半期報告書-第77期(令和2年12月1日-令和3年11月30日)
(1) 経営成績等の状況の概要
当中間連結会計期間における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①経営成績の状況
当中間連結会計期間におけるわが国経済は、昨年来の新型コロナウイルスの影響により個人消費を中心に経済活動が停滞する状況が続きましたが、その一方で、中国や米国の経済活動の回復などに伴い自動車産業や半導体に関連する分野など製造業に復調の気配も見えてまいりました。
当社グループは、こうした状況の中、各事業分野において市場動向に沿った積極的な営業活動を展開するとともに、市場ニーズに対応した生産体制の整備や生産効率の改善など、グループ内の体制の整備・改善を推進し、経営の体質強化を図ってまいりました。その結果、当中間連結会計期間の業績は、売上高が7,518百万円と前年同期に比べ1,185百万円(18.7%)の増収となりましたが、営業損失499百万円(前年同期は営業損失631百万円)、経常損失505百万円(前年同期は経常損失588百万円)、親会社株主に帰属する中間純損失0百万円(前年同期は親会社株主に帰属する中間純損失537百万円)となりました。
セグメントの業績を示すと、次の通りであります。
(プリント配線基板部門)
当セグメントにおきましては、次世代通信規格5Gなどの関連需要が堅調だったほか、EⅤ(電気自動車)やパソコン、データセンターなどに関連する半導体需要が高まっていることなどもあり、受注状況は回復基調で推移いたしました。
当社グループは、このような状況の中、バックドリル高多層基板やビアフィルめっき技術を用いた高密度基板をはじめ市場ニーズに応じたプリント基板製造の技術と品質の向上に努めるとともに、国内外グループ会社が連携し営業活動を展開してまいりました。その結果、当中間連結会計期間の売上高は6,816百万円と前年同期に比べ1,418百万円(26.3%)の増収となり、セグメント損失(営業損失)が297百万円(前年同期はセグメント損失443百万円)となりました。
(時計・精密機器部品部門)
当セグメントにおきましては、社会インフラの整備・維持に係る保安資材などの受注が堅調に推移してまいりましたが、新型コロナウイルスの感染拡大による国内外の消費低迷などが影響し、受注環境は総じて厳しい状況が続きました。
当社グループは、このような状況の中、天然貝への微細加工や漆加工などの高い技術を要する文字板の開発や、アルミニウムなどの難めっき材に対するめっき技術の開発などに取り組むとともに、金属部品加工から表面処理、組立に至るまでの「一貫生産」に向けた営業活動を展開し、受注獲得に励んでまいりましたが、当中間連結会計期間の売上高は702百万円と前年同期に比べ232百万円(24.9%)の減収となり、セグメント損失(営業損失)が74百万円(前年同期はセグメント損失78百万円)となりました。
②財政状態の状況
(資産の部)
当中間連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ849百万円増加し、16,456百万円となりました。これは、流動資産が700百万円増加したこと、固定資産が149百万円増加したことによります。
流動資産は9,059百万円となり、前連結会計年度末に比べ700百万円の増加となりました。主な増加要因は、受取手形および売掛金の増加578百万円、棚卸資産の増加316百万円等です。
固定資産は7,397百万円となり、前連結会計年度末に比べ149百万円の増加となりました。これは、無形固定資産が26百万円増加したこと、投資その他の資産が222百万円増加したこと等によります。主な増加要因は、投資有価証券の増加201百万円等です。
(負債の部)
当中間連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ384百万円増加し、4,717百万円となりました。これは、流動負債が427百万円増加したことによります。
流動負債は3,718百万円となり、前連結会計年度末に比べ427百万円の増加となりました。主な増加要因は、支払手形および買掛金の増加541百万円等です。
固定負債は998百万円となり、前連結会計年度末に比べ42百万円の減少となりました。主な減少要因は、リース債務の減少43百万円等です。
(純資産の部)
当中間連結会計期間末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ464百万円増加し、11,739百万円となりました。これは、その他の包括利益累計額が480百万円増加したことが主な要因です。
③キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前中間連結会計期間末に比べ895百万円減少(前年同期比32.5%減少)し、1,862百万円となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
「営業活動によるキャッシュ・フロー」は、464百万円の資金減少となりました(前年同期は287百万円の減少)。これは未払金及び未払費用の減少109百万円、売上債権の増加359百万円等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
「投資活動によるキャッシュ・フロー」は、425百万円の資金増加となりました(前年同期は191百万円の増加)。これは固定資産の売却による収入490百万円等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
「財務活動によるキャッシュ・フロー」は、110百万円の資金減少となりました(前年同期は163百万円の減少)。これはリース債務返済による支出91百万円、配当金の支払16百万円等によるものです。
④生産、受注及び販売の実績
生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。
a.生産実績
当中間連結会計期間における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 生産高(千円) | 前年同期比(%) |
| プリント配線基板 | 6,780,318 | 29.5 |
| 時計・精密機器部品 | 700,034 | △23.1 |
| 合計 | 7,480,352 | 21.7 |
(注) 金額は売価換算(消費税等抜)によっております。
b.受注状況
当中間連結会計期間における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 受注高(千円) | 前年同期比(%) | 受注残高(千円) | 前年同期比(%) |
| プリント配線基板 | 7,554,905 | 48.5 | 2,927,516 | 105.8 |
| 時計・精密機器部品 | 700,584 | △23.2 | 293,017 | 16.6 |
| 合計 | 8,255,489 | 37.6 | 3,220,534 | 92.4 |
(注) 価格の基準は売価換算(消費税等抜)によっております。
c.販売実績
当中間連結会計期間における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 販売高(千円) | 前年同期比(%) |
| プリント配線基板 | 6,816,011 | 26.3 |
| 時計・精密機器部品 | 702,979 | △24.9 |
| 合計 | 7,518,990 | 18.7 |
(注) 金額は消費税等抜であります。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
①当中間連結会計期間の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.経営成績の分析
(売上高)
売上高につきましては、「3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況」に記載しております。
(売上原価及び売上総利益)
当中間連結会計期間の売上原価は、前中間連結会計期間に比べ1,040百万円増加し、7,347百万円となりました。この結果、当中間連結会計期間の売上総利益は171百万円(前年同期は売上総利益26百万円)となりました。
(販売費及び一般管理費、営業利益)
当中間連結会計期間の販売費及び一般管理費は、前中間連結会計期間に比べ13百万円増加し、670百万円となりました。主な増加要因は、運送荷造費の増加8百万円等です。この結果、当中間連結会計期間の営業損失は499百万円(前年同期は営業損失631百万円)となりました。
(営業外損益、経常利益)
当中間連結会計期間の営業外収益は、前中間連結会計期間に比べ21百万円増加し、168百万円となりました。主な増加要因は、スクラップ売却益の増加61百万円等です。
当中間連結会計期間の営業外費用は、前中間連結会計期間に比べ70百万円増加し、174百万円となりました。主な増加要因は、為替差損の増加122百万円等です。この結果、当中間連結会計期間の経常損失は505百万円(前年同期は経常損失588百万円)となりました。
(特別損益、親会社株主に帰属する中間純利益)
当中間連結会計期間の特別利益は、前中間連結会計期間に比べ464百万円増加し、481百万円となりました。主な増加要因は、固定資産売却益の増加464百万円等です。
当中間連結会計期間の特別損失は、前中間連結会計期間に比べ4百万円増加し、5百万円となりました。主な増加要因は、固定資産除却損の増加3百万円等です。この結果、税金等調整前中間純損失が29百万円となり、法人税、住民税及び事業税45百万円と法人税等調整額△78百万円及び非支配株主に帰属する中間純利益2百万円を差し引いた当中間連結会計期間の親会社株主に帰属する中間純損失が0百万円(前年同期は親会社株主に帰属する中間純損失537百万円)となりました。
b.財政状態の分析
財政状態の分析につきましては、「3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②財政状態の状況」に記載しております。
c.キャッシュ・フローの状況の分析
キャッシュ・フローの状況の分析につきましては、「3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
d.資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの資金需要の主なものは、設備投資、運転資金等であります。当社グループは、必要な資金を自己資金から賄うことを基本としておりますが、必要に応じて銀行からの資金調達についても検討いたします。