業績予想修正の理由

世界経済の減速傾向が続く中で、需要の先行き懸念の強まりによる鉱山機械の一層の減産や、新型コロナウイルスの感染拡大等に伴う中国での油圧ショベル生産の急激な落ち込み等の影響が加わり、自動車・産業機械部品事業において、販売数量が想定を大幅に下回る見通しです。また、鉄鋼事業においても、国内鋼材需要が低調に推移し、販売数量及びメタルスプレッドが想定を下回る見通しです。このため、売上高、営業利益及び経常利益が前回公表した予想を下回る見通しとなりました。
加えて、株式市場全体の株価が下落した影響による投資有価証券評価損（約18億円）及び税効果会計に係る会計基準による繰延税金資産の取り崩し（約20億円）が見込まれ、親会社株主に帰属する当期純利益は△3,200百万円となる見通しです。
通期個別業績予想については、前期と比較して、自動車・産業機械部品事業において、世界経済の減速の影響を受けて販売数量が大幅に減少する見通しです。加えて、投資有価証券評価損及び繰延税金資産の取り崩しが見込まれ、売上高142,100百万円、営業利益△900百万円、経常利益700百万円、当期純利益△3,500百万円となる見通しです。