有価証券報告書-第90期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)

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2019/06/28 11:26
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「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を当連結会計年度の期首から適用しており、財政状態の状況については、当該会計基準を遡って適用した後の数値で前連結会計年度との比較・分析を行っている。
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりである。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用の改善、個人消費の持ち直し、設備投資の増加など、景気は緩やかに回復している。
建設業界においては、公共投資の底堅い動きや、建設需要の緩やかな増加が見られる一方、慢性的な技能労働者不足、資機材価格の高止まりなど、予断を許さない事業環境が続いている。
このような経済情勢の中で、当連結会計年度の業績は、以下のとおりとなった。
連結売上高については、前連結会計年度比0.1%増の924億71百万円となった。
利益については、営業利益は前連結会計年度比5.7%減の47億90百万円、経常利益は同4.6%減の51億47百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同2.2%増の36億96百万円となった。
セグメントごとの経営成績は以下のとおりである。
(建設事業)
完成工事高については、前連結会計年度比1.0%減の899億1百万円となった。利益については、完成工事総利益率の低下によりセグメント利益(営業利益)は同10.9%減の48億41百万円となった。
(不動産事業等)
不動産事業等売上高は、連結子会社における開発型不動産売上の増加により、前連結会計年度比64.1%増の25億69百万円となった。利益については売上高の増加により、セグメント利益(営業利益)は同15.2%増の7億6百万円となった。
当連結会計年度末における資産合計は、有価証券が9億93百万円増加する一方、現金預金が45億38百万円、受取手形・完成工事未収入金等が37億25百万円及び投資有価証券が10億28百万円減少したこと等により前連結会計年度末に比べ10.1%減の707億74百万円となった。
負債合計は、支払手形・工事未払金等が85億86百万円及び未成工事受入金が18億16百万円減少したこと等により、前連結会計年度末に比べ23.8%減の324億48百万円となった。
純資産合計は、その他有価証券評価差額金が7億27百万円、利益剰余金が配当金の支払により7億63百万円減少する一方、親会社株主に帰属する当期純利益の計上により36億96百万円増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ6.1%増の383億26百万円となった。
これにより当連結会計年度末の自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ8.3ポイント向上し54.2%となった。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の主な増減状況については、営業活動による資金の減少が19億53百万円(前連結会計年度は49億51百万円の増加)、投資活動による資金の減少が18億8百万円(前連結会計年度は17億49百万円の減少)、財務活動による資金の減少が7億76百万円(前連結会計年度は7億43百万円の減少)となり、これにより資金は前連結会計年度末に比べ45億38百万円減少(前連結会計年度は24億58百万円の増加)し、230億73百万円(前連結会計年度末は276億12百万円)となった。
各活動における主な増減の内訳については、次のとおりである。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金は、税金等調整前当期純利益54億2百万円を計上、売上債権の減少及び未払消費税の増加により44億10百万円増加する一方、仕入債務及び未成工事受入金の減少、法人税等の支払いによる減少により127億69百万円減少し、営業活動による資金は19億53百万円の減少となった。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金は、有形固定資産の取得による支出及び有価証券及び投資有価証券の取得による支出等により18億8百万円の減少となった。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金は、配当金の支払による減少等により7億76百万円の減少となった。
③ 生産、受注及び販売の実績
a.受注実績
セグメントの名称前連結会計年度
(自 2017年4月1日
至 2018年3月31日)
(百万円)
当連結会計年度
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
(百万円)
建設事業97,899
100,555(2.7%増)

(注) 1 建設事業以外の受注高については、当社グループ各社の受注概念が異なるため記載していない。
2 セグメント間の取引については相殺消去している。
b. 売上実績
セグメントの名称前連結会計年度
(自 2017年4月1日
至 2018年3月31日)
(百万円)
当連結会計年度
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
(百万円)
建設事業90,778
89,901(1.0%減)
不動産事業等1,565
2,569(64.1%増)
合計92,344
92,471(0.1%増)

(注) 1 セグメント間の取引については相殺消去している。
2 当社グループでは生産実績を定義することが困難であるため「生産の状況」は記載していない。
3 前連結会計年度及び当連結会計年度において、売上高総額に対する割合が100分の10以上の相手先はない。
なお、参考のため提出会社個別の事業の状況は次のとおりである。
a. 受注高、売上高及び次期繰越高
期別種類別前期繰越高
(百万円)
当期受注高
(百万円)

(百万円)
当期売上高
(百万円)
次期繰越高
(百万円)
前事業年度
(自 2017年
4月1日
至 2018年
3月31日)
建設事業建築工事82,81495,284178,09889,05489,044
土木工事9571,7352,6931,3521,340
83,77197,020180,79290,40690,385
不動産事業等4401,4081,8481,305543
合計84,21198,428182,64091,71290,928
当事業年度
(自 2018年
4月1日
至 2019年
3月31日)
建設事業建築工事89,04498,003187,04886,878100,169
土木工事1,3402,2293,5701,8711,698
90,385100,233190,61888,750101,868
不動産事業等5431,5932,1361,377759
合計90,928101,827192,75590,128102,627

(注) 1 前事業年度以前に受注したもので、契約の変更により契約金額に増減のあるものについては、当期受注高にその増減額を含む。したがって、当期売上高にもかかる増減額が含まれる。
2 次期繰越高は(前期繰越高+当期受注高-当期売上高)である。
b. 受注工事高の受注方法別比率
工事受注方法は、特命と競争に大別される。
期別区分特命(%)競争(%)計(%)
前事業年度
(自 2017年4月1日
至 2018年3月31日)
建築工事7.292.8100
土木工事0.499.6100
当事業年度
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
建築工事16.583.5100
土木工事3.796.3100

(注) 百分比は請負金額比である。
c. 売上高
期別区分官公庁(百万円)民間(百万円)計(百万円)
前事業年度
(自 2017年4月1日
至 2018年3月31日)
建設事業建築工事10,51078,54389,054
土木工事1,342101,352
11,85278,55490,406
不動産事業等-1,3051,305
合計11,85279,85991,712
当事業年度
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
建設事業建築工事9,30877,56986,878
土木工事1,816551,871
11,12477,62588,750
不動産事業等-1,3771,377
合計11,12479,00390,128

(注) 1 完成工事のうち主なものは、次のとおりである。
前事業年度
法務省国際法務総合センター(仮称)B工区新営(建築)工事
日本郵便㈱新群馬郵便処理施設(仮称)新築工事
名古屋市名古屋城本丸御殿復元工事

当事業年度
学校法人学習院学習院女子中等科・高等科 総合体育館改築工事
大田区大田区立志茂田小学校及び大田区立志茂田中学校ほか3施設改築その他工事(Ⅱ期)
独立行政法人国立病院機構富山病院独立行政法人国立病院機構富山病院 外来診療棟等建替整備工事(二期工事)(建築)

2 前事業年度及び当事業年度ともに売上高総額に対する割合が100分の10以上の相手先はない。
d. 次期繰越高(2019年3月31日現在)
区分官公庁(百万円)民間(百万円)計(百万円)
建設事業建築工事15,75784,412100,169
土木工事1,672261,698
17,42984,438101,868
不動産事業等-759759
合計17,42985,197102,627

(注) 次期繰越工事のうち主なものは、次のとおりである。
中央区中央区立阪本小学校改築及び阪本こども園(仮称)整備工事(建築工事)2020年2月完成予定
学校法人神奈川大学(仮称)神奈川大学新国際学生寮建設工事2019年7月
東京都都立府中東高等学校(30)校舎棟ほか改築工事2020年6月


(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりである。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものである。
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されている。この連結財務諸表の作成にあたり、過去の実績や連結決算日現在の状況を踏まえた合理的な要因に基づき見積りを行っている。これらの見積りには特有の不確実性を伴うため、実際の結果と異なることがある。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度比0.1%増の924億71百万円となった。その内訳は建設事業は同1.0%減の899億1百万円、不動産事業等は連結子会社における販売用不動産の売却が増加したこと等により同64.1%増の25億69百万円となり、売上高の97.2%を建設事業が占めている。
利益面については、完成工事総利益率の低下により完成工事総利益は前連結会計年度比5.1%減の79億80百万円となり、不動産事業等総利益は連結子会社における開発型不動産売上の増加により同34.7%増の9億41百万円となったこと等により、営業利益は同5.7%減の47億90百万円となった。また、経常利益は同4.6%減の51億47百万円となった。これらの結果、親会社株主に帰属する当期純利益は同2.2%増の36億96百万円となった。また1株当たり当期純利益は121円10銭、自己資本利益率は9.9%となった。
建設事業における受注競争は厳しさを増している。また、少子高齢化による人手不足も顕著となっている。これらの課題に対し、当社グループはICTの積極的な活用のため、ICT推進室を中心に調査、研究、教育等を進めており、生産性を向上させ競争力を高めるよう対応している。
当連結会計年度末における資産合計は、有価証券が9億93百万円増加する一方、現金預金が45億38百万円、受取手形・完成工事未収入金等が37億25百万円及び投資有価証券が10億28百万円減少したこと等により前連結会計年度末に比べ10.1%減の707億74百万円となった。
負債合計は、支払手形・工事未払金等が85億86百万円及び未成工事受入金が18億16百万円減少したこと等により、前連結会計年度末に比べ23.8%減の324億48百万円となった。
純資産合計は、その他有価証券評価差額金が7億27百万円、利益剰余金が配当金の支払により7億63百万円減少する一方、親会社株主に帰属する当期純利益の計上により36億96百万円増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ6.1%増の383億26百万円となった。
これにより当連結会計年度末の自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ8.3ポイント向上し54.2%となった。
当連結会計年度における資金状況は、営業活動によるキャッシュ・フローでは、19億53百万円の減少となった。その主な要因としては、税金等調整前当期純利益54億2百万円を計上、売上債権の減少及び未払消費税の増加により44億10百万円増加する一方、仕入債務及び未成工事受入金の減少、法人税等の支払いによる減少により127億69百万円減少したこと等による。
投資活動によるキャッシュ・フローでは、18億8百万円の減少となった。その主な要因としては、有形固定資産の取得による支出及び有価証券及び投資有価証券の取得による支出等による。
財務活動によるキャッシュ・フローでは、7億76百万円の減少となった。その主な要因としては、配当金の支払による減少等による。
以上により、現金及び現金同等物の期末残高は、45億38百万円減少し、230億73百万円となった。
当社グループの資本の財源及び資金の流動性につき、運転資金のうち主となるものは、工事施工に伴う材料費、外注費等の営業費用であり、これらを主に手元のキャッシュ及び営業活動によるキャッシュ・フローにより賄っている。また、安定的かつ機動的な資金調達基盤を確保するため、取引銀行5行と総額60億円のコミットライン契約を結んでいる。


セグメントのごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりである。
(建設事業)
完成工事高については、前連結会計年度比1.0%減の899億1百万円となった。利益については、完成工事総利益率の低下によりセグメント利益(営業利益)は同10.9%減の48億41百万円となった。
資産については、完成工事未収入金等の減少等によりセグメント資産は前連結会計年度末に比べ15.8%減の232億45百万円となった。
(不動産事業等)
不動産事業等売上高は、連結子会社における開発型不動産売上の増加により、前連結会計年度比64.1%増の25億69百万円となった。利益については売上高の増加により、セグメント利益(営業利益)は同15.2%増の7億6百万円となった。
資産については、販売用不動産の減少等によりセグメント資産は前連結会計年度末に比べ0.5%減の122億93百万円となった。
(注)「第2 事業の状況」3「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」における各項目の記載金額には、消費税等に相当する額は含まれていない。

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