訂正有価証券報告書-第70期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)

【提出】
2020/07/06 15:52
【資料】
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【項目】
174項目
(追加情報)
(取締役及び執行役員に対する業績連動型株式報酬制度)
1 取引の概要
当社は、取締役及び執行役員(以下「取締役等」という。)を対象に業績連動型株式報酬制度「株式給付信託(BBT(=Board Benefit Trust))」(以下「本制度」という。)を2017年度から導入している。本制度は、取締役等の報酬と当社の業績及び株式価値との連動性をより明確にし、取締役等が株価上昇によるメリットのみならず、株価下落リスクまでも株主の皆様と共有することで、中長期的な業績の向上と企業価値の増大に貢献する意識を高めることを目的としている。
本制度は、当社が拠出する金銭を原資として当社株式が本制度に基づき設定される信託(以下「本信託」という。)を通じて取得され、取締役等に対して、当社が定める役員株式給付規程に従って、当社株式及び当社株式を時価で換算した金額相当の金銭(以下「当社株式等」という。)が本信託を通じて給付される業績連動型株式報酬制度である。なお、取締役等が当社株式等の給付を受ける時期は、原則として取締役等の退任時となる。
2 信託に残存する当社の株式
信託に残存する当社株式を、信託における帳簿価額(付随費用の金額を除く。)により、純資産の部に自己株式として計上している。当該自己株式の帳簿価額及び株式数は、前連結会計年度292百万円(445,300株)、当連結会計年度282百万円(430,500株)である。
(新型コロナウィルス感染拡大に伴う会計上の見積りについて)
建設業を取り巻く事業環境は、新型コロナウィルス感染症拡大の影響により世界経済は急速に落ち込んでおり、先行きは不透明な状況が当面続くものと予想される。
このような状況の中、当社グループにおいては、シンガポールをはじめとする東南アジアの一部ならびにアフリカにおいて、外出禁止命令等により、複数工事の中断を余儀なくされる等の影響が生じている。
新型コロナウィルス感染症の影響については、今後の拡がり方や収束時期等について統一的な見解はないため、予測困難である。当社グループにおいては、短期的には新型コロナウィルス感染症の影響は避けられないものの、中長期的には国内外で引き続き堅調な建設需要が期待されるとの想定の下、海外において一時工事中断の影響を織り込みつつ、国内においては手持工事が概ね順調に進捗していることを考慮し、工事進行基準適用工事等に関する会計上の見積りを行っている。
なお、新型コロナウィルス感染症拡大による経済活動への影響については不確定要素が多く、上記の仮定に状況変化が生じた場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に少なからず影響を及ぼす可能性がある。