半期報告書-第78期(令和3年12月1日-令和4年11月30日)
当中間連結会計期間より、スクラップ売却益に係る会計処理方法の変更を行っており、遡及処理の内容を反映させた数値で前中間連結会計期間及び前連結会計年度との比較・分析を行っております。
(1) 経営成績等の状況の概要
当中間連結会計期間における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を当中間連結会計期間の期首から適用しておりますが、当中間連結会計期間の経営成績に与える影響はありません。
①経営成績の状況
当中間連結会計期間は、世界的なデジタル化の進展などにより半導体需要が拡大を続けている中で、当社グループの受注も堅調に推移してまいりました。その一方で、ロシア・ウクライナ問題の深刻化などによるエネルギー・原材料の価格高騰や、新型コロナウイルスの影響による中国のサプライチェーンの停滞、米国の政策金利引き上げによる急激な円安など、企業収支に影響を及ぼす不安定な状況も続きました。このような状況の中、当社グループは、グループ内の生産体制の整備を進め、生産効率の改善に努めてまいりました。その結果、当中間連結会計期間の業績は、売上高が8,647百万円と前年同期に比べ1,128百万円(15.0%)の増収となり、営業利益23百万円(前年同期は営業損失354百万円)となりましたが、経常損失43百万円(前年同期は経常損失505百万円)、親会社株主に帰属する中間純損失101百万円(前年同期は親会社株主に帰属する中間純損失0百万円)となりました。
セグメントの業績を示すと、次の通りであります。
(プリント配線基板部門)
当セグメントにおきましては、次世代通信規格5Gやデータセンター、AI関連をはじめ半導体需要が拡がりを続けるなかで、受注は堅調に推移いたしました。当社グループは、このような状況の中、生産体制の整備と効率化の推進、高密度高多層プリント基板の製造技術の向上に努めてまいりました。その結果、当中間連結会計期間の売上高は8,033百万円と前年同期に比べ1,217百万円(17.8%)の増収となり、セグメント利益(営業利益)が224百万円(前年同期はセグメント損失153百万円)となりました。
(時計・精密機器部品部門)
当セグメントにおきましては、半導体関連や通信・自動車関連などをはじめとした機械加工品、メッキ加工品の受注が堅調でありましたが、一部ではインバウンド需要消滅の影響が続きました。当社グループでは、こうした状況の中、天然貝への微細加工や漆加工など高い技術を要する文字板の開発や、装飾メッキ、難加工材を使用した機械加工品の受注活動などに取り組んでまいりましたが、当中間連結会計期間の売上高は613百万円と前年同期に比べ88百万円(12.6%)の減収となり、セグメント損失(営業損失)が48百万円(前年同期はセグメント損失73百万円)となりました。
②財政状態の状況
(資産の部)
当中間連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ69百万円増加し、16,341百万円となりました。これは、流動資産が88百万円増加したことによります。
流動資産は9,244百万円となり、前連結会計年度末に比べ88百万円の増加となりました。主な増加要因は、棚卸資産の増加440百万円等です。
固定資産は7,097百万円となり、前連結会計年度末に比べ19百万円の減少となりました。これは、有形固定資産が44百万円減少したこと、無形固定資産が1百万円減少したこと等によります。主な減少要因は、建物及び構築物の減少35百万円、リース資産の減少31百万円等です。
(負債の部)
当中間連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ62百万円減少し、4,960百万円となりました。これは、流動負債が25百万円減少したこと、固定負債が36百万円減少したことによります。
流動負債は4,186百万円となり、前連結会計年度末に比べ25百万円の減少となりました。主な減少要因は、未払費用の減少176百万円、リース債務の減少16百万円等です。
固定負債は773百万円となり、前連結会計年度末に比べ36百万円の減少となりました。主な減少要因は、リース債務の減少26百万円、退職給付に係る負債の減少15百万円等です。
(純資産の部)
当中間連結会計期間末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ131円増加し、11,381百万円となりました。これは、その他の包括利益累計額が265百万円増加したことが主な要因です。
③キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前中間連結会計期間末に比べ276百万円減少(前年同期比14.8%減少)し、1,585百万円となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
「営業活動によるキャッシュ・フロー」は、113百万円の資金減少となりました(前年同期は464百万円の減少)。これは仕入債務の減少39百万円、未払金及び未払費用の減少183百万円等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
「投資活動によるキャッシュ・フロー」は、187百万円の資金減少となりました(前年同期は425百万円の増加)。これは固定資産の取得による支出136百万円等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
「財務活動によるキャッシュ・フロー」は、59百万円の資金減少となりました(前年同期は110百万円の減少)。これはリース債務返済による支出37百万円、配当金の支払15百万円等によるものです。
④生産、受注及び販売の実績
生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。
a.生産実績
当中間連結会計期間における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 生産高(千円) | 前年同期比(%) |
| プリント配線基板 | 8,409,782 | 24.0 |
| 時計・精密機器部品 | 605,352 | △13.5 |
| 合計 | 9,015,134 | 20.5 |
(注) 金額は売価換算によっております。
b.受注状況
当中間連結会計期間における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 受注高(千円) | 前年同期比(%) | 受注残高(千円) | 前年同期比(%) |
| プリント配線基板 | 8,183,871 | 8.3 | 4,168,892 | 42.4 |
| 時計・精密機器部品 | 605,635 | △13.5 | 300,739 | 2.6 |
| 合計 | 8,789,506 | 6.4 | 4,469,632 | 38.7 |
(注) 価格の基準は売価換算によっております。
c.販売実績
当中間連結会計期間における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 販売高(千円) | 前年同期比(%) |
| プリント配線基板 | 8,033,987 | 17.8 |
| 時計・精密機器部品 | 613,983 | △12.6 |
| 合計 | 8,647,970 | 15.0 |
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの中間連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この中間連結財務諸表の作成にあたって必要と思われる見積りは、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
②当中間連結会計期間の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.経営成績の分析
(売上高)
売上高につきましては、「3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況」に記載しております。
(売上原価及び売上総利益)
当中間連結会計期間の売上原価は、前中間連結会計期間に比べ662百万円増加し、7,865百万円となりました。この結果、当中間連結会計期間の売上総利益は782百万円(前年同期は売上総利益316百万円)となりました。
(販売費及び一般管理費、営業利益)
当中間連結会計期間の販売費及び一般管理費は、前中間連結会計期間に比べ88百万円増加し、759百万円となりました。主な増加要因は、運送荷造費の増加76百万円等です。この結果、当中間連結会計期間の営業利益は23百万円(前年同期は営業損失354百万円)となりました。
(営業外損益、経常利益)
当中間連結会計期間の営業外収益は、前中間連結会計期間に比べ1百万円増加し、22百万円となりました。主な増加要因は、受取利息及び配当金の増加5百万円です。
当中間連結会計期間の営業外費用は、前中間連結会計期間に比べ83百万円減少し、88百万円となりました。主な減少要因は、為替差損の減少61百万円、棚卸資産廃棄損の減少19百万円等です。この結果、当中間連結会計期間の経常損失は43百万円(前年同期は経常損失505百万円)となりました。
(特別損益、親会社株主に帰属する中間純利益)
当中間連結会計期間の特別利益は、前中間連結会計期間に比べ478百万円減少し、2百万円となりました。主な減少要因は、固定資産売却益の減少478百万円です。
当中間連結会計期間の特別損失は、前中間連結会計期間に比べ95百万円増加し、101百万円となりました。主な増加要因は、固定資産除却損の増加26百万円、特別退職金の計上31百万円等です。この結果、税金等調整前中間純損失が142百万円となり、法人税、住民税及び事業税10百万円と法人税等調整額△40百万円及び非支配株主に帰属する中間純損失10百万円を差し引いた当中間連結会計期間の親会社株主に帰属する中間純損失が101百万円(前年同期は親会社株主に帰属する中間純損失0百万円)となりました。
b.財政状態の分析
財政状態の分析につきましては、「3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②財政状態の状況」に記載しております。
c.キャッシュ・フローの状況の分析
キャッシュ・フローの状況の分析につきましては、「3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
d.資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの資金需要の主なものは、設備投資、運転資金等であります。当社グループは、必要な資金を自己資金から賄うことを基本としておりますが、必要に応じて銀行からの資金調達についても検討いたします。