半期報告書-第67期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2015/12/25 14:23
【資料】
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【項目】
85項目

業績等の概要

(1) 業績
当中間連結会計期間におけるわが国の経済は、企業収益や雇用情勢の改善など景気に緩やかな回復基調がみられましたが、海外経済の動向が企業収益に与える影響が懸念され、先行き不透明な状況が続いております。また、個人消費は未だ足踏み状態となっております。
化粧品業界におきましては、訪日外国人によるインバウンド消費もあり、経済産業省の生産動態統計によりますと、4月から9月までの化粧品出荷個数は前年比102.1%、化粧品出荷金額は前年比105.1%と伸長をみせております。
このような状況のもと、当社グループ(当社及び連結子会社)の業績は、次のとおりであります。
当中間連結会計期間における売上高は、107億84百万円(前中間連結会計期間比0.9%増)となりました。
営業利益は、売上の増加や売上構成比の変化により売上原価が増加した一方、管理費等の減少によって販売費及び一般管理費が減少した結果、1億90百万円(前中間連結会計期間比42.5%増)となりました。
営業外損益は、支払利息の減少等により28百万円の利益(純額)(前中間連結会計期間比10.2%増)となりました。
その結果、経常利益は2億19百万円(前中間連結会計期間比37.2%増)となりました。
また、税金等調整前中間純利益は2億円(前中間連結会計期間比71.9%増)となり、税効果会計適用後の法人税等負担額は1億15百万円(前中間連結会計期間比49.6%増)で、親会社株主に帰属する中間純利益は84百万円(前中間連結会計期間比116.0%増)となりました。
セグメントの業績
① 化粧品事業
化粧品事業におきましては、国内では主に訪問販売市場、一般化粧品市場、通信販売市場での事業展開に加えてOEMの事業展開も行っております。
訪問販売市場での事業展開につきましては、当中間連結会計期間におきましても28日間で肌の変化を感じていただける「スキンケアモニター」の企画を全国の当社店舗「ビューティスタジオ デ・アイム」で展開し、一人でも多くのお客様にご利用いただけるよう引き続き取り組んでまいりました。また、新製品の美容機器「メガビューティ S」の発売に合わせて当社の主力化粧品と美容機器との併用によるスキンケア効果の高まりを実感していただくためのアプローチを積極的に行い拡販に努めました。
OEMでの事業展開におきましては、積極的な企画提案により既存の取引先からの新製品及び製品のリニューアルを受注するとともに、創業以来培ってきた研究開発力と化粧品の製造技術に加え、デザイン・容器開発も合わせた提案を行うことにより新規取引先の開拓も進みました。
また、一般化粧品市場での事業展開につきましては、主力プライベートブランド製品の改廃を前にした売上の落ち込みがみられました。しかし、10月にはリニューアル品の発売が控えており、順調に受注が伸びております。
海外におきましては、台湾、香港、ベトナム等の東南アジア向けで順調に売上を伸ばしました。
これらの結果、売上高は89億51百万円(前中間連結会計期間比3.1%増)、営業利益は6億35百万円(前中間連結会計期間比12.5%増)となりました。
② その他の事業
その他の事業におきましては、健康食品、ボディメイク(補整下着)、機能性食品、浄水器、衣料品及び雑貨、美容機器等を製造販売しております。
美容機器では、肌のお手入れに毎日使っていただきやすいように従来品の美顔器「メガビューティ L×H」の機能を厳選し、簡単3ステップでお手入れができる美顔器として新発売いたしました「メガビューティ S」の売上が好調に推移したものの、海外市場向けの補整下着では、一巡した需要の回復が引き続き見込めず、売上高は18億32百万円(前中間連結会計期間比8.6%減)、営業損失は82百万円(前中間連結会計期間は57百万円の営業損失)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間のキャッシュ・フローについては、現金及び現金同等物(以下「資金」という。)が前連結会計年度末に比べ61百万円増加し、当中間連結会計期間末には1億59百万円(前中間連結会計期間末に比べ91.7%の増加)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は3億10百万円(前中間連結会計期間は2億38百万円の支出)となりました。これは、売上債権の増加2億86百万円等により資金が減少したものの、税金等調整前中間純利益2億円、減価償却費2億40百万円、仕入債務の増加2億6百万円等により資金が増加したことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果得られた資金は1億27百万円(前中間連結会計期間は7億91百万円の支出)となりました。これは、固定資産の取得による支出1億67百万円等により資金が減少したものの、定期預金の純減による収入2億99百万円等により資金が増加したことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用された資金は3億77百万円(前中間連結会計期間は5億18百万円の収入)となりました。これは、長期借入金による収入2億円等により資金が増加したものの、連結の範囲の変更を伴わない関係会社出資金の払込による支出3億9百万円、自己株式の取得による支出69百万円、短期借入金の純減による支出65百万円、配当金の支払額58百万円、長期借入金の返済による支出53百万円等により資金が減少したことによるものです。