有価証券報告書-第86期(2023/04/01-2024/03/31)
① 戦略
気候変動が当社事業に及ぼす影響について、1.5℃シナリオおよび4℃シナリオを用いて、気候変動に関するリスクと機会を特定しました。脱炭素社会に向かう1.5℃シナリオは気候変動に関する政府間パネル(IPCC)によるSSP1-1.9を、温暖化が進む4℃シナリオはSSP5-8.5を参考にしました。
特定したリスクと機会は財務的な影響度と発生頻度を考慮して分析を行い、対応策の評価を実施しました。
・リスク
・機会
(注) 1.時 期:「短期」0~1年、「中期」1~5年、「長期」5~30年
2.影響度:「小」~100億円、「中」100億円~200億円、「大」200億円~
気候変動が当社事業に及ぼす影響について、1.5℃シナリオおよび4℃シナリオを用いて、気候変動に関するリスクと機会を特定しました。脱炭素社会に向かう1.5℃シナリオは気候変動に関する政府間パネル(IPCC)によるSSP1-1.9を、温暖化が進む4℃シナリオはSSP5-8.5を参考にしました。
特定したリスクと機会は財務的な影響度と発生頻度を考慮して分析を行い、対応策の評価を実施しました。
・リスク
| シナリオ | 分類 | 事象 | 内容 | 時期 (注1) | 対応策 | 影響度 (注2) |
| 1.5℃ | 移行 リスク | 脱炭素関連の政策・法規制強化 | 炭素税負担の増加 | 中期~長期 | ・省エネ施策の積極展開 ・高効率・省エネ設備への更新 ・再生可能エネルギーの導入 | 小 |
| 脱炭素関連の政策に対応した設備導入に伴う投資コストの増加 | 中期~長期 | ・設備更新時の高効率・省エネ設備への計画的な更新 | 小 | |||
| 4℃ | 物理的 リスク(急性) | 気象災害の激甚化、発生頻度上昇 | 台風や豪雨等の災害による操業中断 | 短期~長期 | ・災害時の具体的な行動指針(BCP)の策定 ・多角的な調達先の確保 ・適切な在庫管理 | 中 |
| 物理的 リスク(慢性) | 気温上昇 | 空調運転に伴うエネルギーコストの増加 | 中期~長期 | ・省エネ施策の積極展開 ・高効率・省エネ設備への更新 | 小 | |
| 水不足 | 水資源の枯渇 | 中期~長期 | ・既存拠点の水供給の安全性と渇水に対する評価実施 ・適切な在庫管理 | 小 |
・機会
| シナリオ | 分類 | 事象 | 内容 | 時期 (注1) |
| 1.5℃ | 評判 | 企業価値向上 | 当社の気候変動への取り組みに対する顧客からの信頼獲得、ESG投資家からの評価向上 | 短期~長期 |
| 4℃ | 市場 | 疾病動向変化 | 気温上昇に伴う感染症等の特定の疾患に対する医薬品需要の増加 | 短期~長期 |
(注) 1.時 期:「短期」0~1年、「中期」1~5年、「長期」5~30年
2.影響度:「小」~100億円、「中」100億円~200億円、「大」200億円~