有価証券報告書-第116期(平成28年5月1日-平成29年4月30日)

【提出】
2017/07/27 13:49
【資料】
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【項目】
130項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

① 当社グループの財政状態に関しましては、前連結会計年度と比べ、総資産は358百万円増加しました。売上債権は減少しましたが、有形固定資産が増加したこと等によるものです。
負債、純資産の部では、長期借入金は増加しましたが、短期借入金が減少し、負債は減少しました。また、親会社株主に帰属する当期純利益の計上による利益剰余金の増加で純資産は増加しました。
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況は、営業活動による資金が1,188百万円の収入となりましたが、投資活動による資金は有形固定資産の取得及び新規連結子会社の株式取得等により782百万円の支出となり、財務活動による資金は長短借入金の借入・返済の純増額、配当金の支払等により343百万円の支出となりました。この結果、当連結会計年度の現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度より増加して409百万円となりました。
② 当社グループの経営成績は、売上高は北海道地区等の定置網部門、海外旋網部門や陸上用ネットの施工工事が受注が順調であったため、前期と比べて増加しました。利益面では、生産の平準化を図り、無駄な費用の削減に努めましたが、年数の経過した在庫の評価方法を見直ししたことにより、製造原価が増加したこと、将来に備え試験開発研究に注力したこと、一部漁業者に急潮被害がでたことから貸倒引当金の繰入額を増加したことなどにより、一般管理費が増加し、営業利益は816百万円となりました。営業外収益では、南米の子会社のうちペルーが好調で持分法による投資利益を計上し、経常利益は758百万円となりました。特別損失として賃貸用の仕立作業場等の取壊しによる減損損失等を計上し、税金等調整前当期純利益は619百万円となり、また、法人税等の計上により親会社株主に帰属する当期純利益は557百万円となりました。