有価証券報告書-第14期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)

【提出】
2019/06/18 14:50
【資料】
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注記事項-無形資産、連結財務諸表(IFRS)

17.無形資産
取得原価、償却累計額及び減損損失累計額の増減
前連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)の無形資産の増減は次のとおりです。
(単位:百万円)

特許及び
技術
販売権仕掛
研究開発
ソフト
ウエア
その他合計
取得原価
2017年4月1日の残高348,49250,454232,94948,5201,843682,258
取得5696023,36510,6412115,198
企業結合6,594-74,303-280,899
処分△1,360--△1,344-△2,704
売却目的で保有する資産へ振替---△93-△93
その他△9,5741,4699,7401,31562,956
2018年3月31日の残高344,72252,525320,35759,0391,871778,514
償却累計額及び減損損失累計額
2017年4月1日の残高△204,775△39,441△20,315△30,104△204△294,839
当期償却額△32,802△3,037-△6,975△11△42,824
減損損失(又は戻入れ)△529-△30,592△0△1,520△32,642
処分1,359--1,319-2,678
売却目的で保有する資産へ振替---70-70
その他7,626△1,371△56△237△65,955
2018年3月31日の残高△229,121△43,849△50,964△35,927△1,742△361,602
帳簿価額
2017年4月1日の残高143,71711,013212,63418,4161,639387,419
2018年3月31日の残高115,6018,676269,39323,112130416,912

(注)1.「企業結合」による増加は、オジェダ SA及びユニバーサル セルズ Inc.を買収したことによるものです。企業結合の内容は、注記「37.企業結合」をご参照ください。なお、当連結会計年度において支払対価の配分が完了したため「企業結合」による増加額を遡及修正しています。この結果、特許及び技術が5,543百万円増加し、仕掛研究開発が5,543百万円減少しています。
2.その他のうち、主なものは為替換算調整です。
当連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)の無形資産の増減は次のとおりです。
(単位:百万円)

特許及び
技術
販売権仕掛
研究開発
ソフト
ウエア
その他合計
取得原価
2018年4月1日の残高344,72252,525320,35759,0391,871778,514
取得3,621-10,79414,856229,273
企業結合--34,157--34,157
処分△3△66△10,357△3,388-△13,813
振替3,683-△3,683---
売却目的で保有する資産へ振替---△66-△66
その他7,658△780△2,298△372△124,197
2019年3月31日の残高359,68151,680348,97170,0701,861832,262
償却累計額及び減損損失累計額
2018年4月1日の残高△229,121△43,849△50,964△35,927△1,742△361,602
当期償却額△32,158△3,054-△7,230△12△42,454
減損損失(又は戻入れ)--△7,312△19-△7,332
処分-6610,3573,347-13,770
振替△198-198---
売却目的で保有する資産へ振替---60-60
その他△6,25376054865△4,997
2019年3月31日の残高△267,730△46,077△47,716△39,284△1,748△402,556
帳簿価額
2018年4月1日の残高115,6018,676269,39323,112130416,912
2019年3月31日の残高91,9515,602301,25430,786113429,707

(注)1.「企業結合」による増加は、ポテンザ セラピューティクス Inc.等を買収したことによるものです。企業結合の内容は、注記「37.企業結合」をご参照ください。
2.その他のうち、主なものは為替換算調整です。
無形資産のうち、製品及び技術の導入契約等に伴い取得した無形資産の償却費は、連結純損益計算書の「無形資産償却費」として表示しています。
無形資産に係る減損損失(又は戻入れ)は、連結純損益計算書の「その他の費用」及び「その他の収益」に含まれています。
無形資産の減損テスト及び認識された減損損失
当社グループは、無形資産については主として個別の資産ごとに減損の要否を検討しています。また、償却が開始されていない無形資産については、減損の兆候の有無にかかわらず、毎期減損テストを行っています。減損テストにあたり、回収可能価額は主として使用価値にて算定しています。割引率は加重平均資本コストを基礎として算定しており、使用価値の算定に使用した税引後の割引率は6.0%~9.0%です。また税引前の割引率は7.7%~13.6%です。
減損テストの結果、前連結会計年度及び当連結会計年度において以下の減損損失が認識されています。
前連結会計年度において、無形資産に対して認識された減損損失(又は戻入れ)は32,642百万円であり、その主な内訳は以下のとおりです。
ガニメド ファーマシューティカルズ AGの買収に伴い認識されたIMAB362に関する仕掛研究開発について、開発プロジェクトの計画見直しに伴い、27,548百万円の減損損失を認識しました。回収可能価額は将来キャッシュ・フローを割り引くことにより算出した使用価値を用いており、使用価値の算定に使用した税引後の割引率は10.0%及び税引前の割引率は14.3%です。
当連結会計年度において、プロジェクトの開発中止等に伴い、7,332百万円の減損損失を認識しました。
重要な無形資産
前連結会計年度の連結財政状態計算書に計上されている無形資産のうち、主要なものは2017年におけるオジェダ SAの買収に伴い認識されたfezolinetantに係る権利、2016年におけるガニメド ファーマシューティカルズ AGの買収に伴い認識されたIMAB362に係る権利、メディベーション社とのライセンス契約により取得したエンザルタミド(XTANDI)の研究開発に係る権利及びフィブロジェン社とのライセンス契約により取得したYM311/ロキサデュスタットの研究開発に係る権利であり、帳簿価額はそれぞれ77,609百万円、64,017百万円、60,930百万円及び51,656百万円です。
当連結会計年度の連結財政状態計算書に計上されている無形資産のうち、主要なものは2017年におけるオジェダ SAの買収に伴い認識されたfezolinetantに係る権利、2016年におけるガニメド ファーマシューティカルズ AGの買収に伴い認識されたIMAB362に係る権利、メディベーション社とのライセンス契約により取得したエンザルタミド(XTANDI)の研究開発に係る権利及びフィブロジェン社とのライセンス契約により取得したYM311/ロキサデュスタットの研究開発に係る権利であり、帳簿価額はそれぞれ74,778百万円、64,017百万円、54,629百万円及び53,322百万円です。
既に償却が開始されているものの残存償却期間は前連結会計年度11年及び当連結会計年度10年であり、償却が開始されていないものについては毎期減損テストを行っています。