四半期報告書-第89期第3四半期(平成30年8月1日-平成30年10月31日)

【提出】
2018/12/12 9:41
【資料】
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【項目】
27項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)業績の状況
当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、企業収益の改善に加え、雇用・所得環境の改善を背景にした個人消費の持ち直しなどにより、緩やかな回復傾向にありましたが、台風や地震など相次ぐ自然災害もあり、個人消費は力強さを欠く状況で推移いたしました。
このような状況のもとで、当社は企業スローガン『こころつなぐ。笑顔かがやく。』を掲げ、お菓子を通して心豊かな生活をお届けすることを基本姿勢として、商品の開発・改善により売上向上に取り組むとともに、安心、安全かつ高品質な商品をお客様に提供し続けることに注力いたしました。
売上高につきましては、夏商戦や半生菓子は堅調に推移したものの、百貨店の閉鎖の影響に加え、9月の台風など自然災害による店舗休業や営業時間短縮の影響もあり、当第3四半期累計期間の売上高は18,892百万円(前年同期比0.6%減)となりました。
損益面におきましては、減収の影響に加え、西神工場の焼菓子ライン再構築に伴う減価償却費の増加、物流関連費用をはじめとした経費の上昇などにより、営業利益は525百万円(前年同期比28.7%減)、経常利益は565百万円(前年同期比29.9%減)、四半期純利益は317百万円(前年同期比38.0%減)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
[洋菓子製造販売事業]
干菓子につきましては、猛暑により夏季商品の売上は堅調に推移したものの、地震や相次ぐ大型台風の影響もあり、前年同期を下回る売上高となりました。洋生菓子につきましては、半生菓子の期間限定の新商品「銀寄栗のケーキ」などの好調もあり、前年同期を上回る売上高となりました。
その結果、当事業の売上高は17,642百万円(前年同期比0.5%減)となりました。
[喫茶・レストラン事業]
喫茶・レストラン事業につきましては、前事業年度に新規出店した店舗の売上貢献はあったものの、一部店舗の退店に伴う売上減少もあり、売上高は1,249百万円(前年同期比1.6%減)となりました。
(2)財政状態
当第3四半期会計期間末における総資産は前事業年度末に比べ1,463百万円減少し、22,217百万円となりました。資産の増減の主なものは、現金及び預金の増加額1,185百万円、仕掛品の増加額616百万円、受取手形及び売掛金の減少額3,642百万円等であります。負債は前事業年度末に比べ966百万円減少し、7,027百万円となりました。これは主に電子記録債務の減少額532百万円、未払法人税等の減少額511百万円等によるものであります。純資産は前事業年度末に比べ496百万円減少し、15,190百万円となりました。これは主に利益剰余金の減少額217百万円、その他有価証券評価差額金の減少額266百万円等によるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期累計期間における研究開発活動の金額は、305,852千円であります。
なお、当第3四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。