有価証券報告書-第79期(2024/04/01-2025/03/31)
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概況は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益は総じて緩やかに改善の動きがみられました。個人消費、設備投資に持ち直しの動きが、雇用情勢には改善の動きがみられ、景気全体は緩やかに回復しております。一方で世界の景気は、一部の地域において足踏みがみられるものの、持ち直しの動きがみられますが、中東情勢や欧米における高い金利水準に伴う影響、物価上昇等による下振れリスクがあります。わが国においても、原材料価格やエネルギー価格の高止まり、企業物価指数や消費者物価指数の高止まり、自然災害や物価上昇の継続による消費マインドの下振れなどが懸念され、当社グループを取り巻く環境は予断を許さない状況が続いております。
このような状況の中、当社グループは、一定の販売数量を確保し、自動車補修用市場でのシェアの拡大を図るため、顧客ニーズに沿った環境対応型塗料や高機能性塗料で販路拡大に注力するとともに、大型車両分野や工業用分野などの新規市場開拓や建築用塗料の受注拡大に向け、営業活動を展開いたしました。また、原材料価格、エネルギーコスト、人件費等の上昇分を吸収すべく、販売数量が厳しい中、収益向上のための人材確保ならびに人材育成、業務効率化に注力しながら、収益確保に努めてまいりました。
その結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は次のとおりとなりました。
a.財政状態
当連結会計年度末の資産は、前連結会計年度末に比べ1億25百万円増加して208億87百万円となりました。
当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末に比べ3億36百万円減少して32億47百万円となりました。
当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べ4億61百万円増加して176億40百万円となりました。
b.経営成績
売上高については、原材料価格の上昇分の一部を販売価格に転嫁し、収益確保に努めてまいりました。利益面につきましても、ウクライナ情勢の長期化や中東情勢の緊迫化により原材料価格やエネルギー価格が高止まりしたことから、収益環境を慎重に見極め、生産部門における設備投資を必要最小限とし、不急の設備維持経費を抑制するなど総コスト上昇を一定程度に抑えることに注力いたしました。
その結果、当連結会計年度の売上高は、81億57百万円(前年同期比2.0%増加)となりました。利益面につきましては、営業利益は6億28百万円(前年同期比2.8%減少)、経常利益は7億67百万円(前年同期比1.6%増加)、親会社株主に帰属する当期純利益は5億49百万円(前年同期比5.5%増加)となりました。
塗料事業は、売上高80億55百万円(前年同期比2.0%増加)、営業利益5億83百万円(前年同期比3.1%減少)であります。
分野別の販売状況は、自動車補修用塗料分野では、特化則対応、PRTR法対応の1液ベースコート「ハイアートNext」やハイソリッドクリヤー「アクセルクリヤー」シリーズで市場占有率の維持を図るとともに、特殊ウレタン樹脂をベースとした2液型塗料「ベッドライナービースト」で新規ユーザーの獲得に努めました。併せて、水性1液ベースコート塗料「アクアスDRY」では主力ユーザーへの普及促進を行うとともに、水性塗料の安全性を維持しつつ作業効率の改善と作業者の負担軽減を実現した水性1液ベースコート塗料「CRONOS HD」で新規ユーザー獲得に注力しました。大型車両分野では、トラック荷台床面の木部保護塗料「ウッドプロテクト」、特化則対応、PRTR法対応の2液ウレタン樹脂塗料「ハイアートCBエコ」でユーザー獲得に注力し、堅調に推移いたしました。さらに、調色作業を標準化・システム化した測色機「彩選短スマート」の販売を促進し、ユーザーの作業効率改善や若年者の技術教育に大きく貢献いたしました。
建築用塗料分野におきましては、主力の「ネオシリカ」シリーズに加え、JISA6021取得の外壁用塗膜防水材「アトロンエラストマー」、抗ウイルス性、抗菌性、抗カビ性、消臭性に優れた内装用光触媒塗料「エアフレッシュ」など、各種用途に特化した製品を展開いたしました。また、タイル床面等滑り止めの「スキッドガードシリーズ」では、高耐久性を実現した無溶剤2液型ウレタン樹脂塗料「スキッドガードTOUGH」、水性1液型アクリル樹脂塗料「スキッドガードAQUA」の販売促進に取り組みました。
工業用塗料につきましては、ユーザーの環境重視志向を背景に「ハイアートCBエコ」の拡販に注力するとともに、従来の水性塗料と比較して乾燥性・光沢を大幅に向上させた水性1液型アクリル樹脂塗料「アクアシャインGA」において、引き続き個々のユーザーに対応して積極的な個別営業活動に取り組みました。
エアゾール分野におきましても、工業用向けでは、補修用スプレー「エアラッカーエコ」の売上が堅調であったほか、DIY分野では、2液内部混合型エアースプレー「エアーウレタン」、1液カラークリヤー「キャンデーカラー」が堅調に推移しました。
その他は、売上高1億2百万円(前年同期比1.1%増加)、営業利益45百万円(前年同期比1.5%増加)であります。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、税金等調整前当期純利益7億67百万円、有価証券の売却及び償還による収入6億円、定期預金の払戻による収入3億円などの増加がありましたが、投資有価証券の取得による支出13億4百万円、仕入債務の減少2億31百万円、法人税等の支払額2億28百万円などがあり、全体として期首残高より46百万円増加し、34億72百万円(前連結会計年度末34億26百万円)となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金の増加は4億86百万円(前連結会計年度7億98百万円)となりました。
その主な要因は、増加した資金では、税金等調整前当期純利益7億67百万円、売上債権の減少1億55百万円、減少
した資金では、仕入債務の減少2億31百万円、法人税等の支払額2億28百万円、棚卸資産の増加1億44百万円などに
よるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金の減少は3億31百万円(前連結会計年度7億7百万円)となりました。
その主な要因は、増加した資金では、有価証券の売却及び償還による収入6億円、投資有価証券の売却及び償還による収入3億円、定期預金の払戻による収入3億円などがあり、減少した資金では、投資有価証券の取得による支出13億4百万円、有形固定資産の取得による支出2億13百万円などによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金の減少は1億9百万円(前連結会計年度1億6百万円)となりました。
その主な要因は、配当金の支払額95百万円などによるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績及び商品仕入実績
生産実績
(注) 金額は製造原価によっております。
商品仕入実績
(注) 金額は仕入価格によっております。
b.受注実績
主として見込生産によっておりますので、受注ならびに受注残高について特に記載すべき事項はありません。
c.販売実績
(注) セグメント間取引については相殺消去しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.経営成績等
1)財政状態
当連結会計年度末の資産は、前連結会計年度末と比べ1億25百万円増加して208億87百万円となりました。
資産の増加の主なものは、投資有価証券7億6百万円、電子記録債権1億61百万円、商品及び製品1億3百万円、減少の主なものは受取手形3億19百万円、有価証券3億円、現金及び預金2億54百万円であります。
当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末に比べ3億36百万円減少して32億47百万円となりました。
負債の減少の主なものは、電子記録債務2億59百万円、未払金38百万円であります。
当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べ4億61百万円増加して176億40百万円となりました。
純資産の増加の主なものは利益剰余金4億54百万円であります。
以上の結果、自己資本比率は1.7ポイント上がり、82.5%となりました。
2)経営成績
当社の主力事業の自動車補修用塗料分野の国内市場が停滞している環境において、環境保全の法規制などにより、塗料の低溶剤化・水性化を推進することが不可欠となるなど、事業環境は厳しい状況が続いております。そうした環境のもと、積極的な営業活動を展開いたしました結果、売上高は前連結会計年度比2.0%増加の81億57百万円となりました。
製品の統廃合や総原価低減に取り組み、原材料価格や物流コスト等の上昇分の一部を販売価格に転嫁したことにより、営業利益は前連結会計年度比2.8%減少の6億28百万円、経常利益は前連結会計年度比1.6%増加の7億67百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度比5.5%増加の5億49百万円となりました。
3)キャッシュ・フローの状況
キャッシュ・フローの状況におきましては、当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ46百万円増加し、34億72百万円(前連結会計年度末34億26百万円)となりました。
営業活動による資金の増加は、4億86百万円となりました。
投資活動による資金の減少は、3億31百万円となりました。
財務活動による資金の減少は、1億9百万円となりました。
なお、詳細は「第一部 企業情報 第2 事業の状況 4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
b.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの経営に影響を与える大きな要因としましては、使用する原材料の石油関連製品への依存度が高く、原油・ナフサ価格等の動向が塗料原料の価格に影響を及ぼします。また、物流費の上昇もコスト増加の要因であり、原材料価格の上昇によるコスト増とともに収益の圧迫要因となります。このような状況の下、当社グループは生産効率化ならびに業務の効率化によりコスト増を吸収しつつ、一部販売価格への転嫁等により対応しております。
当社グループの主たる事業である塗料業界におきましては、大気汚染防止法、水質汚濁防止法、土壌汚染防止法などの環境関連法や、毒物劇物取締法、廃掃法、PRTR法などさまざまな法的規制の適用を受けております。当社グループは、社会や業界を取り巻く法律や規制の施行に積極的に取り組むため、「環境方針」を定め、ISO14001等を取得するなど対応に注力しています。また、大規模な事故・災害等の発生に備えて、事業継続計画(BCP)を策定し、社員教育や災害訓練等によりBCPの周知徹底および実効性の向上を図っております。
c.資本の財源及び資金の流動性
当社グループの事業活動における運転資金需要の主なものは当社グループの主たる事業である塗料事業であります。塗料事業の必要な資金は、製造費用、販売費および一般管理費、設備投資でありますが、これらは全て営業活動によるキャッシュ・フローと内部資金により調達しており、金融機関からの借入や社債の発行による資金調達はありません。今後の事業の維持・発展に必要な運転資金・設備資金についても内部資金による調達で可能であると考えておりますが、取引銀行2行と20億円の当座貸越契約を締結し流動性を補完しています。
②重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成しております。なお、この連結財務諸表作成に当たりましては、引当金の計上など一部に将来の見積りに基づいているものがありますが、これらの見積りは当社グループにおける過去の実績等を勘案し、「退職給付に関する会計基準」「税効果会計に係る会計基準」「金融商品に関する会計基準」などに準拠しております。
連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概況は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益は総じて緩やかに改善の動きがみられました。個人消費、設備投資に持ち直しの動きが、雇用情勢には改善の動きがみられ、景気全体は緩やかに回復しております。一方で世界の景気は、一部の地域において足踏みがみられるものの、持ち直しの動きがみられますが、中東情勢や欧米における高い金利水準に伴う影響、物価上昇等による下振れリスクがあります。わが国においても、原材料価格やエネルギー価格の高止まり、企業物価指数や消費者物価指数の高止まり、自然災害や物価上昇の継続による消費マインドの下振れなどが懸念され、当社グループを取り巻く環境は予断を許さない状況が続いております。
このような状況の中、当社グループは、一定の販売数量を確保し、自動車補修用市場でのシェアの拡大を図るため、顧客ニーズに沿った環境対応型塗料や高機能性塗料で販路拡大に注力するとともに、大型車両分野や工業用分野などの新規市場開拓や建築用塗料の受注拡大に向け、営業活動を展開いたしました。また、原材料価格、エネルギーコスト、人件費等の上昇分を吸収すべく、販売数量が厳しい中、収益向上のための人材確保ならびに人材育成、業務効率化に注力しながら、収益確保に努めてまいりました。
その結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は次のとおりとなりました。
a.財政状態
当連結会計年度末の資産は、前連結会計年度末に比べ1億25百万円増加して208億87百万円となりました。
当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末に比べ3億36百万円減少して32億47百万円となりました。
当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べ4億61百万円増加して176億40百万円となりました。
b.経営成績
売上高については、原材料価格の上昇分の一部を販売価格に転嫁し、収益確保に努めてまいりました。利益面につきましても、ウクライナ情勢の長期化や中東情勢の緊迫化により原材料価格やエネルギー価格が高止まりしたことから、収益環境を慎重に見極め、生産部門における設備投資を必要最小限とし、不急の設備維持経費を抑制するなど総コスト上昇を一定程度に抑えることに注力いたしました。
その結果、当連結会計年度の売上高は、81億57百万円(前年同期比2.0%増加)となりました。利益面につきましては、営業利益は6億28百万円(前年同期比2.8%減少)、経常利益は7億67百万円(前年同期比1.6%増加)、親会社株主に帰属する当期純利益は5億49百万円(前年同期比5.5%増加)となりました。
塗料事業は、売上高80億55百万円(前年同期比2.0%増加)、営業利益5億83百万円(前年同期比3.1%減少)であります。
分野別の販売状況は、自動車補修用塗料分野では、特化則対応、PRTR法対応の1液ベースコート「ハイアートNext」やハイソリッドクリヤー「アクセルクリヤー」シリーズで市場占有率の維持を図るとともに、特殊ウレタン樹脂をベースとした2液型塗料「ベッドライナービースト」で新規ユーザーの獲得に努めました。併せて、水性1液ベースコート塗料「アクアスDRY」では主力ユーザーへの普及促進を行うとともに、水性塗料の安全性を維持しつつ作業効率の改善と作業者の負担軽減を実現した水性1液ベースコート塗料「CRONOS HD」で新規ユーザー獲得に注力しました。大型車両分野では、トラック荷台床面の木部保護塗料「ウッドプロテクト」、特化則対応、PRTR法対応の2液ウレタン樹脂塗料「ハイアートCBエコ」でユーザー獲得に注力し、堅調に推移いたしました。さらに、調色作業を標準化・システム化した測色機「彩選短スマート」の販売を促進し、ユーザーの作業効率改善や若年者の技術教育に大きく貢献いたしました。
建築用塗料分野におきましては、主力の「ネオシリカ」シリーズに加え、JISA6021取得の外壁用塗膜防水材「アトロンエラストマー」、抗ウイルス性、抗菌性、抗カビ性、消臭性に優れた内装用光触媒塗料「エアフレッシュ」など、各種用途に特化した製品を展開いたしました。また、タイル床面等滑り止めの「スキッドガードシリーズ」では、高耐久性を実現した無溶剤2液型ウレタン樹脂塗料「スキッドガードTOUGH」、水性1液型アクリル樹脂塗料「スキッドガードAQUA」の販売促進に取り組みました。
工業用塗料につきましては、ユーザーの環境重視志向を背景に「ハイアートCBエコ」の拡販に注力するとともに、従来の水性塗料と比較して乾燥性・光沢を大幅に向上させた水性1液型アクリル樹脂塗料「アクアシャインGA」において、引き続き個々のユーザーに対応して積極的な個別営業活動に取り組みました。
エアゾール分野におきましても、工業用向けでは、補修用スプレー「エアラッカーエコ」の売上が堅調であったほか、DIY分野では、2液内部混合型エアースプレー「エアーウレタン」、1液カラークリヤー「キャンデーカラー」が堅調に推移しました。
その他は、売上高1億2百万円(前年同期比1.1%増加)、営業利益45百万円(前年同期比1.5%増加)であります。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、税金等調整前当期純利益7億67百万円、有価証券の売却及び償還による収入6億円、定期預金の払戻による収入3億円などの増加がありましたが、投資有価証券の取得による支出13億4百万円、仕入債務の減少2億31百万円、法人税等の支払額2億28百万円などがあり、全体として期首残高より46百万円増加し、34億72百万円(前連結会計年度末34億26百万円)となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金の増加は4億86百万円(前連結会計年度7億98百万円)となりました。
その主な要因は、増加した資金では、税金等調整前当期純利益7億67百万円、売上債権の減少1億55百万円、減少
した資金では、仕入債務の減少2億31百万円、法人税等の支払額2億28百万円、棚卸資産の増加1億44百万円などに
よるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金の減少は3億31百万円(前連結会計年度7億7百万円)となりました。
その主な要因は、増加した資金では、有価証券の売却及び償還による収入6億円、投資有価証券の売却及び償還による収入3億円、定期預金の払戻による収入3億円などがあり、減少した資金では、投資有価証券の取得による支出13億4百万円、有形固定資産の取得による支出2億13百万円などによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金の減少は1億9百万円(前連結会計年度1億6百万円)となりました。
その主な要因は、配当金の支払額95百万円などによるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績及び商品仕入実績
生産実績
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) | 前年同期比(%) |
| 塗料事業(千円) | 4,349,686 | 4.5 |
| その他(千円) | - | - |
| 合計(千円) | 4,349,686 | 4.5 |
(注) 金額は製造原価によっております。
商品仕入実績
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) | 前年同期比(%) |
| 塗料事業(千円) | 1,565,672 | 5.5 |
| その他(千円) | - | - |
| 合計(千円) | 1,565,672 | 5.5 |
(注) 金額は仕入価格によっております。
b.受注実績
主として見込生産によっておりますので、受注ならびに受注残高について特に記載すべき事項はありません。
c.販売実績
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) | 前年同期比(%) |
| 塗料事業(千円) | 8,054,809 | 2.0 |
| その他(千円) | 102,071 | 1.1 |
| 合計(千円) | 8,156,880 | 2.0 |
(注) セグメント間取引については相殺消去しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.経営成績等
1)財政状態
当連結会計年度末の資産は、前連結会計年度末と比べ1億25百万円増加して208億87百万円となりました。
資産の増加の主なものは、投資有価証券7億6百万円、電子記録債権1億61百万円、商品及び製品1億3百万円、減少の主なものは受取手形3億19百万円、有価証券3億円、現金及び預金2億54百万円であります。
当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末に比べ3億36百万円減少して32億47百万円となりました。
負債の減少の主なものは、電子記録債務2億59百万円、未払金38百万円であります。
当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べ4億61百万円増加して176億40百万円となりました。
純資産の増加の主なものは利益剰余金4億54百万円であります。
以上の結果、自己資本比率は1.7ポイント上がり、82.5%となりました。
2)経営成績
当社の主力事業の自動車補修用塗料分野の国内市場が停滞している環境において、環境保全の法規制などにより、塗料の低溶剤化・水性化を推進することが不可欠となるなど、事業環境は厳しい状況が続いております。そうした環境のもと、積極的な営業活動を展開いたしました結果、売上高は前連結会計年度比2.0%増加の81億57百万円となりました。
製品の統廃合や総原価低減に取り組み、原材料価格や物流コスト等の上昇分の一部を販売価格に転嫁したことにより、営業利益は前連結会計年度比2.8%減少の6億28百万円、経常利益は前連結会計年度比1.6%増加の7億67百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度比5.5%増加の5億49百万円となりました。
3)キャッシュ・フローの状況
キャッシュ・フローの状況におきましては、当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ46百万円増加し、34億72百万円(前連結会計年度末34億26百万円)となりました。
営業活動による資金の増加は、4億86百万円となりました。
投資活動による資金の減少は、3億31百万円となりました。
財務活動による資金の減少は、1億9百万円となりました。
なお、詳細は「第一部 企業情報 第2 事業の状況 4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
b.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの経営に影響を与える大きな要因としましては、使用する原材料の石油関連製品への依存度が高く、原油・ナフサ価格等の動向が塗料原料の価格に影響を及ぼします。また、物流費の上昇もコスト増加の要因であり、原材料価格の上昇によるコスト増とともに収益の圧迫要因となります。このような状況の下、当社グループは生産効率化ならびに業務の効率化によりコスト増を吸収しつつ、一部販売価格への転嫁等により対応しております。
当社グループの主たる事業である塗料業界におきましては、大気汚染防止法、水質汚濁防止法、土壌汚染防止法などの環境関連法や、毒物劇物取締法、廃掃法、PRTR法などさまざまな法的規制の適用を受けております。当社グループは、社会や業界を取り巻く法律や規制の施行に積極的に取り組むため、「環境方針」を定め、ISO14001等を取得するなど対応に注力しています。また、大規模な事故・災害等の発生に備えて、事業継続計画(BCP)を策定し、社員教育や災害訓練等によりBCPの周知徹底および実効性の向上を図っております。
c.資本の財源及び資金の流動性
当社グループの事業活動における運転資金需要の主なものは当社グループの主たる事業である塗料事業であります。塗料事業の必要な資金は、製造費用、販売費および一般管理費、設備投資でありますが、これらは全て営業活動によるキャッシュ・フローと内部資金により調達しており、金融機関からの借入や社債の発行による資金調達はありません。今後の事業の維持・発展に必要な運転資金・設備資金についても内部資金による調達で可能であると考えておりますが、取引銀行2行と20億円の当座貸越契約を締結し流動性を補完しています。
②重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成しております。なお、この連結財務諸表作成に当たりましては、引当金の計上など一部に将来の見積りに基づいているものがありますが、これらの見積りは当社グループにおける過去の実績等を勘案し、「退職給付に関する会計基準」「税効果会計に係る会計基準」「金融商品に関する会計基準」などに準拠しております。
連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。