半期報告書-第66期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2014/12/25 13:33
【資料】
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【項目】
86項目

業績等の概要

(1) 業績
当中間連結会計期間におけるわが国の経済は、消費税率の引き上げに伴う駆け込み需要の反動の影響を受けた個人消費が持ち直しの動きを続けていましたが、このところ足踏みがみられております。化粧品業界におきましては、経済産業省の生産動態統計によりますと、4月から9月までの出荷個数は前年比103.2%と増加しましたが、出荷金額は前年比99.3%と減少しております。
このような状況のもと、当社グループ(当社及び連結子会社)の売上高は、前中間連結会計期間比3.5%減の106億88百万円、経常利益は前中間連結会計期間比77.3%減の1億60百万円、また中間純利益は92.0%減の39百万円となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
① 化粧品事業
訪問販売事業におきましては、28日間で肌の変化を感じていただける「スキンケアモニター」企画を全国の当社店舗「ビューティスタジオ デ・アイム」で展開し、一人でも多くのお客様にご利用いただけるよう引き続き取り組んでまいりました。また、4月に美白スキンケアシリーズ「トゥルーリア リミッション WH」より、目の下から頬にかけて集中的にケアする「ホワイトニング&ポア コンセントレートマスク」を追加発売いたしました。また、9月に最高級ベースメイクシリーズ「セルグレース」より、化粧下地1品、ファンデーション2品を追加発売いたしました。
OEM事業におきましては、既存取引先からの新製品及び製品のリニューアルを受注するとともに、新規取引先の開拓も進みました。
なお、株式会社ナリスアップ コスメティックスからは、「ネイチャーコンク」シリーズより、40~50代をターゲットにしたふきとり化粧水「エンリッチクリアローション」を追加発売いたしました。
株式会社ナリス コスメティック フロンティアにおきましては、販売数量拡大に対応するため、生産性の向上に取り組んでまいりました。
この結果、売上高は前中間連結会計期間比0.6%増の86億81百万円、営業利益は40.6%減の5億64百万円となりました。
② その他の事業
訪問販売事業におきましては、ビタミン、食物繊維、乳酸菌を配合した美容食品「ビューティメイド パワーデュウ チュアブル」を発売いたしました。また、新ダイエット食品「ダイエット デリ」シリーズより、食物繊維、フーディア、寒天、白インゲン、キトサンを配合した「クリーミーコーンポタージュ」と「ふんわりたまごのスープ」の2品を発売いたしました。なお、海外向けの補整下着については需要が一巡いたしました。
株式会社ナリスウイングスB&Hにおきましては、浄水器事業が堅調に推移いたしました。
この結果、売上高は前中間連結会計期間比17.8%減の20億6百万円、営業損失は57百万円(前中間連結会計期間の中間純利益に比べて1億43百万円減少)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間のキャッシュ・フローについては、現金及び現金同等物(以下「資金」という。)が前連結会計年度末に比べ5億10百万円減少し、当中間連結会計期間末には83百万円(前中間連結会計期間末に比べ77.5%の減少)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用された資金は、2億38百万円(前中間連結会計期間比53.7%増)となりました。これは主に、税金等調整前中間純利益が1億16百万円、売上債権の減少(9億14百万円)等があるものの、仕入債務の減少(9億27百万円)、法人税等の支払額(3億33百万円)等があったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用された資金は、7億91百万円(前中間連結会計期間比5,162.4%増)となりました。これは主に、関係会社出資金の払込による支出(3億9百万円)、定期預金の預入による支出(3億3百万円)、固定資産の取得による支出(2億21百万円)等があったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は、5億18百万円(前中間連結会計期間は1億45百万円の支出)となりました。これは主に、自己株式の取得による支出(1億18百万円)、長期借入金の返済による支出(91百万円)、配当金の支払額(59百万円)等があるものの、短期借入金による収入(8億円)等によるものです。