有価証券報告書-第85期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)

【提出】
2018/06/28 13:57
【資料】
PDFをみる
【項目】
103項目
(1) 経営成績等の状況の概要
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用・所得環境に改善が見られ、緩やかな回復基調で推移しました。先行きについては、政府の各種政策の効果により堅調に推移することが見込まれる一方、不安定な国際情勢や保護貿易主義の高まりを背景とした金融資本市場の動向に引き続き留意する必要があります。
このような環境の中で、当社グループはお客様のおなかの健康に貢献する「おなかにやさしい会社」を目標に、砂糖事業及びバイオ事業の計画達成に向けて全力で取り組んで参りました結果、経営成績は以下のとおりとなりました。
a. 砂糖事業
海外粗糖市況は、ニューヨーク市場粗糖先物相場(当限、1ポンド当たり)において16.93セントで始まり、直後に17.18セントの高値をつけましたが、世界的な需給緩和見通しの拡大を受けて6月下旬には12セント半ばまで下落しました。その後は13セントから15セント台の範囲で推移しましたが、1月以降は主要生産国インドでの産糖量の上方修正など更なる供給余剰見通しによって下げ基調が鮮明となり、3月下旬に2年半振りとなる12.18セントの安値を記録し、12.35セントで当期を終了しました。
国内市中価格(日本経済新聞掲載、上白糖大袋1kg当たり)は、期初195円~196円で始まりましたが、粗糖先物相場の下落を受けて7月中旬に189円~190円に値を下げ、同水準のまま当期を終了しました。
精糖及びその他糖類などの国内販売は、業務用製品は大手ユーザー向けを始めとして底堅く実績を確保しましたが、家庭用製品は需要の減少傾向により伸び悩み、売上高は前年同期を下回りました。
この結果、当期における砂糖事業全体の売上高は24,981百万円(前連結会計年度比1.7%減)、セグメント利益は1,665百万円(前連結会計年度比19.8%増)となりました。
b. バイオ事業
オリゴ糖部門は、腸内環境改善効果を有する「オリゴのおかげ」シリーズ商品の拡販に向け、積極的な販売を展開いたしました。主要特約店との拡販キャンペーンや主力量販店への販売促進活動の実施に加え、テレビやラジオCM等各種媒体を利用した広告宣伝、イベントへの協賛や雑誌との連動企画等による一般消費者への訴求に努め、一部アイテムは前年同期を上回る実績を収めたものの、オリゴ糖部門全体の売上高は前年同期を下回りました。
サイクロデキストリン部門は、食品及び非食品への拡販に努めましたが、売上高は前年同期を下回りました。
この結果、バイオ事業全体の売上高は1,824百万円(前連結会計年度比3.1%減)、セグメント利益は250百万円(前連結会計年度比29.4%減)となりました。
c. その他
その他の事業につきましては、ニューESRビル事務所の一部賃貸等を行い、所有不動産の活用に努めました結果、売上高は130百万円(前連結会計年度比0.7%増)、セグメント利益は62百万円(前連結会計年度比9.1%増)となりました。
以上の結果、当期の売上高は26,874百万円(前連結会計年度比1.8%減)、営業利益は840百万円(前連結会計年度比15.6%増)、経常利益は、持分法投資利益が当初予想を上回ったことから、1,192百万円(前連結会計年度比42.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は906百万円(前連結会計年度比65.1%増)となりました。
なお、当連結会計年度より、販売費及び一般管理費の配分方法を変更しております。当変更に伴う影響につきましては「(セグメント情報等)」に記載しております。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末と比べて675百万円増加し、1,784百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、1,901百万円(前連結会計年度比1,686百万円の増加)となりました。
これは主に、税金等調整前当期純利益1,192百万円、減価償却費658百万円及びたな卸資産の減少893百万円等による資金の増加があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果支出した資金は、595百万円(前連結会計年度は103百万円の資金支出)となりました。
これは主に、有形固定資産の取得による支出557百万円等による資金の減少があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果支出した資金は、629百万円(前連結会計年度は182百万円の資金支出)となりました。
これは主に、借入金の返済による純支出493百万円、配当金の支払135百万円等による資金の減少があったことによるものであります。
③生産、受注及び販売の状況
a.生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称生産高(百万円)前年同期比(%)
砂糖事業17,44899.0
バイオ事業1,70895.7
合計19,15798.7

(注) 1 金額は販売価格によっております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b.受注実績
受注生産は行っておりません。
c.販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称販売高(百万円)前年同期比(%)
砂糖事業24,96198.3
バイオ事業1,80196.8
その他111100.9
合計26,87498.2

(注)1 セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
相手先前連結会計年度当連結会計年度
販売高(百万円)割合(%)販売高(百万円)割合(%)
テラトー株式会社2,80310.33,01111.2

3 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。連結財務諸表の作成にあたり、見積もりが必要な事項につきましては、合理的な判断に基づき、会計上の見積りを行なっております。詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。
② 財政状態の分析
当連結会計年度末の総資産は前連結会計年度末に比べて19百万円増加し、24,948百万円となりました。
これは主に、現金及び預金675百万円の増加、投資有価証券103百万円の増加、原材料及び貯蔵品639百万円の減少によるものであります。
負債合計は前連結会計年度末に比べて666百万円減少し、16,642百万円となりました。
これは主に、支払手形及び買掛金340百万円の減少、有利子負債493百万円の減少等によるものであります。
純資産合計は、前連結会計年度末に比べて685百万円増加し、8,306百万円となりました。
これは主に、利益剰余金771百万円の増加、その他有価証券評価差額金84百万円の減少等であります。
③ 経営成績の分析
経営成績の分析につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載の通りであります。
④ キャッシュ・フローの分析
キャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載の通りであります。
⑤ 経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略と現状の見通し
経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」で記載いたしました当社グループを取り巻く環境の他、今後の見通しにおいて、国内経済は引き続き緩やかな回復基調で推移することが予想されるものの、海外の政治経済情勢の推移が金融資本市場及び商品市場に及ぼす影響についても留意する必要があります。
かかる環境の下、当社及び当社グループは、お客様のおなかにやさしい商品をお届けし、お客様のおなかの健康に貢献する、「おなかにやさしい会社」を中長期的な経営ビジョンと位置付け、以下の各事業を推進してまいります。
a. 砂糖事業
砂糖の需要構造の変化により砂糖消費量が減少する中、厳しい環境が続くと予想されますが、顧客満足を第一義とした取引先との信頼営業強化に努め、高品質で安全な製品の安定供給を遂行するため、品質管理体制の強化とともに、環境変化に適応した事業体制の構築と経営基盤の更なる強化に努めてまいります。
b. バイオ事業
オリゴ糖部門は、特定保健用食品である「オリゴのおかげ」の機能性(整腸・カルシウム吸収)と信頼性について、より多くのお客様への啓発を図るため、幅広い媒体の利用と販促コンテンツのリニューアル等の施策に取り組み、業容の拡大に努めてまいります。
サイクロデキストリン部門は、新規用途の開発及び新素材との組み合わせによる商品化を進めるとともに、営業力の強化と拡販に努めてまいります。
c. 研究開発
「おなかにやさしい」新商品及び新技術の開発を目標として、オリゴ糖を始めとする腸の分野の研究開発に積極的に取り組んでまいります。

IRBANK 採用情報

フルスタックエンジニア

  • 10年以上蓄積したファイナンスデータとAIを掛け合わせて、投資の意思決定を加速させるポジションです。
  • UI からデータベースまで一貫して関われるポジションです。

プロダクトMLエンジニア

  • MLとLLMを掛け合わせ、分析から予測までをスピーディかつ正確な投資体験に落とし込むポジションです。

AI Agent エンジニア

  • 開示資料・決算・企業データを横断し、投資家の意思決定を支援するAI Agent機能を設計・実装するポジションです。
  • RAG・検索・ランキングを含む情報取得/推論パイプラインの設計から運用まで一気通貫で担います。

UI/UXデザイナー

  • IRBANK初の一人目デザイナーとして、複雑な金融情報を美しく直感的に届ける体験をつくるポジションです。

Webメディアディレクター

  • 月間500万PVを超える、大規模DBサイトを運営できます。
  • これから勢いよく伸びるであろうサービスの根幹部分を支えるポジションです。

クラウドインフラ & セキュリティエンジニア

  • Google Cloud 上でマイクロサービス基盤の信頼性・可用性・セキュリティを担うポジションです。
  • 大規模金融データを安全かつ高速に処理するインフラを設計・構築できます。

学生インターン

  • 月間500万PVを超える日本最大級のIRデータプラットフォームの運営に携わり、金融・データ・プロダクトの現場を学生のうちから体験できます。

マーケティングマネージャー

  • IRBANKのブランドと文化の構築。
  • 百万人の現IRBANKユーザーとまだIRBANKを知らない数千万人に対してマーケティングをしてみたい方。