有価証券報告書-第81期(令和3年4月1日-令和4年3月31日)

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2022/06/29 12:02
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経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等という。)の状況の概要は以下のとおりであります。
当社は当連結会計年度より、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用しております。
このため、比較対象となる前連結会計年度の収益認識基準が異なることから、当連結会計年度における経営成績については、前連結会計年度と比較しての増減額及び前年同期比(%)を記載せずに説明しております。
詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更)」に記載のとおりであります。
(1)経営成績の状況
当連結会計年度のわが国の経済は、新型コロナウイルスに対し政府による感染症対策及び経済活動の再開が推進されたものの、いまだ収束の見通しは立っておらず、加えて為替変動や資源価格の高騰、諸外国の動向による地政学リスクの上昇等による懸念から、景気の先行きは依然として不透明な状況です。
医薬品業界では、社会保障問題を背景とした後発品の使用促進施策や薬価の引き下げに加え、新薬開発におけるコスト増加と成功確率の低下、企業間競争の激化により、引き続き厳しい環境下で推移することが予測されます。
このような状況のもと2021年度からスタートした’21年度-’25年度中期計画の初年度として「新規事業の探索」「既存事業の革新」「構造改革」を最重要課題にかかげ、積極的に事業活動を展開してまいりました結果、売上高は408億86百万円となりました。
利益面におきましては、主に経費の減少や為替の変動に伴う為替差益の発生等の影響により、経常利益は91億25百万円となりました。
親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、79億3百万円となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
[①製薬事業]
新発売の眼科用VEGF阻害剤「ラニビズマブ BS 硝子体内注射用キット」、緑内障・高眼圧症治療の配合点眼剤「アイラミド配合懸濁性点眼液」、中国向けに販売している非ステロイド性抗炎症点眼剤「プラノプリン」が伸長しましたが、緑内障・高眼圧症治療剤「ルミガン点眼液」「アイファガン点眼液」などが前年を下回る販売実績となりました。
以上の結果、当事業における売上高は、408億41百万円となりました。
[②その他事業]
化粧品原料「CME」等が前年同期に比べ8.7%増加したことから、当事業における売上高は、45百万円となりました。
(2)財政状態の状況
当連結会計年度末の資産総額は、前連結会計年度末に比べ、80億57百万円増加し、839億5百万円となりました。
これは主に現金及び預金が64億26百万円、受取手形及び売掛金が19億35百万円それぞれ増加したこと等によるものであります。
負債総額は前連結会計年度末に比べ、8億32百万円増加し、163億41百万円となりました。
これは主に支払手形及び買掛金が18億97百万円、未払法人税等が4億63百万円、賞与引当金が4億71百万円それぞれ増加したこと等によるものであります。
また、純資産につきましては前連結会計年度末に比べ72億25百万円増加し、675億63百万円となりました。
これは主に利益剰余金が77億76百万円増加したこと等によるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、売上債権の増加や有形固定資産の取得等の要因により一部相殺されたものの、税金等調整前当期純利益を115億8百万円計上した等により、前連結会計年度末に比べ65億5百万円増加し、当連結会計年度末には422億13百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は63億2百万円(前年同期は115億85百万円の獲得)となりました。これは主に売上債権の増加が34億14百万円あった一方、税金等調整前当期純利益115億8百万円、減価償却費14億78百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は13億90百万円(前年同期は9億56百万円の獲得)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出が6億33百万円あった一方、投資有価証券の取得による支出6億60百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は1億26百万円となりました。これは配当金の支払1億26百万円によるものであります。
生産、受注及び販売の状況
(1)生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2021年4月1日
至 2022年3月31日)
前年同期比(%)
製薬事業(百万円)39,016101.9
報告セグメント計(百万円)39,016101.9
その他事業(百万円)46129.4
合計(百万円)39,062101.9

(注)1.金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。
(2)商品仕入実績
当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2021年4月1日
至 2022年3月31日)
前年同期比(%)
製薬事業(百万円)29674.3
報告セグメント計(百万円)29674.3
その他事業(百万円)--
合計(百万円)29674.3

(注)1.当社グループ(当社及び連結子会社、以下同じ)の商品仕入については提出会社がその大半を占めているため、提出会社の実績を記載しております。
(3)受注状況
当社グループは見込み生産を行っているため、該当事項はありません。
(4)販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2021年4月1日
至 2022年3月31日)
前年同期比(%)
製薬事業(百万円)40,841100.2
報告セグメント計(百万円)40,841100.2
その他事業(百万円)45108.8
合計(百万円)40,886100.3

(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
3.最近2連結会計年度における主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
相手先前連結会計年度
(自 2020年4月1日
至 2021年3月31日)
当連結会計年度
(自 2021年4月1日
至 2022年3月31日)
武田薬品工業㈱金額(百万円)割合(%)金額(百万円)割合(%)
31,09176.228,49469.7

経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において判断したものであります。
(1) 当連結会計年度の経営成績の分析
経営成績の分析につきましては、「経営成績等の状況の概要」(1)経営成績の状況をご参照ください。
(2) 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループを取り巻く事業環境は非常に競争が厳しく、また、薬価基準改訂、受診者負担増を始めとした医療費抑制策強化など、薬剤費抑制の傾向が一層強まっております。
重要な影響を与える要因については、外的要因として、主に眼科薬領域における新薬の開発販売競争の激化と薬価基準改訂、受診者負担増等の社会的要因を考えており、内的要因として、武田薬品工業株式会社との「一手販売の契約」(1年宛自動延長)の継続及び、ガバナンス体制の維持を考えております。
(3) 戦略的現状と見通し
当社グループといたしましては、これらの状況を踏まえて、新製品の開発力と営業力の強化及びこれらを支える強固な経営基盤の実現を目指して、体質改善をさらに進めます。
なお、販売面では、既存品である緑内障・高眼圧症治療薬「アイファガン点眼液」、中国向けに販売している非ステロイド性抗炎症点眼剤「プラノプリン」に加えて、新発売の眼科用VEGF阻害剤「ラニビズマブ BS 硝子体内注射用キット」、緑内障・高眼圧症治療剤「アイラミド配合懸濁性点眼液」等が、売上高、損益ともに寄与するものと見込んでおります。
(4) 当連結会計年度の財政状態の分析
当社グループの財政状態の状況につきましては、「経営成績等の状況の概要」(2)財政状態の状況をご参照ください。
(5) 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況の分析
当社グループのキャッシュ・フローの状況につきましては、「経営成績等の状況の概要」(3)キャッシュ・フローの状況をご参照ください。
(6) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループは、原材料等の調達や販売費等の運転資金のほか、研究開発設備や生産設備を中心とした設備投資、競争力強化と事業の発展等を目的とした研究開発活動、恒久的な成長と経営のリスク分散のための海外展開をはじめとした戦略的投資等に資金を投下しており、必要な資金についてはすべて自己資金で賄っております。取引銀行と当座貸越契約を締結しておりますが、当面の運転資金及び設備資金に加え、一定の戦略的投資機会にも備えられる現預金水準を確保しているため、外部調達の必要は生じておらず、今後の事業展開につきましても自己資金で賄っていく予定であります。
(7) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たりまして、報告数値に影響を与える見積りは、その時点で最も合理的と考えられる基準にて実施しておりますが、見積り等の不確実性があるため実際の結果は異なる場合があります。
なお、当社グループの連結財務諸表で採用する重要な見積りは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表
等(1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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