②当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社の当事業年度の経営成績等については、前事業年度に比して完成工事高が大幅な減収となったものの、営業利益はおよそ3倍の増益となっております。これは前事業年度における不採算案件の状況が設計変更獲得や外注リスク解消により改善されたこと、当事業年度を通して製造した大型鋼構造物により工場の操業が安定し、製造現場の改善努力も相まってコスト削減に繋がっていることが増益となった大きな要因です。また、キャッシュ・フローの側面においても、前事業年度に行った減資や民間営業部門の交渉努力によって資金回収のスパンが短期化しており、営業キャッシュ・フローが大幅に改善しております。
当社の経営成績に重要な影響を与える要因としては、①安全対策、②公共事業発注量の減少、③人手不足が挙げられます。①安全対策については、工場及び施工現場で事故が発生した場合、生産性を著しく落とすこととなるため、協力会社を含め作業員の安全を最優先としております。②公共事業発注量の減少については、当社の受注は下請としての請負製作も含め公共事業への依存度が高いため、発注量の減少は当社の受注減少に繋がります。③人手不足については、現業部門において高齢化が進んでおり、若手の人材を確保できない場合は事業の継続自体が困難となるため、積極的な採用活動を進め、人材確保に努めております。
2020/06/26 9:50