有価証券報告書-第69期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)

【提出】
2019/06/28 9:12
【資料】
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【項目】
148項目

対処すべき課題

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営方針
経営理念
わたしたちは、公正、誠実な事業活動を行い、全従業員の幸福を追求し、フェルト・不織布の物づくりをとおして、社会に貢献します。
経営ビジョン
1.わたしたちは、社員の強みを生かし、適材適所、全員参加による働きがいのある職場づくりに努めます。
1.わたしたちは、環境と安全を重視し、お客様の要求に応え高い品質で価値ある製品を提供します。
1.わたしたちは、いかなる環境変化にも対応し、企業価値の向上に努め、持続的な発展をめざします。
会社方針
1.我々ものづくり会社は、仕入先、販売先、株主様、従業員全員から「良い会社」と評価される会社にし、全力を使って付加価値を創出し、社会に貢献する。このため、今後の如何なる環境変化にも対応して持続的発展を遂げられるよう、次のとおり「事業運営の基本政策」を掲げ、全社一丸となってその実践に当たっていく。
2.「法令等遵守・企業統治」に基づく、信頼性のある財務報告を重視する、「内部統制システム」の構築を図り、社会的責任を果たす。
事業運営の基本政策
1.少数精鋭、適材適所
2.品質第一
3.常時コストダウン
(2) 経営戦略等
当社グループが今後、持続的発展を遂げるための重点施策として、「グローバル展開」、「付加価値の創出」、「生産拠点の整備」、「強固な事業基盤の構築」を掲げ、地球環境にやさしい企業グループを実現させ、ものづくりNo.1、シェアーNo.1を目指し企業グループの基盤を強化し、高収益体質への改革を図り、持続的発展を目指します。
(3) 目標とする経営指標
「売上高」、「海外売上高比率」、「売上高営業利益率」を重要な指標と位置付け企業価値の向上を目指しております。2022年3月期に、売上高100億円、海外売上高比率10%以上、売上高営業利益率5%の達成を目標にしております。
(4) 経営環境並びに事業上の対処すべき課題
今後のわが国の経済見通しにつきましては、米中の貿易摩擦の影響や人手不足による労働力確保の問題等引き続き予断を許さない経営環境で推移するものと思われます。
当連結会計年度においては、売上高100億円、海外売上高比率10%以上、売上高営業利益率5%を目標としておりましたが、未達となりました。その要因は、国内、海外における拡販が十分に行えなかったこと、材料費の上昇等による売上原価の上昇に対応しきれなかったこと、生産体制の効率化が不十分であったこと等となります。2022年3月期において売上高100億円、海外売上高比率10%以上、売上高営業利益率5%以上を達成するために、国内、海外における新規販売先の開拓、販売価格の適正化、原材料調達コストの低減等に努めるほか、一段の生産体制の効率化や、新製品の開発によりコスト競争力の強化をはかり、企業価値の向上につとめてまいります。
海外関係につきましては、アジア、欧州、米国などで環境・エネルギー資材や工業資材を中心に積極的な事業展開を図るとともに、活動基盤を拡大し、より強固な事業基盤を構築し、海外売上高比率の向上を目指してまいります。