有価証券報告書-第74期(2023/04/01-2024/03/31)

【提出】
2024/06/27 12:53
【資料】
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【項目】
157項目
(重要な会計上の見積り)
繰延税金資産の回収可能性
1.前連結会計年度及び当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額
前連結会計年度当連結会計年度
繰延税金資産603百万円226百万円
繰延税金負債139百万円250百万円
繰延税金資産(繰延税金負債との相殺前金額)1,719百万円1,594百万円
うち、当社における繰越欠損金に対する繰延税金資産201百万円119百万円

2.識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報
① 当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額の算出方法
繰延税金資産は、「繰延税金資産の回収可能性に関する適用指針」に基づき、一時差異及び税務上の繰越欠損金(以下「一時差異等」)のスケジューリング及び将来の合理的な見積可能期間の収益力に基づく一時差異等加減算前課税所得の見積りの結果、回収可能性があると判断した将来減算一時差異及び税務上の繰越欠損金に対して計上しております。
翌連結会計年度以降の一時差異等加減算前課税所得は、取締役会の承認を得た事業計画とその後の市場環境を踏まえた成長率によって策定した事業計画に基づき、一定のストレスをかけて見積っております。
② 当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額の算出に用いた主要な仮定
一時差異等加減算前課税所得の見積りに用いた事業計画における主要な仮定は、ビジネスプロセスソリューション事業を営むカンパニーの受注予測及び原価率、コンシューマーコミュニケーション事業を営むカンパニーの販売単価・数量及び原価率、並びに、市場環境を踏まえた成長率であります。
③ 翌連結会計年度の連結財務諸表に与える影響
当社では、現在までに想定しうる最善の予測に基づき事業計画を策定しておりますが、将来の不確実な経済情勢や市場環境の変化等により、その見積りの前提に見直しが必要となった場合には、繰延税金資産の金額に重要な影響を与える可能性があります。
固定資産の減損
1.前連結会計年度及び当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額
ビジネスプロセスソリューション事業・コンシューマーコミュニケーション事業・オフィスアプライアンス事業の事業用資産のうち、ナカバヤシ株式会社、島根ナカバヤシ株式会社、フエル販売株式会社から構成されるカンパニー単位ごとの資産グループ
前連結会計年度当連結会計年度
有形固定資産4,634百万円5,217百万円
無形固定資産89百万円68百万円

2.識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報
① 当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額の算出方法
当社グループは固定資産の減損の判定において、原則として、管理会計上の区分であるカンパニー単位ごとにグルーピングしており、一部の連結子会社については会社単位を基準としてグルーピングしております。その上で、減損の兆候がある資産又は資産グループについて、割引前将来キャッシュ・フローが帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。
当連結会計年度においてビジネスプロセスソリューション事業・コンシューマーコミュニケーション事業・オフィスアプライアンス事業の事業用資産のうち、ナカバヤシ株式会社、島根ナカバヤシ株式会社、フエル販売株式会社から構成されるカンパニー単位ごとの資産グループについて、減損の兆候が認められましたが、当該資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額がその帳簿価額を上回ったため、減損損失を認識しておりません。
翌連結会計年度以降の割引前将来キャッシュ・フローの総額は、取締役会の承認を得た事業計画とその後の市場環境を踏まえた成長率によって策定した事業計画に基づき一定のストレスをかけて見積った割引前将来キャッシュ・フローに不動産鑑定評価額等に基づく将来時点の正味売却価額を加算して算定しております。
② 当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額の算出に用いた主要な仮定
割引前将来キャッシュ・フローの総額の見積りに用いた事業計画における主要な仮定は、ビジネスプロセスソリューション事業を営むカンパニーの受注予測及び原価率、コンシューマーコミュニケーション事業を営むカンパニーの販売単価・数量及び原価率、並びに、市場環境を踏まえた成長率であります。
③ 翌連結会計年度の連結財務諸表に与える影響
当社グループでは、現在までに想定しうる最善の予測に基づき事業計画を策定するとともに将来時点の正味売却価額を算定しておりますが、将来の不確実な経済情勢や市場環境の変化、不動産市況の変化等により、その見積りの前提に見直しが必要となった場合、減損損失が計上される可能性があります。