四半期報告書-第99期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)
(1) 経営成績の分析
当連結会計年度は2023年3月期を初年度とする3ヶ年中期経営計画の2ヶ年目です。
当第1四半期連結累計期間の売上高は、住設環境機器事業および陶磁器事業において増収、機能性セラミック商品事業は減収となりました。特に陶磁器事業において新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行となり、行動制限が緩和されたことにより増収となりました。一方で住設環境機器事業におけるバンクチュール®(システムバスルーム)の大型案件での利益率が低下したこと、機能性セラミック商品事業で前年同四半期活況であったOA機器用基板の受注が落ち込んだことで営業損失を計上することとなりました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は、32億98百万円(前年同四半期比4.0%増)、営業損失は、2億69百万円(前年同四半期は53百万円の損失)、経常損失は、2億43百万円(前年同四半期は11百万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は、2億59百万円(前年同四半期は25百万円の損失)となりました。
セグメント別の業績概要は次のとおりです。
[機能性セラミック商品事業]
売上高は、5億79百万円(前年同四半期比14.6%減)となりました。
前連結会計年度においては新型コロナウイルス感染拡大の影響が小さくなりつつある中で取引先における生産活動が活況を示し、また、部材調達問題を踏まえたサプライチェーン全体における在庫構築が進みましたが、当連結会計年度においては当該在庫の消化遅れが顕在化し、特に一部OA機器用基板の受注、売上において減少傾向となりました。一方で、今後の売上高伸長に繋がる新商品としては前年同四半期比で30%増加するなど好調に推移しており、引き続きこれら新規製品開発および商談に注力してまいります。
製品群別では、セラフィーユ®(積層基板)は前年同四半期比11.2%減、アルミナ基板は前年同四半期比5.1%減、OA機器用基板は前年同四半期比31.9%減、シャイングレーズ®(グレーズ基板)は前年同四半期比1.9%減となりました。
損益面では、OA機器用基板の大幅な売上減少を補うには至りませんでしたが、前連結会計年度の原材料やエネルギー費用の大幅な上昇を含めた製品価格の改定が進み、また受注に応じた工場稼働率の調整とともに生産性改善を並行して実施したことにより、11百万円のセグメント損失(前年同四半期は78百万円の利益)となりました。
今後の施策として、新商品および製品の高性能化が強く求められる事業環境に対応していくため、各種セラミック関連製品の研究開発を積極的に進め、生産面においては市場におけるコスト競争力を上げる活動を行ってまいります。特に、新規取引先を含めたアルミナ基板およびグレーズ基板の商談を推し進めるほか、先般より開発商談が始まっている新規積層基板の商品開発と海外企業に向けた営業活動に注力してまいります。
[陶磁器事業]
売上高は、4億17百万円(前年同四半期比25.0%増)となりました。
国内市場は、新型コロナウイルス感染拡大以前にまでは至らないものの徐々に回復基調にあり、前年同四半期比2.0%増となりました。
海外市場は、北米地区を中心に案件が堅調に伸びており、前年同四半期比60.2%増となりました。
損益面では、固定費の圧縮等による収益構造の改善が進行中であり、18百万円のセグメント損失(前年同四半期は26百万円の損失)となりました。
今後の施策として、当社による国内一貫生産の強みである「品質・デザイン・納品リードタイム」を一層強化するとともに、需要量に応じた供給体制の調整を柔軟に行うことで収益構造のさらなる改善に注力してまいります。また、2022年11月にオープン1周年を迎えたジェネラルストア「LOST AND FOUND®(ロストアンドファウンド)」の実店舗およびECサイトを通して、多くのメディアやSNS等を活用したプロモーションを一層強化することで、高感度なインフルエンサーやインバウンドの需要取り込みとニッコーファンのさらなる増加を図り、ブランド価値と収益の向上に努めます。さらに、サステナブルな取り組みを情報発信するオウンドメディア「table source®(テーブルソース)」やファインボーンチャイナのサブスクリプションサービス「sarasub®(サラサブ)」を通して、他の陶磁器メーカーとは異なるサーキュラーエコノミーの実践に一層取り組みます。また、2022年8月に発売した、サステナブルな社会における新しいライフスタイルを提案する「Table Planter™(テーブルプランター)」の推進を通して、食器以外の商品も展開し、豊かな生活空間を今後も提案してまいります。
[住設環境機器事業]
売上高は、23億1百万円(前年同四半期比6.6%増)となりました。
小型浄化槽は、受注高は前連結会計年度に引き続き堅調に推移したものの、建築現場の工期遅延の影響を受けたことにより売上計上が遅れ、売上高は前年同四半期比1.3%増の微増に留まり、受注残高が増加しました。
大型・中型浄化槽は、中型槽は浅型の新製品が好評で売上高が大幅に伸長しましたが、大型浄化槽は進行基準対象案件が前連結会計年度と比較して進捗度が小さかったため、前年同四半期比5.5%減となりました。
バンクチュール®(システムバスルーム)は、住宅・非住宅ともに工事が進み、前年同四半期比10.4%増となりました。
メンテナンスサービスは、保守管理契約物件の増加により、前年同四半期比0.2%増となりました。
ディスポーザーは、工事進行基準対象案件が前連結会計年度と比較して進捗が大きかったため、前年同四半期比304.1%増となりました。
損益面では、バンクチュール®(システムバスルーム)における大型物件の利益率が落ち込んだ影響が大きく、30百万円のセグメント損失(前年同四半期は91百万円の利益)となりました。
今後の施策として、小型浄化槽は、原価上昇分を吸収すべく販売価格改定を進めながら新規開拓を継続して行ってまいります。
大型・中型浄化槽は、国内では設計事務所へのスペックイン営業と施工管理体制の強化に注力し、海外では代理店とのWeb会議にて情報収集を行い、新規物件の獲得に注力してまいります。
バンクチュール®(システムバスルーム)は、お風呂カルチャーを発信する「BAINCOUTURE Magazine™」などの取り組みをすることで、新たなマーケットの可能性を探求しながらブランド力と受注率の向上を図るとともに、大型物件においてマネジメント機能を強化し、収益性の改善に注力してまいります。
メンテナンスサービスは、保守管理物件における改修工事の提案力強化を図り、受注獲得に繋げてまいります。
ディスポーザーは、再開発案件を中心に情報収集を行い、デベロッパーへの営業活動に注力してまいります。
[その他]
サーキュラーエコノミーを推進する独立した事業セグメント(新規事業)として、捨てられるボーンチャイナを肥料として再利用する世界初の商品「BONEARTH®」を販売しています。
売上高は0百万円(前年同四半期比37.8%増)となりました。
損益面では、1百万円のセグメント損失(前年同四半期は4百万円の損失)となりました。
今後の施策として、「BONEARTH®」は、引き続き農産物生産者および園芸愛好者に安心してお使いいただけるよう社内での研究や実験を継続し、「BONEARTH®」を使った各種農産物の栽培方法の知見を蓄積し、「BONEARTH®」の販売量増加を目指します。
また、当社グループの陶磁器販売先や農産物生産者および関係省庁の協力も得ながら活動範囲を広げ、相互の連携をとりながら、回収したボーンチャイナの肥料化を実現し、農産物生産者に使用していただき、収穫された食材を陶磁器販売先で使用する循環を目指します。
そして、陶磁器事業の持続可能な未来と循環型社会の実現に向けて取り組んでまいります。
(2) 財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末と比べて1億34百万円減少し、91億12百万円となりました。
これは、現金及び預金が1億83百万円、棚卸資産が1億68百万円、それぞれ増加した一方で、受取手形、売掛金及び契約資産が4億36百万円、有形固定資産が18百万円、投資有価証券が7百万円、それぞれ減少したことなどによるものです。
負債は、前連結会計年度末と比べて1億12百万円増加し、88億6百万円となりました。
これは、支払手形及び買掛金が50百万円、賞与引当金が81百万円、それぞれ減少した一方で、流動負債その他に含まれる未払費用が2億50百万円増加したことなどによるものです。
純資産は、前連結会計年度末と比べて2億46百万円減少し、3億5百万円となりました。
これは、親会社株主に帰属する四半期純損失2億59百万円を計上したことなどによるものです。
その結果、自己資本比率は、前連結会計年度末と比べて2.6ポイント低下し、3.4%となりました。
(3) 優先的に対処すべき事業上および財政上の課題
当第1四半期連結累計期間において、優先的に対処すべき事業上および財務上の課題に重要な変更および新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は39百万円です。
当連結会計年度は2023年3月期を初年度とする3ヶ年中期経営計画の2ヶ年目です。
当第1四半期連結累計期間の売上高は、住設環境機器事業および陶磁器事業において増収、機能性セラミック商品事業は減収となりました。特に陶磁器事業において新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行となり、行動制限が緩和されたことにより増収となりました。一方で住設環境機器事業におけるバンクチュール®(システムバスルーム)の大型案件での利益率が低下したこと、機能性セラミック商品事業で前年同四半期活況であったOA機器用基板の受注が落ち込んだことで営業損失を計上することとなりました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は、32億98百万円(前年同四半期比4.0%増)、営業損失は、2億69百万円(前年同四半期は53百万円の損失)、経常損失は、2億43百万円(前年同四半期は11百万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は、2億59百万円(前年同四半期は25百万円の損失)となりました。
セグメント別の業績概要は次のとおりです。
[機能性セラミック商品事業]
売上高は、5億79百万円(前年同四半期比14.6%減)となりました。
前連結会計年度においては新型コロナウイルス感染拡大の影響が小さくなりつつある中で取引先における生産活動が活況を示し、また、部材調達問題を踏まえたサプライチェーン全体における在庫構築が進みましたが、当連結会計年度においては当該在庫の消化遅れが顕在化し、特に一部OA機器用基板の受注、売上において減少傾向となりました。一方で、今後の売上高伸長に繋がる新商品としては前年同四半期比で30%増加するなど好調に推移しており、引き続きこれら新規製品開発および商談に注力してまいります。
製品群別では、セラフィーユ®(積層基板)は前年同四半期比11.2%減、アルミナ基板は前年同四半期比5.1%減、OA機器用基板は前年同四半期比31.9%減、シャイングレーズ®(グレーズ基板)は前年同四半期比1.9%減となりました。
損益面では、OA機器用基板の大幅な売上減少を補うには至りませんでしたが、前連結会計年度の原材料やエネルギー費用の大幅な上昇を含めた製品価格の改定が進み、また受注に応じた工場稼働率の調整とともに生産性改善を並行して実施したことにより、11百万円のセグメント損失(前年同四半期は78百万円の利益)となりました。
今後の施策として、新商品および製品の高性能化が強く求められる事業環境に対応していくため、各種セラミック関連製品の研究開発を積極的に進め、生産面においては市場におけるコスト競争力を上げる活動を行ってまいります。特に、新規取引先を含めたアルミナ基板およびグレーズ基板の商談を推し進めるほか、先般より開発商談が始まっている新規積層基板の商品開発と海外企業に向けた営業活動に注力してまいります。
[陶磁器事業]
売上高は、4億17百万円(前年同四半期比25.0%増)となりました。
国内市場は、新型コロナウイルス感染拡大以前にまでは至らないものの徐々に回復基調にあり、前年同四半期比2.0%増となりました。
海外市場は、北米地区を中心に案件が堅調に伸びており、前年同四半期比60.2%増となりました。
損益面では、固定費の圧縮等による収益構造の改善が進行中であり、18百万円のセグメント損失(前年同四半期は26百万円の損失)となりました。
今後の施策として、当社による国内一貫生産の強みである「品質・デザイン・納品リードタイム」を一層強化するとともに、需要量に応じた供給体制の調整を柔軟に行うことで収益構造のさらなる改善に注力してまいります。また、2022年11月にオープン1周年を迎えたジェネラルストア「LOST AND FOUND®(ロストアンドファウンド)」の実店舗およびECサイトを通して、多くのメディアやSNS等を活用したプロモーションを一層強化することで、高感度なインフルエンサーやインバウンドの需要取り込みとニッコーファンのさらなる増加を図り、ブランド価値と収益の向上に努めます。さらに、サステナブルな取り組みを情報発信するオウンドメディア「table source®(テーブルソース)」やファインボーンチャイナのサブスクリプションサービス「sarasub®(サラサブ)」を通して、他の陶磁器メーカーとは異なるサーキュラーエコノミーの実践に一層取り組みます。また、2022年8月に発売した、サステナブルな社会における新しいライフスタイルを提案する「Table Planter™(テーブルプランター)」の推進を通して、食器以外の商品も展開し、豊かな生活空間を今後も提案してまいります。
[住設環境機器事業]
売上高は、23億1百万円(前年同四半期比6.6%増)となりました。
小型浄化槽は、受注高は前連結会計年度に引き続き堅調に推移したものの、建築現場の工期遅延の影響を受けたことにより売上計上が遅れ、売上高は前年同四半期比1.3%増の微増に留まり、受注残高が増加しました。
大型・中型浄化槽は、中型槽は浅型の新製品が好評で売上高が大幅に伸長しましたが、大型浄化槽は進行基準対象案件が前連結会計年度と比較して進捗度が小さかったため、前年同四半期比5.5%減となりました。
バンクチュール®(システムバスルーム)は、住宅・非住宅ともに工事が進み、前年同四半期比10.4%増となりました。
メンテナンスサービスは、保守管理契約物件の増加により、前年同四半期比0.2%増となりました。
ディスポーザーは、工事進行基準対象案件が前連結会計年度と比較して進捗が大きかったため、前年同四半期比304.1%増となりました。
損益面では、バンクチュール®(システムバスルーム)における大型物件の利益率が落ち込んだ影響が大きく、30百万円のセグメント損失(前年同四半期は91百万円の利益)となりました。
今後の施策として、小型浄化槽は、原価上昇分を吸収すべく販売価格改定を進めながら新規開拓を継続して行ってまいります。
大型・中型浄化槽は、国内では設計事務所へのスペックイン営業と施工管理体制の強化に注力し、海外では代理店とのWeb会議にて情報収集を行い、新規物件の獲得に注力してまいります。
バンクチュール®(システムバスルーム)は、お風呂カルチャーを発信する「BAINCOUTURE Magazine™」などの取り組みをすることで、新たなマーケットの可能性を探求しながらブランド力と受注率の向上を図るとともに、大型物件においてマネジメント機能を強化し、収益性の改善に注力してまいります。
メンテナンスサービスは、保守管理物件における改修工事の提案力強化を図り、受注獲得に繋げてまいります。
ディスポーザーは、再開発案件を中心に情報収集を行い、デベロッパーへの営業活動に注力してまいります。
[その他]
サーキュラーエコノミーを推進する独立した事業セグメント(新規事業)として、捨てられるボーンチャイナを肥料として再利用する世界初の商品「BONEARTH®」を販売しています。
売上高は0百万円(前年同四半期比37.8%増)となりました。
損益面では、1百万円のセグメント損失(前年同四半期は4百万円の損失)となりました。
今後の施策として、「BONEARTH®」は、引き続き農産物生産者および園芸愛好者に安心してお使いいただけるよう社内での研究や実験を継続し、「BONEARTH®」を使った各種農産物の栽培方法の知見を蓄積し、「BONEARTH®」の販売量増加を目指します。
また、当社グループの陶磁器販売先や農産物生産者および関係省庁の協力も得ながら活動範囲を広げ、相互の連携をとりながら、回収したボーンチャイナの肥料化を実現し、農産物生産者に使用していただき、収穫された食材を陶磁器販売先で使用する循環を目指します。
そして、陶磁器事業の持続可能な未来と循環型社会の実現に向けて取り組んでまいります。
(2) 財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末と比べて1億34百万円減少し、91億12百万円となりました。
これは、現金及び預金が1億83百万円、棚卸資産が1億68百万円、それぞれ増加した一方で、受取手形、売掛金及び契約資産が4億36百万円、有形固定資産が18百万円、投資有価証券が7百万円、それぞれ減少したことなどによるものです。
負債は、前連結会計年度末と比べて1億12百万円増加し、88億6百万円となりました。
これは、支払手形及び買掛金が50百万円、賞与引当金が81百万円、それぞれ減少した一方で、流動負債その他に含まれる未払費用が2億50百万円増加したことなどによるものです。
純資産は、前連結会計年度末と比べて2億46百万円減少し、3億5百万円となりました。
これは、親会社株主に帰属する四半期純損失2億59百万円を計上したことなどによるものです。
その結果、自己資本比率は、前連結会計年度末と比べて2.6ポイント低下し、3.4%となりました。
(3) 優先的に対処すべき事業上および財政上の課題
当第1四半期連結累計期間において、優先的に対処すべき事業上および財務上の課題に重要な変更および新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は39百万円です。