四半期報告書-第57期第1四半期(平成26年4月1日-平成26年6月30日)

【提出】
2014/08/11 15:53
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【項目】
28項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第1四半期連結累計期間における当社グループを取り巻く環境は、わが国では政府による経済対策や金融政策などを背景に、景気は緩やかに回復基調が見られたものの、新興国経済の成長鈍化など海外景気の動向は不安定であり、依然として先行きは不透明な状況で推移しております。
このような環境の中で、当社グループは、「お客様のパッケージへのニーズを理解し、差別化した商品・サービスを提供し、お客様に一番に指名され続けるパートナーとなる」の基本方針のもと、お客様にとって価値ある商品・サービスを提供してまいりました。
また、昨年度にスタートした2017年度の連結売上高1,500億円、営業利益率9%を経営指標とする中期経営計画の達成に向け、事業の継続的な成長を通じて企業価値の向上に務めております。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間における業績は、売上高345億19百万円(前年同期比12.3%増)、営業利益31億91百万円(前年同期比7.2%増)、経常利益33億45百万円(前年同期比4.3%増)、四半期純利益は21億55百万円(前年同期比2.1%増)となりました。
セグメント別の業績の状況は、以下のとおりであります。
(日本)
日本全体の売上高は204億38百万円(前年同期比9.4%増)となりました。主な要因は、消費税増税後の反動減による影響がなかったこと、お客様が新商品を積極的に上市されたことなどによるものです。
シュリンクラベルは売上高115億47百万円(前年同期比4.4%増)、タックラベルはキャンペーンラベルが増加し売上高26億7百万円(前年同期比6.6%増)、ソフトパウチは日用品向けが拡大し売上高19億93百万円(前年同期比41.1%増)、機械は売上高18億28百万円(前年同期比16.1%増)、その他は売上高24億61百万円(前年同期比12.6%増)となりました。
損益面では、想定以上の材料費の高騰、製造経費の増加などにより営業利益は24億97百万円(前年同期比4.5%増)となりました。
(米州)
シュリンクラベルは売上高50億73百万円(前年同期比18.2%増、現地通貨ベース6.4%増)、その他ラベルは引き続き減少し売上高3億70百万円(前年同期比11.9%減、現地通貨ベース20.8%減)、機械は売上高3億62百万円(前年同期比0.9%増、現地通貨ベース9.2%減)となりました。
その結果、米州全体では売上高58億30百万円(前年同期比15.0%増、現地通貨ベース3.4%増)、また損益面ではシュリンクラベルの売上増加が貢献し営業利益6億76百万円(前年同期比34.1%増、現地通貨ベース20.6%増)となりました。
(欧州)
シュリンクラベルは売上高32億92百万円(前年同期比24.6%増、現地通貨ベース8.0%増)、機械は売上高5億48百万円(前年同期比10.2%増、現地通貨ベース4.5%減)となりました。
その結果、欧州全体での売上高は38億75百万円(前年同期比22.0%増、現地通貨ベース5.8%増)となりました。損益面では一時的な製造経費の増加などにより営業利益1億53百万円(前年同期比9.8%減、現地通貨ベース21.8%減)となりました。
(PAGO)
タックラベルは計画通り推移しましたが、シュリンクラベルなど撤退した事業の影響を受け売上高は44億92百万円(前年同期比14.2%増、現地通貨ベース1.5%減)、損益面では生産改革の遅れなどがありましたが、引当金の戻し入れがあり営業損失30百万円となりました(前年同期は営業損失28百万円)。
(アセアン)
インドネシア、ベトナムでの販売が増加しシュリンクラベル他の売上高は5億87百万円(前年同期比52.3%増)、機械は売上高1億29百万円(前年同期比409.1%増)となりました。
その結果、アセアン全体の売上高は7億16百万円(前年同期比74.3%増)、損益面では為替の影響もあり営業損失45百万円となりました(前年同期は営業損失50百万円)。
(2)財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末における総資産は1,232億52百万円となり、前連結会計年度末と比較し39億99百万円の増加となりました。
その主な要因は、現金及び預金が9億31百万円減少したこと及び受取手形及び売掛金(電子記録債権を含む)が季節的な要因による売上高の増加で48億63百万円増加したことなどによるものであります。
負債合計は508億7百万円で、前連結会計年度末と比べ36億33百万円の増加となりました。これは、支払手形及び買掛金(電子記録債務を含む)が27億51百万円増加したことなどによるものであります。
純資産合計は、利益剰余金が15億13百万円増加したこと及び為替変動による為替換算調整勘定が11億65百万円変動したことなどにより、前連結会計年度末に比べ3億66百万円増加し724億44百万円となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第1四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、21億42百万円の収入(前年同期は15億60百万円の収入)となりました。これは税金等調整前四半期純利益32億58百万円を計上し、減価償却費14億79百万円及び仕入債務の増加額28億5百万円などによる収入と、売上債権の増加額50億64百万円及び法人税等の支払額(又は還付額)19億51百万円などによる支出によるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、27億25百万円の支出(前年同期は15億18百万円の支出)となりました。これは、設備投資に伴う有形固定資産の取得による支出27億43百万円などによるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、3億56百万円の支出(前年同期は10億51百万円の支出)となりました。これは、借入金の増加額2億68百万円と配当金の支払額6億26百万円などによるものであります。
これらの結果、当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ10億53百万円減少の80億31百万円となりました。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、579,601千円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。