(1) 財政状態
(資産の部)
当連結会計年度の資産の部は、売上債権の増加等により1兆4,501億円余となり、前連結会計年度末に比べ1,321億円余増加(10.0%増)した。
(負債の部)
当連結会計年度の負債の部は、仕入債務の増加等により7,981億円余となり、前連結会計年度末に比べ465億円余増加(6.2%増)した。
(純資産の部)
当連結会計年度の純資産の部は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上による利益剰余金の増加等により6,520億円余となり、前連結会計年度末に比べ855億円余増加(15.1%増)した。
(2) 経営成績
(売上高)
当連結会計年度の売上高は1兆2,959億円余と、前連結会計年度に比べ793億円余増加(6.5%増)した。この内訳は建設事業の売上高が1兆1,934億円余(前連結会計年度比8.0%増)、開発事業及びその他の合計である開発事業等売上高が1,024億円余(前連結会計年度比8.2%減)である。
(売上総利益)
当連結会計年度の売上総利益は1,808億円余と、前連結会計年度に比べ218億円余増加(13.7%増)し、売上総利益率は14.0%となり、前連結会計年度に比べ0.9ポイント増加した。
(販売費及び一般管理費)
当連結会計年度の販売費及び一般管理費は728億円余と、前連結会計年度に比べ52億円余増加(7.7%増)した。
(営業利益)
当連結会計年度の営業利益は1,079億円余と、前連結会計年度に比べ166億円余増加(18.2%増)した。この結果、当連結会計年度の売上高営業利益率は8.3%となり、前連結会計年度に比べ0.8ポイント増加した。
(営業外損益)
当連結会計年度の営業外損益は、受取配当金の増加等により73億円余となり、前連結会計年度に比べ51億円余増加した。このうち金融収支は67億円余の収入超過であり、前連結会計年度に比べ9億円余増加(16.8%増)した。
(経常利益)
当連結会計年度の経常利益は1,153億円余と、前連結会計年度に比べ217億円余増加(23.2%増)した。この結果、当連結会計年度の売上高経常利益率は8.9%となり、前連結会計年度に比べ1.2ポイント増加した。
(特別損益)
当連結会計年度の特別損益は、固定資産売却益等を特別利益に計上したものの、完成工事補償引当金繰入額等を特別損失に計上したことにより△70億円余となり、前連結会計年度に比べ33億円余悪化した。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は757億円余と、前連結会計年度に比べ143億円余増加(23.3%増)した。この結果、当連結会計年度の売上高当期純利益率は5.8%となり、前連結会計年度に比べ0.8ポイント増加した。
(3) キャッシュ・フローの状況
キャッシュ・フローの状況については、「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載している。