有価証券報告書-第102期(2025/04/01-2026/03/31)
(2)リスク管理(共通)
当社グループは従来、事業活動に伴い生じ得るサステナビリティに関するリスク及び機会を識別・評価し、優先的に取り組むべき重要課題を決定してきました。2025年度には、リスク及び機会と経営計画、ビジネスモデル、バリューチェーン、ステークホルダーとのつながりを明確にし、検証可能性の向上を図るため、重要課題の決定プロセスを見直しました。以下のプロセスに基づき、リスク及び機会の識別、評価及び優先順位付けを行い、重要課題を決定します。重要課題はグループ経営会議で妥当性を確認し、承認されます。
重要課題の特定プロセス

サステナビリティに関する重要課題
重要課題のうち「気候変動の緩和・適応」に関しては、2020年度に実施したシナリオ分析の結果を、リスク及び機会の識別、評価において考慮しています。当該シナリオ分析は、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD:Task Force on Climate-related Financial Disclosures)提言に沿って行い、気候変動に関する政府間パネル(IPCC:Intergovernmental Panel on Climate Change)及び国際エネルギー機関(IEA:International Energy Agency)のシナリオを参照しました。
また、「持続可能な森林経営と生物多様性の保全」に関しては、2024年度に実施したシナリオ分析の結果を、インパクト、リスク及び機会の識別、評価において考慮しています。当該シナリオ分析は、自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD:Taskforce on Nature-related Financial Disclosures)提言における※LEAPアプローチに沿って行い、優先評価対象としたCelulose Nipo-Brasileira S.A.(以下、CENIBRA社)の植林事業について、世界的に政策・規制が強化され自然が回復するシナリオ及び政策・規制が強化されず自然が劣化するシナリオを想定しました。
重要性が高いリスク及び機会については指標及び目標を設定し、サステナビリティ推進委員会で対応を協議します。指標及び目標の進捗は同委員会に報告し、重要性に応じてグループ経営会議に報告するとともに、当社ウェブサイトで開示しています。
※LEAPアプローチとは、TNFDにより開発された統合アプローチです。自然関連課題を発見(Locate)、診断(Evaluate)、評価(Assess)、準備(Prepare)の4つのフェーズで評価し、管理します。
当社グループは従来、事業活動に伴い生じ得るサステナビリティに関するリスク及び機会を識別・評価し、優先的に取り組むべき重要課題を決定してきました。2025年度には、リスク及び機会と経営計画、ビジネスモデル、バリューチェーン、ステークホルダーとのつながりを明確にし、検証可能性の向上を図るため、重要課題の決定プロセスを見直しました。以下のプロセスに基づき、リスク及び機会の識別、評価及び優先順位付けを行い、重要課題を決定します。重要課題はグループ経営会議で妥当性を確認し、承認されます。
重要課題の特定プロセス

サステナビリティに関する重要課題
| 重要課題 | 関連するインパクト・リスク・機会 | |
| 気候変動の緩和・適応 | インパクト | ・事業活動による温室効果ガス(GHG)の排出 ・森林による二酸化炭素の吸収・固定 |
| リスク | ・排出量取引等の規制強化によるコストの増加 ・極端な気象事象の激甚化による操業停止、資産への損害 | |
| 機会 | ・低炭素製品・サービスの需要増加による売上の増加 | |
| 持続可能な森林経営と生物多様性の保全 | インパクト | ・水源涵養等の森林の多面的機能の発揮 ・生態系の健全性や希少生物への影響 |
| リスク | ・企業の取組姿勢に対するレピュテーションへの影響 ・森林デューディリジェンス等の規制強化によるコスト増加 | |
| 機会 | ・木質由来製品の需要増加による売上の増加 ・自然資本会計による森林の経済価値化 | |
| 重要課題 | 関連するインパクト・リスク・機会 | |
| 資源の循環的利用 | インパクト | ・古紙の利用による資源循環の進展 |
| リスク | ・資源の枯渇による基幹事業への影響 | |
| 機会 | ・再生可能資源由来製品の需要増加による売上の増加 | |
| ・クリーンな水の需要増加による水処理事業の売上の増加 | ||
| 責任ある原材料調達 | インパクト | ・サプライチェーン上の環境・社会問題への影響 |
| リスク | ・持続可能な原材料の供給不足による売上の減少、コストの増加 | |
| 機会 | ・持続可能な原材料の使用による売上の増加 | |
| ・サプライヤーとの信頼関係の強化 | ||
| 環境負荷の低減 | インパクト | ・地域住民の健康、周辺環境への影響 |
| リスク | ・環境汚染によるステークホルダーからの信頼低下 | |
| 機会 | ・廃棄物の燃料利用によるコストの削減 | |
| 人権の尊重 | インパクト | ・サプライチェーン上の労働者の人権への影響 |
| リスク | ・人権への配慮欠如によるステークホルダーからの信頼低下 | |
| 機会 | ・従業員をはじめとするステークホルダーとのエンゲージメント向上 | |
| 人的資本の強化 | インパクト | ・従業員の能力・専門性の発揮 |
| リスク | ・採用競争力の低下、人財の流出 | |
| ・コンプライアンス違反事象の発生 | ||
| 機会 | ・優秀な人財の確保による生産性の向上、イノベーションの創出 | |
重要課題のうち「気候変動の緩和・適応」に関しては、2020年度に実施したシナリオ分析の結果を、リスク及び機会の識別、評価において考慮しています。当該シナリオ分析は、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD:Task Force on Climate-related Financial Disclosures)提言に沿って行い、気候変動に関する政府間パネル(IPCC:Intergovernmental Panel on Climate Change)及び国際エネルギー機関(IEA:International Energy Agency)のシナリオを参照しました。
また、「持続可能な森林経営と生物多様性の保全」に関しては、2024年度に実施したシナリオ分析の結果を、インパクト、リスク及び機会の識別、評価において考慮しています。当該シナリオ分析は、自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD:Taskforce on Nature-related Financial Disclosures)提言における※LEAPアプローチに沿って行い、優先評価対象としたCelulose Nipo-Brasileira S.A.(以下、CENIBRA社)の植林事業について、世界的に政策・規制が強化され自然が回復するシナリオ及び政策・規制が強化されず自然が劣化するシナリオを想定しました。
重要性が高いリスク及び機会については指標及び目標を設定し、サステナビリティ推進委員会で対応を協議します。指標及び目標の進捗は同委員会に報告し、重要性に応じてグループ経営会議に報告するとともに、当社ウェブサイトで開示しています。
※LEAPアプローチとは、TNFDにより開発された統合アプローチです。自然関連課題を発見(Locate)、診断(Evaluate)、評価(Assess)、準備(Prepare)の4つのフェーズで評価し、管理します。