有価証券報告書-第72期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)

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2018/06/29 13:03
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【項目】
107項目
経営者の視点による当グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1) 重要な会計方針及び見積り
当グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたっては、様々な見積りによる判断が行われておりますが、見積りに内在する不確実性により、実際の結果は異なることがあります。重要な会計方針及び見積りの内容は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 4 会計方針に関する事項」に記載しております。
(2) 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当連結会計年度におけるわが国経済は、景気回復基調が続き、設備投資は堅調に推移しました。世界経済は、欧州では緩やかな景気回復が持続し、北米では企業収益の改善を背景に設備投資は回復傾向が続きました。中国でも景気は持ち直し、製造業の設備投資は堅調に推移しました。
このような環境のなかで、当グループは、『お客様に感動を!』のコーポレートスローガンのもと、変革にチャレンジし、世界有数のロボットメーカーとして独創性の高い製品開発に取り組むとともに、スピード経営を推進し、価格競争力の高い製品のタイムリーな市場投入に努めてまいりました。また、グループ会社間の連携及び代理店網の拡充による国内外の販売・サービス体制の強化やソリューション営業の推進により顧客満足度の向上に努めるとともに、サプライチェーンの強化や生産改革による徹底したQCD(品質・コスト・納期)の追求に取り組み、収益性の向上を目指してまいりました。
当グループの当連結会計年度の経営成績は、ロボットソリューションセグメント、マシンツールセグメント共に国内外の設備投資が継続的に推移したことに加え、グループ会社間の連携及び代理店網の拡充による販売の強化に努めた結果、売上高は、120,032百万円と、前連結会計年度と比べて33,635百万円(38.9%)増加いたしました。
海外売上高は、通信機器関連に加え、サーバー、自動車関連等の分野での設備投資が継続的に推移し、主要市場である中国を中心に全世界ベースで売上が拡大したことにより100,516百万円と、前連結会計年度と比べて25,996百万円(34.9%)増加いたしました。売上高に占める海外売上高の割合は83.7%(中国44.6%、米国11.2%、欧州11.2%、他アジア10.2%、その他6.5%)と、前連結会計年度と比べて2.6ポイント低下しました。一方、国内売上高は、自動車関連、モジュール部品等の分野での設備投資が継続的に推移したことにより19,515百万円と、前連結会計年度と比べて7,638百万円(64.3%)増加いたしました。
営業利益は、売上台数の拡大に加え、コストダウンや操業度アップ及び生産効率化等による原価低減が固定費の増加等を吸収し、22,827百万円となり、前連結会計年度に比べて13,032百万円(133.1%)増加いたしました。
経常利益は、23,538百万円と、前連結会計年度に比べて13,337百万円(130.7%)増加いたしました。これは主に、前期に計上していた為替差損の影響がなくなったことと受取利息の増加等によるものであります。
特別損失として訴訟和解金を計上しましたが、投資有価証券売却益の発生等により特別損益が増加した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は17,523百万円と、前連結会計年度に比べて10,468百万円(148.4%)増加いたしました。
以上の結果、1株当たり当期純利益は195円04銭と、前連結会計年度の76円19銭から118円85銭増加しました。
セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。
ロボットソリューション
売上高は104,002百万円と、前連結会計年度と比べて29,897百万円(40.3%)増加しました。
世界経済の堅調さを背景に、通信機器関連に加え、SNS利用者の増加により需要が増しているクラウドサービス用サーバー、EVシフトにより市場が拡大している車載機器、モジュール部品等の分野での継続的な設備投資がありました。また、市場シェア向上のため新規顧客獲得と顧客満足度を高めるサービスの提供を目指し、営業及び技術が連携した市場開拓やソリューション営業の推進に重点的に取り組んでまいりました。その結果、主力製品のNXTⅢを中心に電子部品実装ロボットが大幅に売上を伸ばし、特に主要市場である中国を中心に国内を含め全世界ベースで売上が拡大しました。
営業利益は、売上台数の拡大に加え、操業度アップ及び生産効率化等による原価低減により、25,184百万円となり、前連結会計年度と比べて10,638百万円(73.1%)増加しました。
セグメント資産は、主にNXTⅢを中心とした電子部品実装ロボットの売上好調による売掛金の増加等により、86,038百万円となり、前連結会計年度と比べて12,470百万円(17.0%)増加しました。
中期経営目標で『ネクストステップ30』と掲げた市場シェア30%の目標につきましては、概ね達成することが出来、増収に寄与しました。新年度より『FUJIブランド30』を制定し、継続的にシェア30%以上を目標としてまいります。
マシンツール
売上高は13,798百万円と、前連結会計年度と比べて2,801百万円(25.5%)増加しました。
国内外における自動車関連設備投資は堅調に推移しました。また、旗艦機種のDLFnを中心とした販売戦略を通して国内外の販売及びサービスの強化に取り組み、特に需要が見込まれる中国市場の販売網の拡大と強化を目的に販売体制を見直し、新たな体制を整備しました。この結果、北米、国内及び中国を中心に売上が拡大しました。
営業利益は、販売価格の改善等により、1,017百万円(前期:営業損失712百万円)となりました。
セグメント資産は、主に売上高の拡大に伴う売掛金の増加等により、14,162百万円となり、前連結会計年度と比べて1,132百万円(8.7%)増加しました。
中期経営目標で『利益体質の再構築』と掲げた目標につきましては、販売体制の整備を中心に基礎固めを行い、この結果が当連結会計年度の黒字化に寄与しました。新年度より『利益の徹底追求』を制定し、販売・技術・生産の3つの分野と当社豊田工場・昆山之富士機械製造有限公司・フジ マシン アメリカ コーポレイションの3つの拠点の戦略的連携を通してさらなる事業規模拡大に努めてまいります。
その他
制御機器製造、電子機器製造、画像処理開発等のその他事業の売上高は2,231百万円となり、前連結会計年度と比べて936百万円(72.3%)増加いたしましたが、営業損益は236百万円の損失(前期:営業損失472百万円)となりました。
(3) 財政状態の状況
(資産)
当連結会計年度末における流動資産は127,332百万円となり、前連結会計年度末と比べ15,787百万円増加いたしました。これは主に売上の増加により受取手形及び売掛金が10,915百万円増加したほか、現金及び預金が3,811百万円増加したことによるものであります。固定資産は58,430百万円となり、前連結会計年度末と比べ11,567百万円増加いたしました。これは主に株価の上昇により投資有価証券が10,515百万円増加したことによるものであります。
この結果、総資産は、185,762百万円となり、前連結会計年度末と比べ27,355百万円増加いたしました。
(負債)
当連結会計年度末における流動負債は22,139百万円となり、前連結会計年度末と比べ8,124百万円増加いたしました。これは主に未払法人税等が3,496百万円、支払手形及び買掛金が1,284百万円増加したことによるものであります。固定負債は12,210百万円となり、前連結会計年度末と比べ1,234百万円減少いたしました。これは主に社債が2,798百万円減少したことによるものであります。
この結果、負債合計は、34,349百万円となり、前連結会計年度末と比べ6,890百万円増加いたしました。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産合計は151,412百万円となり、前連結会計年度末と比べ20,465百万円増加いたしました。これは主に利益剰余金が14,392百万円、その他有価証券評価差額金が3,948百万円増加したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は81.4%(前連結会計年度末は82.5%)となりました。1株当たり純資産額は1,655円29銭(前連結会計年度末は1,461円63銭)となりました。
(4) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末と比べて3,565百万円増加し58,923百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、16,220百万円の収入(前期:17,380百万円の収入)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益24,148百万円、減価償却費5,282百万円等によるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、9,169百万円の支出(前期:10,160百万円の支出)となりました。これは主に有形及び無形固定資産の取得による支出6,372百万円、投資有価証券の取得による支出5,999百万円等によるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、3,165百万円の支出(前期:10,916百万円の支出)となりました。これは主に配当金の支払額3,129百万円等によるものであります。
(5) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当グループの運転資金需要のうち主なものは、製品製造のための原材料及び部品の購入費のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。
当グループの運転資金及び設備投資資金は主として内部留保金を充当し、必要に応じて借入れによる資金調達を実施することを基本方針としております。今後も、工場建設等の将来の成長に向けた設備投資や研究開発投資を予定しておりますが、主として内部留保金を充当することで対応していく予定です。
なお、当社は、資金需要に対する機動性・安全性の確保及び財務リスクの低減を図るため、主要取引金融機関と総額120億円の特定融資枠契約を締結しております。
(6) 生産、受注及び販売の実績
a 生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称生産高(百万円)前期比(%)
ロボットソリューション108,27141.0
マシンツール13,41016.6
報告セグメント計121,68237.8
その他2,35678.8
合計124,03838.4

(注) 金額は販売価格によっており、消費税等を含んでおりません。
b 受注実績
当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称受注高(百万円)前期比(%)受注残高(百万円)前期比(%)
ロボットソリューション105,73330.617,91810.7
マシンツール15,38830.79,24420.8
報告セグメント計121,12230.627,16213.9
その他2,41791.0322136.7
合計123,53931.427,48514.6

(注) 金額は消費税等を含んでおりません。
c 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称販売高(百万円)前期比(%)
ロボットソリューション104,00240.3
マシンツール13,79825.5
報告セグメント計117,80138.4
その他2,23172.3
合計120,03238.9

(注)1.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
相手先前連結会計年度当連結会計年度
販売高(百万円)割合(%)販売高(百万円)割合(%)
アメリカンテック カンパニー
リミテッド(中国)
13,79116.019,06415.9
ファースト テクノロジー
チャイナ リミテッド(中国)
9,06410.57,4016.2

2.金額は消費税等を含んでおりません。

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