有価証券報告書-第35期(令和2年10月1日-令和3年9月30日)

【提出】
2021/12/23 9:26
【資料】
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【項目】
110項目
(1) 経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①経営成績の状況
当社は、消費者にとって価値のある商品づくり、人づくり、店づくりを目指し、「よりいいものをより安く」提供し、「三代目茂蔵」のブランド力を強化・確立することで、売上高及び利益の向上を図ってまいります。
当事業年度において、商品につきましては、引き続き「三代目茂蔵」でしか購入することのできない「茂蔵オリジナル商品」を中心に、利益率の良い高付加価値・高価格帯商品の開発及び既存商品の高付加価値・高価格帯への見直しに注力し、顧客単価の上昇と利益の改善に努めました。
しかしながら、新型コロナウイルス感染症の影響等による景気の先行きは不透明な状況となっていることから、お買い得感のある「生活応援企画商品」を強化することで顧客数の確保と売上高の拡大に取り組んでまいりました。
当事業年度の売上高は3,022,641千円(前事業年度比4.9%増)、営業利益は36,501千円(前事業年度比1.5%増)、経常利益は36,714千円(前事業年度比5.0%減)、当期純利益は13,056千円(前事業年度比21.3%減)となりました。
セグメント別の業績は次のとおりであります。
(小売事業)
当セグメントにおきましては、「三代目茂蔵」ブランドを「工場直売所」から「豆腐専門店」へと、転換を推し進めております。
当事業年度におきましては、「三代目茂蔵」の認知度向上と顧客数の増加を目的に、開店時間から12時までの時間帯に「朝市」を開催し、新商品や「懐石弁当」などの高付加価値・高価格帯商品を時間限定でお買い得な価格にて提供することで、購買意欲の高い顧客層の来店頻度向上を図りました。なお、新店につきましては、既存業態を1店舗及びリニューアルオープンにより1店舗を出店しました。出店につきましては条件や店舗形態等の見直しを行い、出店準備を継続して進めております。
これらより1店舗平均の顧客単価は、前事業年度比99.9%となりました。1店舗平均の顧客数につきましては、「朝市」の開催などにより開店から14時までは同114.2%となり、結果、同103.1%となりました。
以上の結果、小売事業の売上高は2,706,932千円(前事業年度比4.3%増)となりました。セグメント利益(営業利益)は、「生活応援企画商品」の導入や「朝市」の開催などにより、売上総利益率が1.0ポイント悪化しましたが、売上高が増加したことにより145,009千円(前事業年度比0.6%増)となりました。
(その他事業)
その他事業は、小売加盟店及び業務用得意先への卸売事業並びに通販事業であります。
その他事業の売上高は315,709千円(前事業年度比10.6%増)、セグメント利益(営業利益)は38,469千円(前事業年度比8.9%増)となりました。
なお、当事業年度の出店状況は、次のとおりであります。
(単位:店)
前事業年度末
店舗数
増加減少当事業年度末
店舗数
小売事業「三代目茂蔵」(直営店)442244
その他事業「三代目茂蔵」(加盟店)59715125
合計103737169

②財政状態の状況
a.資産
当事業年度末における資産の残高は、前事業年度末と比較して10,568千円減少し1,491,845千円となりました。これは主に、現金及び預金の増加15,131千円、有形固定資産の減少10,945千円、リース債権の減少4,650千円等によるものであります。
b.負債
当事業年度末における負債の残高は、前事業年度末と比較して23,624千円減少し335,596千円となりました。これは主に、未払法人税等の減少10,102千円、長期借入金の減少20,004千円等によるものであります。
c.純資産
当事業年度末における純資産の残高は、前事業年度末と比較して13,056千円増加し1,156,249千円となりました。これは、当期純利益の計上13,056千円によるものであります。
③キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度と比較して15,131千円増加し548,948千円となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、49,308千円(前事業年度は45,235千円の収入)となりました。これは主に、増加要因として、税引前当期純利益34,368千円、減価償却費及びその他の償却費27,840千円、未払消費税等の増加額8,686千円等、減少要因として、仕入債務の減少額1,240千円、法人税等の支払額29,070千円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、14,174千円(前事業年度は31,274千円の収入)となりました。これは主に、増加要因として、リース債権の回収による収入4,650千円、減少要因として、有形固定資産の取得による支出17,282千円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、20,004千円(前事業年度は20,032千円の支出)となりました。これは長期借入金の返済による支出20,004千円等によるものであります。
④生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
該当事項はありません。
b.仕入実績
当事業年度の仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当事業年度
(自 2020年10月1日
至 2021年9月30日)
前年同期比(%)
小売事業(千円)1,776,688105.7
その他事業(千円)238,673110.4
合計(千円)2,015,361106.2

(注)1.金額には、消費税等は含まれておりません。
2.金額は、仕入価格で記載しております。
c.受注実績
該当事項はありません。
d.販売実績
当事業年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当事業年度
(自 2020年10月1日
至 2021年9月30日)
前年同期比(%)
小売事業(千円)2,706,932104.3
その他事業(千円)315,709110.6
合計(千円)3,022,641104.9

(注)1.金額には、消費税等は含まれておりません。
2.販売実績総額に対する割合が、100分の10以上に該当する相手先はありません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末において判断したものであります。
①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社の当事業年度の財政状態及び経営成績の状況は「(1) 経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。
商品につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要」に記載のとおり、「茂蔵オリジナル商品」を中心に専門性が高く利益率の良い高付加価値・高価格帯商品の開発及び既存商品の高付加価値・高価格帯への見直しに注力したことで、当事業年度の第2四半期累計期間までの顧客単価は前年同期比104.2%と上昇しておりましたが、顧客数は減少傾向となっておりました。その顧客数を回復し売上高の確保に繋げるため「朝市」を開催し、「懐石弁当」などの高付加価値商品を消費者が買い求めやすい価格帯に設定し販売を行った結果、顧客単価は前事業年度比99.9%となりましたが、顧客数は同103.1%となり、売上高は前事業年度比4.9%増となりました。一方、「朝市」の開催による値引き金額の増加や原材料価格の値上げなどにより売上総利益率は下降し、前事業年度の34.2%から当事業年度は33.3%と0.9ポイント悪化しております。引き続き、「茂蔵オリジナル商品」を中心に専門性の高い高付加価値商品の開発を強化し、買い求めやすい価格帯に設定することで売上高・利益の確保に努めてまいります。
当社の売上高の89.6%以上を占める「小売事業」におきましては、「三代目茂蔵」としてのブランドのクオリティを向上させるべく、販売員の商品知識の向上や販売手法の強化、店舗毎の強化商品の設定や陳列方法の随時見直しなどについて、本部スタッフとのコミュニケーション強化に取り組むことで、消費者にとって魅力のある売り場づくりを推し進め、また、引き続き「朝市」を開催し、様々なカテゴリーの商品をお買い得な価格にて提供することで、購買意欲の高い顧客層の獲得及び買上点数の増加を図ってまいります。なお、当事業年度において郊外型店舗を1店舗及びテナントのリニューアルオープンにより1店舗を出店し、既存店舗の改装を1店舗行いました。一方、2021年9月下旬に「アリオ亀有店」「ららぽーと横浜店」の2店舗を閉店しました。
「その他事業」におきましては、加盟店店舗数は前事業年度より66店舗増加し、売上高も前事業年度比10.6%増となっております。これはデイリーヤマザキの加盟により店舗数が大幅に増加したことによるものです。今後も当社の加盟店出店基準に照らし合わせたうえで、積極的に出店を行っていく予定です。また、通販事業の売上高は前事業年度比60.6%増となりました。新型コロナウイルス感染症拡大防止などから通販事業は今後、拡大すると見込んでおり、取扱い商品数の増加やセット商品の提供を増やすなど、売上高の増加に努めております。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当事業年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」をご参照下さい。
当社の資金需要の主なものは、商品の仕入れ、販売費及び一般管理費に係る運転資金、新規出店及び既存店舗のリニューアル改装に係る設備投資であります。
資金につきましては、主に営業活動によって得られる資金によって賄い、必要な都度、主に金融機関から調達する方針であります。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表を作成するにあたり重要となる会計方針については、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 注記事項(重要な会計上の見積り)」をご参照下さい。
④経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の進捗状況
当社は、重要な経営指標として売上高営業利益率5%以上を目標としております。
売上高は前事業年度と比較して140,943千円増加(4.9%増)したことにより売上総利益は21,287千円増加しましたが、売上総利益率は前事業年度の34.2%から33.3%と0.9ポイント低下しました。売上高に対する販売費及び一般管理費の比率は前事業年度の33.0%から32.1%と、売上高が増加したことにより0.9ポイント低下しましたが、金額は人件費や地代家賃の増加等で20,740千円増加しております。これらより当事業年度の売上高営業利益率は1.21%となり、前事業年度の1.25%から0.04ポイント低下いたしました。引き続き、売上高営業利益率5%以上を目指し、収益力の向上と経営効率の改善に努めてまいります。

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