このような状況の下、当社は引き続き新製品の開発につとめ、2016年10月には銅と紙の特徴を兼ね備え導電性や放熱性に優れた銅繊維シートを発表いたしました。またこの第3四半期は、特にディスプレイ関連粘着製品や電子部品用テープ製品などの拡販策が功を奏し、想定を上回る売上を確保しました。これに第3四半期後半からの急速な円安効果も加わった結果、この3ヶ月における売上高は、前年同期を3.6%上回り、業績回復に向けた取組みが着実に実を結びつつあります。
一方、当第3四半期連結累計期間における売上高は、第2四半期までの売上低迷の影響が大きく、前年同期と比べ1,487百万円減収の23,557百万円(5.9%減)となりました。利益面では、第3四半期において、売上の回復、生産性向上といった効果に加え、第2四半期までの円高基調におけるエネルギー・調達コストの低減効果が、在庫を経由して発現してきたことから、営業利益、経常利益ともに黒字を大きく拡大させることができました。
この結果、当第3四半期連結累計期間における営業利益は、前年同期と比べ237百万円増益の296百万円(404.9%増)となりました。経常利益についても、為替差損の計上はあったもののディスプレイ関連での持分法投資損益の改善があったことから前年同期と比べ192百万円増益の大幅改善となり、91百万円の黒字への回復を達成しました。一方で、親会社株主に帰属する四半期純損益は、ワールドワイドでのトナー生産体制の適正化を進める中で、米国子会社の生産規模縮小に伴う特別損失が加わったため283百万円の損失となり、前年同期と比べ58百万円の増益にとどまりました。
2019/08/08 14:07