有価証券報告書-第116期(平成28年12月1日-平成29年11月30日)

【提出】
2018/02/27 15:34
【資料】
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【項目】
109項目

対処すべき課題

文中における将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。
(1)会社の経営の基本方針
当社は有益な化学品の研究開発、製造、販売によって社会に貢献し、事業の成長発展を通じて社員の生活向上を
図り、利潤の適正な配分を以って株主の負託に応えることを経営の基本理念として取り組んでおります。
(2)目標とする経営指標
継続的な収益基盤の確立を図るため、売上高経常利益率を重視し事業運営にあたっております。また、継続して
配当できる財務体質の改善を継続し、収益構造の安定化に向け努めてまいります。
(3)中長期的な会社の経営戦略
当社の事業環境は不安定な原材料価格、為替の変動、他国企業との競争が引き続くなど厳しい状況が続くものと
予想されます。
従って、経営3ヶ年計画を毎年見直し、収益の改善、体質の強化に努めるともに経営状況の変化に迅速に対応し
てまいります。
(4)会社の対処すべき課題
持続的に高い成長を実現するために、当社のありたい姿を視野に株主・取引先・従業員と共栄する企業というビジョンのもと、第115期を初年度とする経営計画を策定しておりますが、当期においては、既存事業の拡販、新製品の紹介、内外の新規顧客の開拓に注力し、新製品の受注拡大と合わせ、既存品についても販売増加したことから一定の成果を挙げることができました。
最終年度である第117期においても、引き続き成長戦略の遂行による業容拡大を図ることにより、目標の売上を目指してまいります。また、第118期をスタート年度とする新3ヶ年計画に向け、外部課題・内部課題をとらえ社内論議を重ねていく所存です。
一方、企業の社会的責任を果たすべく、リスク管理やコンプライアンスを徹底し、顧客ニーズに対応した営業展開を図り、原価低減活動をさらに推進して、生産体制の整備充実を行ってまいりたいと考えております。また、内部統制システムの強化を継続的に取り組んでまいりますとともに、品質・環境マネジメントシステムをベースに、品質・環境に配慮した企業活動を推進してまいります。