有価証券報告書-第73期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)
(1)経営成績等の状況の概要
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・個人消費の改善、設備投資の持ち直しがみられ、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。しかしながら、米国の通商政策の動向、中国経済の先行き、海外経済の動向と政策に関する不確実性、金融資本市場の変動等により先行きは不透明な状況が続いております。
このような経営環境のもと、当社グループは「TPS(トータル・パッケージング・ソリューション)提案」により顧客満足を徹底的に追求するとともに、全社をあげてイノベーション活動に取り組み、業績向上に努めてまいりました。
その結果、当連結会計年度の売上高は、樹脂成型品の生産販売開始及び段ボール製品、紙袋製品の売上増により、187億85百万円(前期比2.3%増)となりました。利益については、原材料等の値上がりの影響が大きく営業利益は7億59百万円(前期比29.6%減)、経常利益は9億45百万円(前期比24.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は5億77百万円(前期比36.3%減)となりました。
セグメントの業績は次のとおりです。
(緩衝機能材事業)
パルプモウルド部門は、売上高は工業品分野と青果物分野の一部で増加したものの、鶏卵分野は年明け後の卵価下落や夏場の酷暑の影響で減少となり、パルプモウルド部門の売上高は47億4百万円(前期比1.2%減)となりました。
段ボール部門は、農業分野および工業分野ともに数量減となりましたが、段ボール原紙価格上昇分の販売価格への転嫁が進んだことで、売上高は31億45百万円(前期比3.6%増)となりました。
成型部門は、樹脂成型品の生産販売を開始したことで、売上高は従来の宙吊り式包装容器(ゆりかーご)と合わせて6億8百万円(前期比594.3%増)となりました。
その結果、当事業の売上高は84億59百万円(前期比7.3%増)となりましたが、原料および燃料費の増加や樹脂成型品の立ち上げによる初期費用等でセグメント利益は7億円(前期比1.0%減)となりました。
(包装機能材事業)
フィルム部門は、食品容器用フィルムが国内の中食需要増の影響もあり好調が継続したこと、また、積極的な機能性フィルムの拡販が奏功し増収となり、フィルム部門の売上高は40億62百万円(前期比1.9%増)となりました。
重包装袋部門は、国内は製粉・合成樹脂向けが好調で増収となりましたが、海外は中国経済の減速による物流減少および現地マーケットの競争激化等で減収となり、重包装袋部門の売上高は57億6百万円(前期比6.2%減)となりました。
その結果、当事業の売上高は97億68百万円(前期比3.0%減)となりましたが、海外における原材料価格上昇の影響が大きく、セグメント利益は8億89百万円(前期比25.1%減)となりました。
(その他)
売上高は5億58百万円(前期比35.7%増)となり、セグメント利益は47百万円(前期比464.7%増)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末より1億53百万円増加し、当連結会計年度末には54億23百万円となりました。
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によって得られた資金は、11億81百万円(前期比2億70百万円の減少)となりました。主な収入項目は、税金等調整前当期純利益9億25百万円、減価償却費7億44百万円、主な支出項目は、法人税等の支払額4億50百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、5億94百万円(前期比4億65百万円の減少)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出4億61百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によって使用した資金は、4億16百万円(前期比28百万円の増加)となりました。これは主に、自己株式の取得による支出2億35百万円及び、配当金の支払額2億27百万円であります。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1 セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 金額は、原価によっております。
3 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b.商品仕入実績
当連結会計年度における商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1 金額は、仕入価格によっております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
c.受注実績
主要製品は得意先からの受注によって即納する一種の受注生産ですが、生産及び商品仕入と販売との関連において製品及び商品の回転が早く、月末における受注残高が僅少なので、(1)生産実績及び(2)商品仕入実績を受注実績とみなして大差ありません。
d.販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1 セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①財政状態の分析
当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べて26百万円減少し、210億6百万円となりました。流動資産については、現金及び預金、電子記録債権等の増加により前連結会計年度末に比べて1億73百万円増加しております。固定資産については、有形固定資産の償却進行により、前連結会計年度末に比べて2億円減少しております。
当連結会計年度末における負債合計は75億99百万円となり、前連結会計年度末に比べて43百万円の増加となりました。流動負債については、短期借入金等の増加等により、前連結会計年度末に比べて1億66百万円増加しております。固定負債については、長期借入金の減少等により、前連結会計年度末に比べて1億22百万円減少しております。
当連結会計年度末における純資産合計は134億7百万円となり、前連結会計年度末に比べて70百万円の減少となりました。これは、その他有価証券評価差額金等の減少によるものであります。
②経営成績の分析
当連結会計年度における売上高は187億85百万円(前期比2.3%増)となりました。売上総利益は、37億20百万円(前期比8.6%減)となりました。
販売費及び一般管理費は、29億60百万円(前期比1.0%減)となりました。
以上の結果、営業利益は7億59百万円(前期比29.6%減)、経常利益は9億45百万円(前期比24.4%減)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は5億77百万円(前期比36.3%減)となりました。
売上高については、樹脂成型品の生産販売開始及び段ボール製品、紙袋製品の売上増により増収となりました。利益については、増収による増益はあったものの、原材料等の値上がりの影響が大きく減益となりました。
③キャッシュ・フローの状況の分析
当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末より1億53百万円増加し、54億23百万円となりました。
詳細につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。
当連結会計年度においての運転資金及び設備投資につきましては、内部資金及び短期借入によって調達しており、新たな長期借入は行っておりません。また、今後当面の重要な資本的支出についても、内部資金及び短期借入による調達を予定しております。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・個人消費の改善、設備投資の持ち直しがみられ、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。しかしながら、米国の通商政策の動向、中国経済の先行き、海外経済の動向と政策に関する不確実性、金融資本市場の変動等により先行きは不透明な状況が続いております。
このような経営環境のもと、当社グループは「TPS(トータル・パッケージング・ソリューション)提案」により顧客満足を徹底的に追求するとともに、全社をあげてイノベーション活動に取り組み、業績向上に努めてまいりました。
その結果、当連結会計年度の売上高は、樹脂成型品の生産販売開始及び段ボール製品、紙袋製品の売上増により、187億85百万円(前期比2.3%増)となりました。利益については、原材料等の値上がりの影響が大きく営業利益は7億59百万円(前期比29.6%減)、経常利益は9億45百万円(前期比24.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は5億77百万円(前期比36.3%減)となりました。
セグメントの業績は次のとおりです。
(緩衝機能材事業)
パルプモウルド部門は、売上高は工業品分野と青果物分野の一部で増加したものの、鶏卵分野は年明け後の卵価下落や夏場の酷暑の影響で減少となり、パルプモウルド部門の売上高は47億4百万円(前期比1.2%減)となりました。
段ボール部門は、農業分野および工業分野ともに数量減となりましたが、段ボール原紙価格上昇分の販売価格への転嫁が進んだことで、売上高は31億45百万円(前期比3.6%増)となりました。
成型部門は、樹脂成型品の生産販売を開始したことで、売上高は従来の宙吊り式包装容器(ゆりかーご)と合わせて6億8百万円(前期比594.3%増)となりました。
その結果、当事業の売上高は84億59百万円(前期比7.3%増)となりましたが、原料および燃料費の増加や樹脂成型品の立ち上げによる初期費用等でセグメント利益は7億円(前期比1.0%減)となりました。
(包装機能材事業)
フィルム部門は、食品容器用フィルムが国内の中食需要増の影響もあり好調が継続したこと、また、積極的な機能性フィルムの拡販が奏功し増収となり、フィルム部門の売上高は40億62百万円(前期比1.9%増)となりました。
重包装袋部門は、国内は製粉・合成樹脂向けが好調で増収となりましたが、海外は中国経済の減速による物流減少および現地マーケットの競争激化等で減収となり、重包装袋部門の売上高は57億6百万円(前期比6.2%減)となりました。
その結果、当事業の売上高は97億68百万円(前期比3.0%減)となりましたが、海外における原材料価格上昇の影響が大きく、セグメント利益は8億89百万円(前期比25.1%減)となりました。
(その他)
売上高は5億58百万円(前期比35.7%増)となり、セグメント利益は47百万円(前期比464.7%増)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末より1億53百万円増加し、当連結会計年度末には54億23百万円となりました。
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によって得られた資金は、11億81百万円(前期比2億70百万円の減少)となりました。主な収入項目は、税金等調整前当期純利益9億25百万円、減価償却費7億44百万円、主な支出項目は、法人税等の支払額4億50百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、5億94百万円(前期比4億65百万円の減少)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出4億61百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によって使用した資金は、4億16百万円(前期比28百万円の増加)となりました。これは主に、自己株式の取得による支出2億35百万円及び、配当金の支払額2億27百万円であります。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 金額(千円) | 前期比(%) |
| 緩衝機能材事業 | 5,163,889 | 12.0 |
| 包装機能材事業 | 6,877,227 | △1.1 |
| 報告セグメント計 | 12,041,117 | 4.1 |
| その他 | 268,907 | 23.8 |
| 合計 | 12,310,024 | 4.5 |
(注)1 セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 金額は、原価によっております。
3 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b.商品仕入実績
当連結会計年度における商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 金額(千円) | 前期比(%) |
| 緩衝機能材事業 | 1,401,632 | 7.0 |
| 包装機能材事業 | 1,149,992 | 5.6 |
| 報告セグメント計 | 2,551,625 | 6.4 |
| その他 | 211,047 | 31.4 |
| 合計 | 2,762,673 | 7.9 |
(注)1 金額は、仕入価格によっております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
c.受注実績
主要製品は得意先からの受注によって即納する一種の受注生産ですが、生産及び商品仕入と販売との関連において製品及び商品の回転が早く、月末における受注残高が僅少なので、(1)生産実績及び(2)商品仕入実績を受注実績とみなして大差ありません。
d.販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 金額(千円) | 前期比(%) |
| 緩衝機能材事業 | 8,459,100 | 7.3 |
| 包装機能材事業 | 9,768,589 | △3.0 |
| 報告セグメント計 | 18,227,690 | 1.5 |
| その他 | 558,219 | 35.7 |
| 合計 | 18,785,909 | 2.3 |
(注)1 セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①財政状態の分析
当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べて26百万円減少し、210億6百万円となりました。流動資産については、現金及び預金、電子記録債権等の増加により前連結会計年度末に比べて1億73百万円増加しております。固定資産については、有形固定資産の償却進行により、前連結会計年度末に比べて2億円減少しております。
当連結会計年度末における負債合計は75億99百万円となり、前連結会計年度末に比べて43百万円の増加となりました。流動負債については、短期借入金等の増加等により、前連結会計年度末に比べて1億66百万円増加しております。固定負債については、長期借入金の減少等により、前連結会計年度末に比べて1億22百万円減少しております。
当連結会計年度末における純資産合計は134億7百万円となり、前連結会計年度末に比べて70百万円の減少となりました。これは、その他有価証券評価差額金等の減少によるものであります。
②経営成績の分析
当連結会計年度における売上高は187億85百万円(前期比2.3%増)となりました。売上総利益は、37億20百万円(前期比8.6%減)となりました。
販売費及び一般管理費は、29億60百万円(前期比1.0%減)となりました。
以上の結果、営業利益は7億59百万円(前期比29.6%減)、経常利益は9億45百万円(前期比24.4%減)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は5億77百万円(前期比36.3%減)となりました。
売上高については、樹脂成型品の生産販売開始及び段ボール製品、紙袋製品の売上増により増収となりました。利益については、増収による増益はあったものの、原材料等の値上がりの影響が大きく減益となりました。
③キャッシュ・フローの状況の分析
当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末より1億53百万円増加し、54億23百万円となりました。
詳細につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。
当連結会計年度においての運転資金及び設備投資につきましては、内部資金及び短期借入によって調達しており、新たな長期借入は行っておりません。また、今後当面の重要な資本的支出についても、内部資金及び短期借入による調達を予定しております。