有価証券報告書-第92期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/26 13:44
【資料】
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【項目】
105項目

事業等のリスク

(1) 原料価格変動に伴うリスク
銅等の主要非鉄金属の今後の市場動向については、新規鉱山の稼動開始が続いていること、ならびに中国をはじめとする主要国の需要鈍化傾向などが影響し若干の供給過剰の状況が続く、との見方が一般的です。ただし銅は市況商品として、引き続き市場価格の大幅な変動が危惧され、この相場リスクは引き続きヘッジ機能を駆使することにより最小限に抑えていく方針です。
(2) 特定の取引先・製品・技術への依存
販売先は市原金属産業株式会社(16.9%)が最大手で多数のユーザーと取引しております。原料の仕入先は丸紅メタル株式会社(34.9%)が最大手でその他多数の供給先と取引しております。
(3) 自然災害・事故等のリスク
当社グループでは、工場等の安全対策を徹底して実施しておりますが、大規模地震、自然災害、事故等の発生によっては、当社グループの工場設備にも被害が生じ、業績に影響を受ける可能性があります。
(4) 製品クレームによるリスク
当社では、各種の規格、品質管理基準にしたがって製品を生産し、需要家のニーズに応えるべく品質の維持向上に万全を期しておりますが、製品に欠陥が生じ、製造物賠償責任等に伴う費用が発生する場合があります。
(5) 継続企業の前提に関する重要な事象等について
当社は、当連結会計年度を含め、継続的に営業損失、当期純損失を計上し、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象または状況が存在しております。
しかしながら、「第2 事業の状況 7.財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(4)」に
記載のとおり、当該事象または状況を解消、改善する為の対応策を講じることにより、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないものと判断しております。
(6) 将来に関する事項について
以上に記載している将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。