有価証券報告書-第128期(平成29年1月1日-平成29年12月31日)
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連結財務諸表注記事項(US GAAP)
※1 重要な会計方針
(1) 連結財務諸表の作成基準
当社の連結財務諸表は、米国において一般に認められる会計原則(以下「米国基準」)に基づいて作成されております。
当社は1969年以降、欧米市場において転換社債・社債の発行を行ってきました。これに伴い当社は企業財務内容開示手段として一般化していた連結財務諸表を米国基準にて作成し、欧米の投資家に開示しておりました。その後、1976年にニューヨーク証券取引所に預託株式を上場したことに伴い、米国の1933年証券法に規定する届出書様式S-1により米国証券取引委員会に登録を行いました。以後、米国の1934年証券取引所法に基づき、継続して米国基準に基づく連結財務諸表を作成しております。なお、当社は2013年7月にニューヨーク証券取引所への上場を廃止し、さらに同年10月に米国証券取引委員会への登録を廃止しております。
我が国で一般に認められる会計原則(以下「日本基準」)に準拠して作成する場合と当社が採用している会計原則(米国基準)に準拠して作成する場合との主要な相違の内容は次のとおりです。
日米の会計処理基準の差異による影響のうち金額的に重要性のある項目については、日本基準に準拠した場合の税金等調整前当期純利益に対する影響額を概算で開示しております。なお、この影響額には連結対象会社の相違によるものは、その算定が実務上困難であるため含めておりません。
① 投資先が合併されたことに伴い株式が交換され、かつ、投資先が被合併会社と判定された場合、交換により取得した株式は交換時の時価により計上し、交換された株式の取得原価との差額をその他の収益(△費用)に計上しております。
② のれんについては償却を行わず、年1回及び減損の可能性を示す事象が発生または状況が変化した時点で減損の判定を行っております。
③ 退職給付制度における数理計算上の差異について期首の数理計算上の差異のうち退職給付債務と年金資産のいずれか大きい額の10%未満に相当する部分は償却せず、同10%以上20%未満に相当する部分は従業員の平均残存勤務年数で除した金額を、同20%相当額を超過する部分は当該超過部分の全額を当年度に償却しております。その影響額は前年度1,964百万円(利益の増加)、当年度2,030百万円(利益の増加)です。
④ 税法上の技術的な解釈に基づき、税務ポジションが税務当局による調査において50%超の可能性をもって認められる場合に、その財務諸表への影響を認識しております。税務ポジションに関連するベネフィットは税務当局との解決により50%超の可能性で実現が期待される最大金額で測定されます。また、未認識の税務ベネフィットに関連する利息及び加算税は連結損益計算書の法人所得税に含めております。
⑤ 社債発行費は社債の額面金額から控除して、社債の償還期間で償却しております。
⑥ 新株発行費は資本取引に伴う費用として資本剰余金から控除しております。
⑦ 新株予約権の価値相当額は発行時にその税効果調整後金額を資本剰余金に計上しております。
⑧ 主要な有形固定資産の建設期間に支出した支払利息を当該資産の取得価額に含めて計上しております。
⑨ 持分法による投資損益は連結損益計算書上、税金等調整前当期純利益のあとに区分掲記しております。
⑩ 日本基準の特別損益に属する項目はその他の営業費用またはその他の収益(△費用)の内訳科目に含めて表示しております。
⑪ 連結損益計算書に計上されずに純資産の部のその他の包括損益累計額に直接計上されている有価証券の未実現損益等に含まれている税効果金額は、当該金額がその他の包括利益(△損失)として計上された時点において適用すべき税率によって計算されております。
(2) 事業活動の概況
当社は農業機械、エンジン、建設機械、電装機器、パイプ関連、環境関連、社会インフラ関連等の幅広い製品分野をもつ日本における代表的な製造会社の一つです。当社製品は国内のみならず、アメリカ、フランス、ドイツ、中国、タイ等において製造され、国内及び北米、欧州、アジア地域を中心とする海外で販売されております。
(3) 連結の基本方針及び会計方針
当社の連結財務諸表は親会社の勘定及び過半数の議決権を所有するすべての子会社の勘定を含んでおります。また、連結対象と判断する変動持分事業体があれば、これらの勘定も含んでおります。連結会社間の内部取引項目は消去しております。当社が営業及び財務方針に重要な影響を及ぼすことができるが支配力を有していない関連会社に対する投資は持分法によって評価しております。
当年度の連結子会社数(変動持分事業体を含む(「注記 ※3 関連会社及び変動持分事業体」参照))は前年度より 1社増加して173社となりました。当年度の関連会社数は前年度より3社減少して14社となりました。
① 見積りの使用
連結財務諸表の作成にあたり財務数値及び関連する開示に影響を与える仮定と見積りを使用しております。重要な見積りは、たな卸資産の評価、有価証券の減損、債権の回収可能性、長期性資産の減損、製品保証引当金、従業員の退職給付制度、繰延税金資産の回収可能性、不確実な税務ポジション、長期契約における収益認識及び偶発損失において主に使用されております。結果として、このような見積額と実績額とは相違する場合があります。
② 外貨表示の財務諸表の換算
海外子会社の資産及び負債は決算日の為替レートにより換算されております。また、その結果生じた換算差額はその他の包括損益累計額に計上されております。海外子会社の収益及び費用は期中平均レートにより換算されております。
③ 現金及び現金同等物
当初の満期日が3ヶ月以内である流動性の高い投資を現金同等物としております。現金及び現金同等物には譲渡性預金、マネー・マーケット・ファンド並びに当初の満期日が3ヶ月以内である定期預金及び負債証券が前年度19,232百万円、当年度58,351百万円含まれております。担保として差入れた引出制限条項付預金及び公共工事の請負代金の前受として使途が制限される預金については、現金及び現金同等物ではなく主にその他の流動資産に含めており、その金額は前年度10,007百万円、当年度12,221百万円です。
④ 債権の証券化
金融債権は定期的に特別目的事業体へ譲渡され証券化されます(「注記 ※3 関連会社及び変動持分事業体」参照)。証券化された金融債権は担保付債務の担保となりますが、証券化時点で損益は認識されません。当該債権は短期及び長期金融債権-純額として連結貸借対照表に計上しております。
⑤ たな卸資産
たな卸資産は主として移動平均法による低価法を用いて評価しております。
⑥ 有価証券
当社の保有する市場性のあるすべての負債証券及び持分証券は売却可能有価証券に分類されており、公正価値で連結貸借対照表に計上されております。当該有価証券の未実現損益は税効果調整後の金額でその他の包括損益累計額に計上されております。売却可能有価証券の公正価値は市場価格に基づき算定されます。
市場性のある有価証券の公正価値が取得原価より低くなり、その価値下落が一時的ではないと判断された場合、下落した額を減損損失として認識しております。価値の下落が一時的であるかどうかを判断する際には、価値下落の程度、下落の期間及びその他の関連要素を検討しております。また、市場性のないその他の有価証券は取得原価により評価し、減損の有無を定期的に検討しております。
売却可能有価証券及び市場性のない他の有価証券の売却損益は、平均法による取得原価を基礎として計算されております。
⑦ 貸倒引当金
債権に対する貸倒引当金は、回収状況、過去の貸倒実績、経済状況の趨勢、債務者の支払能力や現担保価値等を考慮した見積額を計上しております。過去の回収状況や現在及び今後の経済状況は経営者が定期的に見直し、必要に応じて見積額の調整を行っております。
⑧ 有形固定資産
有形固定資産は取得価額から減価償却累計額を控除した額で連結貸借対照表に計上しております。製造活動にかかる減価償却費は売上原価に、その他の減価償却費は販売費及び一般管理費に含まれております。土地及び建設仮勘定以外の有形固定資産は、それぞれの見積耐用年数にわたって、当年度より主に定額法により償却しております(「㉑ 会計上の見積りの変更」参照)。主要な有形固定資産の見積耐用年数は建物及び構築物10~50年、機械装置及びその他の有形固定資産2~14年です。
⑨ のれん及び無形固定資産
のれんについては償却を行わず、年1回及び減損の可能性を示す事象が発生または状況が変化した時点で減損の判定を行っております。減損の判定に際して、のれんを含む報告単位の公正価値と帳簿価額を比較し、帳簿価額が公正価値を上回る場合には減損金額の測定を行っております。減損損失は、のれんの帳簿価額が暗示している公正価値を超過する場合にその超過分として認識されます。当年度において減損の判定を行った結果、のれんの減損損失は識別されておりません。
耐用年数が確定できる無形固定資産については、見積償却年数にわたり経済的便益が費消される傾向等を反映した方法により償却しておりますが、当該費消態様を明確に決定できない場合には定額法により償却しております。
⑩ 長期性資産
保有及び使用している長期性資産(有形固定資産及び耐用年数が確定できる無形固定資産を含む)については、帳簿価額が回収不能となるおそれを示唆する事象や状況の変化がある場合に割引前将来キャッシュ・フローを用いて減損の有無を判定しております。割引前将来キャッシュ・フローが資産の帳簿価額よりも低い場合、資産の公正価値に基づいて減損額を算定しております。
また、売却予定の長期性資産については、帳簿価額と公正価値から売却費用を差し引いた額のいずれか低い価額で評価しております。
⑪ 退職給付会計
確定給付企業年金制度及び退職一時金制度の積立状況を資産または負債として連結貸借対照表に計上し、この認識に伴う調整を税効果調整後の金額でその他の包括損益累計額の年金負債調整額に計上しております。積立状況は、測定日である期末時点の退職給付債務と年金資産の公正価値の差額で測定されます。
当社は給付水準改訂等の制度変更による退職給付債務の増減額を発生時の在籍従業員の平均残存勤務年数で均等に償却しております。退職給付債務の計算の前提となる基礎率や年金資産の運用利回りの変動等に伴う数理計算上の差異については、期首の数理計算上の差異のうち退職給付債務と年金資産のいずれか大きい額の10%未満に相当する部分は償却せず、同10%以上20%未満に相当する部分は従業員の平均残存勤務年数で除した金額を、同20%相当額を超過する部分は当該超過部分の全額を当年度に償却しております。
⑫ 法人税等
繰延税金資産及び繰延税金負債は会計上と税務上の資産及び負債の簿価の一時的差異及び税務欠損金他の繰越控除に基づき、法定実効税率を用いて計算しております。なお、繰延税金資産のうち将来において実現が見込めない部分については評価性引当金を設定しております。
⑬ 消費税等
消費税等の会計処理は税抜方式によっております。
⑭ 収益の認識
当社は製品販売に関して、「説得力のある契約等の存在」、「物の引き渡しまたは役務の提供の完了」、「販売価格が確定または確定可能」、「代金の回収可能性が合理的に確保されている」の4条件を満たしている場合に売上を計上しております。また、製品の販売時に、値引き、顧客特典、購入額に応じた割戻し等の販売促進活動による売上高の控除を見積計上しております。
環境プラント等の設備機器については、短期契約の場合は据え付けが完了し顧客が受け入れた時点で売上を計上し、長期契約の場合は進行基準により売上を計上しております(「注記 ※11 長期契約」参照)。また、損失が見込まれる場合は、それを認識できた時点で受注損失を計上しております。連結売上高のうち、長期契約に関する売上高の割合は前年度2.6%、当年度2.3%です。
金融収益については、債権の回収期間にわたって利息法により収益計上しております。
⑮ 研究開発費及び広告宣伝費
研究開発費及び広告宣伝費は発生時に費用として処理しております。
⑯ 物流費
物流費は販売費及び一般管理費に含めて処理しております。
⑰ アスベスト健康被害関連費用
当社はアスベスト関連の疾病を罹患した当社の旧工場周辺の住民に対する見舞金や救済金の支払い、あるいは従業員(元従業員を含む)に対する補償金の支払いを決定したときに費用として処理しております。また、「貸借対照表日現在で負債が発生した可能性が高いこと」、「損失の金額を合理的に見積ることが可能であること」の2要件を満たした場合には損失を見積って負債を計上しております(「注記 ※20 契約債務及び偶発事象」参照)。
⑱ デリバティブ
連結貸借対照表上、すべてのデリバティブを公正価値によりその他の流動資産、その他の資産、その他の流動負債またはその他の固定負債として計上しております。当社はデリバティブ契約の評価額を連結貸借対照表に総額表示しております。
当社はデリバティブ契約締結時点で当該デリバティブを予定取引または認識された資産や負債に関連して受払されるキャッシュ・フローの変動に対するヘッジ(以下「キャッシュ・フロー・ヘッジ」)として指定しております。当社は正式な文書の中でリスク管理目標や様々なヘッジ取引を行うにあたっての戦略とともにヘッジ手段とヘッジ対象のすべての関係を規定しております。これに基づき、キャッシュ・フロー・ヘッジとして指定されるすべてのデリバティブを連結貸借対照表上の特定の資産や負債または特定の確定契約や予定取引に関係付ける手続きを踏んでおります。当社の契約するデリバティブは対象通貨、対象となる変動金利の基礎となるインデックス、対象金額及び対象期間がヘッジ対象のそれと対応しているため、すべてのヘッジがキャッシュ・フロー変動を軽減することにおいて高い有効性を持っていると考えられます。
キャッシュ・フロー・ヘッジとして指定され高い有効性があるデリバティブの公正価値の変動は、ヘッジ対象のキャッシュ・フロー変動が損益へ影響するまで、税効果調整後の金額でその他の包括損益累計額に計上されます。デリバティブの公正価値の変動のうちヘッジの非有効部分は、直ちに損益に計上されます。
また、当社は特定の取引について、キャッシュ・フロー・ヘッジとして指定されていないデリバティブを経済的な観点から利用しております。ヘッジ指定されていないデリバティブの公正価値の変動は、直ちに損益に計上されます。
⑲ 公正価値の測定
公正価値で測定される特定の資産及び負債は、純資産価値(またはその同等物)で測定されるものを除き、測定に使用されるインプットに応じて、次の3つのレベルに分類されます。また、当社は変更の原因となる状況の変化が発生した日にレベルの変更を認識しております。
レベル1-活発な市場における同一資産・負債の市場価格
レベル2-レベル1以外の直接的または間接的に観察可能なインプット
レベル3-観察不能なインプット(企業自身の仮定から得られるインプット及び合理的に入手可能なインプッ
トまたは多くの市場参加者が合理的だとして用いているインプット等)
⑳ 会計方針の変更
2017年1月1日よりたな卸資産の測定の簡素化に関する新会計基準を適用しております。同基準はたな卸資産を取得原価もしくは正味実現可能価額のいずれか低い金額で測定することを要求し、たな卸資産の事後測定の簡素化を目的としております。なお、同基準の適用が当社の連結財務諸表に与える影響は重要ではありません。
2017年1月1日より貸借対照表における繰延税金の区分に関する新会計基準を適用しております。同基準は繰延税金資産及び繰延税金負債を貸借対照表において非流動項目として表示することを要求するものです。同基準の適用にあたり、過去の連結財務諸表等を遡及的に調整しておりません。なお、前年度末における流動区分の繰延税金資産及び繰延税金負債は、それぞれ46,798百万円及び160百万円です。
㉑ 会計上の見積りの変更
当社は従来、有形固定資産の減価償却方法として主に定率法を採用しておりましたが、2017年1月1日より定額法に変更しました。この変更は、中期経営計画に基づき、生産体制及び研究開発体制の見直しを行ったことを契機として固定資産の使用状況を検討した結果、今後は有形固定資産の長期安定的な稼働が見込まれるため、減価償却方法を定額法に変更することが合理的であると判断したことによるものです。この減価償却方法の変更の影響は米国財務会計基準審議会 会計基準編纂書250「会計上の変更及び誤謬の修正」に基づき、会計上の見積りの変更として将来にわたって認識されます。この変更により、従来の方法と比較して、当年度の当社株主に帰属する当期純利益及び1株当たり当社株主に帰属する当期純利益-基本的は、それぞれ1,050百万円及び0円85銭増加しております。
㉒ 新会計基準
2014年5月、米国財務会計基準審議会(以下「FASB」)は収益認識基準に関する新会計基準を発行しました。同基準は、企業が顧客への財又はサービスの移転を描写するように、その財やサービスと引き換えに、受け取るか、受け取ることが見込まれる対価を反映する価額により、収益を認識することを原則としております。また、顧客との契約から生じる収益及びキャッシュ・フローについて、その性質、金額、時期及び不確実性について追加情報の開示を要求しております。なお、同基準は収益認識について、米国基準と国際財務報告基準に共通する基準の開発、及びその原則の明確化を目的としております。同基準は、2016年12月15日より後に開始する連結会計年度及びその連結会計年度に含まれる四半期より適用が予定されておりましたが、2015年8月、FASBは同基準の適用を1年延期することを決定しました。その後、FASBは、直近では2016年12月まで同基準に対していくつかの規定の明確化、更新をしました。同基準の適用により、当社においては収益の認識時期や変動対価の見積り方法について一部の契約で影響が生じますが、暫定的な結論として当社の連結財務諸表に与える影響は重要ではないと考えております。
2016年1月、FASBは金融資産及び金融負債の認識及び測定に関する新会計基準を発行しました。同基準は、公正価値で測定できる持分投資について、公正価値で測定し、その変動を純損益に認識すること、また、公正価値で測定できない持分投資の減損測定について、質的評価により簡素化することを要求しております。さらに、公正価値測定に利用した手法及び重要な仮定についての開示要求を削除し、金融資産及び金融負債を貸借対照表及びその注記において、測定区分及び形態毎に分類し表示することを要求しております。同基準は、2017年12月15日より後に開始する連結会計年度及びその連結会計年度に含まれる四半期より適用されます。当社は現在、同基準の適用による連結財務諸表への影響を検討しております。
2016年2月、FASBはリースに関する新会計基準を発行しました。同基準は、現行の米国基準においてオペレーティングリースに分類されるリース取引について、一部の例外を除いて、貸借対照表上にリース資産、リース負債を認識することを要求しております。同基準は、2018年12月15日より後に開始する連結会計年度及びその連結会計年度に含まれる四半期より適用されます。当社は現在、同基準の適用による連結財務諸表への影響を検討しております。
2016年6月、FASBは金融商品の信用損失の測定に関する新会計基準を発行しました。同基準は、現行の発生損失モデルではなく予想信用損失モデルに基づいて損失を認識することを要求しております。同基準は、2020年12月15日より後に開始する連結会計年度及びその連結会計年度に含まれる四半期より適用されます。当社は現在、同基準の適用による連結財務諸表への影響を検討しております。
2016年8月、FASBはキャッシュ・フロー計算書の表示と分類に関する新会計基準を発行しました。同基準は、キャッシュ・フロー計算書における特定の現金受領及び支払の分類に関連した実務上の多様性やばらつきを軽減するものです。同基準は、2017年12月15日より後に開始する連結会計年度及びその連結会計年度に含まれる四半期より適用されます。当社は同基準の適用による連結財務諸表への影響は重要ではないと考えております。
2016年10月、FASBは法人所得税の会計処理に関する新会計基準を発行しました。同基準は、たな卸資産以外の連結会社間の資産譲渡について法人税等の影響額を当該資産が最終的に第三者に売却されるまで繰り延べる例外規定を削除し、当該譲渡が発生した時点でそれらの影響を認識することを要求しております。同基準は、2017年12月15日より後に開始する連結会計年度及びその連結会計年度に含まれる四半期より適用されます。当社は同基準の適用による連結財務諸表への影響は重要ではないと考えております。
2016年11月、FASBはキャッシュ・フロー計算書における制限付現金の表示と分類に関する新会計基準を発行しました。同基準は、キャッシュ・フロー計算書における制限付現金及び現金同等物の表示と分類に関するガイダンスを提供し、実務上の多様性やばらつきを軽減するものです。同基準は、2017年12月15日より後に開始する連結会計年度及びその連結会計年度に含まれる四半期より適用されます。当社は現在、同基準の適用による連結財務諸表への影響を検討しております。
2017年1月、FASBはのれんの事後測定に関する新会計基準を発行しました。同基準は、のれんの減損テストにおいてステップ2を省略することにより、当該測定を簡素化することを目的としております。同基準は、2020年12月15日より後に開始する連結会計年度及びその連結会計年度に含まれる四半期におけるのれんの減損テストより適用されますが、2017年1月1日以降に行われる四半期及び年度ののれんの減損テストより早期適用が可能です。当社は同基準の適用による連結財務諸表への影響は重要ではないと考えております。
2017年3月、FASBは期間年金費用と期間退職後給付費用の表示に関する新会計基準を発行しました。同基準は、期間年金費用及び期間退職後給付費用につき、勤務費用とそれ以外の要素に区分し、勤務費用については従業員の報酬費用と同じ項目に表示することを要求しております。それ以外の要素については、勤務費用から区分して表示することを要求しております。また、期間年金費用及び期間退職後給付費用のうち、勤務費用のみ資産計上が認められます。同基準は、2017年12月15日より後に開始する連結会計年度及びその連結会計年度に含まれる四半期より適用されます。当社は同基準の適用による連結財務諸表への影響は重要ではないと考えております。
2017年8月、FASBは財務諸表上において、企業のヘッジ関係についての財務報告をリスク管理活動の経済的結果とより整合させるために、当該財務報告に関する新会計基準を発行しました。同基準は、適切にヘッジ関係及びヘッジ結果を表示するために、ヘッジ会計の認識と測定のガイダンスを変更しております。また、ヘッジ手段のすべての変動を、ヘッジ対象の損益影響が示される損益計算書の科目と同じ科目に表示することを要求しております。同基準は、2018年12月15日より後に開始する連結会計年度及びその連結会計年度に含まれる四半期より適用されます。当社は同基準の適用による連結財務諸表への影響は重要ではないと考えております。
※2 たな卸資産
たな卸資産の内訳は次のとおりです。
※3 関連会社及び変動持分事業体
(1) 関連会社に対する投融資及び取引
関連会社に対する投資(株式及び出資金)及び貸付金は次のとおりです。
連結貸借対照表上、短期貸付金はその他の流動資産に、長期貸付金及び投資は関連会社に対する投融資に含めております。
関連会社の財政状態及び経営成績の要約は次のとおりです。
受取手形、売掛金勘定に含まれる関連会社からの受取債権は前年度22,638百万円、当年度21,081百万円です。
売上高には関連会社に対する売上高が前年度67,582百万円、当年度60,444百万円含まれております。
関連会社からの現金配当金は前年度38百万円、当年度241百万円です。
連結貸借対照表のその他の剰余金には、関連会社の未分配利益が前年度23,484百万円、当年度24,497百万円含まれております。
(2) 変動持分事業体
当社は証券化による資金調達を行っております。証券化に際し、金融債権の一部を新たに設立した特別目的事業体に譲渡しております。
当社は証券の原資産に対する回収延滞や不履行を管理することで、当事業体の経済的パフォーマンスに最も重要な影響を与える活動を指示する権限を有しております。また、当事業体の残余持分を有することにより潜在的に重要な損失を負担する義務、または利益を享受する権利を有しております。従って、当社は当事業体の主たる受益者であると判断し、当事業体を変動持分事業体として連結範囲に含めております。
証券化取引に関して、金融債権を105,808百万円、その他の流動資産を4,750百万円、担保付債務を96,317百万円、その他の流動負債を57百万円、前年度末の連結貸借対照表に計上しております。また、金融債権を134,992百万円、その他の流動資産を6,679百万円、担保付債務を121,071百万円、その他の流動負債を96百万円、当年度末の連結貸借対照表に計上しております。
なお、当事業体の債権者は、当社の一般債権に対して遡及権を有しておりません。
上記以外の変動持分事業体は、その全体的な規模及び当社との関係から、当社の連結財務諸表に重要な影響を及ぼすものではありません。
また、前年度末及び当年度末において連結していない変動持分事業体については、当社は主たる受益者ではなく、かつ、重要な変動持分を有しておりません。
※4 有価証券
売却可能有価証券の主要な種類ごとの取得価額、公正価値、未実現利益及び損失は次のとおりです。
時価の下落が一時的でない有価証券について前年度は20百万円の評価損を計上しました。当年度は計上しておりません。
売却可能有価証券の売却収入並びに売却による実現利益及び損失は次のとおりです。
連結貸借対照表のその他の投資には市場性のない持分証券が前年度3,650百万円、当年度3,418百万円含まれております。市場性のない持分証券は公正価値が容易に算定できないため原価法により評価しております。これらの市場性のない持分証券は、公正価値の算定が実務上困難であると判断されること、及び公正価値が著しく損なわれる経済事象の発生や企業環境の変化が認められないことから、前年度及び当年度ともに減損を実施しておりません。
また、当年度の連結貸借対照表のその他の流動資産には償還期限が一年内に到来する負債証券7,718百万円(取得価額7,710百万円)が含まれております。
※5 販売金融債権と貸付金等
(1) 販売金融債権
当社は販売金融債権を次の3つの種類に分類しております。
① 小売金融債権
当社は北米及びその他の地域において、ディーラーを通して当社の農業機械及び建設機械を購入した顧客に対し小売金融を提供しております。小売金融債権は個人及び法人の最終ユーザーに対する製品の提供に関して、当社とディーラーで交わされた契約により生じたものです。当該債権は償却原価法に基づいて算定された価額から貸倒引当金を控除した額で評価しております。
② ファイナンスリース債権
当社は日本及び日本を除くアジアにおいて、ファイナンスリースを提供しております。日本のファイナンスリース債権は個人及び法人の最終ユーザーに対する当社製品のリースに関連しており、日本を除くアジアのファイナンスリース債権は個人及び法人の最終ユーザーに対する当社の農業機械及び建設機械のリースに関連しております。これらの債権はリース料総額とリース資産の見積残存価額の合計額から未稼得利益及び貸倒引当金を控除した額で評価しております。2017年12月31日現在において、ファイナンスリースの未保証見積残存価額はありません。
③ 長期売掛金
長期売掛金は日本において、主に個人の最終ユーザーに対し当社の農業機械を直接販売したことにより生じたものです。
小売金融債権及びファイナンスリース債権は連結貸借対照表の短期金融債権-純額及び長期金融債権-純額として表示しております。当注記内での長期売掛金には連結貸借対照表の売掛金に計上されている、一年内に回収予定のものを含んでおります。当社はこれらの債権に関して、売却製品またはリースした製品に対する担保権を有しております。
金融債権-純額の内訳は次のとおりです。
長期売掛金-純額の内訳は次のとおりです。
期末日現在における小売金融債権及び長期売掛金の年度別回収予定額並びにファイナンスリース債権の将来最低受取リース料の年度別内訳は次のとおりです。
当社は売上高及び売上原価に金融収益と金融費用を含めており、その金額は次のとおりです。
当社は販売金融債権を北米、日本、日本を除くアジア及びその他の4地域に分けて分析しております。これらの債権に係る信用リスクは、消費者の需要や失業率、政府の補助金の程度といった地理的に異なる経済状況に影響されます。
(信用の質の指標)
当社は販売金融債権について、債権の回収状況、顧客の財務情報、過去の貸倒実績や経済状況の趨勢等の顧客の債務弁済能力に関連する情報に基づくリスク分類を行っております。債権の信用の質の情報は期末日現在の情報に基づいており、当社は四半期ごとに見直しております。当社の信用の質の指標は次のとおりです。
ランクA-契約上のスケジュールに従って回収されている債権。当該区分へ分類された債権は顧客の支払不能から生じる損失の発生可能性が低く、債権全額の回収が見込まれております。
ランクB-債権の潜在的損失に対する注意を必要とするが、ランクCには該当しない債権。当該区分へ分類された債権は、顧客の支払不能から生じる損失の発生可能性が高いことを個別に示唆するものではありません。
ランクC-長期間にわたって支払が行われていない、または自己破産や債務超過等の顧客の支払能力が懸念される事実が確認された債権。当該区分へ分類された債権は、顧客の支払不能から生じる損失の発生が見込まれております。
販売金融債権の種類別、地域別及び信用の質の指標別の残高は次のとおりです。
(年齢分析)
すべての販売金融債権は契約期日までに元本や利息が支払われなかった時点で、その契約の未返済残高の全額を延滞債権として認識しております。
債権の種類別及び地域別の販売金融債権の年齢分析は次のとおりです。
(利息の計上を停止している販売金融債権)
北米における小売金融債権は約定元本及び約定利息が回収できないと判断した場合、または90日超延滞した場合のいずれか早い時点で利息の計上を停止しております。利息非計上の債権についてはその後現金で回収した場合にのみ受取利息を認識しております。また、元本及び利息の延滞が90日以下になった時点で利息計上を再開しております。利息計上を停止している小売金融債権は前年度943百万円、当年度1,064百万円です。
その他の地域における小売金融債権、日本及び日本を除くアジアにおけるファイナンスリース債権並びに日本における長期売掛金は、利息計上を停止しておりませんが、債権額の回収が見込めなくなった時点で償却しております。
(再編した不良債権及び減損債権)
前年度及び当年度の再編した不良債権及び減損債権の金額は僅少です。
(2) 関連会社に対する貸付金
当社はグループファイナンスの運営等を通して関連会社に対する貸付を行っており、契約額で連結貸借対照表に計上しております。前年度及び当年度の関連会社に対する貸付金の金額はそれぞれ6,105百万円、1,795百万円であり、その他の流動資産及び関連会社に対する投融資に含まれております(「注記 ※3 関連会社及び変動持分事業体」参照)。これらの貸付金は日本国内において当社の農業機械の販売を行う関連会社に対するものであり、返済期限までにすべての約定元本及び約定利息を回収しております。当社は関連会社に対する貸付金について、貸付先の経営状況や回収状況を勘案して信用の質を判断しております。前年度及び当年度において、貸付先の経営状況や回収状況に問題となる事象は発生しておらず、すべての貸付金について債権全額の回収が見込まれると評価しております。なお、これらの貸付金に係る信用リスクは農業機械に対する需要動向といった貸付先を取り巻く経営環境等により影響を受けます。
(3) その他の債権
前年度及び当年度のその他の債権及び当該債権に対する貸倒引当金の金額は僅少です。
※6 貸倒引当金
当社は債権の種類別及び地域別に、顧客の支払不能から生じる損失に備えるため貸倒引当金を計上しております。
回収が困難と見込まれる債権については、その債務者の支払能力や担保価値等を総合的に勘案して必要と認められる額を貸倒引当金として計上しております。その他の同種小口の債権については、債権の回収状況、過去の貸倒実績や経済状況の趨勢等を考慮して延滞期間に応じて算定された引当率を用いて貸倒引当金を計上しております。過去の回収状況や現在及び今後の経済状況は経営者が定期的に見直し、必要に応じて見積額の調整を行っております。関連会社に対する貸付金については、過去の貸倒実績、経済状況の趨勢及び経営状況を考慮し個別に評価しております。
なお、債権額の回収ができないと判断された場合または担保権を行使した場合は、その時点で債権を償却し、貸倒引当金の取崩を行っております。回収した資産はその見積公正価値から売却費用を控除した額で連結貸借対照表のその他の流動資産に計上しており、その額は前年度528百万円、当年度510百万円です。回収不能として過去に償却した債権を回収した場合は、貸倒引当金を増額しております。
債権に設定した貸倒引当金の移動状況は次のとおりです。
販売金融債権に設定した貸倒引当金並びに関連する債権の状況は次のとおりです。
上記長期売掛金には連結貸借対照表の売掛金に計上されている、一年内に回収予定のものを含んでおります。
なお、前年度及び当年度において、関連会社に対する貸付金に設定した貸倒引当金はありません。
※7 企業結合
2016年7月、当社は米国の農用作業機器(インプルメント)メーカーであるGreat Plains Manufacturing,Inc.(以下「GP社」)の株式の100%を当社の米国子会社(クボタ U.S.A.,Inc.(現:クボタノースアメリカ Corp.))を通じて取得しました。当該株式の取得対価(現金)は44,290百万円です。
GP社は充実したインプルメントのラインアップと北米での高いブランド力を有しております。当社のトラクタとベストマッチしたインプルメントの開発による品揃えの強化や双方の販売ルートの活用等のシナジーが期待でき、北米の畑作市場シェア拡大に貢献するものと考えております。
GP社の取得に関連して発生した費用429百万円は、連結損益計算書の販売費及び一般管理費に含めております。
支配獲得日において取得した資産及び引き継いだ負債の金額は次のとおりです。
流動資産及びその他の資産には公正価値で計上されている売掛金10,708百万円、金融債権2,900百万円が含まれており、契約上の金額はそれぞれ10,818百万円、2,925百万円です。
取得した無形固定資産はすべて償却対象です。商標権6,798百万円、顧客関係4,326百万円、技術関連4,326百万円で構成されており、それぞれの加重平均償却年数は20年、17年及び10年です。
のれんは全て機械セグメントに計上されており、税務上損金算入可能です。
前年度の連結損益計算書に含まれるGP社及びその子会社の売上高及び税金等調整前当期純利益は重要ではありません。
また、プロ・フォーマ情報は金額に重要性がないため開示しておりません。
なお、当年度における重要な企業結合はありません。
※8 のれん及び無形固定資産
償却無形固定資産の内訳は次のとおりです。
前年度において取得した償却無形固定資産は20,749百万円であり、主なものは企業結合により取得した無形固定資産(「注記 ※7 企業結合」参照)及びソフトウェア4,902百万円です。
当年度において取得した償却無形固定資産は8,937百万円であり、主なものはソフトウェア6,824百万円です。
前年度及び当年度において取得したソフトウェアの償却年数は主として5年です。
前年度及び当年度における非償却無形固定資産の金額は僅少です。
償却無形固定資産の償却費は前年度6,403百万円、当年度6,991百万円です。
2018年1月1日以降5年間の見積償却費は次のとおりです。
のれんは、のれんを取得した事業セグメントに配分されており、機械事業に配分されております。機械事業におけるのれんの連結貸借対照表計上額は前年度7,290百万円、当年度7,731百万円です。のれんの金額の変動は、前年度は企業結合(「注記 ※7 企業結合」参照)及び為替変動の影響によるもの、当年度は為替変動の影響によるものです。前年度及び当年度において減損損失累計額はありません。
※9 短期借入金及び長期債務
(1) 短期借入金
短期借入金は前年度は銀行借入金193,883百万円、当年度は銀行借入金182,461百万円からなっております。
短期借入金の利子率は次のとおりです。
(2) 特定融資枠契約
当社は運転資金の効率的な調達を行うため、2017年12月31日現在で取引金融機関5行と契約期間1年の特定融資枠契約を締結しております。特定融資枠契約の総額は2016年12月31日現在20,000百万円、2017年12月31日現在 20,000百万円であり、2016年12月31日及び2017年12月31日現在の使用実績はありません。
(3) 長期債務
長期債務の内訳は次のとおりです。
銀行及び保険会社等からの長期借入金は、固定金利及び変動金利により調達しております。加重平均利子率は2016年12月31日現在1.40%、2017年12月31日現在1.69%です。
2017年12月31日現在における長期債務の年度別返済予定額は次のとおりです。
(4) 担保提供資産
担保に供している資産は次のとおりです。
(注) 1 証券化取引に際し、担保として差し入れた金融債権
2 担保として差し入れた引出制限条項付預金
上記の担保資産に対応する債務は次のとおりです。
(5) その他
短期及び長期の銀行借入は一般的な取引約定に基づいております。この取引約定のもとでは、将来、当社は銀行から担保や保証の提供を要求される可能性があります。また、期日が到来した債務、または債務不履行の場合にはすべての債務について銀行は預金と相殺する権利を持ちます。銀行以外の貸手との長期契約についても、貸手の要求に対して追加的な担保の提供が必要となる旨の一般的な定めがなされております。
当社の一部の借入契約については担保制限、格付維持及び純資産維持等の財務制限条項が存在しております。格付維持条項は株式会社格付投資情報センターのBBB-格以上に格付けを保つこと、純資産維持条項は純資産の金額を連結財務諸表で8,530億円以上、親会社単独財務諸表で3,891億円以上に保つことを求めております。当社は2017年12月31日現在これらの財務制限条項を遵守しております。
※10 退職一時金及び退職年金
親会社及び主に国内における大部分の子会社は、ほとんどすべての従業員を対象とする確定給付企業年金制度または退職一時金制度を有しております。親会社及び一部の子会社の退職者は退職給付を選択により一時金または企業年金基金から年金のかたちで受け取ることができます。給付額は主にポイント制の下でポイントの累計数に基づいて計算されます。ポイントは勤続年数に応じて付与される「勤続ポイント」、等級に応じて付与される「等級ポイント」、各年度の評価に応じて付与される「評価ポイント」等から構成されます。
また、一部の子会社は過年度より大部分の従業員を対象とする確定拠出年金制度を有しております。
加えて、親会社及び一部の国内子会社を対象に2017年12月1日付で確定拠出年金制度を導入しております。
(1) 積立状況
積立状況及び連結貸借対照表への計上額は次のとおりです。
その他の包括損益累計額(税効果前)への計上額は次のとおりです。
退職給付債務が年金資産の公正価値を上回る退職給付制度の退職給付債務及び年金資産の公正価値と累積給付債務が年金資産の公正価値を上回る退職給付制度の累積給付債務及び年金資産の公正価値は次のとおりです。
(2) 退職給付債務
退職給付債務の変動、期末の累積給付債務及び退職給付債務算定に係る前提条件は次のとおりです。
(注)当社はポイント制を採用しているため、退職給付債務の算定に際して昇給率を使用しておりません。
(3) 年金資産
年金資産の公正価値の変動は次のとおりです。
当社は将来の年金給付の支払いに備え、許容できるリスクのもとで可能な限りの運用成果をあげることを年金資産の運用方針としております。また、リスクを分散するため、金利変動リスク、経済成長率、通貨の種類等の投資収益に影響する要因を考慮の上、投資先の産業、会社の種類、地域等を慎重に検討してポートフォリオのバランスをとっております。当社の目標とする配分比率は、株式及び為替リスクがヘッジされていない外国債券36%、及びそれ以外の資産(主に国内債券、為替リスクがヘッジされている外国債券、現金及び短期投資、生命保険一般勘定)64%です。
年金資産の多くの部分は信託銀行と投資顧問により運用されております。これらのファンドマネージャーは、最適な資産構成を実現するために当社が長期的かつ総合的な運用方針に基づいて策定した運用指針を遵守し、さらに特定のベンチマークにより評価されます。
当社は運用成績の測定にあたり、個々の資産毎にベンチマークとなる収益率を設定し、これを資産区分ごとの構成比に応じて組み合わせた収益率と実際の収益率を比較しております。
資産カテゴリー別の年金資産の公正価値は次のとおりです。
(注) 1 純資産価値(またはその同等物)で公正価値を測定する特定の投資は、公正価値ヒエラルキーに分類しておりません。この表の公正価値は、公正価値ヒエラルキーの金額を連結貸借対照表上の表示額に調整するために表示しております。
2 上場株式に投資
3 主に公社債に投資
4 未公開株式に投資する合同運用信託を含む
年金資産は純資産価値に基づくものを除き、公正価値の測定に使用したインプットの種類に基づいて各レベルに分類されます。
金融機関の株式及び金融機関以外の株式は個々の株式が売買されている取引所の終値により評価されます。現金及び短期投資は取得価額に経過利子を加えた金額で評価されます。生命保険一般勘定は元本額に約定利息に基づく未収利息を加算した積立金額で評価されます。これらの資産は市場価額の利用の程度に応じてレベル1またはレベル2に分類されます。
合同運用信託はファンドが提供する純資産価値に基づき評価されます。純資産価値はファンドが運用する資産から負債を控除した金額を発行済株式数(口数)で除した金額を基に算定されます。
(4) 退職給付費用
確定給付企業年金制度及び退職一時金制度における退職給付費用の構成は次のとおりです。
(注)当社はポイント制を採用しているため、退職給付費用の算定に際して昇給率を使用しておりません。
年金資産の長期期待収益率は保有している年金資産の構成、運用手法から想定されるリスク、過去の運用実績、運用の基本方針及び市場の動向等を考慮して決定されます。
その他の包括損益への計上額(税効果前)及び純利益への再組替調整額(税効果前)は次のとおりです。
その他の包括損益累計額から2018年度の退職給付費用に計上される過去勤務費用及び数理計算上の差異の償却額の見積額は次のとおりです。
(5) 予想キャッシュ・フロー
2018年度の確定給付企業年金制度への拠出予想額は6,600百万円です。
確定給付企業年金制度及び退職一時金制度の加入者への支給予想額は次のとおりです。
(6) 確定拠出年金制度
前年度及び当年度における確定拠出年金制度にかかる年金費用はそれぞれ1,476百万円及び2,707百万円です。
※11 長期契約
当社が受注する長期契約は主に国・地方自治体等の官公庁が発注する環境関連施設、水道用施設等の公共施設の工事請負契約であり、契約期間は概ね2年から3年です。
工事請負契約上、契約金額、予定契約期間と工程上のマイルストーン日程、検収条件(性能検査、外観検査等)が定められております。工事請負契約には法的強制力があり、契約者は契約上の義務を満たすことを要求されます。当社は各据付機器の原価、労務費及び一般管理費を含んだ見積原価表に基づき総工事原価の妥当な積算を行うことが可能です。そのため当社は、これらの契約について進捗度合を合理的に見積ることが可能であると判断し、工事進行基準を適用しております。また、工事の進捗度合の測定には見積総原価に対する発生原価の割合(原価比例法)を使用しております。当社の多くの工事案件は機器の納入と据付工事等が一体となっております。
既存の契約に追加が行われる場合、それが独立した内容であれば既存の契約とは別個に扱いますが、そうでない限り両者を一体のものとして取り扱います。客先の追加的な要求に伴って契約金額が加算される場合、この契約変更が成立した時点でそれを認識します。収益、費用、利益の見積りの変更もしくは進捗度合の測定方法の変更を行う場合、その影響額は変更を行った期の損益に反映されます。これらの変更の影響は連結財務諸表への影響が顕著な場合に開示されます。
工事進行基準を適用している長期契約に係る受取手形・売掛金の回収予定期間別残高は次のとおりです。
工事進行基準を適用している長期契約に係るたな卸資産に関して、未完了の長期契約において見積原価を超過している金額、不確定要素の影響を受ける金額、在庫と相殺された前受金額は僅少です。
※12 法人所得税
税金等調整前当期純利益の内訳は次のとおりです。
法人所得税の内訳は次のとおりです。
連結損益計算書上の実効税率は次の理由により通常の法定税率とは異なっております。
繰延税金資産及び繰延税金負債は連結貸借対照表上、次の科目に含まれております。
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生要因別内訳は次のとおりです。
「所得税法等の一部を改正する法律」及び「地方税等の一部を改正する等の法律」が2016年3月29日に国会で成立したことに伴い、前年度の繰延税金資産及び繰延税金負債の計算において使用した法定実効税率は、前々年度の32.2%から、一時差異の解消が見込まれる期間が2017年1月1日から2018年12月31日までのものは30.8%に、2019年1月1日以降のものは30.6%に変更しております。
この変更による前年度の繰延税金資産及び繰延税金負債の純額の増加額及び法人税等調整額の減少額は927百万円です。
米国税制改革法「The Tax Cuts and Jobs Act」が2017年12月22日に成立し、当社の米国連結子会社に適用される連邦法人税率は35%から21%に変更されました。
この変更による当年度の繰延税金資産及び繰延税金負債の純額の減少額及び法人税等調整額の増加額は7,091百万円です。
当社は資産に含まれる未実現損益の消去に係る税金の繰延(前年度10,183百万円、当年度14,649百万円)を上表に含めておりますが、これはFASB会計基準編纂書(以下「ASC」)810「連結」に従い計上したものです。また、その増減額(前年度△2,515百万円、当年度4,466百万円)は連結損益計算書上、法人税等調整額に含まれております。なお、ASC740「法人所得税」により計算される繰延税金資産の金額は前年度80,996百万円、当年度58,600 百万円です。
海外の関係会社に係わる未送金の利益は必ずしも永久に再投資されるとは限らないため、もしそれが分配された場合に課されると考えられる税額を繰延税金負債として計上しております。また、現行の日本の税制のもとでは国内関係会社からの配当の大部分は課税されるおそれがないため、国内関係会社の未分配利益に係わる繰延税金負債は計上しておりません。
評価性引当金の移動状況は次のとおりです。
当社は過去の課税所得及び将来予想される課税所得の見積りに基づき繰延税金資産の回収可能性を評価しております。将来の課税所得の見積りは将来減算一時差異が実現すると見込まれる期間ないしは税務上の繰越欠損金の繰越期間にわたり行われます。2017年12月31日現在、税務上の繰越欠損金は合計で29,006百万円であり、このうち 7,892百万円は2018年から主に2023年にかけて、21,114百万円は無期限で当該会社の課税所得と相殺することができます。
未認識の税務ベネフィットの移動状況は次のとおりです。
前年度及び当年度の未認識の税務ベネフィットのうち、認識されると実効税率に影響を与える金額は僅少です。
2017年12月31日現在において、当社が入手可能な情報に基づく限り、今後12ヶ月以内の未認識税務ベネフィットの変動は当社の財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼすことはありません。
当社は未認識の税務ベネフィットに関連する利息及び加算税を連結損益計算書の法人所得税に含めております。前年度及び当年度における利息及び加算税の負債計上額並びに法人所得税に含まれる利息及び加算税の金額は僅少です。
当社は日米及び様々な海外地域の税務当局に法人所得税の申告をしており、それらの税務調査未了期間は多岐にわたっております。日本国内においては2015年度以前、米国においては2012年度以前について、いくつかの例外を除き税務当局による通常の税務調査が終了しております。なお、日本の税務当局は2012年度以降について移転価格税制に関する税務調査を実施する権限がありますが、2017年度以前の日米の親子間取引に係る移転価格については事前確認申請が合意されているため、調査の対象となる可能性は低いと考えております。
※13 株主資本
(1) 配当
日本の会社法(以下「会社法」)では株主総会の決議により年度末の配当に加え事業年度のいつでも配当を行うことが認められております。また、会社法では定款で定めることにより、取締役会の決議により年1回中間配当を行うことができます。
なお、次の要件を満たす会社は、取締役会の決議により配当(現物配当を除く)を行うことができ、当社はこの要件をすべて満たしております。
要件 ①取締役会を置くこと ②会計監査人を置くこと ③監査役会を置くこと ④取締役の任期が1年であること ⑤取締役会の決議により配当を行うことができる旨を定款で定めていること
会社法では配当金額について制限を設けております。分配可能額は親会社で計上されている自己株式控除後のその他利益剰余金に基づいて算定されます。親会社で計上されている自己株式控除後のその他利益剰余金の金額は2017年12月31日現在362,568百万円です。
(2) 自己株式の取得
会社法では自己株式を取得することができる旨を規定しております。市場取引による場合には定款で定めることで取締役会の決議により自己株式を取得することができ、当社はその旨定款に定めております。なお、この場合の自己株式の取得可能金額については配当と同様の制限があります。
(3) 資本金及び準備金の増減等
会社法では資本準備金と利益準備金の合計額が資本金の25%となるまで配当金額の10%を資本準備金または利益準備金として積み立てることを規定しております。会社法では資本準備金と利益準備金の合計額を制限なしに取り崩すことができます。会社法では株主総会で決議された条件のもとで資本金、資本剰余金、利益準備金及びその他利益剰余金の金額をそれぞれの間で変動させることができます。
(4) 連結子会社に対する持分の変動の影響
連結子会社に対する持分の変動の資本剰余金に対する影響は次のとおりです。
当社は2016年3月にクボタ(U.K.)Ltd.を完全子会社化するために、残存非支配持分40%を取得しました。当社は2016年4月に㈱クボタケミックスを完全子会社化するために、残存非支配持分30%を取得しました。また、当社は2016年11月にクボタ(ドイツランド)GmbHを完全子会社化するために、残存非支配持分20%を取得しました。
※14 その他の包括利益(△損失)
その他の包括利益(△損失)を構成する各項目の当期発生額及び再組替調整は次のとおりです。
当社株主及び非支配持分に帰属するその他の包括利益(△損失)-税効果後を構成する各項目の内訳は次のとおりです。
その他の包括損益累計額を構成する各項目の変動は次のとおりです。
その他の包括損益累計額からの組替金額の内訳は次のとおりです。
(注) 1 連結損益計算書における利益の減少(△増加)を示しております。
2 退職給付費用に含めております。(「注記 ※10 退職一時金及び退職年金」参照)
※15 デリバティブ
(1) リスク管理方針
当社は外国為替レート及び金利の市場変動リスクにさらされており、これらのリスクを管理するためにデリバティブを利用しております。これらのデリバティブはすべて社内方針及び管理規程に基づいて管理されており、投機的な目的で保有されているものはありません。当社の保有するデリバティブの契約先は、いずれも国際的に信用度の高い金融機関であるため、その信用リスクは小さいと考えられます。
(2) 外国為替リスク
主として国際的な事業活動に係わる外貨建資産及び負債が外国為替レートの変動リスクにさらされており、このリスクを軽減するために先物為替契約(通貨オプション契約を含む)や通貨スワップ契約及び通貨金利スワップ契約を行っております。
(3) 金利リスク
当社は固定金利及び変動金利の債務(「注記 ※9 短期借入金及び長期債務」参照)を有しており、主としてこれらの債務が金利リスクにさらされております。当社は、このリスクをヘッジするために、金利スワップ契約及び通貨金利スワップ契約により固定金利と変動金利の変動に対応しております。
(4) キャッシュ・フロー・ヘッジ
先物為替契約や金利スワップ契約及び通貨金利スワップ契約の公正価値の変動に係る会計処理は、デリバティブがキャッシュ・フロー・ヘッジとして指定されたものか否かによります。キャッシュ・フロー・ヘッジとして指定されたデリバティブの公正価値の変動は、その他の包括損益累計額に計上されます。連結会社間の外貨建予定取引に関連する先物為替契約の場合は、第三者への取引が発生した時点で損益へ組み替えられます。金利スワップ契約の場合は、関連するヘッジ対象の支払利息が認識された時点で支払利息に含めて損益へ組み替えられます。通貨金利スワップ契約の場合は、関連するヘッジ対象の損益が認識された時点で支払利息及び為替差損益に含めて損益へ組み替えられます。その他の包括損益累計額に含まれるデリバティブ未実現損益のうち、決算日より12ヶ月以内に損益に組み替えられる金額はありません。デリバティブの公正価値の変動のうちヘッジの非有効部分は、直ちに損益に計上されます。
(5) ヘッジ指定されていないデリバティブ
当社は、先物為替契約、通貨スワップ契約、金利スワップ契約及び通貨金利スワップ契約の特定の取引について、ヘッジ会計の適用要件を満たさないため、ヘッジ指定されていないデリバティブとして分類しております。これらのデリバティブは経済的な観点から各種のリスクをヘッジするために利用しております。ヘッジ指定されていないデリバティブの公正価値の変動は、直ちに損益に計上されます。
(6) デリバティブの公正価値及びデリバティブ関連損益
デリバティブの公正価値は次のとおりです。
デリバティブ関連損益は次のとおりです。
※16 金融商品の公正価値及び信用リスクの集中
(1) 金融商品の公正価値
金融商品の帳簿価額及び公正価値は次のとおりです。なお、△は負債を表します。
金融債権、長期売掛金及び長期債務の公正価値は将来のキャッシュ・フローを現行の市場利子率によって割引いた現在価値により表示しております。なお、上記金融債権-純額の金額にはファイナンスリースによるものを含めておりません。上記長期売掛金には連結貸借対照表の売掛金に計上されている、一年内に回収予定のものを含めております。また、上記長期債務にはキャピタルリース債務を含めておらず、連結貸借対照表の一年内返済予定の長期債務に計上されている、一年内返済予定のものを含めております。
現金及び現金同等物、売掛金(一年内回収予定の長期売掛金を除く)、受取手形、その他の短期金融資産、買掛金、支払手形、短期借入金並びにその他の短期金融負債については満期までの期間が短いため、公正価値は帳簿価額と近似しております。なお、これらの公正価値は現金及びその他の短期金融資産に含まれる負債証券がレベル1、それ以外はレベル2に分類されます。その他の投資及びデリバティブの公正価値等の情報は、「注記 ※17 公正価値の測定」に記載しております。
(2) 信用リスクの集中
売掛金及び小売金融債権の多くは北米の農機販売におけるディーラーまたはユーザーに対するものから構成されております。売掛金は多数のディーラーに対するものであり、小売金融債権は小口の最終ユーザーに対する当社製品の販売によるものです。特定のディーラーまたはユーザーに信用リスクが著しく集中することはないため、これらの債権に係る信用リスクは限定されていると考えております。
※17 公正価値の測定
(1) 経常的な公正価値による測定
経常的に公正価値で測定されている資産及び負債は次のとおりです。
売却可能有価証券は活発な市場における同一資産の市場価格を用いて評価しております。デリバティブは主要な国際的金融機関での観察可能な市場インプットを用いて評価しております。売却可能有価証券及びデリバティブの連結貸借対照表上の計上科目等については、「注記 ※4 有価証券」及び「注記 ※15 デリバティブ」に記載しております。
(2) 非経常的な公正価値による測定
前年度及び当年度において非経常的な公正価値による測定を行いましたが、その公正価額は僅少です。
※18 営業費用の補足情報
(1) 研究開発費、広告宣伝費、物流費及び減価償却費
売上原価、販売費及び一般管理費に含まれる研究開発費、広告宣伝費、物流費及び減価償却費は次のとおりです。
(2) その他の営業費用
前年度のその他の営業費用には固定資産処分損益203百万円(損)及び子会社清算に係る費用540百万円が含まれております。
当年度のその他の営業費用には固定資産処分損益893百万円(損)、子会社清算に係る費用284百万円及び関係会社株式売却益966百万円が含まれております。
※19 1株当たり当社株主に帰属する当期純利益
当社は取締役を対象とする譲渡制限付株式報酬制度を導入しております。この制度に基づいて発行された株式のうち、権利が確定していない株式を参加証券として普通株式と区分しております。
なお、普通株式と参加証券は当社株主に帰属する当期純利益に対して同等の権利を有しております。
基本的1株当たり当社株主に帰属する当期純利益の計算上の分子及び分母は次のとおりです。
前年度及び当年度において、潜在的に希薄化効果のある株式はありません。
※20 契約債務及び偶発事象
(1) 契約債務
当社は事務所、製造設備及び従業員社宅等の一部を解約可能または解約不能な契約に基づき賃借しております。キャピタルリースに該当するリース資産の内容は次のとおりです。
また、キャピタルリースの償却費は前年度561百万円、当年度276百万円です。
2017年12月31日現在におけるキャピタルリース及び解約不能オペレーティングリース契約に基づく最低支払賃借料の年度別支払予定額は次のとおりです。
キャピタルリース債務は連結貸借対照表上、一年内返済予定の長期債務及び長期債務に含めております。オペレーティングリース契約に基づく支払賃借料は前年度8,314百万円、当年度10,576百万円です。
設備投資の発注残高は2017年12月31日現在10,521百万円です。
(2) 保証債務
保証債務は販売会社及び取引先の銀行借入金に対して当社が付与した保証によるものです。契約期間中に販売会社及び取引先が債務不履行に陥った場合、当社は支払義務を負います。販売会社及び取引先の銀行借入金に対する債務保証の契約期間は1年から4年です。保証債務残高は2017年12月31日現在15,429百万円です。これらの保証債務の公正価値は僅少であり、損失発生の可能性はほとんどありません。
当社は製品保証契約に基づき当社の製品・サービスに対して一定期間の保証を行っております。当社は過去の製品保証費実績等を考慮して製品保証引当金を計上しております。製品保証引当金の移動状況は次のとおりです。
なお、製品保証引当金は連結貸借対照表上、その他の流動負債に含めております。
(3) 訴訟事項
日本国内において2007年5月以降、当社もしくは国及び当社を含むアスベスト取扱い企業に対して29件のアスベスト関連訴訟が提起されております。これらの訴訟の損害賠償請求の合計額は26,684百万円であり、アスベスト疾病に罹患した建設労働者のべ694名が対象となっております。これら29件の訴訟すべてにおいて当社は国または他の被告企業等とコスト負担の協定を結んでおりません。
これらの訴訟による損失はゼロと損害賠償請求の合計額の間になると見込まれるので、当社は損害賠償請求の合計額26,684百万円を合理的に見積ることができる損失の幅の最大額として開示しております。現時点で、この損失の幅における最善の見積りはできておりませんが、敗訴する可能性、最終的な損害賠償総額及び国と被告企業等との負担割合といった重要な仮定の影響を定量化することにより、損失の見積りやその幅を狭める努力を継続的に行っております。
上記の仮定を定量化する上で、当社は訴訟の状況をレビューし、連結財務諸表への潜在的な影響の評価を行っております。具体的には四半期毎に会計部門と法務部門の代表者が打ち合わせをし、損害賠償請求額の評価を行っております。なお、法務部門では社外弁護士に訴訟の進展や最終的な結果の見込みを確認しております。上記の29件の訴訟のうち、23件の訴訟を対象に、7つの一審判決が下され、当社においてはいずれも勝訴しましたが、原告側は控訴しました。当該7つの一審判決のうちの1つについて、控訴審で判決が下され、当社においては勝訴しましたが、原告側は上告しております。最終的な結論に至るまでには今後も審理が継続するため、現時点のこれらの訴訟は上記の仮定を見積れる程には進展していないと考えております。それぞれの仮定の不確実性は訴訟の進展によって減少されますが、それらがいつ解決するかを現時点で予測することはできません。また、日本国内における類似のアスベスト関連訴訟は継続中であって最終的な結論が下されていないため、上記の仮定を見積る上で参考になる判例もありません。
(4) アスベスト健康被害に関する事項
当社は過去に石綿管や屋根材、外壁材等の石綿含有製品を製造・販売しておりました(旧神崎工場では1995年、その他の工場でも2001年までに製造を中止しております)。当社は旧神崎工場周辺のアスベスト疾病患者の方々に対し、2005年6月に見舞金制度を、2006年4月に救済金制度を定めました。また、当社は当社方針に従い、アスベスト関連の疾病に罹患した従業員(元従業員を含む、以下同じ)に対して一定の法定外補償を行っております。
2006年3月、国は石綿健康被害救済法(石綿による健康被害の救済に関する法律)を施行しました。同法はアスベストに起因する健康被害者の中で労災保険法に基づく労災補償による救済の対象とならない人々を速やかに救済する目的で制定されたものであり、救済給付の原資は国、地方公共団体、事業者の負担とされます。事業者による負担額は2007年度から徴収されておりますが、この中には、石綿との関係が特に深い事業活動を行っていたと認められる事業者の負担となる特別拠出金が含まれております。
当社は重要な連結会計方針に基づいてアスベスト健康被害関連費用を費用化しております(「注記 ※1 重要な会計方針 (3)連結の基本方針及び会計方針 ⑰アスベスト健康被害関連費用」を参照)。当社はアスベスト関連費用として販売費及び一般管理費に前年度815百万円、当年度791百万円を計上しており、アスベスト関連の未払金は前年度177百万円、当年度72百万円となっております。なお、アスベスト関連費用及び未払金には見舞金、救済金、従業員に対する補償金及び特別拠出金が含まれております。また、工場周辺住民の方や従業員に対する支払はすべて一時金であり、それらの会計方針及び会計処理は同じです。
当社の支払条件を満たしているかどうかは請求があった時点では分かりませんが、現在請求中の方に対する支払の可能性は高いため、当社における過去の請求者の認定率を用いて将来の支払額を未払計上しております。ただし、今後新たに支払の請求をする工場周辺住民の方や従業員の人数を合理的に見積ることはできませんので、上記の未払金にはこれらを織り込んでおりません。
当社はアスベスト問題に関わる損失やその幅を見積るために、過去の請求額や平均支払額、アスベスト関連疾病に関する公開情報等を含む入手可能なあらゆる情報を検討しております。また、アスベスト関連疾病の発症率や当社における過去の支払額の時系列データを用いて将来の支払額を見積る方法等を検討しております。しかし、発症率に関する信憑性のある統計は入手できておりません。また、日本国内における他社のアスベスト問題で最終結論に至った事例はないので、当社が発症率を見積るために参考となるものはありません。当社は見舞金、救済金、従業員に対する補償金等を2013年度から当年度にかけて、それぞれ756百万円、358百万円、551百万円、747百万円、722百万円費用計上しておりますが、時間と過去の支払額との間に相関関係を合理的に見受けることはできません。よって、当社はこの問題に関わる損失やその幅を合理的に見積ることはできないと考えております。
当社の特別拠出金の負担額は、主に過去の日本全体の石綿輸入量に占める当社の石綿使用量により決定されており、前年度は68百万円、当年度は69百万円を費用計上しております。
※21 キャッシュ・フローの補足情報
連結キャッシュ・フロー計算書の補足情報は次のとおりです。
前年度、当社は機械部門及び水・環境部門に属する連結子会社の非支配持分を外部の第三者より購入しました。
この取引に係るキャッシュ・フローは非支配持分の購入として財務活動へ区分しております。
【セグメント情報】
※22 セグメント情報
当社は機械、水・環境及びその他の3事業セグメント区分にわたって多種多様な製品・サービスの提供を行っております。機械事業では主として農業機械及び農業関連商品、エンジン、建設機械及び電装機器の製造・販売等を行っております。水・環境事業では主としてパイプ関連製品(ダクタイル鉄管、合成管、ポンプ、バルブ等)、環境関連製品(各種環境プラント等)及び社会インフラ関連製品(素形材、スパイラル鋼管等)の製造・販売等を行っております。その他事業では主として各種サービスの提供等を行っております。
これら3事業セグメントは主に製品・サービスに基づき区分された当社の組織構造と一致しており、当社の最高経営意思決定者は経営資源の配分の決定及び業績の評価のために事業セグメントの経営成績を定期的にレビューしております。
事業別セグメント情報は当社の連結財務諸表作成のための会計処理基準により作成されております。
(1) 事業別セグメント情報
事業別セグメント情報は次のとおりです。
(注) 1 調整欄にはセグメント間の内部取引に係る消去額、事業セグメントに直接賦課できない費用及び全社資産等が含まれております。事業セグメントに直接賦課できない費用の金額は前年度22,002百万円、当年度28,428百万円です。全社資産の金額は前年度259,965百万円、当年度317,267百万円であり、その主なものは親会社の現金及び現金同等物、有価証券及び管理部門に関連する資産です。
2 セグメント利益の合計額は連結損益計算書の営業利益と一致します。営業利益と税金等調整前当期純利益との間の調整については連結損益計算書に記載のとおりです。
3 セグメント間取引は独立企業間価格で行っております。
(2) 製品別 外部顧客への売上高
製品別 外部顧客への売上高は次のとおりです。
(3) 地域別情報
仕向地別の外部顧客に対する売上高及び所在地別の有形固定資産残高は次のとおりです。
(注) 1 北米に含まれる米国向けの売上高は前年度429,250百万円、当年度482,447百万円です。
2 連結売上高の10%を超える特定顧客への売上高はありません。
※23 後発事象
2018年2月14日の取締役会において、2017年12月31日現在の株主名簿に記載されている株主に対し、1株当たり17.00円、総額20,978百万円の期末現金配当を行うことを決議しました。
(1) 連結財務諸表の作成基準
当社の連結財務諸表は、米国において一般に認められる会計原則(以下「米国基準」)に基づいて作成されております。
当社は1969年以降、欧米市場において転換社債・社債の発行を行ってきました。これに伴い当社は企業財務内容開示手段として一般化していた連結財務諸表を米国基準にて作成し、欧米の投資家に開示しておりました。その後、1976年にニューヨーク証券取引所に預託株式を上場したことに伴い、米国の1933年証券法に規定する届出書様式S-1により米国証券取引委員会に登録を行いました。以後、米国の1934年証券取引所法に基づき、継続して米国基準に基づく連結財務諸表を作成しております。なお、当社は2013年7月にニューヨーク証券取引所への上場を廃止し、さらに同年10月に米国証券取引委員会への登録を廃止しております。
我が国で一般に認められる会計原則(以下「日本基準」)に準拠して作成する場合と当社が採用している会計原則(米国基準)に準拠して作成する場合との主要な相違の内容は次のとおりです。
日米の会計処理基準の差異による影響のうち金額的に重要性のある項目については、日本基準に準拠した場合の税金等調整前当期純利益に対する影響額を概算で開示しております。なお、この影響額には連結対象会社の相違によるものは、その算定が実務上困難であるため含めておりません。
① 投資先が合併されたことに伴い株式が交換され、かつ、投資先が被合併会社と判定された場合、交換により取得した株式は交換時の時価により計上し、交換された株式の取得原価との差額をその他の収益(△費用)に計上しております。
② のれんについては償却を行わず、年1回及び減損の可能性を示す事象が発生または状況が変化した時点で減損の判定を行っております。
③ 退職給付制度における数理計算上の差異について期首の数理計算上の差異のうち退職給付債務と年金資産のいずれか大きい額の10%未満に相当する部分は償却せず、同10%以上20%未満に相当する部分は従業員の平均残存勤務年数で除した金額を、同20%相当額を超過する部分は当該超過部分の全額を当年度に償却しております。その影響額は前年度1,964百万円(利益の増加)、当年度2,030百万円(利益の増加)です。
④ 税法上の技術的な解釈に基づき、税務ポジションが税務当局による調査において50%超の可能性をもって認められる場合に、その財務諸表への影響を認識しております。税務ポジションに関連するベネフィットは税務当局との解決により50%超の可能性で実現が期待される最大金額で測定されます。また、未認識の税務ベネフィットに関連する利息及び加算税は連結損益計算書の法人所得税に含めております。
⑤ 社債発行費は社債の額面金額から控除して、社債の償還期間で償却しております。
⑥ 新株発行費は資本取引に伴う費用として資本剰余金から控除しております。
⑦ 新株予約権の価値相当額は発行時にその税効果調整後金額を資本剰余金に計上しております。
⑧ 主要な有形固定資産の建設期間に支出した支払利息を当該資産の取得価額に含めて計上しております。
⑨ 持分法による投資損益は連結損益計算書上、税金等調整前当期純利益のあとに区分掲記しております。
⑩ 日本基準の特別損益に属する項目はその他の営業費用またはその他の収益(△費用)の内訳科目に含めて表示しております。
⑪ 連結損益計算書に計上されずに純資産の部のその他の包括損益累計額に直接計上されている有価証券の未実現損益等に含まれている税効果金額は、当該金額がその他の包括利益(△損失)として計上された時点において適用すべき税率によって計算されております。
(2) 事業活動の概況
当社は農業機械、エンジン、建設機械、電装機器、パイプ関連、環境関連、社会インフラ関連等の幅広い製品分野をもつ日本における代表的な製造会社の一つです。当社製品は国内のみならず、アメリカ、フランス、ドイツ、中国、タイ等において製造され、国内及び北米、欧州、アジア地域を中心とする海外で販売されております。
(3) 連結の基本方針及び会計方針
当社の連結財務諸表は親会社の勘定及び過半数の議決権を所有するすべての子会社の勘定を含んでおります。また、連結対象と判断する変動持分事業体があれば、これらの勘定も含んでおります。連結会社間の内部取引項目は消去しております。当社が営業及び財務方針に重要な影響を及ぼすことができるが支配力を有していない関連会社に対する投資は持分法によって評価しております。
当年度の連結子会社数(変動持分事業体を含む(「注記 ※3 関連会社及び変動持分事業体」参照))は前年度より 1社増加して173社となりました。当年度の関連会社数は前年度より3社減少して14社となりました。
① 見積りの使用
連結財務諸表の作成にあたり財務数値及び関連する開示に影響を与える仮定と見積りを使用しております。重要な見積りは、たな卸資産の評価、有価証券の減損、債権の回収可能性、長期性資産の減損、製品保証引当金、従業員の退職給付制度、繰延税金資産の回収可能性、不確実な税務ポジション、長期契約における収益認識及び偶発損失において主に使用されております。結果として、このような見積額と実績額とは相違する場合があります。
② 外貨表示の財務諸表の換算
海外子会社の資産及び負債は決算日の為替レートにより換算されております。また、その結果生じた換算差額はその他の包括損益累計額に計上されております。海外子会社の収益及び費用は期中平均レートにより換算されております。
③ 現金及び現金同等物
当初の満期日が3ヶ月以内である流動性の高い投資を現金同等物としております。現金及び現金同等物には譲渡性預金、マネー・マーケット・ファンド並びに当初の満期日が3ヶ月以内である定期預金及び負債証券が前年度19,232百万円、当年度58,351百万円含まれております。担保として差入れた引出制限条項付預金及び公共工事の請負代金の前受として使途が制限される預金については、現金及び現金同等物ではなく主にその他の流動資産に含めており、その金額は前年度10,007百万円、当年度12,221百万円です。
④ 債権の証券化
金融債権は定期的に特別目的事業体へ譲渡され証券化されます(「注記 ※3 関連会社及び変動持分事業体」参照)。証券化された金融債権は担保付債務の担保となりますが、証券化時点で損益は認識されません。当該債権は短期及び長期金融債権-純額として連結貸借対照表に計上しております。
⑤ たな卸資産
たな卸資産は主として移動平均法による低価法を用いて評価しております。
⑥ 有価証券
当社の保有する市場性のあるすべての負債証券及び持分証券は売却可能有価証券に分類されており、公正価値で連結貸借対照表に計上されております。当該有価証券の未実現損益は税効果調整後の金額でその他の包括損益累計額に計上されております。売却可能有価証券の公正価値は市場価格に基づき算定されます。
市場性のある有価証券の公正価値が取得原価より低くなり、その価値下落が一時的ではないと判断された場合、下落した額を減損損失として認識しております。価値の下落が一時的であるかどうかを判断する際には、価値下落の程度、下落の期間及びその他の関連要素を検討しております。また、市場性のないその他の有価証券は取得原価により評価し、減損の有無を定期的に検討しております。
売却可能有価証券及び市場性のない他の有価証券の売却損益は、平均法による取得原価を基礎として計算されております。
⑦ 貸倒引当金
債権に対する貸倒引当金は、回収状況、過去の貸倒実績、経済状況の趨勢、債務者の支払能力や現担保価値等を考慮した見積額を計上しております。過去の回収状況や現在及び今後の経済状況は経営者が定期的に見直し、必要に応じて見積額の調整を行っております。
⑧ 有形固定資産
有形固定資産は取得価額から減価償却累計額を控除した額で連結貸借対照表に計上しております。製造活動にかかる減価償却費は売上原価に、その他の減価償却費は販売費及び一般管理費に含まれております。土地及び建設仮勘定以外の有形固定資産は、それぞれの見積耐用年数にわたって、当年度より主に定額法により償却しております(「㉑ 会計上の見積りの変更」参照)。主要な有形固定資産の見積耐用年数は建物及び構築物10~50年、機械装置及びその他の有形固定資産2~14年です。
⑨ のれん及び無形固定資産
のれんについては償却を行わず、年1回及び減損の可能性を示す事象が発生または状況が変化した時点で減損の判定を行っております。減損の判定に際して、のれんを含む報告単位の公正価値と帳簿価額を比較し、帳簿価額が公正価値を上回る場合には減損金額の測定を行っております。減損損失は、のれんの帳簿価額が暗示している公正価値を超過する場合にその超過分として認識されます。当年度において減損の判定を行った結果、のれんの減損損失は識別されておりません。
耐用年数が確定できる無形固定資産については、見積償却年数にわたり経済的便益が費消される傾向等を反映した方法により償却しておりますが、当該費消態様を明確に決定できない場合には定額法により償却しております。
⑩ 長期性資産
保有及び使用している長期性資産(有形固定資産及び耐用年数が確定できる無形固定資産を含む)については、帳簿価額が回収不能となるおそれを示唆する事象や状況の変化がある場合に割引前将来キャッシュ・フローを用いて減損の有無を判定しております。割引前将来キャッシュ・フローが資産の帳簿価額よりも低い場合、資産の公正価値に基づいて減損額を算定しております。
また、売却予定の長期性資産については、帳簿価額と公正価値から売却費用を差し引いた額のいずれか低い価額で評価しております。
⑪ 退職給付会計
確定給付企業年金制度及び退職一時金制度の積立状況を資産または負債として連結貸借対照表に計上し、この認識に伴う調整を税効果調整後の金額でその他の包括損益累計額の年金負債調整額に計上しております。積立状況は、測定日である期末時点の退職給付債務と年金資産の公正価値の差額で測定されます。
当社は給付水準改訂等の制度変更による退職給付債務の増減額を発生時の在籍従業員の平均残存勤務年数で均等に償却しております。退職給付債務の計算の前提となる基礎率や年金資産の運用利回りの変動等に伴う数理計算上の差異については、期首の数理計算上の差異のうち退職給付債務と年金資産のいずれか大きい額の10%未満に相当する部分は償却せず、同10%以上20%未満に相当する部分は従業員の平均残存勤務年数で除した金額を、同20%相当額を超過する部分は当該超過部分の全額を当年度に償却しております。
⑫ 法人税等
繰延税金資産及び繰延税金負債は会計上と税務上の資産及び負債の簿価の一時的差異及び税務欠損金他の繰越控除に基づき、法定実効税率を用いて計算しております。なお、繰延税金資産のうち将来において実現が見込めない部分については評価性引当金を設定しております。
⑬ 消費税等
消費税等の会計処理は税抜方式によっております。
⑭ 収益の認識
当社は製品販売に関して、「説得力のある契約等の存在」、「物の引き渡しまたは役務の提供の完了」、「販売価格が確定または確定可能」、「代金の回収可能性が合理的に確保されている」の4条件を満たしている場合に売上を計上しております。また、製品の販売時に、値引き、顧客特典、購入額に応じた割戻し等の販売促進活動による売上高の控除を見積計上しております。
環境プラント等の設備機器については、短期契約の場合は据え付けが完了し顧客が受け入れた時点で売上を計上し、長期契約の場合は進行基準により売上を計上しております(「注記 ※11 長期契約」参照)。また、損失が見込まれる場合は、それを認識できた時点で受注損失を計上しております。連結売上高のうち、長期契約に関する売上高の割合は前年度2.6%、当年度2.3%です。
金融収益については、債権の回収期間にわたって利息法により収益計上しております。
⑮ 研究開発費及び広告宣伝費
研究開発費及び広告宣伝費は発生時に費用として処理しております。
⑯ 物流費
物流費は販売費及び一般管理費に含めて処理しております。
⑰ アスベスト健康被害関連費用
当社はアスベスト関連の疾病を罹患した当社の旧工場周辺の住民に対する見舞金や救済金の支払い、あるいは従業員(元従業員を含む)に対する補償金の支払いを決定したときに費用として処理しております。また、「貸借対照表日現在で負債が発生した可能性が高いこと」、「損失の金額を合理的に見積ることが可能であること」の2要件を満たした場合には損失を見積って負債を計上しております(「注記 ※20 契約債務及び偶発事象」参照)。
⑱ デリバティブ
連結貸借対照表上、すべてのデリバティブを公正価値によりその他の流動資産、その他の資産、その他の流動負債またはその他の固定負債として計上しております。当社はデリバティブ契約の評価額を連結貸借対照表に総額表示しております。
当社はデリバティブ契約締結時点で当該デリバティブを予定取引または認識された資産や負債に関連して受払されるキャッシュ・フローの変動に対するヘッジ(以下「キャッシュ・フロー・ヘッジ」)として指定しております。当社は正式な文書の中でリスク管理目標や様々なヘッジ取引を行うにあたっての戦略とともにヘッジ手段とヘッジ対象のすべての関係を規定しております。これに基づき、キャッシュ・フロー・ヘッジとして指定されるすべてのデリバティブを連結貸借対照表上の特定の資産や負債または特定の確定契約や予定取引に関係付ける手続きを踏んでおります。当社の契約するデリバティブは対象通貨、対象となる変動金利の基礎となるインデックス、対象金額及び対象期間がヘッジ対象のそれと対応しているため、すべてのヘッジがキャッシュ・フロー変動を軽減することにおいて高い有効性を持っていると考えられます。
キャッシュ・フロー・ヘッジとして指定され高い有効性があるデリバティブの公正価値の変動は、ヘッジ対象のキャッシュ・フロー変動が損益へ影響するまで、税効果調整後の金額でその他の包括損益累計額に計上されます。デリバティブの公正価値の変動のうちヘッジの非有効部分は、直ちに損益に計上されます。
また、当社は特定の取引について、キャッシュ・フロー・ヘッジとして指定されていないデリバティブを経済的な観点から利用しております。ヘッジ指定されていないデリバティブの公正価値の変動は、直ちに損益に計上されます。
⑲ 公正価値の測定
公正価値で測定される特定の資産及び負債は、純資産価値(またはその同等物)で測定されるものを除き、測定に使用されるインプットに応じて、次の3つのレベルに分類されます。また、当社は変更の原因となる状況の変化が発生した日にレベルの変更を認識しております。
レベル1-活発な市場における同一資産・負債の市場価格
レベル2-レベル1以外の直接的または間接的に観察可能なインプット
レベル3-観察不能なインプット(企業自身の仮定から得られるインプット及び合理的に入手可能なインプッ
トまたは多くの市場参加者が合理的だとして用いているインプット等)
⑳ 会計方針の変更
2017年1月1日よりたな卸資産の測定の簡素化に関する新会計基準を適用しております。同基準はたな卸資産を取得原価もしくは正味実現可能価額のいずれか低い金額で測定することを要求し、たな卸資産の事後測定の簡素化を目的としております。なお、同基準の適用が当社の連結財務諸表に与える影響は重要ではありません。
2017年1月1日より貸借対照表における繰延税金の区分に関する新会計基準を適用しております。同基準は繰延税金資産及び繰延税金負債を貸借対照表において非流動項目として表示することを要求するものです。同基準の適用にあたり、過去の連結財務諸表等を遡及的に調整しておりません。なお、前年度末における流動区分の繰延税金資産及び繰延税金負債は、それぞれ46,798百万円及び160百万円です。
㉑ 会計上の見積りの変更
当社は従来、有形固定資産の減価償却方法として主に定率法を採用しておりましたが、2017年1月1日より定額法に変更しました。この変更は、中期経営計画に基づき、生産体制及び研究開発体制の見直しを行ったことを契機として固定資産の使用状況を検討した結果、今後は有形固定資産の長期安定的な稼働が見込まれるため、減価償却方法を定額法に変更することが合理的であると判断したことによるものです。この減価償却方法の変更の影響は米国財務会計基準審議会 会計基準編纂書250「会計上の変更及び誤謬の修正」に基づき、会計上の見積りの変更として将来にわたって認識されます。この変更により、従来の方法と比較して、当年度の当社株主に帰属する当期純利益及び1株当たり当社株主に帰属する当期純利益-基本的は、それぞれ1,050百万円及び0円85銭増加しております。
㉒ 新会計基準
2014年5月、米国財務会計基準審議会(以下「FASB」)は収益認識基準に関する新会計基準を発行しました。同基準は、企業が顧客への財又はサービスの移転を描写するように、その財やサービスと引き換えに、受け取るか、受け取ることが見込まれる対価を反映する価額により、収益を認識することを原則としております。また、顧客との契約から生じる収益及びキャッシュ・フローについて、その性質、金額、時期及び不確実性について追加情報の開示を要求しております。なお、同基準は収益認識について、米国基準と国際財務報告基準に共通する基準の開発、及びその原則の明確化を目的としております。同基準は、2016年12月15日より後に開始する連結会計年度及びその連結会計年度に含まれる四半期より適用が予定されておりましたが、2015年8月、FASBは同基準の適用を1年延期することを決定しました。その後、FASBは、直近では2016年12月まで同基準に対していくつかの規定の明確化、更新をしました。同基準の適用により、当社においては収益の認識時期や変動対価の見積り方法について一部の契約で影響が生じますが、暫定的な結論として当社の連結財務諸表に与える影響は重要ではないと考えております。
2016年1月、FASBは金融資産及び金融負債の認識及び測定に関する新会計基準を発行しました。同基準は、公正価値で測定できる持分投資について、公正価値で測定し、その変動を純損益に認識すること、また、公正価値で測定できない持分投資の減損測定について、質的評価により簡素化することを要求しております。さらに、公正価値測定に利用した手法及び重要な仮定についての開示要求を削除し、金融資産及び金融負債を貸借対照表及びその注記において、測定区分及び形態毎に分類し表示することを要求しております。同基準は、2017年12月15日より後に開始する連結会計年度及びその連結会計年度に含まれる四半期より適用されます。当社は現在、同基準の適用による連結財務諸表への影響を検討しております。
2016年2月、FASBはリースに関する新会計基準を発行しました。同基準は、現行の米国基準においてオペレーティングリースに分類されるリース取引について、一部の例外を除いて、貸借対照表上にリース資産、リース負債を認識することを要求しております。同基準は、2018年12月15日より後に開始する連結会計年度及びその連結会計年度に含まれる四半期より適用されます。当社は現在、同基準の適用による連結財務諸表への影響を検討しております。
2016年6月、FASBは金融商品の信用損失の測定に関する新会計基準を発行しました。同基準は、現行の発生損失モデルではなく予想信用損失モデルに基づいて損失を認識することを要求しております。同基準は、2020年12月15日より後に開始する連結会計年度及びその連結会計年度に含まれる四半期より適用されます。当社は現在、同基準の適用による連結財務諸表への影響を検討しております。
2016年8月、FASBはキャッシュ・フロー計算書の表示と分類に関する新会計基準を発行しました。同基準は、キャッシュ・フロー計算書における特定の現金受領及び支払の分類に関連した実務上の多様性やばらつきを軽減するものです。同基準は、2017年12月15日より後に開始する連結会計年度及びその連結会計年度に含まれる四半期より適用されます。当社は同基準の適用による連結財務諸表への影響は重要ではないと考えております。
2016年10月、FASBは法人所得税の会計処理に関する新会計基準を発行しました。同基準は、たな卸資産以外の連結会社間の資産譲渡について法人税等の影響額を当該資産が最終的に第三者に売却されるまで繰り延べる例外規定を削除し、当該譲渡が発生した時点でそれらの影響を認識することを要求しております。同基準は、2017年12月15日より後に開始する連結会計年度及びその連結会計年度に含まれる四半期より適用されます。当社は同基準の適用による連結財務諸表への影響は重要ではないと考えております。
2016年11月、FASBはキャッシュ・フロー計算書における制限付現金の表示と分類に関する新会計基準を発行しました。同基準は、キャッシュ・フロー計算書における制限付現金及び現金同等物の表示と分類に関するガイダンスを提供し、実務上の多様性やばらつきを軽減するものです。同基準は、2017年12月15日より後に開始する連結会計年度及びその連結会計年度に含まれる四半期より適用されます。当社は現在、同基準の適用による連結財務諸表への影響を検討しております。
2017年1月、FASBはのれんの事後測定に関する新会計基準を発行しました。同基準は、のれんの減損テストにおいてステップ2を省略することにより、当該測定を簡素化することを目的としております。同基準は、2020年12月15日より後に開始する連結会計年度及びその連結会計年度に含まれる四半期におけるのれんの減損テストより適用されますが、2017年1月1日以降に行われる四半期及び年度ののれんの減損テストより早期適用が可能です。当社は同基準の適用による連結財務諸表への影響は重要ではないと考えております。
2017年3月、FASBは期間年金費用と期間退職後給付費用の表示に関する新会計基準を発行しました。同基準は、期間年金費用及び期間退職後給付費用につき、勤務費用とそれ以外の要素に区分し、勤務費用については従業員の報酬費用と同じ項目に表示することを要求しております。それ以外の要素については、勤務費用から区分して表示することを要求しております。また、期間年金費用及び期間退職後給付費用のうち、勤務費用のみ資産計上が認められます。同基準は、2017年12月15日より後に開始する連結会計年度及びその連結会計年度に含まれる四半期より適用されます。当社は同基準の適用による連結財務諸表への影響は重要ではないと考えております。
2017年8月、FASBは財務諸表上において、企業のヘッジ関係についての財務報告をリスク管理活動の経済的結果とより整合させるために、当該財務報告に関する新会計基準を発行しました。同基準は、適切にヘッジ関係及びヘッジ結果を表示するために、ヘッジ会計の認識と測定のガイダンスを変更しております。また、ヘッジ手段のすべての変動を、ヘッジ対象の損益影響が示される損益計算書の科目と同じ科目に表示することを要求しております。同基準は、2018年12月15日より後に開始する連結会計年度及びその連結会計年度に含まれる四半期より適用されます。当社は同基準の適用による連結財務諸表への影響は重要ではないと考えております。
※2 たな卸資産
たな卸資産の内訳は次のとおりです。
| 前年度 | 当年度 | |
| 製品 | 220,510百万円 | 212,556百万円 |
| 補修部品 | 44,885百万円 | 57,132百万円 |
| 仕掛品 | 46,660百万円 | 47,393百万円 |
| 原材料・貯蔵品 | 44,125百万円 | 45,437百万円 |
| 計 | 356,180百万円 | 362,518百万円 |
※3 関連会社及び変動持分事業体
(1) 関連会社に対する投融資及び取引
関連会社に対する投資(株式及び出資金)及び貸付金は次のとおりです。
| 前年度 | 当年度 | |
| 短期貸付金 | 6,093百万円 | 1,765百万円 |
| 長期貸付金 | 12百万円 | 30百万円 |
| 投資 | 28,505百万円 | 29,332百万円 |
| 計 | 34,610百万円 | 31,127百万円 |
連結貸借対照表上、短期貸付金はその他の流動資産に、長期貸付金及び投資は関連会社に対する投融資に含めております。
関連会社の財政状態及び経営成績の要約は次のとおりです。
| 前年度 | 当年度 | |
| 流動資産 | 72,248百万円 | 68,337百万円 |
| 固定資産 | 56,781百万円 | 50,854百万円 |
| 総資産 | 129,029百万円 | 119,191百万円 |
| 流動負債 | 57,215百万円 | 47,772百万円 |
| 固定負債 | 8,657百万円 | 7,154百万円 |
| 純資産 | 63,157百万円 | 64,265百万円 |
| 前年度 | 当年度 | |
| 売上高 | 235,421百万円 | 224,315百万円 |
| 売上原価 | 167,711百万円 | 160,511百万円 |
| 当期純利益 | 5,513百万円 | 4,992百万円 |
受取手形、売掛金勘定に含まれる関連会社からの受取債権は前年度22,638百万円、当年度21,081百万円です。
売上高には関連会社に対する売上高が前年度67,582百万円、当年度60,444百万円含まれております。
関連会社からの現金配当金は前年度38百万円、当年度241百万円です。
連結貸借対照表のその他の剰余金には、関連会社の未分配利益が前年度23,484百万円、当年度24,497百万円含まれております。
(2) 変動持分事業体
当社は証券化による資金調達を行っております。証券化に際し、金融債権の一部を新たに設立した特別目的事業体に譲渡しております。
当社は証券の原資産に対する回収延滞や不履行を管理することで、当事業体の経済的パフォーマンスに最も重要な影響を与える活動を指示する権限を有しております。また、当事業体の残余持分を有することにより潜在的に重要な損失を負担する義務、または利益を享受する権利を有しております。従って、当社は当事業体の主たる受益者であると判断し、当事業体を変動持分事業体として連結範囲に含めております。
証券化取引に関して、金融債権を105,808百万円、その他の流動資産を4,750百万円、担保付債務を96,317百万円、その他の流動負債を57百万円、前年度末の連結貸借対照表に計上しております。また、金融債権を134,992百万円、その他の流動資産を6,679百万円、担保付債務を121,071百万円、その他の流動負債を96百万円、当年度末の連結貸借対照表に計上しております。
なお、当事業体の債権者は、当社の一般債権に対して遡及権を有しておりません。
上記以外の変動持分事業体は、その全体的な規模及び当社との関係から、当社の連結財務諸表に重要な影響を及ぼすものではありません。
また、前年度末及び当年度末において連結していない変動持分事業体については、当社は主たる受益者ではなく、かつ、重要な変動持分を有しておりません。
※4 有価証券
売却可能有価証券の主要な種類ごとの取得価額、公正価値、未実現利益及び損失は次のとおりです。
| 前年度 | 当年度 | |||||||
| 取得価額 (百万円) | 公正価値 (百万円) | 未実現利益 (百万円) | 未実現損失 (百万円) | 取得価額 (百万円) | 公正価値 (百万円) | 未実現利益 (百万円) | 未実現損失 (百万円) | |
| その他の投資 | ||||||||
| 金融機関の株式 | 20,017 | 48,435 | 28,418 | ― | 17,557 | 46,328 | 28,771 | ― |
| その他の株式 | 14,833 | 88,582 | 73,749 | ― | 13,913 | 95,937 | 82,024 | ― |
| 計 | 34,850 | 137,017 | 102,167 | ― | 31,470 | 142,265 | 110,795 | ― |
時価の下落が一時的でない有価証券について前年度は20百万円の評価損を計上しました。当年度は計上しておりません。
売却可能有価証券の売却収入並びに売却による実現利益及び損失は次のとおりです。
| 前年度 | 当年度 | |
| 売却収入 | 9,560百万円 | 11,788百万円 |
| 実現利益 | 6,826百万円 | 8,403百万円 |
| 実現損失 | ―百万円 | ―百万円 |
連結貸借対照表のその他の投資には市場性のない持分証券が前年度3,650百万円、当年度3,418百万円含まれております。市場性のない持分証券は公正価値が容易に算定できないため原価法により評価しております。これらの市場性のない持分証券は、公正価値の算定が実務上困難であると判断されること、及び公正価値が著しく損なわれる経済事象の発生や企業環境の変化が認められないことから、前年度及び当年度ともに減損を実施しておりません。
また、当年度の連結貸借対照表のその他の流動資産には償還期限が一年内に到来する負債証券7,718百万円(取得価額7,710百万円)が含まれております。
※5 販売金融債権と貸付金等
(1) 販売金融債権
当社は販売金融債権を次の3つの種類に分類しております。
① 小売金融債権
当社は北米及びその他の地域において、ディーラーを通して当社の農業機械及び建設機械を購入した顧客に対し小売金融を提供しております。小売金融債権は個人及び法人の最終ユーザーに対する製品の提供に関して、当社とディーラーで交わされた契約により生じたものです。当該債権は償却原価法に基づいて算定された価額から貸倒引当金を控除した額で評価しております。
② ファイナンスリース債権
当社は日本及び日本を除くアジアにおいて、ファイナンスリースを提供しております。日本のファイナンスリース債権は個人及び法人の最終ユーザーに対する当社製品のリースに関連しており、日本を除くアジアのファイナンスリース債権は個人及び法人の最終ユーザーに対する当社の農業機械及び建設機械のリースに関連しております。これらの債権はリース料総額とリース資産の見積残存価額の合計額から未稼得利益及び貸倒引当金を控除した額で評価しております。2017年12月31日現在において、ファイナンスリースの未保証見積残存価額はありません。
③ 長期売掛金
長期売掛金は日本において、主に個人の最終ユーザーに対し当社の農業機械を直接販売したことにより生じたものです。
小売金融債権及びファイナンスリース債権は連結貸借対照表の短期金融債権-純額及び長期金融債権-純額として表示しております。当注記内での長期売掛金には連結貸借対照表の売掛金に計上されている、一年内に回収予定のものを含んでおります。当社はこれらの債権に関して、売却製品またはリースした製品に対する担保権を有しております。
金融債権-純額の内訳は次のとおりです。
| 前年度 | 当年度 | |
| 小売金融債権 | 590,193百万円 | 662,237百万円 |
| 控除:貸倒引当金 | △1,023百万円 | △1,352百万円 |
| 小売金融債権-純額 | 589,170百万円 | 660,885百万円 |
| ファイナンスリース債権 | 219,418百万円 | 242,511百万円 |
| 控除:未稼得利益 | △34,592百万円 | △36,837百万円 |
| 控除:貸倒引当金 | △21,523百万円 | △23,626百万円 |
| ファイナンスリース債権-純額 | 163,303百万円 | 182,048百万円 |
| 金融債権-純額合計 | 752,473百万円 | 842,933百万円 |
| 控除:一年内回収予定の金融債権 | △244,184百万円 | △264,748百万円 |
| 長期金融債権-純額 | 508,289百万円 | 578,185百万円 |
長期売掛金-純額の内訳は次のとおりです。
| 前年度 | 当年度 | |
| 長期売掛金 | ||
| 一年内回収予定 | 29,678百万円 | 29,091百万円 |
| 一年超回収予定 | 39,852百万円 | 40,423百万円 |
| 長期売掛金合計 | 69,530百万円 | 69,514百万円 |
| 控除:貸倒引当金 | △356百万円 | △387百万円 |
| 長期売掛金-純額 | 69,174百万円 | 69,127百万円 |
期末日現在における小売金融債権及び長期売掛金の年度別回収予定額並びにファイナンスリース債権の将来最低受取リース料の年度別内訳は次のとおりです。
| 小売金融債権 | ファイナンスリース債権 | 長期売掛金 | |
| 1年以内 | 209,874百万円 | 82,955百万円 | 29,091百万円 |
| 1年超2年以内 | 186,622百万円 | 58,149百万円 | 17,242百万円 |
| 2年超3年以内 | 143,752百万円 | 46,226百万円 | 10,061百万円 |
| 3年超4年以内 | 83,492百万円 | 30,048百万円 | 6,526百万円 |
| 4年超5年以内 | 25,519百万円 | 16,881百万円 | 3,741百万円 |
| 5年超 | 12,978百万円 | 8,252百万円 | 2,853百万円 |
| 合計 | 662,237百万円 | 242,511百万円 | 69,514百万円 |
当社は売上高及び売上原価に金融収益と金融費用を含めており、その金額は次のとおりです。
| 前年度 | 当年度 | |
| 金融収益 | 38,564百万円 | 44,330百万円 |
| 金融費用 | 9,924百万円 | 12,289百万円 |
当社は販売金融債権を北米、日本、日本を除くアジア及びその他の4地域に分けて分析しております。これらの債権に係る信用リスクは、消費者の需要や失業率、政府の補助金の程度といった地理的に異なる経済状況に影響されます。
(信用の質の指標)
当社は販売金融債権について、債権の回収状況、顧客の財務情報、過去の貸倒実績や経済状況の趨勢等の顧客の債務弁済能力に関連する情報に基づくリスク分類を行っております。債権の信用の質の情報は期末日現在の情報に基づいており、当社は四半期ごとに見直しております。当社の信用の質の指標は次のとおりです。
ランクA-契約上のスケジュールに従って回収されている債権。当該区分へ分類された債権は顧客の支払不能から生じる損失の発生可能性が低く、債権全額の回収が見込まれております。
ランクB-債権の潜在的損失に対する注意を必要とするが、ランクCには該当しない債権。当該区分へ分類された債権は、顧客の支払不能から生じる損失の発生可能性が高いことを個別に示唆するものではありません。
ランクC-長期間にわたって支払が行われていない、または自己破産や債務超過等の顧客の支払能力が懸念される事実が確認された債権。当該区分へ分類された債権は、顧客の支払不能から生じる損失の発生が見込まれております。
販売金融債権の種類別、地域別及び信用の質の指標別の残高は次のとおりです。
| 前年度 | |||||
| 小売金融債権 (百万円) | ファイナンスリース債権 (百万円) | 長期売掛金 (百万円) | |||
| 北米 | その他 | 日本 | アジア (日本除く) | 日本 | |
| 管理区分に基づく信用リスク | |||||
| ランクA | 536,358 | 19,867 | 7,919 | 151,772 | 67,199 |
| ランクB | 33,840 | ― | 287 | 24,848 | 2,297 |
| ランクC | 100 | 28 | ― | ― | 34 |
| 計 | 570,298 | 19,895 | 8,206 | 176,620 | 69,530 |
| 当年度 | |||||
| 小売金融債権 (百万円) | ファイナンスリース債権 (百万円) | 長期売掛金 (百万円) | |||
| 北米 | その他 | 日本 | アジア (日本除く) | 日本 | |
| 管理区分に基づく信用リスク | |||||
| ランクA | 597,367 | 24,956 | 7,666 | 172,059 | 67,091 |
| ランクB | 39,677 | ― | 211 | 25,738 | 2,399 |
| ランクC | 153 | 84 | ― | ― | 24 |
| 計 | 637,197 | 25,040 | 7,877 | 197,797 | 69,514 |
(年齢分析)
すべての販売金融債権は契約期日までに元本や利息が支払われなかった時点で、その契約の未返済残高の全額を延滞債権として認識しております。
債権の種類別及び地域別の販売金融債権の年齢分析は次のとおりです。
| 前年度 | |||||||
| 30日内 経過 | 31~60日 経過 | 61~90日 経過 | 90日超 経過 | 期日経過 債権合計 | 未経過 | 合計 | |
| (百万円) | (百万円) | (百万円) | (百万円) | (百万円) | (百万円) | (百万円) | |
| 債権の種類及び地域 | |||||||
| 小売金融債権 | |||||||
| -北米 | 29,929 | 2,439 | 628 | 943 | 33,939 | 536,359 | 570,298 |
| -その他 | ― | ― | 6 | 21 | 27 | 19,868 | 19,895 |
| ファイナンスリース債権 | |||||||
| -日本 | 124 | 24 | 25 | 97 | 270 | 7,936 | 8,206 |
| -アジア(日本除く) | 7,000 | 3,206 | 2,167 | 12,303 | 24,676 | 151,944 | 176,620 |
| 長期売掛金 | |||||||
| -日本 | 949 | 189 | 90 | 803 | 2,031 | 67,499 | 69,530 |
| 計 | 38,002 | 5,858 | 2,916 | 14,167 | 60,943 | 783,606 | 844,549 |
| 当年度 | |||||||
| 30日内 経過 | 31~60日 経過 | 61~90日 経過 | 90日超 経過 | 期日経過 債権合計 | 未経過 | 合計 | |
| (百万円) | (百万円) | (百万円) | (百万円) | (百万円) | (百万円) | (百万円) | |
| 債権の種類及び地域 | |||||||
| 小売金融債権 | |||||||
| -北米 | 35,800 | 2,236 | 731 | 1,064 | 39,831 | 597,366 | 637,197 |
| -その他 | ― | ― | 84 | ― | 84 | 24,956 | 25,040 |
| ファイナンスリース債権 | |||||||
| -日本 | 80 | 20 | 9 | 84 | 193 | 7,684 | 7,877 |
| -アジア(日本除く) | 8,056 | 3,650 | 2,196 | 11,691 | 25,593 | 172,204 | 197,797 |
| 長期売掛金 | |||||||
| -日本 | 819 | 230 | 69 | 913 | 2,031 | 67,483 | 69,514 |
| 計 | 44,755 | 6,136 | 3,089 | 13,752 | 67,732 | 869,693 | 937,425 |
(利息の計上を停止している販売金融債権)
北米における小売金融債権は約定元本及び約定利息が回収できないと判断した場合、または90日超延滞した場合のいずれか早い時点で利息の計上を停止しております。利息非計上の債権についてはその後現金で回収した場合にのみ受取利息を認識しております。また、元本及び利息の延滞が90日以下になった時点で利息計上を再開しております。利息計上を停止している小売金融債権は前年度943百万円、当年度1,064百万円です。
その他の地域における小売金融債権、日本及び日本を除くアジアにおけるファイナンスリース債権並びに日本における長期売掛金は、利息計上を停止しておりませんが、債権額の回収が見込めなくなった時点で償却しております。
(再編した不良債権及び減損債権)
前年度及び当年度の再編した不良債権及び減損債権の金額は僅少です。
(2) 関連会社に対する貸付金
当社はグループファイナンスの運営等を通して関連会社に対する貸付を行っており、契約額で連結貸借対照表に計上しております。前年度及び当年度の関連会社に対する貸付金の金額はそれぞれ6,105百万円、1,795百万円であり、その他の流動資産及び関連会社に対する投融資に含まれております(「注記 ※3 関連会社及び変動持分事業体」参照)。これらの貸付金は日本国内において当社の農業機械の販売を行う関連会社に対するものであり、返済期限までにすべての約定元本及び約定利息を回収しております。当社は関連会社に対する貸付金について、貸付先の経営状況や回収状況を勘案して信用の質を判断しております。前年度及び当年度において、貸付先の経営状況や回収状況に問題となる事象は発生しておらず、すべての貸付金について債権全額の回収が見込まれると評価しております。なお、これらの貸付金に係る信用リスクは農業機械に対する需要動向といった貸付先を取り巻く経営環境等により影響を受けます。
(3) その他の債権
前年度及び当年度のその他の債権及び当該債権に対する貸倒引当金の金額は僅少です。
※6 貸倒引当金
当社は債権の種類別及び地域別に、顧客の支払不能から生じる損失に備えるため貸倒引当金を計上しております。
回収が困難と見込まれる債権については、その債務者の支払能力や担保価値等を総合的に勘案して必要と認められる額を貸倒引当金として計上しております。その他の同種小口の債権については、債権の回収状況、過去の貸倒実績や経済状況の趨勢等を考慮して延滞期間に応じて算定された引当率を用いて貸倒引当金を計上しております。過去の回収状況や現在及び今後の経済状況は経営者が定期的に見直し、必要に応じて見積額の調整を行っております。関連会社に対する貸付金については、過去の貸倒実績、経済状況の趨勢及び経営状況を考慮し個別に評価しております。
なお、債権額の回収ができないと判断された場合または担保権を行使した場合は、その時点で債権を償却し、貸倒引当金の取崩を行っております。回収した資産はその見積公正価値から売却費用を控除した額で連結貸借対照表のその他の流動資産に計上しており、その額は前年度528百万円、当年度510百万円です。回収不能として過去に償却した債権を回収した場合は、貸倒引当金を増額しております。
債権に設定した貸倒引当金の移動状況は次のとおりです。
| 前年度 | 当年度 | |
| 受取債権に対する貸倒引当金 | ||
| 期首残高 | 3,216百万円 | 2,472百万円 |
| 繰入額(△戻入額) | △638百万円 | 284百万円 |
| 債権償却 | △83百万円 | △23百万円 |
| その他 | △23百万円 | 59百万円 |
| 期末残高 | 2,472百万円 | 2,792百万円 |
| その他の資産に対する貸倒引当金 | ||
| 期首残高 | 799百万円 | 763百万円 |
| 繰入額(△戻入額) | △15百万円 | 115百万円 |
| 債権償却 | △15百万円 | △19百万円 |
| その他 | △6百万円 | 38百万円 |
| 期末残高 | 763百万円 | 897百万円 |
| 金融債権に対する貸倒引当金 | ||
| 期首残高 | 19,637百万円 | 22,546百万円 |
| 繰入額 | 5,650百万円 | 5,210百万円 |
| 債権償却 | △2,363百万円 | △4,235百万円 |
| その他 | △378百万円 | 1,457百万円 |
| 期末残高 | 22,546百万円 | 24,978百万円 |
販売金融債権に設定した貸倒引当金並びに関連する債権の状況は次のとおりです。
| 前年度 | ||||
| 小売金融債権 | ファイナンス リース債権 | 長期売掛金 | 合計 | |
| (百万円) | (百万円) | (百万円) | (百万円) | |
| 貸倒引当金 | ||||
| 期首残高 | 692 | 18,945 | 340 | 19,977 |
| 繰入額 | 991 | 4,659 | 16 | 5,666 |
| 債権償却 | △711 | △1,652 | ― | △2,363 |
| 償却債権回収 | 29 | ― | ― | 29 |
| その他 | 22 | △429 | ― | △407 |
| 期末残高 | 1,023 | 21,523 | 356 | 22,902 |
| 個別に評価される債権に対する引当金 | 128 | ― | 34 | 162 |
| 集合的に評価される債権に対する引当金 | 895 | 21,523 | 322 | 22,740 |
| 債権 | ||||
| 期末残高 | 590,193 | 184,826 | 69,530 | 844,549 |
| 個別に評価される債権 | 128 | ― | 34 | 162 |
| 集合的に評価される債権 | 590,065 | 184,826 | 69,496 | 844,387 |
| 当年度 | ||||
| 小売金融債権 | ファイナンス リース債権 | 長期売掛金 | 合計 | |
| (百万円) | (百万円) | (百万円) | (百万円) | |
| 貸倒引当金 | ||||
| 期首残高 | 1,023 | 21,523 | 356 | 22,902 |
| 繰入額 | 1,265 | 3,945 | 31 | 5,241 |
| 債権償却 | △972 | △3,263 | ― | △4,235 |
| 償却債権回収 | 49 | ― | ― | 49 |
| その他 | △13 | 1,421 | ― | 1,408 |
| 期末残高 | 1,352 | 23,626 | 387 | 25,365 |
| 個別に評価される債権に対する引当金 | 237 | ― | 24 | 261 |
| 集合的に評価される債権に対する引当金 | 1,115 | 23,626 | 363 | 25,104 |
| 債権 | ||||
| 期末残高 | 662,237 | 205,674 | 69,514 | 937,425 |
| 個別に評価される債権 | 237 | ― | 24 | 261 |
| 集合的に評価される債権 | 662,000 | 205,674 | 69,490 | 937,164 |
上記長期売掛金には連結貸借対照表の売掛金に計上されている、一年内に回収予定のものを含んでおります。
なお、前年度及び当年度において、関連会社に対する貸付金に設定した貸倒引当金はありません。
※7 企業結合
2016年7月、当社は米国の農用作業機器(インプルメント)メーカーであるGreat Plains Manufacturing,Inc.(以下「GP社」)の株式の100%を当社の米国子会社(クボタ U.S.A.,Inc.(現:クボタノースアメリカ Corp.))を通じて取得しました。当該株式の取得対価(現金)は44,290百万円です。
GP社は充実したインプルメントのラインアップと北米での高いブランド力を有しております。当社のトラクタとベストマッチしたインプルメントの開発による品揃えの強化や双方の販売ルートの活用等のシナジーが期待でき、北米の畑作市場シェア拡大に貢献するものと考えております。
GP社の取得に関連して発生した費用429百万円は、連結損益計算書の販売費及び一般管理費に含めております。
支配獲得日において取得した資産及び引き継いだ負債の金額は次のとおりです。
| 流動資産 | 25,077 百万円 |
| 有形固定資産 | 11,407 百万円 |
| のれん | 1,736 百万円 |
| 無形固定資産 | 15,450 百万円 |
| その他の資産 | 8,185 百万円 |
| 取得資産計 | 61,855 百万円 |
| 流動負債 | 7,915 百万円 |
| 固定負債 | 9,650 百万円 |
| 引継負債計 | 17,565 百万円 |
| 取得純資産計 | 44,290 百万円 |
流動資産及びその他の資産には公正価値で計上されている売掛金10,708百万円、金融債権2,900百万円が含まれており、契約上の金額はそれぞれ10,818百万円、2,925百万円です。
取得した無形固定資産はすべて償却対象です。商標権6,798百万円、顧客関係4,326百万円、技術関連4,326百万円で構成されており、それぞれの加重平均償却年数は20年、17年及び10年です。
のれんは全て機械セグメントに計上されており、税務上損金算入可能です。
前年度の連結損益計算書に含まれるGP社及びその子会社の売上高及び税金等調整前当期純利益は重要ではありません。
また、プロ・フォーマ情報は金額に重要性がないため開示しておりません。
なお、当年度における重要な企業結合はありません。
※8 のれん及び無形固定資産
償却無形固定資産の内訳は次のとおりです。
| 前年度 | 当年度 | |||||
| 取得価額 | 償却累計額 | 帳簿価額 | 取得価額 | 償却累計額 | 帳簿価額 | |
| (百万円) | (百万円) | (百万円) | (百万円) | (百万円) | (百万円) | |
| ソフトウェア | 31,285 | △18,541 | 12,744 | 36,919 | △22,190 | 14,729 |
| 顧客関係 | 12,140 | △3,305 | 8,835 | 12,723 | △4,524 | 8,199 |
| 技術関連 | 8,495 | △3,196 | 5,299 | 7,311 | △2,354 | 4,957 |
| 商標権 | 9,793 | △1,463 | 8,330 | 9,793 | △2,121 | 7,672 |
| その他 | 7,366 | △4,008 | 3,358 | 6,653 | △2,334 | 4,319 |
| 計 | 69,079 | △30,513 | 38,566 | 73,399 | △33,523 | 39,876 |
前年度において取得した償却無形固定資産は20,749百万円であり、主なものは企業結合により取得した無形固定資産(「注記 ※7 企業結合」参照)及びソフトウェア4,902百万円です。
当年度において取得した償却無形固定資産は8,937百万円であり、主なものはソフトウェア6,824百万円です。
前年度及び当年度において取得したソフトウェアの償却年数は主として5年です。
前年度及び当年度における非償却無形固定資産の金額は僅少です。
償却無形固定資産の償却費は前年度6,403百万円、当年度6,991百万円です。
2018年1月1日以降5年間の見積償却費は次のとおりです。
| 2018年度 | 7,182百万円 |
| 2019年度 | 6,297百万円 |
| 2020年度 | 5,154百万円 |
| 2021年度 | 4,340百万円 |
| 2022年度 | 3,491百万円 |
のれんは、のれんを取得した事業セグメントに配分されており、機械事業に配分されております。機械事業におけるのれんの連結貸借対照表計上額は前年度7,290百万円、当年度7,731百万円です。のれんの金額の変動は、前年度は企業結合(「注記 ※7 企業結合」参照)及び為替変動の影響によるもの、当年度は為替変動の影響によるものです。前年度及び当年度において減損損失累計額はありません。
※9 短期借入金及び長期債務
(1) 短期借入金
短期借入金は前年度は銀行借入金193,883百万円、当年度は銀行借入金182,461百万円からなっております。
短期借入金の利子率は次のとおりです。
| 前年度 | 当年度 | |
| 主要な利子率の範囲 | 0.03%~10.75% | 0.03%~13.60% |
| 加重平均利子率 | 1.10% | 1.62% |
(2) 特定融資枠契約
当社は運転資金の効率的な調達を行うため、2017年12月31日現在で取引金融機関5行と契約期間1年の特定融資枠契約を締結しております。特定融資枠契約の総額は2016年12月31日現在20,000百万円、2017年12月31日現在 20,000百万円であり、2016年12月31日及び2017年12月31日現在の使用実績はありません。
(3) 長期債務
長期債務の内訳は次のとおりです。
| 表面利率(%) | 償還または返済期限 | 前年度 | 当年度 | |
| 無担保普通社債 | ||||
| 変動利付ドル建無担保社債 | 1.10 | 2017年度 | 5,832百万円 | ―百万円 |
| 第12回円建無担保社債 | 0.30 | 2018年度 | 19,986百万円 | 20,000百万円 |
| 第13回円建無担保社債 | 0.51 | 2020年度 | 19,963百万円 | 19,974百万円 |
| 銀行及び保険会社等からの借入金 | 最終返済期限 ~2023年度 | |||
| 担保付借入金 | 143,598百万円 | 170,718百万円 | ||
| 無担保借入金 | 432,097百万円 | 440,948百万円 | ||
| キャピタルリース債務 | 2,630百万円 | 2,480百万円 | ||
| 長期債務合計 | 624,106百万円 | 654,120百万円 | ||
| 控除:一年内返済予定の長期債務 | △145,212百万円 | △181,698百万円 | ||
| 連結貸借対照表計上額 | 478,894百万円 | 472,422百万円 |
銀行及び保険会社等からの長期借入金は、固定金利及び変動金利により調達しております。加重平均利子率は2016年12月31日現在1.40%、2017年12月31日現在1.69%です。
2017年12月31日現在における長期債務の年度別返済予定額は次のとおりです。
| 1年以内 | 181,698百万円 |
| 1年超2年以内 | 155,826百万円 |
| 2年超3年以内 | 140,874百万円 |
| 3年超4年以内 | 107,705百万円 |
| 4年超5年以内 | 37,270百万円 |
| 5年超 | 30,747百万円 |
| 合計 | 654,120百万円 |
(4) 担保提供資産
担保に供している資産は次のとおりです。
| 前年度 | 当年度 | |
| 売掛金 | 327百万円 | 333百万円 |
| 短期金融債権(注1) | 60,361百万円 | 70,791百万円 |
| その他の流動資産(注2) | 9,277百万円 | 11,433百万円 |
| 長期金融債権(注1) | 104,928百万円 | 120,870百万円 |
| 有形固定資産 | 1,819百万円 | 3,249百万円 |
| 計 | 176,712百万円 | 206,676百万円 |
(注) 1 証券化取引に際し、担保として差し入れた金融債権
2 担保として差し入れた引出制限条項付預金
上記の担保資産に対応する債務は次のとおりです。
| 前年度 | 当年度 | |
| 短期借入金 | 578百万円 | 580百万円 |
| 一年内返済予定の長期債務 | 51,112百万円 | 62,207百万円 |
| 長期債務 | 92,486百万円 | 108,511百万円 |
| 計 | 144,176百万円 | 171,298百万円 |
(5) その他
短期及び長期の銀行借入は一般的な取引約定に基づいております。この取引約定のもとでは、将来、当社は銀行から担保や保証の提供を要求される可能性があります。また、期日が到来した債務、または債務不履行の場合にはすべての債務について銀行は預金と相殺する権利を持ちます。銀行以外の貸手との長期契約についても、貸手の要求に対して追加的な担保の提供が必要となる旨の一般的な定めがなされております。
当社の一部の借入契約については担保制限、格付維持及び純資産維持等の財務制限条項が存在しております。格付維持条項は株式会社格付投資情報センターのBBB-格以上に格付けを保つこと、純資産維持条項は純資産の金額を連結財務諸表で8,530億円以上、親会社単独財務諸表で3,891億円以上に保つことを求めております。当社は2017年12月31日現在これらの財務制限条項を遵守しております。
※10 退職一時金及び退職年金
親会社及び主に国内における大部分の子会社は、ほとんどすべての従業員を対象とする確定給付企業年金制度または退職一時金制度を有しております。親会社及び一部の子会社の退職者は退職給付を選択により一時金または企業年金基金から年金のかたちで受け取ることができます。給付額は主にポイント制の下でポイントの累計数に基づいて計算されます。ポイントは勤続年数に応じて付与される「勤続ポイント」、等級に応じて付与される「等級ポイント」、各年度の評価に応じて付与される「評価ポイント」等から構成されます。
また、一部の子会社は過年度より大部分の従業員を対象とする確定拠出年金制度を有しております。
加えて、親会社及び一部の国内子会社を対象に2017年12月1日付で確定拠出年金制度を導入しております。
(1) 積立状況
積立状況及び連結貸借対照表への計上額は次のとおりです。
| 前年度 | 当年度 | |
| 積立状況 | ||
| 退職給付債務 | 214,323百万円 | 217,029百万円 |
| 年金資産 | 207,141百万円 | 219,248百万円 |
| 積立状況-純額 | △7,182百万円 | 2,219百万円 |
| 連結貸借対照表計上額 | ||
| 未払年金等 | △12,091百万円 | △12,804百万円 |
| その他の資産-その他 (年金給付資産) | 4,909百万円 | 15,023百万円 |
| 連結貸借対照表計上額-純額 | △7,182百万円 | 2,219百万円 |
その他の包括損益累計額(税効果前)への計上額は次のとおりです。
| 前年度 | 当年度 | |
| 過去勤務費用 | △391百万円 | △430百万円 |
| 数理計算上の差異 | △36,725百万円 | △27,889百万円 |
| その他の包括損益累計額(税効果前)計上額 | △37,116百万円 | △28,319百万円 |
退職給付債務が年金資産の公正価値を上回る退職給付制度の退職給付債務及び年金資産の公正価値と累積給付債務が年金資産の公正価値を上回る退職給付制度の累積給付債務及び年金資産の公正価値は次のとおりです。
| 前年度 | 当年度 | |
| 退職給付債務が年金資産の公正価値を上回る退職給付制度 | ||
| 退職給付債務 | 30,611百万円 | 30,360百万円 |
| 年金資産の公正価値 | 18,987百万円 | 18,343百万円 |
| 累積給付債務が年金資産の公正価値を上回る退職給付制度 | ||
| 累積給付債務 | 22,033百万円 | 22,633百万円 |
| 年金資産の公正価値 | 12,340百万円 | 12,281百万円 |
(2) 退職給付債務
退職給付債務の変動、期末の累積給付債務及び退職給付債務算定に係る前提条件は次のとおりです。
| 前年度 | 当年度 | |
| 退職給付債務の変動 | ||
| 期首の退職給付債務 | 205,570百万円 | 214,323百万円 |
| 勤務費用 | 8,980百万円 | 9,387百万円 |
| 利息費用 | 2,389百万円 | 1,903百万円 |
| 数理計算上の差異 | 10,221百万円 | 554百万円 |
| 退職年金支給額(一時金) | △7,461百万円 | △4,966百万円 |
| 退職年金支給額(年金) | △4,603百万円 | △5,788百万円 |
| 事業の譲渡による減少 | △15百万円 | ―百万円 |
| 連結範囲の変動 | ―百万円 | 609百万円 |
| 為替変動の影響 | △758百万円 | 1,007百万円 |
| 期末の退職給付債務 | 214,323百万円 | 217,029百万円 |
| 期末の累積給付債務 | 210,791百万円 | 213,729百万円 |
| 退職給付債務算定に係る前提条件(注) | ||
| 割引率 | 0.9% | 0.9% |
(注)当社はポイント制を採用しているため、退職給付債務の算定に際して昇給率を使用しておりません。
(3) 年金資産
年金資産の公正価値の変動は次のとおりです。
| 前年度 | 当年度 | |
| 期首の年金資産公正価値 | 207,009百万円 | 207,141百万円 |
| 年金資産の実際運用収益 | 3,651百万円 | 13,224百万円 |
| 会社負担拠出額 | 5,879百万円 | 6,098百万円 |
| 退職年金支給額(一時金) | △4,407百万円 | △2,365百万円 |
| 退職年金支給額(年金) | △4,603百万円 | △5,788百万円 |
| 連結範囲の変動 | ―百万円 | 237百万円 |
| 為替変動の影響 | △388百万円 | 701百万円 |
| 期末の年金資産公正価値 | 207,141百万円 | 219,248百万円 |
当社は将来の年金給付の支払いに備え、許容できるリスクのもとで可能な限りの運用成果をあげることを年金資産の運用方針としております。また、リスクを分散するため、金利変動リスク、経済成長率、通貨の種類等の投資収益に影響する要因を考慮の上、投資先の産業、会社の種類、地域等を慎重に検討してポートフォリオのバランスをとっております。当社の目標とする配分比率は、株式及び為替リスクがヘッジされていない外国債券36%、及びそれ以外の資産(主に国内債券、為替リスクがヘッジされている外国債券、現金及び短期投資、生命保険一般勘定)64%です。
年金資産の多くの部分は信託銀行と投資顧問により運用されております。これらのファンドマネージャーは、最適な資産構成を実現するために当社が長期的かつ総合的な運用方針に基づいて策定した運用指針を遵守し、さらに特定のベンチマークにより評価されます。
当社は運用成績の測定にあたり、個々の資産毎にベンチマークとなる収益率を設定し、これを資産区分ごとの構成比に応じて組み合わせた収益率と実際の収益率を比較しております。
資産カテゴリー別の年金資産の公正価値は次のとおりです。
| 前年度 | 当年度 | |||||||
| レベル1 (百万円) | レベル2 (百万円) | レベル3 (百万円) | 合計 (百万円) | レベル1 (百万円) | レベル2 (百万円) | レベル3 (百万円) | 合計 (百万円) | |
| 純資産価値以外で評価するもの | ||||||||
| 金融機関(国内株式) | 8,880 | ― | ― | 8,880 | 9,408 | ― | ― | 9,408 |
| 金融機関以外(国内株式) | 8,127 | ― | ― | 8,127 | 10,261 | ― | ― | 10,261 |
| 現金及び短期投資 | 505 | 1,581 | ― | 2,086 | 559 | 1,253 | ― | 1,812 |
| 生命保険一般勘定 | ― | 25,995 | ― | 25,995 | ― | 26,931 | ― | 26,931 |
| 純資産価値に基づくもの(注1) | ||||||||
| 合同運用信託(国内株式)(注2) | ― | ― | ― | 25,313 | ― | ― | ― | 25,256 |
| 合同運用信託(外国株式)(注2) | ― | ― | ― | 32,061 | ― | ― | ― | 32,369 |
| 合同運用信託(国内債券)(注3) | ― | ― | ― | 84,834 | ― | ― | ― | 82,126 |
| 合同運用信託(ヘッジされている外国債券)(注3) | ― | ― | ― | 14,259 | ― | ― | ― | 25,716 |
| 合同運用信託(ヘッジされていない外国債券)(注3) | ― | ― | ― | 5,514 | ― | ― | ― | 5,261 |
| その他の資産(注4) | ― | ― | ― | 72 | ― | ― | ― | 108 |
| 年金資産の公正価値 | 17,512 | 27,576 | ― | 207,141 | 20,228 | 28,184 | ― | 219,248 |
(注) 1 純資産価値(またはその同等物)で公正価値を測定する特定の投資は、公正価値ヒエラルキーに分類しておりません。この表の公正価値は、公正価値ヒエラルキーの金額を連結貸借対照表上の表示額に調整するために表示しております。
2 上場株式に投資
3 主に公社債に投資
4 未公開株式に投資する合同運用信託を含む
年金資産は純資産価値に基づくものを除き、公正価値の測定に使用したインプットの種類に基づいて各レベルに分類されます。
金融機関の株式及び金融機関以外の株式は個々の株式が売買されている取引所の終値により評価されます。現金及び短期投資は取得価額に経過利子を加えた金額で評価されます。生命保険一般勘定は元本額に約定利息に基づく未収利息を加算した積立金額で評価されます。これらの資産は市場価額の利用の程度に応じてレベル1またはレベル2に分類されます。
合同運用信託はファンドが提供する純資産価値に基づき評価されます。純資産価値はファンドが運用する資産から負債を控除した金額を発行済株式数(口数)で除した金額を基に算定されます。
(4) 退職給付費用
確定給付企業年金制度及び退職一時金制度における退職給付費用の構成は次のとおりです。
| 前年度 | 当年度 | |
| 退職給付費用 | ||
| 勤務費用 | 8,980百万円 | 9,387百万円 |
| 利息費用 | 2,389百万円 | 1,903百万円 |
| 年金資産の期待運用収益 | △4,788百万円 | △5,056百万円 |
| 過去勤務利益の償却額 | △343百万円 | △39百万円 |
| 数理計算上の差異の償却額 | 191百万円 | 843百万円 |
| 退職給付費用合計 | 6,429百万円 | 7,038百万円 |
| 退職給付費用算定に係る前提条件(注) | ||
| 年金資産の長期期待収益率 | 2.4% | 2.4% |
| 割引率 | 1.2% | 0.9% |
(注)当社はポイント制を採用しているため、退職給付費用の算定に際して昇給率を使用しておりません。
年金資産の長期期待収益率は保有している年金資産の構成、運用手法から想定されるリスク、過去の運用実績、運用の基本方針及び市場の動向等を考慮して決定されます。
その他の包括損益への計上額(税効果前)及び純利益への再組替調整額(税効果前)は次のとおりです。
| 前年度 | 当年度 | |
| その他の包括損益への計上額 | ||
| 数理計算上の差異 | △11,428百万円 | 8,015百万円 |
| 純利益への再組替調整額 | ||
| 過去勤務利益の償却額 | △343百万円 | △39百万円 |
| 数理計算上の差異の償却額 | 191百万円 | 843百万円 |
| その他の包括損益(税効果前)-純額 | △11,580百万円 | 8,819百万円 |
その他の包括損益累計額から2018年度の退職給付費用に計上される過去勤務費用及び数理計算上の差異の償却額の見積額は次のとおりです。
| 過去勤務費用の償却額 | 10百万円 |
| 数理計算上の差異の償却額 | 352百万円 |
(5) 予想キャッシュ・フロー
2018年度の確定給付企業年金制度への拠出予想額は6,600百万円です。
確定給付企業年金制度及び退職一時金制度の加入者への支給予想額は次のとおりです。
| 2018年度 | 10,451百万円 |
| 2019年度 | 9,627百万円 |
| 2020年度 | 9,393百万円 |
| 2021年度 | 10,280百万円 |
| 2022年度 | 10,587百万円 |
| 2023年度~2027年度 | 50,633百万円 |
(6) 確定拠出年金制度
前年度及び当年度における確定拠出年金制度にかかる年金費用はそれぞれ1,476百万円及び2,707百万円です。
※11 長期契約
当社が受注する長期契約は主に国・地方自治体等の官公庁が発注する環境関連施設、水道用施設等の公共施設の工事請負契約であり、契約期間は概ね2年から3年です。
工事請負契約上、契約金額、予定契約期間と工程上のマイルストーン日程、検収条件(性能検査、外観検査等)が定められております。工事請負契約には法的強制力があり、契約者は契約上の義務を満たすことを要求されます。当社は各据付機器の原価、労務費及び一般管理費を含んだ見積原価表に基づき総工事原価の妥当な積算を行うことが可能です。そのため当社は、これらの契約について進捗度合を合理的に見積ることが可能であると判断し、工事進行基準を適用しております。また、工事の進捗度合の測定には見積総原価に対する発生原価の割合(原価比例法)を使用しております。当社の多くの工事案件は機器の納入と据付工事等が一体となっております。
既存の契約に追加が行われる場合、それが独立した内容であれば既存の契約とは別個に扱いますが、そうでない限り両者を一体のものとして取り扱います。客先の追加的な要求に伴って契約金額が加算される場合、この契約変更が成立した時点でそれを認識します。収益、費用、利益の見積りの変更もしくは進捗度合の測定方法の変更を行う場合、その影響額は変更を行った期の損益に反映されます。これらの変更の影響は連結財務諸表への影響が顕著な場合に開示されます。
工事進行基準を適用している長期契約に係る受取手形・売掛金の回収予定期間別残高は次のとおりです。
| 前年度 | 当年度 | |||||
| 1年以内 | 1年超2年以内 | 2年超 | 1年以内 | 1年超2年以内 | 2年超 | |
| 受取手形 | 513百万円 | ―百万円 | ―百万円 | 495百万円 | ―百万円 | ―百万円 |
| 売掛金 | 17,639百万円 | 1,402百万円 | 158百万円 | 15,068百万円 | 1,538百万円 | 178百万円 |
| 合計 | 18,152百万円 | 1,402百万円 | 158百万円 | 15,563百万円 | 1,538百万円 | 178百万円 |
工事進行基準を適用している長期契約に係るたな卸資産に関して、未完了の長期契約において見積原価を超過している金額、不確定要素の影響を受ける金額、在庫と相殺された前受金額は僅少です。
※12 法人所得税
税金等調整前当期純利益の内訳は次のとおりです。
| 前年度 | 当年度 | |
| 国内 | 83,926百万円 | 122,730百万円 |
| 海外 | 113,045百万円 | 90,171百万円 |
| 計 | 196,971百万円 | 212,901百万円 |
法人所得税の内訳は次のとおりです。
| 前年度 | 当年度 | |
| 法人税、住民税及び事業税 | ||
| 国内 | 24,999百万円 | 43,657百万円 |
| 海外 | 31,115百万円 | 26,199百万円 |
| 小計 | 56,114百万円 | 69,856百万円 |
| 法人税等調整額 | ||
| 国内 | 2,748百万円 | △5,489百万円 |
| 海外 | △2,316百万円 | 5,555百万円 |
| 小計 | 432百万円 | 66百万円 |
| 合計 | 56,546百万円 | 69,922百万円 |
連結損益計算書上の実効税率は次の理由により通常の法定税率とは異なっております。
| 前年度 | 当年度 | |
| 通常の法定税率 | 33.0% | 30.8% |
| 税率の相異の内訳 | ||
| 評価性引当金の増減等 | 0.1% | 0.0% |
| 税法上損金不算入項目 | 0.4% | 0.4% |
| 非課税受取配当金 | △0.4% | △0.1% |
| 研究開発費税額控除 | △2.1% | △2.0% |
| 海外連結子会社で適用される 法定税率との差異 | △0.7% | △0.0% |
| 国内税率変更 | △0.5% | ―% |
| 米国税率変更 | ―% | 3.3% |
| その他 | △1.1% | 0.4% |
| 連結損益計算書上の実効税率 | 28.7% | 32.8% |
繰延税金資産及び繰延税金負債は連結貸借対照表上、次の科目に含まれております。
| 前年度 | 当年度 | |
| その他の流動資産 | 46,798百万円 | ―百万円 |
| その他の資産-その他 | 14,464百万円 | 39,006百万円 |
| その他の流動負債 | △160百万円 | ―百万円 |
| その他の固定負債 | △49,698百万円 | △33,680百万円 |
| 純繰延税金資産 | 11,404百万円 | 5,326百万円 |
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生要因別内訳は次のとおりです。
| 前年度 | 当年度 | |
| 貸倒引当金 | 5,604百万円 | 5,985百万円 |
| 資産に含まれる未実現損益の消去 | 10,183百万円 | 14,649百万円 |
| 有価証券の評価に関する調整 | 5,361百万円 | 4,941百万円 |
| たな卸資産及び固定資産の評価減 | 2,424百万円 | 2,369百万円 |
| 未払賞与等 | 3,475百万円 | 3,552百万円 |
| 未払年金等 | 9,040百万円 | 5,961百万円 |
| 未払費用 | 10,514百万円 | 9,099百万円 |
| 税務上の欠損金及び税額控除の繰越 | 7,596百万円 | 7,798百万円 |
| その他の一時的差異 | 43,316百万円 | 25,582百万円 |
| 繰延税金資産総額 | 97,513百万円 | 79,936百万円 |
| 控除:評価性引当金 | △6,334百万円 | △6,687百万円 |
| 繰延税金資産計 | 91,179百万円 | 73,249百万円 |
| 有価証券の評価に関する調整 | 30,487百万円 | 33,369百万円 |
| 海外関係会社の未分配利益 | 24,196百万円 | 26,581百万円 |
| その他の一時的差異 | 25,092百万円 | 7,973百万円 |
| 繰延税金負債計 | 79,775百万円 | 67,923百万円 |
「所得税法等の一部を改正する法律」及び「地方税等の一部を改正する等の法律」が2016年3月29日に国会で成立したことに伴い、前年度の繰延税金資産及び繰延税金負債の計算において使用した法定実効税率は、前々年度の32.2%から、一時差異の解消が見込まれる期間が2017年1月1日から2018年12月31日までのものは30.8%に、2019年1月1日以降のものは30.6%に変更しております。
この変更による前年度の繰延税金資産及び繰延税金負債の純額の増加額及び法人税等調整額の減少額は927百万円です。
米国税制改革法「The Tax Cuts and Jobs Act」が2017年12月22日に成立し、当社の米国連結子会社に適用される連邦法人税率は35%から21%に変更されました。
この変更による当年度の繰延税金資産及び繰延税金負債の純額の減少額及び法人税等調整額の増加額は7,091百万円です。
当社は資産に含まれる未実現損益の消去に係る税金の繰延(前年度10,183百万円、当年度14,649百万円)を上表に含めておりますが、これはFASB会計基準編纂書(以下「ASC」)810「連結」に従い計上したものです。また、その増減額(前年度△2,515百万円、当年度4,466百万円)は連結損益計算書上、法人税等調整額に含まれております。なお、ASC740「法人所得税」により計算される繰延税金資産の金額は前年度80,996百万円、当年度58,600 百万円です。
海外の関係会社に係わる未送金の利益は必ずしも永久に再投資されるとは限らないため、もしそれが分配された場合に課されると考えられる税額を繰延税金負債として計上しております。また、現行の日本の税制のもとでは国内関係会社からの配当の大部分は課税されるおそれがないため、国内関係会社の未分配利益に係わる繰延税金負債は計上しておりません。
評価性引当金の移動状況は次のとおりです。
| 前年度 | 当年度 | |
| 期首残高 | 6,787百万円 | 6,334百万円 |
| 増加 | 415百万円 | 389百万円 |
| 減少 | △536百万円 | △451百万円 |
| 為替変動の影響 | △332百万円 | 415百万円 |
| 期末残高 | 6,334百万円 | 6,687百万円 |
当社は過去の課税所得及び将来予想される課税所得の見積りに基づき繰延税金資産の回収可能性を評価しております。将来の課税所得の見積りは将来減算一時差異が実現すると見込まれる期間ないしは税務上の繰越欠損金の繰越期間にわたり行われます。2017年12月31日現在、税務上の繰越欠損金は合計で29,006百万円であり、このうち 7,892百万円は2018年から主に2023年にかけて、21,114百万円は無期限で当該会社の課税所得と相殺することができます。
未認識の税務ベネフィットの移動状況は次のとおりです。
| 前年度 | 当年度 | |
| 期首残高 | 61百万円 | 61百万円 |
| 過年度の税務ポジションに関連する増加 | 2百万円 | 2百万円 |
| 過年度の税務ポジションに関連する減少 | ―百万円 | ―百万円 |
| 解決による減少 | ―百万円 | ―百万円 |
| 時効による減少 | ―百万円 | ―百万円 |
| その他 | △2百万円 | △1百万円 |
| 期末残高 | 61百万円 | 62百万円 |
前年度及び当年度の未認識の税務ベネフィットのうち、認識されると実効税率に影響を与える金額は僅少です。
2017年12月31日現在において、当社が入手可能な情報に基づく限り、今後12ヶ月以内の未認識税務ベネフィットの変動は当社の財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼすことはありません。
当社は未認識の税務ベネフィットに関連する利息及び加算税を連結損益計算書の法人所得税に含めております。前年度及び当年度における利息及び加算税の負債計上額並びに法人所得税に含まれる利息及び加算税の金額は僅少です。
当社は日米及び様々な海外地域の税務当局に法人所得税の申告をしており、それらの税務調査未了期間は多岐にわたっております。日本国内においては2015年度以前、米国においては2012年度以前について、いくつかの例外を除き税務当局による通常の税務調査が終了しております。なお、日本の税務当局は2012年度以降について移転価格税制に関する税務調査を実施する権限がありますが、2017年度以前の日米の親子間取引に係る移転価格については事前確認申請が合意されているため、調査の対象となる可能性は低いと考えております。
※13 株主資本
(1) 配当
日本の会社法(以下「会社法」)では株主総会の決議により年度末の配当に加え事業年度のいつでも配当を行うことが認められております。また、会社法では定款で定めることにより、取締役会の決議により年1回中間配当を行うことができます。
なお、次の要件を満たす会社は、取締役会の決議により配当(現物配当を除く)を行うことができ、当社はこの要件をすべて満たしております。
要件 ①取締役会を置くこと ②会計監査人を置くこと ③監査役会を置くこと ④取締役の任期が1年であること ⑤取締役会の決議により配当を行うことができる旨を定款で定めていること
会社法では配当金額について制限を設けております。分配可能額は親会社で計上されている自己株式控除後のその他利益剰余金に基づいて算定されます。親会社で計上されている自己株式控除後のその他利益剰余金の金額は2017年12月31日現在362,568百万円です。
(2) 自己株式の取得
会社法では自己株式を取得することができる旨を規定しております。市場取引による場合には定款で定めることで取締役会の決議により自己株式を取得することができ、当社はその旨定款に定めております。なお、この場合の自己株式の取得可能金額については配当と同様の制限があります。
(3) 資本金及び準備金の増減等
会社法では資本準備金と利益準備金の合計額が資本金の25%となるまで配当金額の10%を資本準備金または利益準備金として積み立てることを規定しております。会社法では資本準備金と利益準備金の合計額を制限なしに取り崩すことができます。会社法では株主総会で決議された条件のもとで資本金、資本剰余金、利益準備金及びその他利益剰余金の金額をそれぞれの間で変動させることができます。
(4) 連結子会社に対する持分の変動の影響
連結子会社に対する持分の変動の資本剰余金に対する影響は次のとおりです。
| 前年度 | 当年度 | |
| 当社株主に帰属する当期純利益 | 132,485百万円 | 136,445百万円 |
| 非支配持分からの移転(△非支配持分への移転) | ||
| 非支配持分の購入に伴う資本剰余金の増加 | 438百万円 | -百万円 |
| 非支配持分の購入に伴う資本剰余金の減少 | △3,614百万円 | -百万円 |
| その他の取引による連結子会社に対する持分の変動に伴う資本剰余金の増加 | 3百万円 | 327百万円 |
| その他の取引による連結子会社に対する持分の変動に伴う資本剰余金の減少 | △60百万円 | △54百万円 |
| 非支配持分からの移転(△非支配持分への移転)(純額) | △3,233百万円 | 273百万円 |
| 当社株主に帰属する当期純利益及び非支配持分からの移転(△非支配持分への移転)による変動 | 129,252百万円 | 136,718百万円 |
当社は2016年3月にクボタ(U.K.)Ltd.を完全子会社化するために、残存非支配持分40%を取得しました。当社は2016年4月に㈱クボタケミックスを完全子会社化するために、残存非支配持分30%を取得しました。また、当社は2016年11月にクボタ(ドイツランド)GmbHを完全子会社化するために、残存非支配持分20%を取得しました。
※14 その他の包括利益(△損失)
その他の包括利益(△損失)を構成する各項目の当期発生額及び再組替調整は次のとおりです。
| 前年度 | 当年度 | |||||
| 税効果 調整前 | 税効果額 | 税効果 調整後 | 税効果 調整前 | 税効果額 | 税効果 調整後 | |
| (百万円) | (百万円) | (百万円) | (百万円) | (百万円) | (百万円) | |
| 外貨換算調整額 | ||||||
| 当期発生額 | △25,084 | 760 | △24,324 | 9,913 | △814 | 9,099 |
| 再組替調整 | ― | ― | ― | ― | ― | ― |
| △25,084 | 760 | △24,324 | 9,913 | △814 | 9,099 | |
| 有価証券の未実現損益 | ||||||
| 当期発生額 | 10,576 | △3,429 | 7,147 | 17,073 | △5,363 | 11,710 |
| 再組替調整 | △6,806 | 2,246 | △4,560 | △8,403 | 2,588 | △5,815 |
| 3,770 | △1,183 | 2,587 | 8,670 | △2,775 | 5,895 | |
| 年金負債調整額 | ||||||
| 当期発生額 | △11,428 | 3,007 | △8,421 | 8,015 | △2,456 | 5,559 |
| 再組替調整 | △152 | 44 | △108 | 804 | △261 | 543 |
| △11,580 | 3,051 | △8,529 | 8,819 | △2,717 | 6,102 | |
| その他の包括利益(△損失) | △32,894 | 2,628 | △30,266 | 27,402 | △6,306 | 21,096 |
当社株主及び非支配持分に帰属するその他の包括利益(△損失)-税効果後を構成する各項目の内訳は次のとおりです。
| 前年度 | 当年度 | |||||
| 当社株主 に帰属 | 非支配持分 に帰属 | 計 | 当社株主 に帰属 | 非支配持分 に帰属 | 計 | |
| (百万円) | (百万円) | (百万円) | (百万円) | (百万円) | (百万円) | |
| 外貨換算調整額 | △23,818 | △506 | △24,324 | 5,377 | 3,722 | 9,099 |
| 有価証券の未実現損益 | 2,596 | △9 | 2,587 | 5,803 | 92 | 5,895 |
| 年金負債調整額 | △8,543 | 14 | △8,529 | 6,090 | 12 | 6,102 |
| 計 | △29,765 | △501 | △30,266 | 17,270 | 3,826 | 21,096 |
その他の包括損益累計額を構成する各項目の変動は次のとおりです。
| 前年度 | ||||
| 外貨換算 調整額 | 有価証券の 未実現損益 | 年金負債 調整額 | 計 | |
| (百万円) | (百万円) | (百万円) | (百万円) | |
| 期首残高 | 50,112 | 46,955 | △17,775 | 79,292 |
| 連結子会社に対する持分の変動 | △285 | ― | 94 | △191 |
| 組替前その他の包括利益(△損失) | △23,818 | 7,156 | △8,445 | △25,107 |
| その他の包括損益累計額からの組替金額 | ― | △4,560 | △98 | △4,658 |
| 純変動額 | △24,103 | 2,596 | △8,449 | △29,956 |
| 期末残高 | 26,009 | 49,551 | △26,224 | 49,336 |
| 当年度 | ||||
| 外貨換算 調整額 | 有価証券の 未実現損益 | 年金負債 調整額 | 計 | |
| (百万円) | (百万円) | (百万円) | (百万円) | |
| 期首残高 | 26,009 | 49,551 | △26,224 | 49,336 |
| 組替前その他の包括利益 | 5,377 | 11,618 | 5,547 | 22,542 |
| その他の包括損益累計額からの組替金額 | ― | △5,815 | 543 | △5,272 |
| 純変動額 | 5,377 | 5,803 | 6,090 | 17,270 |
| 期末残高 | 31,386 | 55,354 | △20,134 | 66,606 |
その他の包括損益累計額からの組替金額の内訳は次のとおりです。
| 前年度 | ||
| その他の包括損益累計額からの 組替金額(注1) | 連結損益計算書において 影響を受ける科目 | |
| 有価証券の未実現損益 | ||
| △6,826百万円 | 有価証券売却損益 | |
| 20百万円 | その他―純額 | |
| 2,246百万円 | 法人所得税 | |
| △4,560百万円 | 当社株主に帰属する当期純利益 | |
| 年金負債調整額 | ||
| △152百万円 | (注2) | |
| 44百万円 | 法人所得税 | |
| △108百万円 | 当期純利益 | |
| 10百万円 | 非支配持分帰属損益 | |
| △98百万円 | 当社株主に帰属する当期純利益 | |
| 組替金額合計 | △4,658百万円 | |
| 当年度 | ||
| その他の包括損益累計額からの 組替金額(注1) | 連結損益計算書において 影響を受ける科目 | |
| 有価証券の未実現損益 | ||
| △8,403百万円 | 有価証券売却損益 | |
| 2,588百万円 | 法人所得税 | |
| △5,815百万円 | 当社株主に帰属する当期純利益 | |
| 年金負債調整額 | ||
| 804百万円 | (注2) | |
| △261百万円 | 法人所得税 | |
| 543百万円 | 当社株主に帰属する当期純利益 | |
| 組替金額合計 | △5,272百万円 | |
(注) 1 連結損益計算書における利益の減少(△増加)を示しております。
2 退職給付費用に含めております。(「注記 ※10 退職一時金及び退職年金」参照)
※15 デリバティブ
(1) リスク管理方針
当社は外国為替レート及び金利の市場変動リスクにさらされており、これらのリスクを管理するためにデリバティブを利用しております。これらのデリバティブはすべて社内方針及び管理規程に基づいて管理されており、投機的な目的で保有されているものはありません。当社の保有するデリバティブの契約先は、いずれも国際的に信用度の高い金融機関であるため、その信用リスクは小さいと考えられます。
(2) 外国為替リスク
主として国際的な事業活動に係わる外貨建資産及び負債が外国為替レートの変動リスクにさらされており、このリスクを軽減するために先物為替契約(通貨オプション契約を含む)や通貨スワップ契約及び通貨金利スワップ契約を行っております。
(3) 金利リスク
当社は固定金利及び変動金利の債務(「注記 ※9 短期借入金及び長期債務」参照)を有しており、主としてこれらの債務が金利リスクにさらされております。当社は、このリスクをヘッジするために、金利スワップ契約及び通貨金利スワップ契約により固定金利と変動金利の変動に対応しております。
(4) キャッシュ・フロー・ヘッジ
先物為替契約や金利スワップ契約及び通貨金利スワップ契約の公正価値の変動に係る会計処理は、デリバティブがキャッシュ・フロー・ヘッジとして指定されたものか否かによります。キャッシュ・フロー・ヘッジとして指定されたデリバティブの公正価値の変動は、その他の包括損益累計額に計上されます。連結会社間の外貨建予定取引に関連する先物為替契約の場合は、第三者への取引が発生した時点で損益へ組み替えられます。金利スワップ契約の場合は、関連するヘッジ対象の支払利息が認識された時点で支払利息に含めて損益へ組み替えられます。通貨金利スワップ契約の場合は、関連するヘッジ対象の損益が認識された時点で支払利息及び為替差損益に含めて損益へ組み替えられます。その他の包括損益累計額に含まれるデリバティブ未実現損益のうち、決算日より12ヶ月以内に損益に組み替えられる金額はありません。デリバティブの公正価値の変動のうちヘッジの非有効部分は、直ちに損益に計上されます。
(5) ヘッジ指定されていないデリバティブ
当社は、先物為替契約、通貨スワップ契約、金利スワップ契約及び通貨金利スワップ契約の特定の取引について、ヘッジ会計の適用要件を満たさないため、ヘッジ指定されていないデリバティブとして分類しております。これらのデリバティブは経済的な観点から各種のリスクをヘッジするために利用しております。ヘッジ指定されていないデリバティブの公正価値の変動は、直ちに損益に計上されます。
(6) デリバティブの公正価値及びデリバティブ関連損益
デリバティブの公正価値は次のとおりです。
| その他の流動資産 (百万円) | その他の資産 -その他 (百万円) | その他の流動負債 (百万円) | その他の固定負債 (百万円) | |||||
| 前年度 | 当年度 | 前年度 | 当年度 | 前年度 | 当年度 | 前年度 | 当年度 | |
| ヘッジ指定されていない デリバティブ | ||||||||
| 先物為替契約 | 45 | 149 | ― | ― | 5,136 | 575 | ― | ― |
| 通貨スワップ契約 | ― | ― | ― | ― | ― | ― | ― | ― |
| 金利スワップ契約 | ― | 21 | ― | 114 | 9 | 97 | ― | 322 |
| 通貨金利スワップ契約 | 4,870 | 1,260 | 2,094 | ― | 9 | 1,173 | 25 | 1,490 |
| 合計 | 4,915 | 1,430 | 2,094 | 114 | 5,154 | 1,845 | 25 | 1,812 |
デリバティブ関連損益は次のとおりです。
| ヘッジ指定されていない デリバティブ | 連結損益計算書上 の表示科目 | 損益認識額 (税効果調整前) | |
| 前年度 | |||
| 先物為替契約 | 為替差損益 | 281百万円 | |
| 通貨スワップ契約 | 為替差損益 | △248百万円 | |
| 金利スワップ契約 | その他-純額 | △24百万円 | |
| 通貨金利スワップ契約 | その他-純額 | △1,165百万円 | |
| 計 | △1,156百万円 | ||
| 当年度 | |||
| 先物為替契約 | 為替差損益 | △1,197百万円 | |
| 通貨スワップ契約 | 為替差損益 | 26百万円 | |
| 金利スワップ契約 | その他-純額 | △709百万円 | |
| 通貨金利スワップ契約 | その他-純額 | △8,039百万円 | |
| 計 | △9,919百万円 |
※16 金融商品の公正価値及び信用リスクの集中
(1) 金融商品の公正価値
金融商品の帳簿価額及び公正価値は次のとおりです。なお、△は負債を表します。
| 前年度 | |||||
| 帳簿価額 (百万円) | 公正価値 (百万円) | ||||
| レベル1 | レベル2 | レベル3 | 合計 | ||
| 金融資産 | |||||
| 金融債権-純額 | 589,170 | ― | 579,710 | ― | 579,710 |
| 長期売掛金 | 69,174 | ― | 74,366 | ― | 74,366 |
| 金融負債 | |||||
| 長期債務 | △621,476 | ― | △612,453 | ― | △612,453 |
| 当年度 | |||||
| 帳簿価額 (百万円) | 公正価値 (百万円) | ||||
| レベル1 | レベル2 | レベル3 | 合計 | ||
| 金融資産 | |||||
| 金融債権-純額 | 660,885 | ― | 645,198 | ― | 645,198 |
| 長期売掛金 | 69,127 | ― | 74,336 | ― | 74,336 |
| 金融負債 | |||||
| 長期債務 | △651,640 | ― | △639,780 | ― | △639,780 |
金融債権、長期売掛金及び長期債務の公正価値は将来のキャッシュ・フローを現行の市場利子率によって割引いた現在価値により表示しております。なお、上記金融債権-純額の金額にはファイナンスリースによるものを含めておりません。上記長期売掛金には連結貸借対照表の売掛金に計上されている、一年内に回収予定のものを含めております。また、上記長期債務にはキャピタルリース債務を含めておらず、連結貸借対照表の一年内返済予定の長期債務に計上されている、一年内返済予定のものを含めております。
現金及び現金同等物、売掛金(一年内回収予定の長期売掛金を除く)、受取手形、その他の短期金融資産、買掛金、支払手形、短期借入金並びにその他の短期金融負債については満期までの期間が短いため、公正価値は帳簿価額と近似しております。なお、これらの公正価値は現金及びその他の短期金融資産に含まれる負債証券がレベル1、それ以外はレベル2に分類されます。その他の投資及びデリバティブの公正価値等の情報は、「注記 ※17 公正価値の測定」に記載しております。
(2) 信用リスクの集中
売掛金及び小売金融債権の多くは北米の農機販売におけるディーラーまたはユーザーに対するものから構成されております。売掛金は多数のディーラーに対するものであり、小売金融債権は小口の最終ユーザーに対する当社製品の販売によるものです。特定のディーラーまたはユーザーに信用リスクが著しく集中することはないため、これらの債権に係る信用リスクは限定されていると考えております。
※17 公正価値の測定
(1) 経常的な公正価値による測定
経常的に公正価値で測定されている資産及び負債は次のとおりです。
| 前年度 | ||||
| レベル1 (百万円) | レベル2 (百万円) | レベル3 (百万円) | 合計 (百万円) | |
| 資産 | ||||
| 売却可能有価証券 | ||||
| 金融機関の株式 | 48,435 | ― | ― | 48,435 |
| その他の株式 | 88,582 | ― | ― | 88,582 |
| デリバティブ | ||||
| 先物為替契約 | ― | 45 | ― | 45 |
| 通貨金利スワップ契約 | ― | 6,964 | ― | 6,964 |
| 資産合計 | 137,017 | 7,009 | ― | 144,026 |
| 負債 | ||||
| デリバティブ | ||||
| 先物為替契約 | ― | 5,136 | ― | 5,136 |
| 金利スワップ契約 | ― | 9 | ― | 9 |
| 通貨金利スワップ契約 | ― | 34 | ― | 34 |
| 負債合計 | ― | 5,179 | ― | 5,179 |
| 当年度 | ||||
| レベル1 (百万円) | レベル2 (百万円) | レベル3 (百万円) | 合計 (百万円) | |
| 資産 | ||||
| 売却可能有価証券 | ||||
| 金融機関の株式 | 46,328 | ― | ― | 46,328 |
| その他の株式 | 95,937 | ― | ― | 95,937 |
| デリバティブ | ||||
| 先物為替契約 | ― | 149 | ― | 149 |
| 金利スワップ契約 | ― | 135 | ― | 135 |
| 通貨金利スワップ契約 | ― | 1,260 | ― | 1,260 |
| 資産合計 | 142,265 | 1,544 | ― | 143,809 |
| 負債 | ||||
| デリバティブ | ||||
| 先物為替契約 | ― | 575 | ― | 575 |
| 金利スワップ契約 | ― | 419 | ― | 419 |
| 通貨金利スワップ契約 | ― | 2,663 | ― | 2,663 |
| 負債合計 | ― | 3,657 | ― | 3,657 |
売却可能有価証券は活発な市場における同一資産の市場価格を用いて評価しております。デリバティブは主要な国際的金融機関での観察可能な市場インプットを用いて評価しております。売却可能有価証券及びデリバティブの連結貸借対照表上の計上科目等については、「注記 ※4 有価証券」及び「注記 ※15 デリバティブ」に記載しております。
(2) 非経常的な公正価値による測定
前年度及び当年度において非経常的な公正価値による測定を行いましたが、その公正価額は僅少です。
※18 営業費用の補足情報
(1) 研究開発費、広告宣伝費、物流費及び減価償却費
売上原価、販売費及び一般管理費に含まれる研究開発費、広告宣伝費、物流費及び減価償却費は次のとおりです。
| 前年度 | 当年度 | |
| 研究開発費 | 43,012百万円 | 48,110百万円 |
| 広告宣伝費 | 15,360百万円 | 18,700百万円 |
| 物流費 | 71,860百万円 | 83,079百万円 |
| 減価償却費 | 43,371百万円 | 45,296百万円 |
(2) その他の営業費用
前年度のその他の営業費用には固定資産処分損益203百万円(損)及び子会社清算に係る費用540百万円が含まれております。
当年度のその他の営業費用には固定資産処分損益893百万円(損)、子会社清算に係る費用284百万円及び関係会社株式売却益966百万円が含まれております。
※19 1株当たり当社株主に帰属する当期純利益
当社は取締役を対象とする譲渡制限付株式報酬制度を導入しております。この制度に基づいて発行された株式のうち、権利が確定していない株式を参加証券として普通株式と区分しております。
なお、普通株式と参加証券は当社株主に帰属する当期純利益に対して同等の権利を有しております。
基本的1株当たり当社株主に帰属する当期純利益の計算上の分子及び分母は次のとおりです。
| 前年度 | 当年度 | |
| 当社株主に帰属する当期純利益 | 132,485百万円 | 136,445百万円 |
| 参加証券に帰属する当期純利益 | ―百万円 | 2百万円 |
| 普通株主に帰属する当期純利益 | 132,485百万円 | 136,443百万円 |
| 流通株式の加重平均株式数 | 1,243,069千株 | 1,237,023千株 |
| 参加証券の加重平均株式数 | ―千株 | 15千株 |
| 普通株式の加重平均株式数 | 1,243,069千株 | 1,237,008千株 |
前年度及び当年度において、潜在的に希薄化効果のある株式はありません。
※20 契約債務及び偶発事象
(1) 契約債務
当社は事務所、製造設備及び従業員社宅等の一部を解約可能または解約不能な契約に基づき賃借しております。キャピタルリースに該当するリース資産の内容は次のとおりです。
| 前年度 | 当年度 | |
| 建物及び構築物 | 1,474百万円 | 1,949百万円 |
| 機械装置及びその他の有形固定資産 | 2,206百万円 | 2,232百万円 |
| 減価償却累計額 | △1,213百万円 | △1,527百万円 |
| ソフトウェア | 244百万円 | 238百万円 |
| 計 | 2,711百万円 | 2,892百万円 |
また、キャピタルリースの償却費は前年度561百万円、当年度276百万円です。
2017年12月31日現在におけるキャピタルリース及び解約不能オペレーティングリース契約に基づく最低支払賃借料の年度別支払予定額は次のとおりです。
| キャピタルリース | オペレーティングリース | |
| 1年以内 | 673百万円 | 3,192百万円 |
| 1年超2年以内 | 492百万円 | 2,411百万円 |
| 2年超3年以内 | 277百万円 | 1,626百万円 |
| 3年超4年以内 | 162百万円 | 782百万円 |
| 4年超5年以内 | 144百万円 | 469百万円 |
| 5年超 | 765百万円 | 686百万円 |
| 最低支払賃借料 | 2,513百万円 | 9,166百万円 |
| 控除:利息相当額 | △33百万円 | |
| 最低キャピタルリース料の現在価値 | 2,480百万円 |
キャピタルリース債務は連結貸借対照表上、一年内返済予定の長期債務及び長期債務に含めております。オペレーティングリース契約に基づく支払賃借料は前年度8,314百万円、当年度10,576百万円です。
設備投資の発注残高は2017年12月31日現在10,521百万円です。
(2) 保証債務
保証債務は販売会社及び取引先の銀行借入金に対して当社が付与した保証によるものです。契約期間中に販売会社及び取引先が債務不履行に陥った場合、当社は支払義務を負います。販売会社及び取引先の銀行借入金に対する債務保証の契約期間は1年から4年です。保証債務残高は2017年12月31日現在15,429百万円です。これらの保証債務の公正価値は僅少であり、損失発生の可能性はほとんどありません。
当社は製品保証契約に基づき当社の製品・サービスに対して一定期間の保証を行っております。当社は過去の製品保証費実績等を考慮して製品保証引当金を計上しております。製品保証引当金の移動状況は次のとおりです。
| 前年度 | 当年度 | |
| 期首残高 | 14,187百万円 | 15,015百万円 |
| 繰入額 | 11,590百万円 | 15,349百万円 |
| 目的使用 | △10,853百万円 | △12,496百万円 |
| その他 | 91百万円 | 221百万円 |
| 期末残高 | 15,015百万円 | 18,089百万円 |
なお、製品保証引当金は連結貸借対照表上、その他の流動負債に含めております。
(3) 訴訟事項
日本国内において2007年5月以降、当社もしくは国及び当社を含むアスベスト取扱い企業に対して29件のアスベスト関連訴訟が提起されております。これらの訴訟の損害賠償請求の合計額は26,684百万円であり、アスベスト疾病に罹患した建設労働者のべ694名が対象となっております。これら29件の訴訟すべてにおいて当社は国または他の被告企業等とコスト負担の協定を結んでおりません。
これらの訴訟による損失はゼロと損害賠償請求の合計額の間になると見込まれるので、当社は損害賠償請求の合計額26,684百万円を合理的に見積ることができる損失の幅の最大額として開示しております。現時点で、この損失の幅における最善の見積りはできておりませんが、敗訴する可能性、最終的な損害賠償総額及び国と被告企業等との負担割合といった重要な仮定の影響を定量化することにより、損失の見積りやその幅を狭める努力を継続的に行っております。
上記の仮定を定量化する上で、当社は訴訟の状況をレビューし、連結財務諸表への潜在的な影響の評価を行っております。具体的には四半期毎に会計部門と法務部門の代表者が打ち合わせをし、損害賠償請求額の評価を行っております。なお、法務部門では社外弁護士に訴訟の進展や最終的な結果の見込みを確認しております。上記の29件の訴訟のうち、23件の訴訟を対象に、7つの一審判決が下され、当社においてはいずれも勝訴しましたが、原告側は控訴しました。当該7つの一審判決のうちの1つについて、控訴審で判決が下され、当社においては勝訴しましたが、原告側は上告しております。最終的な結論に至るまでには今後も審理が継続するため、現時点のこれらの訴訟は上記の仮定を見積れる程には進展していないと考えております。それぞれの仮定の不確実性は訴訟の進展によって減少されますが、それらがいつ解決するかを現時点で予測することはできません。また、日本国内における類似のアスベスト関連訴訟は継続中であって最終的な結論が下されていないため、上記の仮定を見積る上で参考になる判例もありません。
(4) アスベスト健康被害に関する事項
当社は過去に石綿管や屋根材、外壁材等の石綿含有製品を製造・販売しておりました(旧神崎工場では1995年、その他の工場でも2001年までに製造を中止しております)。当社は旧神崎工場周辺のアスベスト疾病患者の方々に対し、2005年6月に見舞金制度を、2006年4月に救済金制度を定めました。また、当社は当社方針に従い、アスベスト関連の疾病に罹患した従業員(元従業員を含む、以下同じ)に対して一定の法定外補償を行っております。
2006年3月、国は石綿健康被害救済法(石綿による健康被害の救済に関する法律)を施行しました。同法はアスベストに起因する健康被害者の中で労災保険法に基づく労災補償による救済の対象とならない人々を速やかに救済する目的で制定されたものであり、救済給付の原資は国、地方公共団体、事業者の負担とされます。事業者による負担額は2007年度から徴収されておりますが、この中には、石綿との関係が特に深い事業活動を行っていたと認められる事業者の負担となる特別拠出金が含まれております。
当社は重要な連結会計方針に基づいてアスベスト健康被害関連費用を費用化しております(「注記 ※1 重要な会計方針 (3)連結の基本方針及び会計方針 ⑰アスベスト健康被害関連費用」を参照)。当社はアスベスト関連費用として販売費及び一般管理費に前年度815百万円、当年度791百万円を計上しており、アスベスト関連の未払金は前年度177百万円、当年度72百万円となっております。なお、アスベスト関連費用及び未払金には見舞金、救済金、従業員に対する補償金及び特別拠出金が含まれております。また、工場周辺住民の方や従業員に対する支払はすべて一時金であり、それらの会計方針及び会計処理は同じです。
当社の支払条件を満たしているかどうかは請求があった時点では分かりませんが、現在請求中の方に対する支払の可能性は高いため、当社における過去の請求者の認定率を用いて将来の支払額を未払計上しております。ただし、今後新たに支払の請求をする工場周辺住民の方や従業員の人数を合理的に見積ることはできませんので、上記の未払金にはこれらを織り込んでおりません。
当社はアスベスト問題に関わる損失やその幅を見積るために、過去の請求額や平均支払額、アスベスト関連疾病に関する公開情報等を含む入手可能なあらゆる情報を検討しております。また、アスベスト関連疾病の発症率や当社における過去の支払額の時系列データを用いて将来の支払額を見積る方法等を検討しております。しかし、発症率に関する信憑性のある統計は入手できておりません。また、日本国内における他社のアスベスト問題で最終結論に至った事例はないので、当社が発症率を見積るために参考となるものはありません。当社は見舞金、救済金、従業員に対する補償金等を2013年度から当年度にかけて、それぞれ756百万円、358百万円、551百万円、747百万円、722百万円費用計上しておりますが、時間と過去の支払額との間に相関関係を合理的に見受けることはできません。よって、当社はこの問題に関わる損失やその幅を合理的に見積ることはできないと考えております。
当社の特別拠出金の負担額は、主に過去の日本全体の石綿輸入量に占める当社の石綿使用量により決定されており、前年度は68百万円、当年度は69百万円を費用計上しております。
※21 キャッシュ・フローの補足情報
連結キャッシュ・フロー計算書の補足情報は次のとおりです。
| 前年度 | 当年度 | |
| 現金支払額 | ||
| 支払利息 | 14,785百万円 | 19,073百万円 |
| 法人所得税 | 49,898百万円 | 56,439百万円 |
| 主要な非資金取引 | ||
| 自己株式の消却 | 6,011百万円 | 13,190百万円 |
| キャピタルリースによる資産の取得 | 191百万円 | 372百万円 |
前年度、当社は機械部門及び水・環境部門に属する連結子会社の非支配持分を外部の第三者より購入しました。
この取引に係るキャッシュ・フローは非支配持分の購入として財務活動へ区分しております。
【セグメント情報】
※22 セグメント情報
当社は機械、水・環境及びその他の3事業セグメント区分にわたって多種多様な製品・サービスの提供を行っております。機械事業では主として農業機械及び農業関連商品、エンジン、建設機械及び電装機器の製造・販売等を行っております。水・環境事業では主としてパイプ関連製品(ダクタイル鉄管、合成管、ポンプ、バルブ等)、環境関連製品(各種環境プラント等)及び社会インフラ関連製品(素形材、スパイラル鋼管等)の製造・販売等を行っております。その他事業では主として各種サービスの提供等を行っております。
これら3事業セグメントは主に製品・サービスに基づき区分された当社の組織構造と一致しており、当社の最高経営意思決定者は経営資源の配分の決定及び業績の評価のために事業セグメントの経営成績を定期的にレビューしております。
事業別セグメント情報は当社の連結財務諸表作成のための会計処理基準により作成されております。
(1) 事業別セグメント情報
事業別セグメント情報は次のとおりです。
| 前年度 | |||||
| 機械 | 水・環境 | その他 | 調整 | 連結 | |
| (百万円) | (百万円) | (百万円) | (百万円) | (百万円) | |
| 売上高 | |||||
| 外部顧客への売上高 | 1,272,144 | 294,530 | 29,417 | ― | 1,596,091 |
| セグメント間の内部売上高 | 455 | 1,744 | 25,951 | △28,150 | ― |
| 計 | 1,272,599 | 296,274 | 55,368 | △28,150 | 1,596,091 |
| セグメント利益 | 184,991 | 22,166 | 3,622 | △22,002 | 188,777 |
| 資産 | 2,121,941 | 249,184 | 140,975 | 158,482 | 2,670,582 |
| 減価償却費 | 32,735 | 7,054 | 500 | 3,082 | 43,371 |
| 資本的支出 | 54,637 | 7,834 | 788 | 2,148 | 65,407 |
| 当年度 | |||||
| 機械 | 水・環境 | その他 | 調整 | 連結 | |
| (百万円) | (百万円) | (百万円) | (百万円) | (百万円) | |
| 売上高 | |||||
| 外部顧客への売上高 | 1,436,578 | 286,095 | 28,862 | ― | 1,751,535 |
| セグメント間の内部売上高 | 334 | 2,021 | 26,642 | △28,997 | ― |
| 計 | 1,436,912 | 288,116 | 55,504 | △28,997 | 1,751,535 |
| セグメント利益 | 198,166 | 26,230 | 2,856 | △28,426 | 198,826 |
| 資産 | 2,251,845 | 242,859 | 139,640 | 219,586 | 2,853,930 |
| 減価償却費 | 34,944 | 6,511 | 620 | 3,221 | 45,296 |
| 資本的支出 | 43,222 | 5,178 | 557 | 3,270 | 52,227 |
(注) 1 調整欄にはセグメント間の内部取引に係る消去額、事業セグメントに直接賦課できない費用及び全社資産等が含まれております。事業セグメントに直接賦課できない費用の金額は前年度22,002百万円、当年度28,428百万円です。全社資産の金額は前年度259,965百万円、当年度317,267百万円であり、その主なものは親会社の現金及び現金同等物、有価証券及び管理部門に関連する資産です。
2 セグメント利益の合計額は連結損益計算書の営業利益と一致します。営業利益と税金等調整前当期純利益との間の調整については連結損益計算書に記載のとおりです。
3 セグメント間取引は独立企業間価格で行っております。
(2) 製品別 外部顧客への売上高
製品別 外部顧客への売上高は次のとおりです。
| 前年度 | 当年度 | |
| 機械 | ||
| 農業機械・エンジン | 1,032,237百万円 | 1,152,533百万円 |
| 建設機械 | 212,951百万円 | 257,419百万円 |
| 電装機器 | 26,956百万円 | 26,626百万円 |
| 小計 | 1,272,144百万円 | 1,436,578百万円 |
| 水・環境 | ||
| パイプ関連 | 170,451百万円 | 163,665百万円 |
| 環境関連 | 81,506百万円 | 78,820百万円 |
| 社会インフラ関連 | 42,573百万円 | 43,610百万円 |
| 小計 | 294,530百万円 | 286,095百万円 |
| その他 | 29,417百万円 | 28,862百万円 |
| 合計 | 1,596,091百万円 | 1,751,535百万円 |
(3) 地域別情報
仕向地別の外部顧客に対する売上高及び所在地別の有形固定資産残高は次のとおりです。
| 前年度 | 当年度 | |
| 仕向地別の外部顧客に対する売上高 | ||
| 日 本 | 551,441百万円 | 564,213百万円 |
| 北 米 | 479,947百万円 | 546,096百万円 |
| 欧 州 | 192,478百万円 | 226,663百万円 |
| アジア(日本除く) | 306,030百万円 | 342,908百万円 |
| その他 | 66,195百万円 | 71,655百万円 |
| 計 | 1,596,091百万円 | 1,751,535百万円 |
| 所在地別の有形固定資産残高 | ||
| 日 本 | 181,015百万円 | 189,768百万円 |
| 北 米 | 59,327百万円 | 56,439百万円 |
| 欧 州 | 21,134百万円 | 30,042百万円 |
| アジア(日本除く) | 49,054百万円 | 54,618百万円 |
| その他 | 3,701百万円 | 3,370百万円 |
| 計 | 314,231百万円 | 334,237百万円 |
(注) 1 北米に含まれる米国向けの売上高は前年度429,250百万円、当年度482,447百万円です。
2 連結売上高の10%を超える特定顧客への売上高はありません。
※23 後発事象
2018年2月14日の取締役会において、2017年12月31日現在の株主名簿に記載されている株主に対し、1株当たり17.00円、総額20,978百万円の期末現金配当を行うことを決議しました。