半期報告書-第49期(令和3年4月1日-令和4年3月31日)
(1)経営成績等の状況の概要
当中間会計期間における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当上半期における国内経済は、新型コロナウイルス感染症の再拡大により景気の減速が続いたものの、ワクチン接種進行に伴い再び回復基調に向かうことが期待されています。
当社の主力事業である「橋梁」「水門」等のインフラ関連工事につきましては、橋梁事業では、国内発注量が前年同期をやや上回っているものの、長期的には大きな伸びは期待できず、一方で、メンテナンス工事については、インフラの老朽化に伴う大規模修繕更新工事等が実施・計画され、増加傾向にあります。
水門事業については、新設ダムの減少に伴い規模が縮小傾向にある中で、近年多発する豪雨災害により、水門設備の重要性が再認識され、ダムの再開発工事や部分更新、改造・修繕工事が増えつつあります。
このような環境のもとで、当社は対象案件を絞った受注活動を継続し、限られた経営資源を最大限に活用して応札に取り組みましたが、熾烈な受注競争のため受注に結び付かない案件が多く、上半期の受注高は低調な結果となりました。
当中間会計期間の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
a.財政状態
当中間会計期間末の資産合計は前事業年度末に比べ1,684百万円減少し、8,176百万円となりました。これは主に完成工事未収入金が2,443百万円減少すると共に、現金及び預金が831百万円増加したことによるものであります。
また、負債合計は前事業年度末に比べ1,529百万円減少し、4,573百万円となりました。これは主に仕入債務(支払手形・電子記録債務・工事未払金)が1,142百万円減少、長期借入金(1年以内返済予定を含む)が511百万円減少すると共に、未成工事受入金が287百万円増加したことによるものであります。
一方、純資産合計は前事業年度末に比べ154百万円減少し、3,603百万円となりました。これは主に中間純損失を計上したことによる利益剰余金の減少によるものであります。この結果、自己資本比率は前事業年度の38.1%から44.0%となりました。
b.経営成績
当中間会計期間の経営成績は、完成工事高2,657百万円(前年同期比 20.8%減)、営業損失△156百万円(前年同期は営業利益97百万円)、経常損失△133百万円(前年同期は経常利益113百万円)、中間純損失△137百万円(前年同期は中間純利益60百万円)となりました。なお、受注高は4,640百万円(前年同期比 22.2%減)、受注残高は10,607百万円(同 5.4%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は以下のとおりであります。
(橋梁・鉄構部門)
橋梁・鉄構部門におきましては、完成工事高1,108百万円(前年同期比 44.5%減)、営業損失△76百万円(前年同期は営業利益171百万円)となりました。また、受注高1,614百万円(前年同期比 26.2%減)、受注残高4,005百万円(同7.9%減)となり、全体の中でのシェアは完成工事高で41.7%、受注高で34.8%であります。
(水門・鉄管部門)
水門・鉄管部門におきましては、完成工事高1,548百万円(前年同期比 14.1%増)、営業利益110百万円(同 4.7%増)となりました。また、受注高3,026百万円(同 19.9%減)、受注残高6,602百万円(同 3.9%減)、全体の中でのシェアは完成工事高で58.3%、受注高で65.2%であります。
②キャッシュ・フローの状況
当中間会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前中間会計期間に比べ831百万円増加し、2,881百万円となりました。
当中間会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果は、1,361百万円の資金増加(前中間会計期間は1,131百万円の資金増加)となりました。これは主に売上債権の減少2,601百万円と共に、仕入債務の減少1,147百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果は、77百万円の資金減少(前中間会計期間は122百万円の資金減少)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出54百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果は、452百万円の資金減少(前中間会計期間は195百万円の資金減少)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出511百万円と共に、社債の発行による収入100百万円によるものであります。
③会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
④生産、受注及び販売の実績
(1)生産実績
当中間会計期間における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(2)受注実績
当中間会計期間における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(3)販売実績
当中間会計期間における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.金額は販売価格によっております。
2.販売実績総額に対する割合が100分の10以上の相手先別完成工事高及びその割合は次のとおりであります。
前中間会計期間
当中間会計期間
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当中間会計期間の末日現在において判断したものであります。
当中間会計期間の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社の当中間会計期間の経営成績等については、受注高では特に橋梁事業において元請・下請共に受注の確保ができなかった影響が大きく、前年同期を下回り、完成工事高でも前年同期を大きく下回る結果となりました。必要な受注及び完成工事高を確保できなかったことは損益面にも影響し、固定費を回収できるだけの限界利益を確保できなかったことにより、営業損失を計上するに至りました。更には受注残高においても前年同期を下回る結果となっており、通期の業績は前事業年度を下回る見通しとなっております。
当社の経営成績に重要な影響を与える要因としては、①安全対策、②公共事業発注量の減少、③人手不足が挙げられます。①安全対策については、工場及び施工現場で事故が発生した場合、生産性を著しく落とすこととなるため、協力会社を含め作業員の安全を最優先としております。②公共事業発注量の減少については、当社の受注は下請としての請負製作も含め公共事業への依存度が高いため、発注量の減少は当社受注の減少に繋がります。③人手不足については、現業部門において高齢化が進んでおり、若手の人材を確保できない場合は事業の継続自体が困難となるため、積極的な採用活動を進めているところです。
当社の資本の財源及び資金の流動性については、主な運転資金需要である工場及び施工現場に係る人件費・外注費、受注に係る販売費、組織全体に係る一般管理費に対して、受注した案件の金額・工期・回収条件などを全体的に管理しながら、内部資金を活用するとともに短期と長期の借入を組み合わせて資金調達を行っております。
セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
(橋梁・鉄構部門)
橋梁・鉄構部門におきましては、受注高では橋梁工事の発注量減少や、民間案件の受注量減少などの影響により、前年同期を下回っています。また、前期からの繰越工事での売上が前年同期実績を下回っている影響もあり、完成工事高では前年同期を下回ることとなりました。損益面では設計変更獲得はあったものの、完成工事高の減少や不採算工事等の影響をカバーできず、前年同期実績を下回ることとなりました。その結果、通期では前事業年度の業績を下回る見通しです。
(水門・鉄管部門)
水門・鉄管部門におきましては、受注高では水門整備工事の継続的な受注に加え、発電所向け更新工事、鉄道向け止水扉等を受注しましたが、水力発電所改修に伴う大型鉄管案件の受注が繰り延べになったことから前年同期を下回りました。引き続き技術提案力の向上及びコスト競争力の強化に取り組み、新設・大型案件受注獲得に全力を挙げてまいります。完成工事高では新型コロナウイルス禍による工事進捗への影響が比較的軽微であり、進行基準工事を含め円滑に進捗したことから、前年同期を上回りました。損益面ではコスト低減、工期確保、洪水期の稼働率向上等に取り組み、リスク回避にも努めた結果、セグメント全体では前年同期と同水準の営業利益を確保することができました。今後もリスクの事前把握と回避に努めるとともに、コスト改善活動を継続してまいります。なお、受注残高は前年同期を下回っておりますが、今後、工期の長い案件の受注が見込まれており、増加となる予想です。通期では完成工事高、営業利益ともに前事業年度を上回る業績を見込んでいます。
当中間会計期間における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当上半期における国内経済は、新型コロナウイルス感染症の再拡大により景気の減速が続いたものの、ワクチン接種進行に伴い再び回復基調に向かうことが期待されています。
当社の主力事業である「橋梁」「水門」等のインフラ関連工事につきましては、橋梁事業では、国内発注量が前年同期をやや上回っているものの、長期的には大きな伸びは期待できず、一方で、メンテナンス工事については、インフラの老朽化に伴う大規模修繕更新工事等が実施・計画され、増加傾向にあります。
水門事業については、新設ダムの減少に伴い規模が縮小傾向にある中で、近年多発する豪雨災害により、水門設備の重要性が再認識され、ダムの再開発工事や部分更新、改造・修繕工事が増えつつあります。
このような環境のもとで、当社は対象案件を絞った受注活動を継続し、限られた経営資源を最大限に活用して応札に取り組みましたが、熾烈な受注競争のため受注に結び付かない案件が多く、上半期の受注高は低調な結果となりました。
当中間会計期間の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
a.財政状態
当中間会計期間末の資産合計は前事業年度末に比べ1,684百万円減少し、8,176百万円となりました。これは主に完成工事未収入金が2,443百万円減少すると共に、現金及び預金が831百万円増加したことによるものであります。
また、負債合計は前事業年度末に比べ1,529百万円減少し、4,573百万円となりました。これは主に仕入債務(支払手形・電子記録債務・工事未払金)が1,142百万円減少、長期借入金(1年以内返済予定を含む)が511百万円減少すると共に、未成工事受入金が287百万円増加したことによるものであります。
一方、純資産合計は前事業年度末に比べ154百万円減少し、3,603百万円となりました。これは主に中間純損失を計上したことによる利益剰余金の減少によるものであります。この結果、自己資本比率は前事業年度の38.1%から44.0%となりました。
b.経営成績
当中間会計期間の経営成績は、完成工事高2,657百万円(前年同期比 20.8%減)、営業損失△156百万円(前年同期は営業利益97百万円)、経常損失△133百万円(前年同期は経常利益113百万円)、中間純損失△137百万円(前年同期は中間純利益60百万円)となりました。なお、受注高は4,640百万円(前年同期比 22.2%減)、受注残高は10,607百万円(同 5.4%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は以下のとおりであります。
(橋梁・鉄構部門)
橋梁・鉄構部門におきましては、完成工事高1,108百万円(前年同期比 44.5%減)、営業損失△76百万円(前年同期は営業利益171百万円)となりました。また、受注高1,614百万円(前年同期比 26.2%減)、受注残高4,005百万円(同7.9%減)となり、全体の中でのシェアは完成工事高で41.7%、受注高で34.8%であります。
(水門・鉄管部門)
水門・鉄管部門におきましては、完成工事高1,548百万円(前年同期比 14.1%増)、営業利益110百万円(同 4.7%増)となりました。また、受注高3,026百万円(同 19.9%減)、受注残高6,602百万円(同 3.9%減)、全体の中でのシェアは完成工事高で58.3%、受注高で65.2%であります。
②キャッシュ・フローの状況
当中間会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前中間会計期間に比べ831百万円増加し、2,881百万円となりました。
当中間会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果は、1,361百万円の資金増加(前中間会計期間は1,131百万円の資金増加)となりました。これは主に売上債権の減少2,601百万円と共に、仕入債務の減少1,147百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果は、77百万円の資金減少(前中間会計期間は122百万円の資金減少)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出54百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果は、452百万円の資金減少(前中間会計期間は195百万円の資金減少)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出511百万円と共に、社債の発行による収入100百万円によるものであります。
③会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
④生産、受注及び販売の実績
(1)生産実績
当中間会計期間における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当中間会計期間 (自 令和3年4月1日 至 令和3年9月30日) | 前年同期比(%) |
| 橋梁・鉄構部門(千円) | 1,481,717 | △39.0 |
| 水門・鉄管部門(千円) | 1,819,707 | 4.6 |
| 合計(千円) | 3,301,425 | △20.8 |
(2)受注実績
当中間会計期間における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 受注高(千円) | 前年同期比(%) | 受注残高(千円) | 前年同期比(%) |
| 橋梁・鉄構部門 | 1,614,075 | △26.2 | 4,005,297 | △7.9 |
| 水門・鉄管部門 | 3,026,803 | △19.9 | 6,602,590 | △3.9 |
| 合計 | 4,640,879 | △22.2 | 10,607,887 | △5.4 |
(3)販売実績
当中間会計期間における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当中間会計期間 (自 令和3年4月1日 至 令和3年9月30日) | 前年同期比(%) |
| 橋梁・鉄構部門(千円) | 1,108,211 | △44.5 |
| 水門・鉄管部門(千円) | 1,548,819 | 14.1 |
| 合計(千円) | 2,657,030 | △20.8 |
(注)1.金額は販売価格によっております。
2.販売実績総額に対する割合が100分の10以上の相手先別完成工事高及びその割合は次のとおりであります。
前中間会計期間
| 発注者 | 区分 | 完成工事高 | 割合 |
| 中部地方整備局 | (橋梁・鉄構部門) (水門・鉄管部門) | 444,506千円 | 13.2% |
| 東北地方整備局 | (橋梁・鉄構部門) (水門・鉄管部門) | 407,182千円 | 12.1% |
当中間会計期間
| 発注者 | 区分 | 完成工事高 | 割合 |
| エム・エムブリッジ株式会社 | (橋梁・鉄構部門) | 355,794千円 | 13.3% |
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当中間会計期間の末日現在において判断したものであります。
当中間会計期間の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社の当中間会計期間の経営成績等については、受注高では特に橋梁事業において元請・下請共に受注の確保ができなかった影響が大きく、前年同期を下回り、完成工事高でも前年同期を大きく下回る結果となりました。必要な受注及び完成工事高を確保できなかったことは損益面にも影響し、固定費を回収できるだけの限界利益を確保できなかったことにより、営業損失を計上するに至りました。更には受注残高においても前年同期を下回る結果となっており、通期の業績は前事業年度を下回る見通しとなっております。
当社の経営成績に重要な影響を与える要因としては、①安全対策、②公共事業発注量の減少、③人手不足が挙げられます。①安全対策については、工場及び施工現場で事故が発生した場合、生産性を著しく落とすこととなるため、協力会社を含め作業員の安全を最優先としております。②公共事業発注量の減少については、当社の受注は下請としての請負製作も含め公共事業への依存度が高いため、発注量の減少は当社受注の減少に繋がります。③人手不足については、現業部門において高齢化が進んでおり、若手の人材を確保できない場合は事業の継続自体が困難となるため、積極的な採用活動を進めているところです。
当社の資本の財源及び資金の流動性については、主な運転資金需要である工場及び施工現場に係る人件費・外注費、受注に係る販売費、組織全体に係る一般管理費に対して、受注した案件の金額・工期・回収条件などを全体的に管理しながら、内部資金を活用するとともに短期と長期の借入を組み合わせて資金調達を行っております。
セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
(橋梁・鉄構部門)
橋梁・鉄構部門におきましては、受注高では橋梁工事の発注量減少や、民間案件の受注量減少などの影響により、前年同期を下回っています。また、前期からの繰越工事での売上が前年同期実績を下回っている影響もあり、完成工事高では前年同期を下回ることとなりました。損益面では設計変更獲得はあったものの、完成工事高の減少や不採算工事等の影響をカバーできず、前年同期実績を下回ることとなりました。その結果、通期では前事業年度の業績を下回る見通しです。
(水門・鉄管部門)
水門・鉄管部門におきましては、受注高では水門整備工事の継続的な受注に加え、発電所向け更新工事、鉄道向け止水扉等を受注しましたが、水力発電所改修に伴う大型鉄管案件の受注が繰り延べになったことから前年同期を下回りました。引き続き技術提案力の向上及びコスト競争力の強化に取り組み、新設・大型案件受注獲得に全力を挙げてまいります。完成工事高では新型コロナウイルス禍による工事進捗への影響が比較的軽微であり、進行基準工事を含め円滑に進捗したことから、前年同期を上回りました。損益面ではコスト低減、工期確保、洪水期の稼働率向上等に取り組み、リスク回避にも努めた結果、セグメント全体では前年同期と同水準の営業利益を確保することができました。今後もリスクの事前把握と回避に努めるとともに、コスト改善活動を継続してまいります。なお、受注残高は前年同期を下回っておりますが、今後、工期の長い案件の受注が見込まれており、増加となる予想です。通期では完成工事高、営業利益ともに前事業年度を上回る業績を見込んでいます。