有価証券報告書-第128期(2023/04/01-2024/03/31)

【提出】
2024/06/26 10:30
【資料】
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【項目】
178項目
(3) 【監査の状況】
1.内部監査及び監査役監査
(監査役監査の状況)
監査役監査の組織及び人員については、「4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1) コーポレート・ガバナンスの概要 2.企業統治の体制(企業統治体制の概要)」をご参照ください。また、財務及び会計に関する相当程度の知見を有する監査役の状況については、 (2) 役員の状況 (注)4をご参照ください。
当事業年度において当社は監査役会を15回開催しており、個々の監査役の出席状況については次の通りであります。
役職氏名開催回数出席回数
常勤監査役鈴 木 富 夫15回15回
非常勤監査役(社外監査役)井 上 圭 吾5回5回
非常勤監査役(社外監査役)鈴 鹿 良 夫5回4回
非常勤監査役(社外監査役)舩 冨 康 次10回10回
非常勤監査役(社外監査役)中 紀 人10回10回
非常勤監査役森 田 真一郎15回15回

※2023年6月23日の定時株主総会において井上圭吾氏、鈴鹿良夫氏は任期満了により退任し、新たに舩冨康次氏、中紀人氏が選任され就任しております。
(監査役会等の活動状況)
(1) 監査役会の活動状況
監査役会は、原則として取締役会開催に先立ち定期的に開催されるほか、必要に応じ随時開催され、法令・定款及び監査役会規則の定めるところにより、監査に係る重要事項について報告を受け、協議を行い、または決議をします。
当連結会計年度における主な決議事項や協議・審議事項は、以下の通りです。
決議事項、協議・審議事項具体的な内容等
第128期監査方針・監査計画の策定中期経営計画VISION2030 stage1の2年目にあたり、基本戦略及び重点推進項目内容の浸透状況の確認に加え、stage1達成に向けた進捗状況・基盤確立状況の確認と、それらの活動における重要な意思決定のプロセス等、ガバナンス状況の確認に重点を置くことで、計画推進への寄与、側面支援を図りました。
監査計画においては各業務の分担を定め、組織的・効率的監査体制をとりました。
会計監査人の再任、監査報酬に対する同意、監査計画の検討・審議現任会計監査人である協立神明監査法人の再任に関しては、同法人の会計監査人としての適格性、監査計画の妥当性、期中監査の執行状況とその適切性等の評価の結果を踏まえ、再任することが妥当と判断しました。
会計監査人の監査報告書受領、検討・審議監査実施説明の内容及び無限定適正意見が表明された監査報告書内容を審議し、監査の相当性に関する意見形成を行うとともに、監査上の主要な検討事項(KAM)に関する質疑・検討を行いました。
監査役会監査報告書作成各監査役作成の報告書に基づき審議の上、監査役会監査報告書を作成しました。
取締役会付議議案内容の
協議
取締役会に先立ち開催される監査役会においては、常勤監査役による取締役会議案内容の説明を受け、協議・意見交換を行っております。

上記以外、監査役会では、常勤監査役より社外監査役等に対し、重要会議出席や主要事業所への往査他による監査活動全般の概要及び監査状況についての報告及び情報共有を実施しております。
(2) 監査役の主な活動
監査役の主な活動内容は以下の通りであり、常勤及び非常勤別に実施した主な活動に●又は○印を付しております。
活動内容回数他業務分担(●:担当、○:部分担当)
常勤社外
非常勤
非常勤
取締役会への出席、意見表明13回
社外役員会合(機能部門・事業部門からの取組み報告会)出席、意見交換9回
その他重要会議への出席、意見表明(経営執行会議・予算会議・事業グループ長会議・リスクマネジメント等委員会 他)39回
重要な資料(稟議書等決裁資料、重要な契約書)閲覧、検証随時
取締役との個別面談、意見交換(社外取締役との意見交換会1回を含む)17回
執行役員・幹部社員等との個別面談、業務執行状況の聴取、意見交換73回
主要事業所・関係会社への往訪、調査26単位
〃 棚卸実査立会い3単位
内部統制システム整備・運用状況の調査、監視・検証(上記活動も踏まえ)点検票徴収
子会社監査役との連携(グループ監査役連絡会、個別コミュニケーション)連絡会2回
内部監査部門との連携(監査計画の確認・定期報告受領他ミーティング)9回
会計監査人との連携 (監査・レビューに関するミーティング 他)12回

(内部監査部門の状況)
当社は、関係会社を含めた業務プロセスの適正性及び経営の効率性を監査する目的で、社長直轄の内部監査部門として業務監査室を設置しております。現在7名のスタッフにより内部監査を実施しており、内部統制機能の充実を図っております。
(内部監査の実効性を確保するための取組)
業務監査室では、監査役及び会計監査人と連携を密にし、当社及び関係会社の業務の執行状況及び内部統制状況を監査しております。業務監査室による監査結果は、社長及び(社内)監査役に報告するとともに、関係部門に対して周知徹底を図っております。
業務監査室が取締役会に直接報告を行う仕組みはありませんが、 業務監査室長は監査役会に常時出席しており、監査役会の機能発揮を図る観点から、監査役会に対して直接報告を行っております。
(監査役と内部監査部門の連携状況)
監査役及び監査役会は、年初に内部監査部門である業務監査室と、内部監査計画の概要、内部監査項目についての事前確認を行っております。また、監査役は必要に応じて業務監査室の往査及び監査講評に立ち会うほか、内部監査実施後には、業務監査室から監査結果について報告を受け、その監査結果を内部統制システムにかかる監査役監査に活用をしております。
(監査役と会計監査人の連携状況)
監査役及び監査役会は、年初に会計監査人からの監査計画の概要や重点監査項目についての報告を受け、その妥当性についての意見を述べております。期中・期末に会計監査人から会計監査報告を受けるとともに、監査の品質管理体制について文書等による説明を受け、その妥当性を確認しております。必要に応じて会計監査人の往査及び監査講評に立ち会うほか、監査の実施経過や監査結果等に関する意見交換を監査役・会計監査人間で適宜行うなど、恒常的かつ緊密な連携を維持しております。
監査上の主要な検討事項(KAM)に関しては、定期的に会計監査人から多角的な視点で選定にかかる参考情報の提示を受け、経理部門も交え意見交換を実施してまいりました。これらから選定された以下の2点について、会計監査人及び経理部門より詳細な説明を受け、質疑を行うとともに、その重要性が特に高いことを確認いたしました。
①電子部品事業における事業構造改善に係る会計処理の妥当性(連結)
②関係会社投融資の評価(個別)
2.会計監査の状況
当社は、会社法に基づく会計監査人及び金融商品取引法に基づく会計監査に協立神明監査法人を選任しております。当期において会計監査業務を執行した公認会計士の氏名、会計監査業務に係る補助者の構成については次のとおりであります。
・継続監査期間
1975年以降
・会計監査業務を執行した公認会計士の氏名
代表社員 業務執行社員 朝田潔、業務執行社員 手島達哉
・会計監査業務に係る補助者の構成
公認会計士 17名
・監査法人の選定方針と理由
当社の監査役会が協立神明監査法人を選定した理由は、独立の立場を保持し、会計監査を適正に遂行する監査公認会計士等を選定する方針の下、同法人の独立性、専門性及び監査体制等の検討を行い、適切と判断したためであります。
・監査役及び監査役会による監査法人の評価
当社の監査役会は、監査法人に対して、適格性、独立性及び監査活動の妥当性等について項目毎に評価を行い、再任の適否を判断しております。
3.監査報酬の内容等
(監査公認会計士等に対する報酬の内容)
区分前連結会計年度当連結会計年度
監査証明業務に
基づく報酬(百万円)
非監査業務に
基づく報酬(百万円)
監査証明業務に
基づく報酬(百万円)
非監査業務に
基づく報酬(百万円)
提出会社4242
連結子会社33
4545

(監査公認会計士等と同一のネットワークに対する報酬(上記を除く))
該当事項はありません。
(その他重要な監査証明業務に基づく報酬の内容)
該当事項はありません。
(監査公認会計士等の提出会社に対する非監査業務の内容)
該当事項はありません。
(監査報酬の決定方針)
当社の監査報酬は、監査法人が当社の監査上のリスク等を踏まえた監査計画を基に算定した監査報酬案について、監査活動の独立性及び実効性の確保の観点から検証を行い、更に、その効率性及び適正性について検討を加え、監査役会の同意を得たうえで決定しております。
(監査役会が会計監査人の報酬等に同意した理由)
会計監査人に対する報酬等に対して、当社の監査役会が会社法第399条第1項の同意をした理由は、会計監査人と確認した監査計画の内容、会計監査の職務遂行状況及び報酬見積りの算出根拠等を総合的に検討した結果、会計監査人の報酬等の額は相当であると判断したためであります。