有価証券報告書-第96期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)
(1)経営方針
当社グループは、工具鋼、特殊合金の非量産型高級特殊鋼製品、鋳鉄製品及び金型・工具製品の製造販売を通じ、幅広い産業分野(自動車、エレクトロニクス、産業機械、エネルギー、住宅他)へ優れた製品を提供して顧客及び社会の発展に貢献してまいります。
(2)経営環境及び対処すべき課題
当社グループの主要な顧客である自動車および産業機械の分野は、短期的には需要の持ち直しが見込まれるものの、内需の立ち上がりは緩やかで、依然として、外需に依存しながらの回復になるものと想定されます。今後、国内外での競争が一層激しさを増していく中、当社グループがこれまでと同様に社会に必要とされるために、以下に挙げる「品質」「納期」「コスト」「新製品開発」に関する諸課題に対応してまいります。
また、中長期的には、自動車産業におけるEV(電気自動車)化が進展することが予想され、当社グループを取り巻く市場規模や製品構成は大きく変化していくものと考えられますが、「少量多品種」対応という当社グループの最大の特長を更に活かすべく、神戸製鋼グループ各社との連携による効率的な生産体制の再構築についても、あるべき姿を検討してまいります。
なお、セグメント別の重点施策は以下のとおりであります。
①特殊鋼部門
ア 高付加価値製品を中心とした販売量の確保
[工具鋼分野]
平板広幅材(分塊圧延ラインの活用)など
[特殊合金分野]
マルテンサイト系ステンレス鋼、耐熱鋼など
イ 製品品質の向上と安定
・操業管理の定量化と記録の徹底による操業再現性の向上
・操業実績の定量的解析による品質不良の原因究明と操業改善の継続
・品質安定に重点を置いた製品開発や操業技術の確立
ウ コスト競争力の強化
・前中期経営計画で実施した大型投資効果(分塊圧延ライン更新・加熱炉等の燃料転換)の確実な取り込み
・品質管理強化および操業改善による歩留まり・原単位の向上
・設備投資の圧縮による固定費の削減
エ 技術開発の推進
・「少量多品種」生産の特長を活かした、お客様のニーズに合致する製品群の創出(EV化に対応した新規材料、高耐食軸受鋼など)
オ 原料市況に応じた販売価格へのタイムリーな転嫁
②鋳鉄部門
ア 物量の確保
・産業機械分野でのロボット・IT関連需要の確実な取り込み
・高付加価値品の受注拡大
イ 生産性の向上
・自硬性鋳物製品の生産ラインの整備
ウ 品質の向上と安定化
・最適な製造条件の追究および新規設備の導入による品質安定化
エ 作業環境の改善
③金型・工具部門
ア 高付加価値製品の拡販
・自動車以外も含めた精密金型分野での受注拡大(医療用など)
・グループ会社とのシナジーの追究(新規ユーザーの開拓)
イ コスト・納期の競争力強化
・生産性向上および外注費低減によるコストダウンの推進
・品質改善および工程の見直しによる納期達成率の向上
また、「KOBELCOの3つの約束と6つの誓い」を念頭に置き、コンプライアンス意識の醸成を図りながら、安全活動、環境保全、防災対策、リスクマネジメント体制の強化を進めます。また、当社グループが持続的に成長を続けていくために、組織の活性化による明るい風土作りや人材確保と育成に注力してまいります。
当社の親会社である株式会社神戸製鋼所および当社を含む神戸製鋼グループ数社は、2017年11月にカナダにおいて、神戸製鋼グループの製造した自動車向け金属製品(以下「対象製品」といいます)や、対象製品を使用して製造された自動車に関する、経済的損失の賠償等を求めるクラスアクションを提起されておりましたが、2019年6月7日(現地時間)、原告との間で和解に合意し、和解の基本合意書を締結しました。2019年11月には正式な和解合意書を締結し、2021年2月、裁判所の和解承認手続が完了しました。
当社グループは、工具鋼、特殊合金の非量産型高級特殊鋼製品、鋳鉄製品及び金型・工具製品の製造販売を通じ、幅広い産業分野(自動車、エレクトロニクス、産業機械、エネルギー、住宅他)へ優れた製品を提供して顧客及び社会の発展に貢献してまいります。
(2)経営環境及び対処すべき課題
当社グループの主要な顧客である自動車および産業機械の分野は、短期的には需要の持ち直しが見込まれるものの、内需の立ち上がりは緩やかで、依然として、外需に依存しながらの回復になるものと想定されます。今後、国内外での競争が一層激しさを増していく中、当社グループがこれまでと同様に社会に必要とされるために、以下に挙げる「品質」「納期」「コスト」「新製品開発」に関する諸課題に対応してまいります。
また、中長期的には、自動車産業におけるEV(電気自動車)化が進展することが予想され、当社グループを取り巻く市場規模や製品構成は大きく変化していくものと考えられますが、「少量多品種」対応という当社グループの最大の特長を更に活かすべく、神戸製鋼グループ各社との連携による効率的な生産体制の再構築についても、あるべき姿を検討してまいります。
なお、セグメント別の重点施策は以下のとおりであります。
①特殊鋼部門
ア 高付加価値製品を中心とした販売量の確保
[工具鋼分野]
平板広幅材(分塊圧延ラインの活用)など
[特殊合金分野]
マルテンサイト系ステンレス鋼、耐熱鋼など
イ 製品品質の向上と安定
・操業管理の定量化と記録の徹底による操業再現性の向上
・操業実績の定量的解析による品質不良の原因究明と操業改善の継続
・品質安定に重点を置いた製品開発や操業技術の確立
ウ コスト競争力の強化
・前中期経営計画で実施した大型投資効果(分塊圧延ライン更新・加熱炉等の燃料転換)の確実な取り込み
・品質管理強化および操業改善による歩留まり・原単位の向上
・設備投資の圧縮による固定費の削減
エ 技術開発の推進
・「少量多品種」生産の特長を活かした、お客様のニーズに合致する製品群の創出(EV化に対応した新規材料、高耐食軸受鋼など)
オ 原料市況に応じた販売価格へのタイムリーな転嫁
②鋳鉄部門
ア 物量の確保
・産業機械分野でのロボット・IT関連需要の確実な取り込み
・高付加価値品の受注拡大
イ 生産性の向上
・自硬性鋳物製品の生産ラインの整備
ウ 品質の向上と安定化
・最適な製造条件の追究および新規設備の導入による品質安定化
エ 作業環境の改善
③金型・工具部門
ア 高付加価値製品の拡販
・自動車以外も含めた精密金型分野での受注拡大(医療用など)
・グループ会社とのシナジーの追究(新規ユーザーの開拓)
イ コスト・納期の競争力強化
・生産性向上および外注費低減によるコストダウンの推進
・品質改善および工程の見直しによる納期達成率の向上
また、「KOBELCOの3つの約束と6つの誓い」を念頭に置き、コンプライアンス意識の醸成を図りながら、安全活動、環境保全、防災対策、リスクマネジメント体制の強化を進めます。また、当社グループが持続的に成長を続けていくために、組織の活性化による明るい風土作りや人材確保と育成に注力してまいります。
当社の親会社である株式会社神戸製鋼所および当社を含む神戸製鋼グループ数社は、2017年11月にカナダにおいて、神戸製鋼グループの製造した自動車向け金属製品(以下「対象製品」といいます)や、対象製品を使用して製造された自動車に関する、経済的損失の賠償等を求めるクラスアクションを提起されておりましたが、2019年6月7日(現地時間)、原告との間で和解に合意し、和解の基本合意書を締結しました。2019年11月には正式な和解合意書を締結し、2021年2月、裁判所の和解承認手続が完了しました。