有価証券報告書-第103期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)
財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当連結会計年度(以下、当年度)の財政状態及び経営成績の分析は、以下のとおりであります。
1 経営成績の分析
(単位:百万円)
(1) 売上高
当年度の売上高は、平成24年9月の姫路製造所における事故によって停止した全てのプラントの再稼働を昨年2月に果たすとともに、顧客からの信頼回復に努めた結果、販売数量を大幅に増加させたことなどにより、前連結会計年度(以下、前年度)に比べて727億3千7百万円増収(24.1%)の3,748億7千3百万円となりました。
(2) 営業利益
営業利益は、姫路製造所の生産を回復させたことによる加工費の増加はあったものの、それに伴う販売数量の増加の効果が大きかったことや、昨年11月以降の原油安に伴い原料価格が下落し、スプレッドが拡大したことなどにより、前年度に比べて123億8千1百万円増益(90.0%)の261億3千3百万円となりました。
(3) 経常利益及び当期純利益
経常利益は、営業外損益が技術料収入の増加などにより、前年度に比べて9億1千3百万円の増益となった結果、前年度に比べて132億9千4百万円増益(79.9%)の299億4千1百万円となりました。
また、特別損益は、姫路事故に関連した受取保険金及び費用の計上などがなくなったことや、固定資産廃棄損を計上した一方で、事業整理損が減少したこと、株式売却益を計上したことなどにより、前年度に比べて7千9百万円の増益となりました。
当期純利益は、前年度に比べて85億8千6百万円増益(81.7%)の190億8千9百万円となりました。
1株当たり当期純利益は94.06円となり、ROA(総資産経常利益率)は前年度に比べて2.9ポイント増加の7.3%となりました。ROE(自己資本当期純利益率)は前年度に比べて2.9ポイント増加の7.6%となりました。
2 財政状態の分析
(1) 資産、負債及び純資産の状況
当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末(以下、前年度末)に比べて212億3千8百万円増加の4,196億3千4百万円となりました。流動資産は、前年度末に比べて102億4百万円増加しました。現金及び預金、受取手形及び売掛金が増加したことなどによるものです。固定資産は、前年度末に比べて110億3千3百万円増加しました。時価の上昇により投資有価証券が増加したことなどによるものです。
負債は、前年度末に比べて66億9千7百万円減少の1,495億6百万円となりました。短期借入金、長期借入金、繰延税金負債の増加があったものの、支払手形及び買掛金の減少や社債を償還したことなどによるものです。
純資産は、前年度末に比べて279億3千5百万円増加の2,701億2千8百万円となりました。利益剰余金、その他有価証券評価差額金、為替換算調整勘定が増加したことなどによるものです。
自己資本比率は、前年度末の59.3%から63.2%へと3.9ポイント増加しました。なお、1株当たり純資産額は、前年度末に比べて143.03円増加の1,307.13円となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
キャッシュ・フローの状況は、「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2) キャッシュ・フローの状況」に記載しているため省略しております。
キャッシュ・フロー関連指標の推移
自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利息支払額
※各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。
※株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。
※キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。
※有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っているすべての負債を対象としております。
※利息支払額は、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。
1 経営成績の分析
(単位:百万円)
前連結会計年度 | 当連結会計年度 | 増減 | ||
(金額) | (伸び率) | |||
売上高 | 302,136 | 374,873 | 72,737 | 24.1% |
営業利益 | 13,752 | 26,133 | 12,381 | 90.0% |
経常利益 | 16,647 | 29,941 | 13,294 | 79.9% |
当期純利益 | 10,503 | 19,089 | 8,586 | 81.7% |
1株当たり当期純利益 | 51.74 円 | 94.06円 | 42.32円 | 81.8% |
ROA(総資産経常利益率) | 4.4% | 7.3% | ― | 2.9ポイント |
ROE(自己資本当期純利益率) | 4.7% | 7.6% | ― | 2.9ポイント |
為替($、EUR) | $=¥100.21 | $=¥109.88 | ¥9.67 | |
EUR=¥134.33 | EUR=¥138.68 | ¥4.35 | ||
ナフサ価格 | 67,300円/kl | 63,500円/kl | △3,800円/kl |
(1) 売上高
当年度の売上高は、平成24年9月の姫路製造所における事故によって停止した全てのプラントの再稼働を昨年2月に果たすとともに、顧客からの信頼回復に努めた結果、販売数量を大幅に増加させたことなどにより、前連結会計年度(以下、前年度)に比べて727億3千7百万円増収(24.1%)の3,748億7千3百万円となりました。
(2) 営業利益
営業利益は、姫路製造所の生産を回復させたことによる加工費の増加はあったものの、それに伴う販売数量の増加の効果が大きかったことや、昨年11月以降の原油安に伴い原料価格が下落し、スプレッドが拡大したことなどにより、前年度に比べて123億8千1百万円増益(90.0%)の261億3千3百万円となりました。
(3) 経常利益及び当期純利益
経常利益は、営業外損益が技術料収入の増加などにより、前年度に比べて9億1千3百万円の増益となった結果、前年度に比べて132億9千4百万円増益(79.9%)の299億4千1百万円となりました。
また、特別損益は、姫路事故に関連した受取保険金及び費用の計上などがなくなったことや、固定資産廃棄損を計上した一方で、事業整理損が減少したこと、株式売却益を計上したことなどにより、前年度に比べて7千9百万円の増益となりました。
当期純利益は、前年度に比べて85億8千6百万円増益(81.7%)の190億8千9百万円となりました。
1株当たり当期純利益は94.06円となり、ROA(総資産経常利益率)は前年度に比べて2.9ポイント増加の7.3%となりました。ROE(自己資本当期純利益率)は前年度に比べて2.9ポイント増加の7.6%となりました。
2 財政状態の分析
(1) 資産、負債及び純資産の状況
当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末(以下、前年度末)に比べて212億3千8百万円増加の4,196億3千4百万円となりました。流動資産は、前年度末に比べて102億4百万円増加しました。現金及び預金、受取手形及び売掛金が増加したことなどによるものです。固定資産は、前年度末に比べて110億3千3百万円増加しました。時価の上昇により投資有価証券が増加したことなどによるものです。
負債は、前年度末に比べて66億9千7百万円減少の1,495億6百万円となりました。短期借入金、長期借入金、繰延税金負債の増加があったものの、支払手形及び買掛金の減少や社債を償還したことなどによるものです。
純資産は、前年度末に比べて279億3千5百万円増加の2,701億2千8百万円となりました。利益剰余金、その他有価証券評価差額金、為替換算調整勘定が増加したことなどによるものです。
自己資本比率は、前年度末の59.3%から63.2%へと3.9ポイント増加しました。なお、1株当たり純資産額は、前年度末に比べて143.03円増加の1,307.13円となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
キャッシュ・フローの状況は、「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2) キャッシュ・フローの状況」に記載しているため省略しております。
キャッシュ・フロー関連指標の推移
平成23年 3月期 | 平成24年 3月期 | 平成25年 3月期 | 平成26年 3月期 | 平成27年 3月期 | |
自己資本比率 | 57.9% | 57.3% | 61.1% | 59.3% | 63.2% |
時価ベースの自己資本比率 | 64.2% | 54.6% | 47.5% | 62.1% | 85.3% |
キャッシュ・フロー対有利子負債比率 | 2.0年 | 1.4年 | 2.4年 | 4.0年 | 2.0年 |
インタレスト・カバレッジ・レシオ | 35.9 | 58.9 | 39.5 | 27.7 | 52.6 |
自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利息支払額
※各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。
※株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。
※キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。
※有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っているすべての負債を対象としております。
※利息支払額は、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。