全般であり、国際エネルギー機関(IEA)や国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)による複数のシナリオを参照し、気温上昇によるリスクおよび機会への対応策(緩和策・適応策)を検討しています。リスクおよび機会への対応策について、定期的に見直しを継続していきます。
<主なリスクと機会、対応策>
リスク・インパクト影響
時期
インパクト
の程度
機会対応策
移行リスク・炭素税上昇によるエネルギー関連コストや容器包装材コストの上昇中期・省エネ機器への転換促進、包装の仕様変更によるプラスチック使用量の削減促進・再生可能エネルギーへの切り替え
・漁獲規制の強化中期・養殖魚の需要増加・養殖事業の拡大、未利用魚の活用
・消費者の行動変化中期・認証水産物やエシカル商品等の需要増加・環境配慮商品の開発や認証水産物の取り扱い増加
物理的リスク・海洋環境の変化
(海水温上昇、
海水面上昇)
長期・海に依存しない水産物の生産・陸上養殖
・異常気象中期・保存性の高い商品の需要増・物流拠点の分散・見直し

(注)1 移行リスク:脱炭素社会への移行に伴う、法律や市場の変化に起因するリスク
2 物理的リスク:気候変動自体により発生する物理的事象が資産に損害を及ぼすリスク
3 影響時期:短期(2年以内)、中期(3-5年以内)、長期(6-20年)としました。
4 インパクトの程度:大(事業へのインパクト及び発生する可能性・頻度が大きいと想定)、中(中程度と想定)、小(小さいと想定)としました。
②人的資本について
当社グループにおける、人材の多様性を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針は、以下のとおりです。
当社グループでは、働きやすい職場環境づくりを進めることが仕事に対するモチベーションを高め、従業員が能力を発揮し、結果として生産性の向上や効率的な経営の実現、メンタルヘルスの不調の予防などにもつながると考えています。そのために、企業理念である「人間尊重」に基づいた施策や法令に則った制度の導入・整備を進めています。
主な戦略は以下のとおりです。
なお、連結グループに属する全ての会社についての記載が困難であるため、提出会社のものを記載しております。
ア.若手社員の育成
各階層別の教育・研修を実施し、将来を担う若手社員の育成に力を入れています。
特に、新入社員に対しては入社後、当社グループの複数の国内主力工場において約8ヵ月間の現場
研修を実施しています。
生産現場を体験しながら、様々な製造に関するプログラムを履行することで、製造への知見を深め
るだけでなく、原料を加工し付加価値を生み出す力を持てる社員を養成しています。
イ.主体的な学びのサポート
社員が自発的に学び、成長することをサポートするための通信教育講座を充実させています。
各講座の修了時に奨励金を支給するなどの支援制度を設け、積極的な受講を促す体制を整えていま
す。
また、海外事業の拡大を見据え、社員が自身の語学力を客観的に把握し、スキル向上への意欲を高
めることを目的として英語力試験の団体受験を社内で実施しています。
ウ.女性活躍の推進
女性活躍の推進については、「女性管理職比率の向上」、「女性が働きやすい環境の整備」、「人材育成」を目指し、将来の女性リーダー候補を対象とした研修や座談会の実施、ジョブローテーションによる幅広いキャリアの蓄積とモチベーションの向上、育児等で一時退職した従業員を再雇用するキャリアリターン制度の導入等、様々な施策に取り組んでいます。
また、産休・育休中の社員に対しては、社内報を送付するほか、社内規則や組織の改正などの社内情報をスマートフォンで手軽に確認できるイントラネットを設置し、スムーズな職場復帰に向けた支援を行っています。
エ.男性の家事・育児への積極的な参画
男性の家事・育児への積極的な参画に向け、社内報等での啓発を通じて、男性が育休を取得しやすい職場環境づくりにも取り組んでいます。

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