有価証券報告書-第20期(2024/04/01-2025/03/31)

【提出】
2025/06/16 13:09
【資料】
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【項目】
156項目
(3) 環境 (気候変動)
①環境 (気候変動) に関する考え方
当社の企業行動憲章には「企業活動と地球環境の調和は経営の必須条件であることを強く認識し、地球環境の改善のために主体的に行動する」を掲げています。持続的な成長を続けていくためには、エネルギーや気候変動、環境汚染、廃棄物処理など地域環境に影響を与える課題を企業活動の重要な要素と認識することが必要だと考えています。
また、世界的な環境問題である気候変動及びそれによってもたらされる結果は、患者さんに貢献していくための当社の事業の継続性に対して脅威となり得ると考えています。具体的には、気候システムの変化によって生じる極端な天候、降雨変化、伝染病の拡大、エネルギーポートフォリオの変化等があげられます。このような影響を低減するために、事業活動由来の温室効果ガスが気候システムに対して危険な人為的影響を及ぼさないよう、温室効果ガスの排出を削減することを目標としています。当社は、気候変動を低減し、また、気候変動に適応していくために、長期的で幅広い視野をもって環境に対する企業の責任を果たしていきます。
②環境 (気候変動) に関するガバナンス・リスク管理
当社は、2020年12月に気候関連財務情報開示タスクフォース (Task Force on Climate-related Financial Disclosures:TCFD) の提言に対し賛同を表明し、気候変動に対する情報は、TCFDの提言に沿って開示しています。
気候変動等の環境への取り組みは、当社が取り組むサステナビリティの重要な課題として位置づけられています。気候変動を含めたさまざまな環境課題への対応や実行計画の策定は、サステナビリティ コミッティで議論されます。気候変動に関する取り組み及び高い透明性をもった情報開示は戦略目標の一つとして取締役会の定期的な議題とされ、また気候変動のリスクと機会の評価を含むTCFD提言に沿った開示はサステナビリティ活動の一つとして取締役会に報告されています。
環境に関するリスク管理はサステナビリティ部門によりモニタリングされ、経営戦略担当に定期的に報告されます。特定されたリスクへの対応等は、課題の重要度に応じてエグゼクティブ・コミッティや取締役会にて決定されます。
③環境 (気候変動) に対する戦略・指標及び目標
経営計画2021の戦略目標4「サステナビリティ向上の取り組みを強化」において、「環境 (気候変動対策) 」を重点テーマの1つとして、設定しています。また、マテリアリティ・マトリックスでは、「気候変動とエネルギー」を「非常に重要」な課題として位置づけています。
気候変動によって発生する事業のリスク及び機会は、2つのシナリオをもとに分析しています。気候変動に関する1.5℃シナリオでは移行リスクが顕在化すると仮定し、また4℃シナリオでは物理的リスクが顕在化すると仮定して、分析しています。
当社の事業と気候変動によって発生する事業のリスク及び機会の分析の詳細については、下記ウェブサイトにて掲載しています。2025年8月頃に更新内容を公開する予定です。
https://www.astellas.com/jp/sustainability/TCFD-disclosure
また、サステナビリティ方針として策定した環境に関する課題の中期的に優先する項目、具体的な取り組み、2025年度までのコミットメントは下記のとおりです。
重要課題当社の中期優先項目具体的な取り組み2025年度までの
コミットメント
・環境負荷の低減
・気候変動とエネルギー
温室効果ガス排出量をパリ協定と整合性のある目標に向け削減し、2050年までに温室効果ガス排出量のネットゼロを達成する・エネルギー効率の向上、太陽光や風力等の再生可能エネルギーへの転換
・サプライチェーンにおける温室効果ガスの削減
以下目標 (注) に沿った適正な量の温室効果ガス削減を2025年度までに達成する
(注) 2030年度までの温室効果ガス排出量削減目標
・スコープ1+2 63%削減
(基準年:2015年度)
・スコープ3 37.5%削減
(基準年:2015年度)

④温室効果ガス (GHG) 排出量
気候変動に関する環境行動計画は自社の事業活動による排出 (スコープ1、2) に加え、サプライチェーン全体での排出 (スコープ3) も対象にしています。スコープ3の重要な排出源からのGHG排出についてもSBT (Science Based Target) を設定し、生産委託先をはじめ取引先にもGHG排出削減に向けた取り組みに賛同・協力いただく働きかけを行っています。
環境行動計画 (気候変動対策) <2023年1月SBT再認証>■ GHG排出量 (スコープ1+2) を2030年度までに63%削減する
(基準年:2015年度、 基準年の排出量:203千トン) 指標:「1.5℃目標」
■ GHG排出量 (スコープ3) を2030年度までに37.5%削減する
(基準年:2015年度) 指標:「well-below 2℃目標」

当社の2023年度のバリューチェーン全体での温室効果ガス排出量
GHG排出量2023年度
スコープ159千トン
スコープ263千トン
スコープ31,121千トン
合計1,244千トン

2024年度の実績は、下記ウェブサイトにて2025年6月頃公開を予定しています。
https://www.astellas.com/jp/sustainability/measures-to-address-climate-change
■ 第三者保証について
当社の2023年度環境データの実績については信頼性向上を目的として、KPMGあずさサステナビリティ株式会社に第三者検証を依頼し、独立した第三者報告書を取得しています。
2023年4月1日から2024年3月31日までを対象とした環境パフォーマンス指標に対して限定的保証業務が実施されました。当社の集計データ及び算定方法について、国際保証業務基準 (ISAE) 3000及びISAE3410に準拠した検証となります。
第三者報告書の詳細については下記ウェブサイトをご参照ください。
https://www.astellas.com/jp/sustainability/environment

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