有価証券報告書-第83期(2025/03/01-2026/02/28)
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの経営成績、財政状態及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況は次のとおりです。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
①経営成績の状況
当連結会計年度(2025年3月1日から2026年2月28日)のわが国経済は、雇用・所得環境の改善や政府の経済対策等により、景気は緩やかに回復しておりますが、エネルギー価格や原材料価格の高止まりによる物価上昇の継続に加え、米国の通商政策の動向や地政学リスクの影響など世界経済およびわが国経済に与える影響は非常に不透明な状況であります。
主力製品でありますコンクリートパイルの出荷量は、当社グループの主力商圏であります関東及び静岡県では、上半期は前連結会計年度を上回って堅調に推移いたしましたが、下半期は大きく下回る結果となりました。主力商圏における需要量の低下は、競争激化を伴い、当社グループの基礎事業に対して大きな下押し要因となりました。
このような状況のもと、利益率改善を目的としたReform戦略に基づき、コスト削減や物件別の利益管理などを実行してまいりました。当連結会計年度においても、物件当たりの利益率は低下していないものの、物件の期ずれなどの要因により売上高が想定を下回ったため、稼働率の低下による固定費負担の増加により事業利益が大幅に低下いたしました。
また、不動産賃貸事業につきましては、安定した業績で推移しております。
セグメント毎の経営成績は、次のとおりであります。
(基礎事業)
基礎事業の主力事業でありますコンクリートパイル部門の全国需要につきましては、前年度を若干下回って推移いたしました。当社の主力商圏であります関東および静岡につきましても、関東は若干の減少で踏みとどまったものの、静岡は約4割下回りました。業績につきましては、需要の低迷に加え、工事の着工が大幅に遅れた影響もあった結果、当連結会計年度の売上高は、11,492百万円(前連結会計年度比19.1%減)、営業利益は632百万円(前連結会計年度比43.1%減)となりました。
(不動産賃貸事業)
ホームセンターへの賃貸を中心とする不動産賃貸事業につきましては、安定した業績で推移した結果、当連結会計年度の売上高は、198百万円(前連結会計年度比1.5%減)、営業利益は120百万円(前連結会計年度比2.7%減)となりました。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は11,690百万円(前連結会計年度比18.8%減)、営業利益は102百万円(前連結会計年度比83.1%減)、経常利益は28百万円(前連結会計年度比95.2%減)、親会社株主に帰属する当期純損失は221百万円(前連結会計年度は363百万円の純利益)となりました。
②財政状態の状況
当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末と比べ1,748百万円(10.8%)減少し、14,400百万円となりました。
流動資産は、前連結会計年度末と比べて、1,871百万円(27.1%)減少し、5,041百万円となりました。これは主として現金及び預金765百万円の増加、受取手形、売掛金及び契約資産1,897百万円の減少、電子記録債権332百万円の減少、未成工事支出金548百万円の減少等によるものであります。固定資産は、前連結会計年度末と比べて、123百万円(1.3%)増加し、9,358百万円となりました。これは、主として無形固定資産のリース資産285百万円の増加、繰延税金資産73百万円の増加、ソフトウェア278百万円の減少等によるものであります。流動負債は、前連結会計年度末と比べて、1,275百万円(22.7%)減少し、4,350百万円となりました。これは、主としてリース債務44百万円の増加、電子記録債務775百万円の減少、支払手形及び買掛金544百万円の減少、未払法人税等65百万円の減少等によるものであります。固定負債は、前連結会計年度末と比べて、158百万円(2.5%)減少し、6,166百万円となりました。これは、主としてリース債務の増加212百万円、長期借入金の減少373百万円によるものであります。当連結会計年度末における純資産の残高は、前連結会計年度末と比べて、314百万円(7.5%)減少し、3,883百万円となりました。これは、主として利益剰余金の減少337百万円によるものであります。
この結果、自己資本比率は27.0%、1株当たり純資産額は2,997円84銭となりました。
③キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フローは、1,539百万円の増加(前連結会計年度比3,071百万円の増加)となりました。
収入の主な内訳は、減価償却費516百万円、売上債権の減少額1,840百万円、棚卸資産の減少額553百万円であり、支出の主な内訳は、税金等調整前当期純損失291百万円、仕入債務の減少額1,320百万円であります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、445百万円の減少(前連結会計年度比702百万円の増加)となりました。
これは、主に有形固定資産の取得による支出437百万円によるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、328百万円の減少(前連結会計年度比2,753百万円の減少)となりました。
これは、主にセール・アンド・リースバックによる収入323百万円、長期借入れによる収入1,750百万円、長期借入金の返済による支出2,144百万円、リース債務の返済による支出141百万円、配当金の支払額116百万円によるものであります。
以上の結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ765百万円増加し、1,748百万円となりました。
(参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移
自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
債務償還年数:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
(注)1 いずれも連結ベースの財務数値により計算しています。
2 株式時価総額は、自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しています。
3 キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しています。
4 有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としています。
5 2025年2月期は、営業活動によるキャッシュ・フローがマイナスであるため、債務償還年数およびインタレスト・カバレッジ・レシオを記載しておりません。
④生産、受注及び販売の状況
生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 生産高については製造原価及び完成工事原価によっております。
受注実績
当連結会計年度における受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 主な相手先別の販売実績及び当該実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
2 前連結会計年度の㈱角藤に対する販売実績は、当該販売実績の総販売実績に対する割合が10%未満であるため記載を省略しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する分析・検討内容は次のとおりです。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において判断したものであります。
①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている企業会計の基準に基づき作成しております。この連結財務諸表作成に当たって、必要と思われる見積りは合理的な基準に基づいて実施しております。見積りに関しては過去の実績などを慎重に検討したうえで行い、継続して評価し、必要に応じて見直しを行っておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性によって異なる場合があります。詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項) 4 会計方針に関する事項」に記載のとおりであります。
また、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものについては「第5 経理の状況 1連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する分析・検討内容
1)経営成績
(売上高)
売上高は、基礎事業において、全国需要は前連結会計年度を若干下回ったことに加え、当社グループの主力商圏であります関東および静岡につきましても、関東は若干の減少で踏みとどまったものの、静岡は約4割下回りました。業績につきましては、需要の低迷に加え、工事の着工が大幅に遅れた影響もあった結果、前連結会計年度より減収となり、11,690百万円(前連結会計年度比18.8%減)となりました。
(営業利益)
当連結会計年度の売上総利益は、上記売上高の減少があった結果、前連結会計年度比25.0%減の2,042百万円となりました。売上総利益率は、主に上記の要因により、前連結会計年度の18.9%から当連結会計年度は17.5%に減少しております。
また、販売費及び一般管理費は、前連結会計年度の2,116百万円から176百万円減少し1,939百万円となりました。
以上の結果、営業利益は102百万円(前連結会計年度比83.1%の減少)となりました。なお、売上高営業利益率は0.9%で前連結会計年度比3.3ポイントの減少となりました。
(経常利益)
経常利益は、主に上記の要因により、28百万円(前連結会計年度比95.2%の減少)となりました。
(親会社株主に帰属する当期純損失)
親会社株主に帰属する当期純損失は、221百万円(前連結会計年度は363百万円の純利益)となりました。
2026年2月期の連結業績予想(計画)との比較
(単位:百万円)
併せて、中期経営計画の目標値であるROE8%に対して、実績は△5.5%、自己資本比率30%に対して、27.0%となりました。
(セグメント別の状況)
(基礎事業)
当連結会計年度のコンクリートパイルの全国需要につきましては、前連結会計年度を若干下回って推移いたしました。当社グループの主力商圏であります関東及び静岡県では、上半期は前連結会計期間を上回って堅調に推移いたしましたが、下半期は大きく下回る結果となりました。主力商圏における需要量の低下は、競争激化を伴い、当社グループの基礎事業に対して大きな下押し要因となりました。また、需要の低迷に加え、工事の着工遅れも業績に影響を与えました。損益につきましては、このような状況のもと、利益率改善を目的としたReform戦略に基づき、コスト削減や物件別の利益管理などを実行してまいりました。当連結会計年度においても、物件当たりの利益率は低下していないものの、物件の期ずれなどの要因により売上高が想定を下回ったため、稼働率の低下による固定費負担の増加により事業利益が大幅に低下いたしました。
基礎事業の事業戦略につきましては、利益率改善を目的としたReform戦略として、コスト削減、物件別の利益管理などを実行してまいりました。また、当社グループの成長戦略として、技術、設備、人材への継続的な投資が不可欠であるとの認識のもと、Advance戦略では、課題の把握、投資項目の選定、実行および評価のプロセスを通じて、成長投資効果の最大化を目材してまいりました。
以上の結果、基礎事業の売上高は、11,492百万円(前連結会計年度比19.1%減)、営業利益は632百万円(前連結会計年度比43.1%減)となりました。
(不動産賃貸事業)
不動産賃貸事業に関しましては、静岡県沼津市でのショッピングセンターの賃貸を主な事業としておりますが、安定した業績で推移した結果、当連結会計年度の売上高は、198百万円(前連結会計年度比1.5%減)、営業利益は120百万円(前連結会計年度比2.7%減)となりました。
2) 財政状態
当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末と比べ1,748百万円(10.8%)減少し、14,400百万円となりました。流動資産は、前連結会計年度末と比べて、1,871百万円(27.1%)減少し、5,041百万円となりました。これは主として現金及び預金765百万円の増加、受取手形、売掛金及び契約資産1,897百万円の減少、電子記録債権332百万円の減少、未成工事支出金548百万円の減少等によるものであります。固定資産は、前連結会計年度末と比べて、123百万円(1.3%)増加し、9,358百万円となりました。これは、主として無形固定資産のリース資産285百万円の増加、繰延税金資産73百万円の増加、ソフトウェア278百万円の減少等によるものであります。流動負債は、前連結会計年度末と比べて、1,275百万円(22.7%)減少し、4,350百万円となりました。これは、主としてリース債務44百万円の増加、電子記録債務775百万円の減少、支払手形及び買掛金544百万円の減少、未払法人税等65百万円の減少等によるものであります。固定負債は、前連結会計年度末と比べて、158百万円(2.5%)減少し、6,166百万円となりました。これは、主としてリース債務の増加212百万円、長期借入金の減少373百万円によるものであります。当連結会計年度末における純資産の残高は、前連結会計年度末と比べて、314百万円(7.5%)減少し、3,883百万円となりました。これは、主として利益剰余金の減少337百万円によるものであります。
この結果、自己資本比率は27.0%、1株当たり純資産額は2,997円84銭となりました。
3) キャッシュ・フロー
営業活動によるキャッシュ・フローは、1,539百万円の増加(前連結会計年度比3,071百万円の増加)となりました。
収入の主な内訳は、減価償却費516百万円、売上債権の減少額1,840百万円、棚卸資産の減少額553百万円であり、支出の主な内訳は、税金等調整前当期純損失291百万円、仕入債務の減少額1,320百万円であります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、445百万円の減少(前連結会計年度比702百万円の増加)となりました。
これは、主に有形固定資産の取得による支出437百万円によるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、328百万円の減少(前連結会計年度比2,753百万円の減少)となりました。
これは、主にセール・アンド・リースバックによる収入323百万円、長期借入れによる収入1,750百万円、長期借入金の返済による支出2,144百万円、リース債務の返済による支出141百万円、配当金の支払額116百万円によるものであります。
以上の結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ765百万円増加し、1,748百万円となりました。
4)当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因としましては、原材料調達や価格の動向、市場動向、国内の法令や政治・経済動向等があります。
資材調達につきましては、重要な供給元とは関係強化を図るとともに、汎用品に関しては複数の調達先を起用することと、生産と販売のバランスの調整を含めた安定的な調達を進めております。
品質確保につきましては、品質強化委員会を中心とし、製造工程での不良品の発生状況や施工上の不具合などを分析し、ケーススタディなどによって解決策を提示し、各部門との連携・情報共有を図ることで対応を行っております。
市場の変化に対しましては、営業部門が設計事務所・ゼネコン・販売会社などの顧客と緊密な関係を構築し、お客様のニーズを的確にとらえた提案営業が実践できるよう取り組んでおります。
国内の法令や政治・経済動向等につきましては、取締役会を中心とし、情報を入手するとともに、社外の専門家と連携・情報共有を図ることで対応を行っております。
なお、当社グループの経営成績及び財政状態に重要な影響を与える主要なリスクにつきましては、「第2 事業の状況 3.事業等のリスク」に記載のとおりであります。
5)資本の財源及び資金の流動性
当社グループの資金需要のうち主なものは、新規製品・工法開発等にかかる研究開発費や、老朽化した設備の維持更新、各種工法用治具のラインナップの拡充に係る投資であります。また、建設中であった新本社屋が昨年3月に完成いたしました。新たに取得した土地代を含めて、営業キャッシュ・フローを源泉とした自己資金と金融機関からの借入金により調達いたしました。
なお、当連結会計年度末における長・短期借入金及びリース債務を含む有利子負債残高は、8,383百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は1,748百万円であり、流動性の確保は重要な経営課題であります。
6)目標とする経営指標の達成状況等
当社グループは、第8次中期経営計画(2025年度~2027年度)で、利益率の改善・安定を目的としたReform戦略、成長投資を適切に組み合わせて管理・実行していくことを目的としたAdvance戦略を策定し、取り組んでまいりました。
コンクリートパイルの出荷量を見ますと、当社の主力商圏である関東地方及び静岡県では、当連結会計年度の上半期は前年度を上回って堅調に推移しましたが、下半期は大きく下回る結果となりました。主力商圏における需要量の低下は、競争激化を伴い、当社の基礎事業に対して大きな下押し要因となりました。
建設市場全体の動向を振り返りますと、コンクリートパイルの出荷量と相関性のある民間非居住の着工床面積(国土交通省「建築着工統計調査報告」)は、2023年度以降、継続して前年を割り込む減少基調となっており、厳しい事業環境が浮き彫りとなっています。
一方、建設市場における受注残(国土交通省「建設工事受注動態統計調査(大手50社)」)を見ますと、同時期において継続して力強い増加傾向にあります。もっとも、受注残の消化状況を示す手持工事月数も上昇しており、潜在的な需要は存在するものの、受注残の増加が当面の仕事量につながっていない状況を示唆しています。
以上を踏まえますと、建設市場における受注自体は好調であり、受注残も増加傾向にある一方、工事の進捗は極めて強い供給制約を受けているものと推察されます。当社においても需要量の低迷、物件の期ずれ等の影響を受けております。
なお、当期純損益につきましては、2025年8月20日付「債権の取立不能又は遅延のおそれ及び貸倒引当金繰入額(特別損失)の計上に関するお知らせ」で公表いたしましたとおり、一部取引先に対する債権について貸倒引当金繰入額(特別損失)353百万円を計上した結果、純損失となりました。
当該債権につきましては、現在、法的手続にのっとり適切な処理を進めております。当社は本件の発生を真摯に受け止め、社内調査の結果に基づき、与信管理及び債権管理の両面から、社内ルールの再徹底と管理体制の更なる強化を決定いたしました。既に見直しを図った新たな運用を開始しており、並行して、包括的な管理体制の強化を計画的に進めております。今後も確実な再発防止と、より強固な経営基盤の構築に努めてまいります。
以上の結果、利益率改善を目的としたReform戦略として、コスト削減、物件別の利益管理などを実行してまいりました。単年度の経営成績は物件当たりの利益率は低下していないものの、売上高が不足したため、固定費負担が重くなり、事業利益が低下したことに加え、前述の貸倒引当金繰入額の計上により、売上高、利益ともに数値目標は大幅な未達に終わりました。具体的な目標である中長期的なROE8%に対して、実績△5.5%、自己資本比率30%に対して27.0%となりました。
当連結会計年度における当社グループの経営成績、財政状態及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況は次のとおりです。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
①経営成績の状況
当連結会計年度(2025年3月1日から2026年2月28日)のわが国経済は、雇用・所得環境の改善や政府の経済対策等により、景気は緩やかに回復しておりますが、エネルギー価格や原材料価格の高止まりによる物価上昇の継続に加え、米国の通商政策の動向や地政学リスクの影響など世界経済およびわが国経済に与える影響は非常に不透明な状況であります。
主力製品でありますコンクリートパイルの出荷量は、当社グループの主力商圏であります関東及び静岡県では、上半期は前連結会計年度を上回って堅調に推移いたしましたが、下半期は大きく下回る結果となりました。主力商圏における需要量の低下は、競争激化を伴い、当社グループの基礎事業に対して大きな下押し要因となりました。
このような状況のもと、利益率改善を目的としたReform戦略に基づき、コスト削減や物件別の利益管理などを実行してまいりました。当連結会計年度においても、物件当たりの利益率は低下していないものの、物件の期ずれなどの要因により売上高が想定を下回ったため、稼働率の低下による固定費負担の増加により事業利益が大幅に低下いたしました。
また、不動産賃貸事業につきましては、安定した業績で推移しております。
セグメント毎の経営成績は、次のとおりであります。
(基礎事業)
基礎事業の主力事業でありますコンクリートパイル部門の全国需要につきましては、前年度を若干下回って推移いたしました。当社の主力商圏であります関東および静岡につきましても、関東は若干の減少で踏みとどまったものの、静岡は約4割下回りました。業績につきましては、需要の低迷に加え、工事の着工が大幅に遅れた影響もあった結果、当連結会計年度の売上高は、11,492百万円(前連結会計年度比19.1%減)、営業利益は632百万円(前連結会計年度比43.1%減)となりました。
(不動産賃貸事業)
ホームセンターへの賃貸を中心とする不動産賃貸事業につきましては、安定した業績で推移した結果、当連結会計年度の売上高は、198百万円(前連結会計年度比1.5%減)、営業利益は120百万円(前連結会計年度比2.7%減)となりました。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は11,690百万円(前連結会計年度比18.8%減)、営業利益は102百万円(前連結会計年度比83.1%減)、経常利益は28百万円(前連結会計年度比95.2%減)、親会社株主に帰属する当期純損失は221百万円(前連結会計年度は363百万円の純利益)となりました。
②財政状態の状況
当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末と比べ1,748百万円(10.8%)減少し、14,400百万円となりました。
流動資産は、前連結会計年度末と比べて、1,871百万円(27.1%)減少し、5,041百万円となりました。これは主として現金及び預金765百万円の増加、受取手形、売掛金及び契約資産1,897百万円の減少、電子記録債権332百万円の減少、未成工事支出金548百万円の減少等によるものであります。固定資産は、前連結会計年度末と比べて、123百万円(1.3%)増加し、9,358百万円となりました。これは、主として無形固定資産のリース資産285百万円の増加、繰延税金資産73百万円の増加、ソフトウェア278百万円の減少等によるものであります。流動負債は、前連結会計年度末と比べて、1,275百万円(22.7%)減少し、4,350百万円となりました。これは、主としてリース債務44百万円の増加、電子記録債務775百万円の減少、支払手形及び買掛金544百万円の減少、未払法人税等65百万円の減少等によるものであります。固定負債は、前連結会計年度末と比べて、158百万円(2.5%)減少し、6,166百万円となりました。これは、主としてリース債務の増加212百万円、長期借入金の減少373百万円によるものであります。当連結会計年度末における純資産の残高は、前連結会計年度末と比べて、314百万円(7.5%)減少し、3,883百万円となりました。これは、主として利益剰余金の減少337百万円によるものであります。
この結果、自己資本比率は27.0%、1株当たり純資産額は2,997円84銭となりました。
③キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フローは、1,539百万円の増加(前連結会計年度比3,071百万円の増加)となりました。
収入の主な内訳は、減価償却費516百万円、売上債権の減少額1,840百万円、棚卸資産の減少額553百万円であり、支出の主な内訳は、税金等調整前当期純損失291百万円、仕入債務の減少額1,320百万円であります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、445百万円の減少(前連結会計年度比702百万円の増加)となりました。
これは、主に有形固定資産の取得による支出437百万円によるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、328百万円の減少(前連結会計年度比2,753百万円の減少)となりました。
これは、主にセール・アンド・リースバックによる収入323百万円、長期借入れによる収入1,750百万円、長期借入金の返済による支出2,144百万円、リース債務の返済による支出141百万円、配当金の支払額116百万円によるものであります。
以上の結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ765百万円増加し、1,748百万円となりました。
(参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移
| 2022年2月期 | 2023年2月期 | 2024年2月期 | 2025年2月期 | 2026年2月期 | |
| 自己資本比率(%) | 20.9 | 22.8 | 26.2 | 26.0 | 27.0 |
| 時価ベースの 自己資本比率(%) | 10.5 | 13.7 | 19.8 | 17.2 | 21.6 |
| 債務償還年数(年) | 67.2 | 8.6 | 16.8 | - | 5.4 |
| インタレスト・ カバレッジ・レシオ(倍) | 1.7 | 13.5 | 7.1 | - | 16.8 |
自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
債務償還年数:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
(注)1 いずれも連結ベースの財務数値により計算しています。
2 株式時価総額は、自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しています。
3 キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しています。
4 有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としています。
5 2025年2月期は、営業活動によるキャッシュ・フローがマイナスであるため、債務償還年数およびインタレスト・カバレッジ・レシオを記載しておりません。
④生産、受注及び販売の状況
生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 生産高(千円) | 前年同期比(%) |
| 基礎事業 | 8,932,553 | △16.3 |
(注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 生産高については製造原価及び完成工事原価によっております。
受注実績
当連結会計年度における受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 受注高(千円) | 前年同期比(%) | 受注残高(千円) | 前年同期比(%) |
| 基礎事業 | 11,369,811 | △6.7 | 3,994,119 | △3.0 |
販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 販売高(千円) | 前年同期比(%) |
| 基礎事業 | 11,492,591 | △19.1 |
| 不動産賃貸事業 | 198,262 | △1.5 |
| 合計 | 11,690,853 | △18.8 |
(注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 主な相手先別の販売実績及び当該実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
| 相手先 | 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | ||
| 販売高(千円) | 割合(%) | 販売高(千円) | 割合(%) | |
| ㈱角藤 | - | - | 1,612,251 | 13.8 |
2 前連結会計年度の㈱角藤に対する販売実績は、当該販売実績の総販売実績に対する割合が10%未満であるため記載を省略しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する分析・検討内容は次のとおりです。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において判断したものであります。
①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている企業会計の基準に基づき作成しております。この連結財務諸表作成に当たって、必要と思われる見積りは合理的な基準に基づいて実施しております。見積りに関しては過去の実績などを慎重に検討したうえで行い、継続して評価し、必要に応じて見直しを行っておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性によって異なる場合があります。詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項) 4 会計方針に関する事項」に記載のとおりであります。
また、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものについては「第5 経理の状況 1連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する分析・検討内容
1)経営成績
(売上高)
売上高は、基礎事業において、全国需要は前連結会計年度を若干下回ったことに加え、当社グループの主力商圏であります関東および静岡につきましても、関東は若干の減少で踏みとどまったものの、静岡は約4割下回りました。業績につきましては、需要の低迷に加え、工事の着工が大幅に遅れた影響もあった結果、前連結会計年度より減収となり、11,690百万円(前連結会計年度比18.8%減)となりました。
(営業利益)
当連結会計年度の売上総利益は、上記売上高の減少があった結果、前連結会計年度比25.0%減の2,042百万円となりました。売上総利益率は、主に上記の要因により、前連結会計年度の18.9%から当連結会計年度は17.5%に減少しております。
また、販売費及び一般管理費は、前連結会計年度の2,116百万円から176百万円減少し1,939百万円となりました。
以上の結果、営業利益は102百万円(前連結会計年度比83.1%の減少)となりました。なお、売上高営業利益率は0.9%で前連結会計年度比3.3ポイントの減少となりました。
(経常利益)
経常利益は、主に上記の要因により、28百万円(前連結会計年度比95.2%の減少)となりました。
(親会社株主に帰属する当期純損失)
親会社株主に帰属する当期純損失は、221百万円(前連結会計年度は363百万円の純利益)となりました。
2026年2月期の連結業績予想(計画)との比較
(単位:百万円)
| 2025年2月期 (実績) | 2026年2月期 (実績) | 2026年2月期 (計画) | 前年同期比 | 計画比 | |
| 売上高 | 14,402 | 11,690 | 15,200 | △18.8% | △23.1% |
| 営業利益 | 606 | 102 | 600 | △83.1% | △82.9% |
| 経常利益 | 596 | 28 | 520 | △95.2% | △94.5% |
| 親会社株主に 帰属する 当期純利益又は 親会社株主に 帰属する 当期純損失(△) | 363 | △221 | 310 | △160.8% | △171.3% |
併せて、中期経営計画の目標値であるROE8%に対して、実績は△5.5%、自己資本比率30%に対して、27.0%となりました。
(セグメント別の状況)
(基礎事業)
当連結会計年度のコンクリートパイルの全国需要につきましては、前連結会計年度を若干下回って推移いたしました。当社グループの主力商圏であります関東及び静岡県では、上半期は前連結会計期間を上回って堅調に推移いたしましたが、下半期は大きく下回る結果となりました。主力商圏における需要量の低下は、競争激化を伴い、当社グループの基礎事業に対して大きな下押し要因となりました。また、需要の低迷に加え、工事の着工遅れも業績に影響を与えました。損益につきましては、このような状況のもと、利益率改善を目的としたReform戦略に基づき、コスト削減や物件別の利益管理などを実行してまいりました。当連結会計年度においても、物件当たりの利益率は低下していないものの、物件の期ずれなどの要因により売上高が想定を下回ったため、稼働率の低下による固定費負担の増加により事業利益が大幅に低下いたしました。
基礎事業の事業戦略につきましては、利益率改善を目的としたReform戦略として、コスト削減、物件別の利益管理などを実行してまいりました。また、当社グループの成長戦略として、技術、設備、人材への継続的な投資が不可欠であるとの認識のもと、Advance戦略では、課題の把握、投資項目の選定、実行および評価のプロセスを通じて、成長投資効果の最大化を目材してまいりました。
以上の結果、基礎事業の売上高は、11,492百万円(前連結会計年度比19.1%減)、営業利益は632百万円(前連結会計年度比43.1%減)となりました。
(不動産賃貸事業)
不動産賃貸事業に関しましては、静岡県沼津市でのショッピングセンターの賃貸を主な事業としておりますが、安定した業績で推移した結果、当連結会計年度の売上高は、198百万円(前連結会計年度比1.5%減)、営業利益は120百万円(前連結会計年度比2.7%減)となりました。
2) 財政状態
当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末と比べ1,748百万円(10.8%)減少し、14,400百万円となりました。流動資産は、前連結会計年度末と比べて、1,871百万円(27.1%)減少し、5,041百万円となりました。これは主として現金及び預金765百万円の増加、受取手形、売掛金及び契約資産1,897百万円の減少、電子記録債権332百万円の減少、未成工事支出金548百万円の減少等によるものであります。固定資産は、前連結会計年度末と比べて、123百万円(1.3%)増加し、9,358百万円となりました。これは、主として無形固定資産のリース資産285百万円の増加、繰延税金資産73百万円の増加、ソフトウェア278百万円の減少等によるものであります。流動負債は、前連結会計年度末と比べて、1,275百万円(22.7%)減少し、4,350百万円となりました。これは、主としてリース債務44百万円の増加、電子記録債務775百万円の減少、支払手形及び買掛金544百万円の減少、未払法人税等65百万円の減少等によるものであります。固定負債は、前連結会計年度末と比べて、158百万円(2.5%)減少し、6,166百万円となりました。これは、主としてリース債務の増加212百万円、長期借入金の減少373百万円によるものであります。当連結会計年度末における純資産の残高は、前連結会計年度末と比べて、314百万円(7.5%)減少し、3,883百万円となりました。これは、主として利益剰余金の減少337百万円によるものであります。
この結果、自己資本比率は27.0%、1株当たり純資産額は2,997円84銭となりました。
3) キャッシュ・フロー
営業活動によるキャッシュ・フローは、1,539百万円の増加(前連結会計年度比3,071百万円の増加)となりました。
収入の主な内訳は、減価償却費516百万円、売上債権の減少額1,840百万円、棚卸資産の減少額553百万円であり、支出の主な内訳は、税金等調整前当期純損失291百万円、仕入債務の減少額1,320百万円であります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、445百万円の減少(前連結会計年度比702百万円の増加)となりました。
これは、主に有形固定資産の取得による支出437百万円によるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、328百万円の減少(前連結会計年度比2,753百万円の減少)となりました。
これは、主にセール・アンド・リースバックによる収入323百万円、長期借入れによる収入1,750百万円、長期借入金の返済による支出2,144百万円、リース債務の返済による支出141百万円、配当金の支払額116百万円によるものであります。
以上の結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ765百万円増加し、1,748百万円となりました。
4)当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因としましては、原材料調達や価格の動向、市場動向、国内の法令や政治・経済動向等があります。
資材調達につきましては、重要な供給元とは関係強化を図るとともに、汎用品に関しては複数の調達先を起用することと、生産と販売のバランスの調整を含めた安定的な調達を進めております。
品質確保につきましては、品質強化委員会を中心とし、製造工程での不良品の発生状況や施工上の不具合などを分析し、ケーススタディなどによって解決策を提示し、各部門との連携・情報共有を図ることで対応を行っております。
市場の変化に対しましては、営業部門が設計事務所・ゼネコン・販売会社などの顧客と緊密な関係を構築し、お客様のニーズを的確にとらえた提案営業が実践できるよう取り組んでおります。
国内の法令や政治・経済動向等につきましては、取締役会を中心とし、情報を入手するとともに、社外の専門家と連携・情報共有を図ることで対応を行っております。
なお、当社グループの経営成績及び財政状態に重要な影響を与える主要なリスクにつきましては、「第2 事業の状況 3.事業等のリスク」に記載のとおりであります。
5)資本の財源及び資金の流動性
当社グループの資金需要のうち主なものは、新規製品・工法開発等にかかる研究開発費や、老朽化した設備の維持更新、各種工法用治具のラインナップの拡充に係る投資であります。また、建設中であった新本社屋が昨年3月に完成いたしました。新たに取得した土地代を含めて、営業キャッシュ・フローを源泉とした自己資金と金融機関からの借入金により調達いたしました。
なお、当連結会計年度末における長・短期借入金及びリース債務を含む有利子負債残高は、8,383百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は1,748百万円であり、流動性の確保は重要な経営課題であります。
6)目標とする経営指標の達成状況等
当社グループは、第8次中期経営計画(2025年度~2027年度)で、利益率の改善・安定を目的としたReform戦略、成長投資を適切に組み合わせて管理・実行していくことを目的としたAdvance戦略を策定し、取り組んでまいりました。
コンクリートパイルの出荷量を見ますと、当社の主力商圏である関東地方及び静岡県では、当連結会計年度の上半期は前年度を上回って堅調に推移しましたが、下半期は大きく下回る結果となりました。主力商圏における需要量の低下は、競争激化を伴い、当社の基礎事業に対して大きな下押し要因となりました。
建設市場全体の動向を振り返りますと、コンクリートパイルの出荷量と相関性のある民間非居住の着工床面積(国土交通省「建築着工統計調査報告」)は、2023年度以降、継続して前年を割り込む減少基調となっており、厳しい事業環境が浮き彫りとなっています。
一方、建設市場における受注残(国土交通省「建設工事受注動態統計調査(大手50社)」)を見ますと、同時期において継続して力強い増加傾向にあります。もっとも、受注残の消化状況を示す手持工事月数も上昇しており、潜在的な需要は存在するものの、受注残の増加が当面の仕事量につながっていない状況を示唆しています。
以上を踏まえますと、建設市場における受注自体は好調であり、受注残も増加傾向にある一方、工事の進捗は極めて強い供給制約を受けているものと推察されます。当社においても需要量の低迷、物件の期ずれ等の影響を受けております。
なお、当期純損益につきましては、2025年8月20日付「債権の取立不能又は遅延のおそれ及び貸倒引当金繰入額(特別損失)の計上に関するお知らせ」で公表いたしましたとおり、一部取引先に対する債権について貸倒引当金繰入額(特別損失)353百万円を計上した結果、純損失となりました。
当該債権につきましては、現在、法的手続にのっとり適切な処理を進めております。当社は本件の発生を真摯に受け止め、社内調査の結果に基づき、与信管理及び債権管理の両面から、社内ルールの再徹底と管理体制の更なる強化を決定いたしました。既に見直しを図った新たな運用を開始しており、並行して、包括的な管理体制の強化を計画的に進めております。今後も確実な再発防止と、より強固な経営基盤の構築に努めてまいります。
以上の結果、利益率改善を目的としたReform戦略として、コスト削減、物件別の利益管理などを実行してまいりました。単年度の経営成績は物件当たりの利益率は低下していないものの、売上高が不足したため、固定費負担が重くなり、事業利益が低下したことに加え、前述の貸倒引当金繰入額の計上により、売上高、利益ともに数値目標は大幅な未達に終わりました。具体的な目標である中長期的なROE8%に対して、実績△5.5%、自己資本比率30%に対して27.0%となりました。