四半期報告書-第143期第2四半期(平成26年7月1日-平成26年9月30日)
有報資料
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、消費税率引き上げ前の駆け込み需要の反動から個人消費が落ち込んだほか、企業活動においても生産の減少がみられました。夏以降、政府の経済政策や雇用環境の改善により、反動減の影響が徐々に和らいではいるものの、依然として持ち直しの動きは鈍く、低迷が持続しました。
化学業界におきましても、中東情勢の緊迫化を背景に、原料となるナフサの価格が高止まりを続ける一方、輸出の停滞が長期化し、厳しい状況が続きました。
このような環境のなか、当社グループにおきましては、原材料価格の高騰に対応するため製品価格の是正に取り組んだほか、本年4月に導入した事業部制の下で、営業と研究の連携を強化し、新技術・新製品の早期開発に努めました。また、本年7月にはマレーシアに現地法人を設立し、成長を続ける東南アジアでの事業推進を図るなど、当社の重点課題である海外事業展開の加速に注力してまいりました。
しかしながら、駆け込み需要の反動による需要減の影響を大きく受けたほか、一部の製品では安価な海外品との競争にさらされるなど、当社を取り巻く状況は極めて厳しく、さらには円安による輸入原材料価格の高騰が継続したことも大きな負担となりました。
この結果、当第2四半期連結累計期間における当社グループの売上高は151億5千9百万円(前年同四半期比2.0%増)となり、損益面では、営業損失1億3千8百万円(前年同四半期は9千万円の営業利益)、経常利益3百万円(前年同四半期比98.8%減)、四半期純損失7千7百万円(前年同四半期は1億7千9百万円の四半期純利益)を計上する結果となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
化学製品セグメント
アルコール製品では、繊維油剤・洗剤原料向けの高級アルコールおよびトイレタリー業界向け界面活性剤の販売が好調を維持したため、販売数量、売上高ともに前年より増加いたしました。しかしながら、油脂製品では、合成樹脂向け脂肪酸の需要が低迷したほか、グリセリンも海外品の攻勢を受けたことから、販売数量、売上高ともに前年を下回りました。
可塑剤は、住宅関連業界をはじめとする主要取引先における需要低迷の影響が大きく、また、海外品の流入量が過去最高水準に迫る勢いで推移するなど、大変厳しい販売環境を強いられました。
酸無水物は、アジアで需要の持ち直しがみられたことに加え、円安が売上に寄与したことから、輸出における販売数量、売上高はともに前年より増加いたしました。しかしながら、国内では、電機関連業界および住宅関連業界での需要が伸びず、販売数量、売上高ともに前年を下回りました。
ベンゼン誘導品は、海外品の攻勢が強く低調な販売が続きましたが、油剤関連では自動車関連業界向けの開発品が比較的順調に推移いたしました。また、新規開発品である医農薬中間体の用途開拓に積極的に取り組みました。
樹脂添加剤は、国内では顧客の大型定期修理の影響を受けたほか、海外市場では欧州での需要低迷により売上が伸び悩み、販売数量、売上高ともに前年に比べ微減となりました。
以上の結果、化学製品セグメントの当第2四半期連結累計期間の売上高は137億2千3百万円(前年同四半期比1.6%増)、セグメント損失は1億4千5百万円(前年同四半期は7千3百万円のセグメント利益)となりました。
その他セグメント
その他セグメントにおきましては、防錆剤および水溶性切削油の自動車関連業界向け販売が好調を維持したものの、業務用洗剤および車両洗剤の販売が前年を下回りました。商社部門では、8月以降、住宅関連業界における需要の落ち込みによる影響を受けましたが、7月までの好調な販売が寄与し、売上高は前年同期より増加いたしました。
以上の結果、その他セグメントの当第2四半期連結累計期間の売上高は14億3千6百万円(前年同四半期比6.5%増)、セグメント利益は7百万円(前年同四半期比60.8%減)となりました。
なお、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントとして記載する事業セグメントを変更しており、当第2四半期連結累計期間の比較・分析は、変更後の区分に基づいております。
(2) 財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末の総資産は前期末比0.9%増、金額で3億2千4百万円増加し361億4千7百万円となりました。
流動資産につきましては、棚卸資産が増加したものの、現金及び預金、受取手形及び売掛金が減少したことなどにより前期末比1.3%減、金額で2億4千4百万円減少の179億5千1百万円となりました。固定資産につきましては、投資有価証券が増加したことなどにより前期末比3.2%増、金額で5億6千8百万円増加の181億9千5百万円となりました。
流動負債につきましては、支払手形及び買掛金が減少したものの、短期借入金、1年内返済予定の長期借入金が増加したことなどにより前期末比5.7%増、金額で6億9千6百万円増加の129億1千9百万円となりました。固定負債につきましては、長期借入金が減少したことなどにより前期末比6.5%減、金額で6億7千1百万円減少の96億9千3百万円となりました。
純資産につきましては、四半期純損失を計上したものの、その他有価証券評価差額金が増加したことなどにより前期末比2.3%増、金額で2億9千9百万円増加の135億3千4百万円となりました。
この結果、当第2四半期連結会計期間末の自己資本比率は35.4%となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ、2億5千9百万円減少し、14億1千5百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間に係る区分ごとのキャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、資金は4億3千7百万円減少(前年同四半期は2千2百万円増加)しました。これは主に、仕入債務が5億8千9百万円減少したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、資金は2億2千2百万円減少(前年同四半期は11億1千4百万円減少)しました。これは主に、有形固定資産の取得による支出2億8千2百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、資金は3億9千8百万円増加(前年同四半期は13億2千1百万円増加)しました。これは主に、借入金の増加4億5千5百万円によるものであります。
(4) 事業上および財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、事業上および財務上の対処すべき課題に重要な変更および新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は3億2千6百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1) 業績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、消費税率引き上げ前の駆け込み需要の反動から個人消費が落ち込んだほか、企業活動においても生産の減少がみられました。夏以降、政府の経済政策や雇用環境の改善により、反動減の影響が徐々に和らいではいるものの、依然として持ち直しの動きは鈍く、低迷が持続しました。
化学業界におきましても、中東情勢の緊迫化を背景に、原料となるナフサの価格が高止まりを続ける一方、輸出の停滞が長期化し、厳しい状況が続きました。
このような環境のなか、当社グループにおきましては、原材料価格の高騰に対応するため製品価格の是正に取り組んだほか、本年4月に導入した事業部制の下で、営業と研究の連携を強化し、新技術・新製品の早期開発に努めました。また、本年7月にはマレーシアに現地法人を設立し、成長を続ける東南アジアでの事業推進を図るなど、当社の重点課題である海外事業展開の加速に注力してまいりました。
しかしながら、駆け込み需要の反動による需要減の影響を大きく受けたほか、一部の製品では安価な海外品との競争にさらされるなど、当社を取り巻く状況は極めて厳しく、さらには円安による輸入原材料価格の高騰が継続したことも大きな負担となりました。
この結果、当第2四半期連結累計期間における当社グループの売上高は151億5千9百万円(前年同四半期比2.0%増)となり、損益面では、営業損失1億3千8百万円(前年同四半期は9千万円の営業利益)、経常利益3百万円(前年同四半期比98.8%減)、四半期純損失7千7百万円(前年同四半期は1億7千9百万円の四半期純利益)を計上する結果となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
化学製品セグメント
アルコール製品では、繊維油剤・洗剤原料向けの高級アルコールおよびトイレタリー業界向け界面活性剤の販売が好調を維持したため、販売数量、売上高ともに前年より増加いたしました。しかしながら、油脂製品では、合成樹脂向け脂肪酸の需要が低迷したほか、グリセリンも海外品の攻勢を受けたことから、販売数量、売上高ともに前年を下回りました。
可塑剤は、住宅関連業界をはじめとする主要取引先における需要低迷の影響が大きく、また、海外品の流入量が過去最高水準に迫る勢いで推移するなど、大変厳しい販売環境を強いられました。
酸無水物は、アジアで需要の持ち直しがみられたことに加え、円安が売上に寄与したことから、輸出における販売数量、売上高はともに前年より増加いたしました。しかしながら、国内では、電機関連業界および住宅関連業界での需要が伸びず、販売数量、売上高ともに前年を下回りました。
ベンゼン誘導品は、海外品の攻勢が強く低調な販売が続きましたが、油剤関連では自動車関連業界向けの開発品が比較的順調に推移いたしました。また、新規開発品である医農薬中間体の用途開拓に積極的に取り組みました。
樹脂添加剤は、国内では顧客の大型定期修理の影響を受けたほか、海外市場では欧州での需要低迷により売上が伸び悩み、販売数量、売上高ともに前年に比べ微減となりました。
以上の結果、化学製品セグメントの当第2四半期連結累計期間の売上高は137億2千3百万円(前年同四半期比1.6%増)、セグメント損失は1億4千5百万円(前年同四半期は7千3百万円のセグメント利益)となりました。
その他セグメント
その他セグメントにおきましては、防錆剤および水溶性切削油の自動車関連業界向け販売が好調を維持したものの、業務用洗剤および車両洗剤の販売が前年を下回りました。商社部門では、8月以降、住宅関連業界における需要の落ち込みによる影響を受けましたが、7月までの好調な販売が寄与し、売上高は前年同期より増加いたしました。
以上の結果、その他セグメントの当第2四半期連結累計期間の売上高は14億3千6百万円(前年同四半期比6.5%増)、セグメント利益は7百万円(前年同四半期比60.8%減)となりました。
なお、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントとして記載する事業セグメントを変更しており、当第2四半期連結累計期間の比較・分析は、変更後の区分に基づいております。
(2) 財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末の総資産は前期末比0.9%増、金額で3億2千4百万円増加し361億4千7百万円となりました。
流動資産につきましては、棚卸資産が増加したものの、現金及び預金、受取手形及び売掛金が減少したことなどにより前期末比1.3%減、金額で2億4千4百万円減少の179億5千1百万円となりました。固定資産につきましては、投資有価証券が増加したことなどにより前期末比3.2%増、金額で5億6千8百万円増加の181億9千5百万円となりました。
流動負債につきましては、支払手形及び買掛金が減少したものの、短期借入金、1年内返済予定の長期借入金が増加したことなどにより前期末比5.7%増、金額で6億9千6百万円増加の129億1千9百万円となりました。固定負債につきましては、長期借入金が減少したことなどにより前期末比6.5%減、金額で6億7千1百万円減少の96億9千3百万円となりました。
純資産につきましては、四半期純損失を計上したものの、その他有価証券評価差額金が増加したことなどにより前期末比2.3%増、金額で2億9千9百万円増加の135億3千4百万円となりました。
この結果、当第2四半期連結会計期間末の自己資本比率は35.4%となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ、2億5千9百万円減少し、14億1千5百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間に係る区分ごとのキャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、資金は4億3千7百万円減少(前年同四半期は2千2百万円増加)しました。これは主に、仕入債務が5億8千9百万円減少したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、資金は2億2千2百万円減少(前年同四半期は11億1千4百万円減少)しました。これは主に、有形固定資産の取得による支出2億8千2百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、資金は3億9千8百万円増加(前年同四半期は13億2千1百万円増加)しました。これは主に、借入金の増加4億5千5百万円によるものであります。
(4) 事業上および財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、事業上および財務上の対処すべき課題に重要な変更および新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は3億2千6百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。