有価証券報告書-第77期(令和2年7月1日-令和3年6月30日)
22.従業員給付
当社および連結子会社は、確定給付型の制度として、積立型および非積立型の確定給付年金制度および退職一時金制度を設けております。また、従業員の退職等に際して割増退職金を支払う場合があります。なお、これらの年金制度は、一般的な投資リスク、利率リスク、インフレリスク等に晒されていますが、重要性はないものと判断しております。
積立型の確定給付制度は、当社グループと法的に分離された年金基金により運用されております。年金基金の理事会および年金運用受託機関は、制度加入者の利益を最優先にして行動することが法令により求められており、所定の方針に基づき制度資産の運用を行う責任を負っております。なお、企業年金基金は関連当事者に該当いたします。
(1) 確定給付制度
① 確定給付制度債務及び制度資産の調整表
確定給付制度債務および制度資産と連結財政状態計算書に計上された確定給付負債(資産)の純額との関係は以下のとおりであります。
② 確定給付制度債務の現在価値の調整表
確定給付制度債務の現在価値の増減は以下のとおりであります。
確定給付制度債務の加重平均デュレーションは、移行日、前連結会計年度および当連結会計年度においてそれぞれ9.4年、9.1年および8.9年であります
③ 制度資産の公正価値の調整表
制度資産の公正価値の増減は以下のとおりであります。
当社グループは、翌連結会計年度(2022年6月期)に1,184百万円の掛金を制度資産に拠出する予定であります。
④ 制度資産の項目ごとの内訳
制度資産の主な項目ごとの内訳は以下のとおりであります。
当社グループの制度資産の大部分は合同運用ファンドを通じて運用されており、活発な市場における公表市場価格がないものに分類しております。合同運用ファンドについては、企業年金基金規約に従い主に活発な市場に上場している株式、および債券等に適切に分散投資しております。生保一般勘定は、生命保険会社が主として元本と利息を保証している一般勘定において年金資産を運用しているものです。
制度資産の運用方針は、社内規定に従い、将来にわたる確定給付制度債務の支払を確実に行うために、中長期的に安定的な収益を確保することを目的としております。具体的には、許容リスクの範囲内で目標収益率および投資資産の構成割合を設定し、その割合を維持することにより運用を行います。資産構成割合の見直し時には、市場環境によるリスクを考慮のうえ許容リスクの範囲内で、検討を行っております。
⑤ 資産上限額の影響の調整表
資産上限額の影響の増減は以下のとおりであります。
⑥ 主な数理計算上の仮定
数理計算に用いた主な仮定は以下のとおりであります。
⑦ 感応度分析
数理計算に用いた割引率が0.5%変動した場合に、確定給付制度債務の現在価値に与える影響は以下のとおりであります。この分析は、他のすべての変数が一定であると仮定していますが、実際には他の仮定の変化が感応度分析に影響する可能性があります。
⑧ 複数事業主制度
当社および国内子会社は、確定給付制度に分類される複数事業主制度である建設コンサルタンツ企業年金基金(総合設立)(以下「同基金」という。)に加入しております。
同基金が解散した場合または同基金から脱退する場合、未積立額を解散時あるいは脱退時特別掛金として拠出することが求められる可能性があります。
複数事業主制度である同基金に加入することによるリスクは、単独の事業主制度のものと比較して、当社および国内子会社が基金に拠出した資産が他の事業主の従業員への給付に利用される可能性があること、当社および国内子会社が積立不足の状態にある基金から脱退する場合に特定の債務を負う可能性があるといった点等で違いがあります。
当該制度に関しては、参加企業において発生した事象の影響が、他の参加企業の制度資産および費用の分配額に影響を及ぼすため、自社の拠出に対応する年金資産の額を合理的に計算することができません。従って、確定給付型年金制度の会計処理を行うための十分な情報を入手できないため、確定拠出型年金制度と同様に拠出額を退職給付として費用計上しております。
直近の財政決算報告書による同基金の財政状態は以下のとおりであります。
上記の差引額の主な要因は年金財政計算上の過去勤務債務残高および別途積立金ならびに繰越不足金であります。過去勤務債務残高については負債を計上しております。また、繰越不足金については、年金財政計算上の財政再計算に基づき必要に応じて特別掛金率を引き上げる等の方法により処理されることになります。
なお、上記の掛金拠出割合は当社および国内子会社が拠出した掛金総額を同基金全体の掛金総額で除して算出したものであり、当社および一部の子会社の実際の負担割合とは一致しておりません。
また、当社および一部の子会社は翌連結会計年度に512百万円の掛金を拠出する予定であります。
(2) 確定拠出制度
確定拠出制度に関して費用として認識された金額は、前連結会計年度が2,085百万円、当連結会計年度が2,163百万円であります。
(3) 従業員給付費用
前連結会計年度および当連結会計年度における連結損益計算書の「売上原価」および「販売費及び一般管理費」に含まれる従業員給付費用の合計額は、それぞれ48,171百万円および51,278百万円であります。
当社および連結子会社は、確定給付型の制度として、積立型および非積立型の確定給付年金制度および退職一時金制度を設けております。また、従業員の退職等に際して割増退職金を支払う場合があります。なお、これらの年金制度は、一般的な投資リスク、利率リスク、インフレリスク等に晒されていますが、重要性はないものと判断しております。
積立型の確定給付制度は、当社グループと法的に分離された年金基金により運用されております。年金基金の理事会および年金運用受託機関は、制度加入者の利益を最優先にして行動することが法令により求められており、所定の方針に基づき制度資産の運用を行う責任を負っております。なお、企業年金基金は関連当事者に該当いたします。
(1) 確定給付制度
① 確定給付制度債務及び制度資産の調整表
確定給付制度債務および制度資産と連結財政状態計算書に計上された確定給付負債(資産)の純額との関係は以下のとおりであります。
| 移行日 (2019年7月1日) | 前連結会計年度 (2020年6月30日) | 当連結会計年度 (2021年6月30日) | |||
| 百万円 | 百万円 | 百万円 | |||
| 積立型の確定給付制度 債務の現在価値 | 13,404 | 13,533 | 14,258 | ||
| 制度資産の公正価値 | △16,661 | △17,318 | △20,253 | ||
| 小計 | △3,257 | △3,784 | △5,994 | ||
| 非積立型の確定給付制度 債務の現在価値 | 3,944 | 3,932 | 3,828 | ||
| 資産上限額の影響 | - | - | 1,635 | ||
| 確定給付負債(資産)の純額 | 687 | 147 | △530 | ||
| 連結財政状態計算書上の 金額 | |||||
| 退職給付に係る負債 | 3,967 | 3,965 | 3,861 | ||
| 退職給付に係る資産 | △3,279 | △3,817 | △4,391 | ||
| 連結財政状態計算書に 計上された確定給付負債 (資産)の純額 | 687 | 147 | △530 | ||
② 確定給付制度債務の現在価値の調整表
確定給付制度債務の現在価値の増減は以下のとおりであります。
| 前連結会計年度 (自 2019年7月1日 至 2020年6月30日) | 当連結会計年度 (自 2020年7月1日 至 2021年6月30日) | ||
| 百万円 | 百万円 | ||
| 確定給付制度債務の現在価値の期首残高 | 17,349 | 17,465 | |
| 当期勤務費用 | 1,302 | 1,336 | |
| 利息費用 | 55 | 78 | |
| 再測定 | △193 | 144 | |
| 人口統計上の仮定の変化により生じた数理計算上の 差異 | - | - | |
| 財務上の仮定の変化により生じた数理計算上の差異 | △202 | 51 | |
| 実績の修正により生じた数理計算上の差異 | 9 | 92 | |
| 給付支払額 | △1,050 | △942 | |
| その他 | 2 | 4 | |
| 確定給付制度債務の現在価値の期末残高 | 17,465 | 18,087 | |
確定給付制度債務の加重平均デュレーションは、移行日、前連結会計年度および当連結会計年度においてそれぞれ9.4年、9.1年および8.9年であります
③ 制度資産の公正価値の調整表
制度資産の公正価値の増減は以下のとおりであります。
| 前連結会計年度 (自 2019年7月1日 至 2020年6月30日) | 当連結会計年度 (自 2020年7月1日 至 2021年6月30日) | ||
| 百万円 | 百万円 | ||
| 制度資産の公正価値の期首残高 | 16,661 | 17,318 | |
| 利息収益 | 51 | 84 | |
| 再測定 | 283 | 2,347 | |
| 制度資産に係る収益 | 283 | 2,347 | |
| 事業主からの拠出金 | 1,083 | 1,130 | |
| 給付支払額 | △763 | △630 | |
| その他 | 1 | 3 | |
| 制度資産の公正価値の期末残高 | 17,318 | 20,253 | |
当社グループは、翌連結会計年度(2022年6月期)に1,184百万円の掛金を制度資産に拠出する予定であります。
④ 制度資産の項目ごとの内訳
制度資産の主な項目ごとの内訳は以下のとおりであります。
| 移行日 (2019年7月1日) | 前連結会計年度 (2020年6月30日) | 当連結会計年度 (2021年6月30日) | |||
| 百万円 | 百万円 | 百万円 | |||
| 現金及び現金同等物 | 1 | 10 | 0 | ||
| 資本性金融商品 | 6,878 | 6,925 | 8,936 | ||
| 国内株式 | 3,405 | 3,281 | 4,651 | ||
| 外国株式 | 3,472 | 3,644 | 4,285 | ||
| 負債性金融商品 | 6,084 | 6,362 | 7,058 | ||
| 国内債券 | 4,235 | 4,434 | 5,264 | ||
| 外国債券 | 1,849 | 1,927 | 1,794 | ||
| 生保一般勘定 | 3,296 | 3,477 | 3,769 | ||
| その他 | 401 | 542 | 488 | ||
| 合計 | 16,661 | 17,318 | 20,253 | ||
当社グループの制度資産の大部分は合同運用ファンドを通じて運用されており、活発な市場における公表市場価格がないものに分類しております。合同運用ファンドについては、企業年金基金規約に従い主に活発な市場に上場している株式、および債券等に適切に分散投資しております。生保一般勘定は、生命保険会社が主として元本と利息を保証している一般勘定において年金資産を運用しているものです。
制度資産の運用方針は、社内規定に従い、将来にわたる確定給付制度債務の支払を確実に行うために、中長期的に安定的な収益を確保することを目的としております。具体的には、許容リスクの範囲内で目標収益率および投資資産の構成割合を設定し、その割合を維持することにより運用を行います。資産構成割合の見直し時には、市場環境によるリスクを考慮のうえ許容リスクの範囲内で、検討を行っております。
⑤ 資産上限額の影響の調整表
資産上限額の影響の増減は以下のとおりであります。
| 前連結会計年度 (自 2019年7月1日 至 2020年6月30日) | 当連結会計年度 (自 2020年7月1日 至 2021年6月30日) | ||
| 百万円 | 百万円 | ||
| 資産上限額の影響の期首残高 | - | - | |
| 利息収益の制限 | - | - | |
| 再測定 | - | 1,635 | |
| 資産上限額の影響の変動 | - | 1,635 | |
| 資産上限額の影響の期末残高 | - | 1,635 | |
⑥ 主な数理計算上の仮定
数理計算に用いた主な仮定は以下のとおりであります。
| 移行日 (2019年7月1日) | 前連結会計年度 (2020年6月30日) | 当連結会計年度 (2021年6月30日) | |||
| % | % | % | |||
| 割引率 | 0.34 | 0.47 | 0.44 | ||
⑦ 感応度分析
数理計算に用いた割引率が0.5%変動した場合に、確定給付制度債務の現在価値に与える影響は以下のとおりであります。この分析は、他のすべての変数が一定であると仮定していますが、実際には他の仮定の変化が感応度分析に影響する可能性があります。
| 移行日 (2019年7月1日) | 前連結会計年度 (2020年6月30日) | 当連結会計年度 (2021年6月30日) | |||
| 百万円 | 百万円 | 百万円 | |||
| 割引率が0.5%上昇した 場合 | △730 | △720 | △725 | ||
| 割引率が0.5%低下した 場合 | 787 | 776 | 782 | ||
⑧ 複数事業主制度
当社および国内子会社は、確定給付制度に分類される複数事業主制度である建設コンサルタンツ企業年金基金(総合設立)(以下「同基金」という。)に加入しております。
同基金が解散した場合または同基金から脱退する場合、未積立額を解散時あるいは脱退時特別掛金として拠出することが求められる可能性があります。
複数事業主制度である同基金に加入することによるリスクは、単独の事業主制度のものと比較して、当社および国内子会社が基金に拠出した資産が他の事業主の従業員への給付に利用される可能性があること、当社および国内子会社が積立不足の状態にある基金から脱退する場合に特定の債務を負う可能性があるといった点等で違いがあります。
当該制度に関しては、参加企業において発生した事象の影響が、他の参加企業の制度資産および費用の分配額に影響を及ぼすため、自社の拠出に対応する年金資産の額を合理的に計算することができません。従って、確定給付型年金制度の会計処理を行うための十分な情報を入手できないため、確定拠出型年金制度と同様に拠出額を退職給付として費用計上しております。
直近の財政決算報告書による同基金の財政状態は以下のとおりであります。
| 移行日 (2019年7月1日) | 前連結会計年度 (2020年6月30日) | 当連結会計年度 (2021年6月30日) | |||
| 百万円 | 百万円 | 百万円 | |||
| 年金資産の額 | 79,656 | 81,513 | 82,462 | ||
| 年金財政計算上の数理債務の額と最低積立準備金の 額との合計額 | 63,109 | 63,462 | 63,733 | ||
| 差引額 | 16,547 | 18,051 | 18,729 | ||
| 制度全体に占める当社 および国内子会社の掛金 拠出割合 | 13.50% | 13.59% | 13.83% | ||
| (2019年3月末時点) | (2020年3月末時点) | (2021年3月末時点) | |||
上記の差引額の主な要因は年金財政計算上の過去勤務債務残高および別途積立金ならびに繰越不足金であります。過去勤務債務残高については負債を計上しております。また、繰越不足金については、年金財政計算上の財政再計算に基づき必要に応じて特別掛金率を引き上げる等の方法により処理されることになります。
なお、上記の掛金拠出割合は当社および国内子会社が拠出した掛金総額を同基金全体の掛金総額で除して算出したものであり、当社および一部の子会社の実際の負担割合とは一致しておりません。
また、当社および一部の子会社は翌連結会計年度に512百万円の掛金を拠出する予定であります。
(2) 確定拠出制度
確定拠出制度に関して費用として認識された金額は、前連結会計年度が2,085百万円、当連結会計年度が2,163百万円であります。
(3) 従業員給付費用
前連結会計年度および当連結会計年度における連結損益計算書の「売上原価」および「販売費及び一般管理費」に含まれる従業員給付費用の合計額は、それぞれ48,171百万円および51,278百万円であります。