有価証券報告書-第149期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)

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2018/06/18 11:27
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連結財務諸表注記事項(US GAAP)

連結財務諸表に関する注記
1.経営活動の概況、連結財務諸表の作成基準及び重要な会計方針
経営活動の概況
当社グループ(当社及び連結子会社)は、世界全域で各種建設機械・車両を主に製造、販売するほか、顧客
や販売代理店に対して販売金融を行うリテールファイナンス事業、産業機械等の製造、販売及びその他の事業
活動を行っている。
2017年度における連結売上高の事業別の構成比は次のとおりである。
建設機械・車両事業-90.6%、リテールファイナンス事業-2.0%、産業機械他事業-7.4%。
製品は主としてコマツブランドで、各国の販売子会社及び販売代理店を通じて販売している。これら子会社と
販売代理店はマーケティングと物流を担当し、主にその担当地域の再販店を通して販売している。2017年度の
連結売上高の84.2%は日本以外の市場向けで、米州が37.0%、欧州・CISが12.1%、中国が7.8%、アジア(日
本及び中国を除く)・オセアニアが20.7%、中近東・アフリカが6.6%となっている。
当社グループの生産活動は、主に日本、米国、ブラジル、英国、ドイツ、イタリア、スウェーデン、ロシア、中国、インドネシア、タイ、インド、南アフリカの工場で行っている。
連結財務諸表の作成基準
① 当社の連結財務諸表は、米国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準(以下、「米国会計基
準」)に準拠して作成している。
② 当連結財務諸表上では、連結会社の会計帳簿には記帳されていないいくつかの修正が加えられている。そ
れらは主として注記26「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法について ②会計処理基準について」で述
べられている日米会計基準の相違によるものである。
連結財務諸表の作成状況及び米国証券取引委員会における登録状況
当社は、1964年の欧州における外貨建転換社債の発行を契機として、1963年より米国会計基準での連結財務
諸表を作成している。
当社は、1967年に米国で発行の転換社債を米国証券取引委員会(以下、「SEC」)に登録した。また、1970
年の新株式発行に伴い米国株主に対する割当てのための普通株式をSECに登録した。以来、外国発行会社とし
て、米国1934年証券取引所法に基づいて、米国会計基準に基づいて作成された連結財務諸表を含む年次報告
書をSECに届け出、登録していたが、2014年6月30日にSECへの登録を廃止している。
重要な会計方針
① 連結及び投資
当連結財務諸表は一部の重要性のない子会社を除き、当社及び当社が持分の過半数を所有する国内外のす
べての子会社の財務諸表を含んでいる。米国財務会計基準審議会会計基準編纂書(以下、「会計基準編纂
書」)810「連結」に従い、当社が便益の主たる受益者である変動持分事業体を連結している。当社が連結
している変動持分事業体は主に欧州地域において建設機械のリースを行なっている。2017年3月31日及び
2018年3月31日現在、連結貸借対照表に含まれる変動持分事業体の資産はそれぞれ36,061百万円及び43,808
百万円である。これらの資産の大部分は受取手形及び売掛金、長期売上債権に計上されている。
当社グループが、支配力を有しないが、その営業及び財務の方針に関して重要な影響を与えることのでき
る関連会社に対する投資は、持分法によって評価している。
② 在外子会社の財務諸表項目の換算
在外子会社の財務諸表項目の換算は、資産及び負債は期末時の為替レートで、収益及び費用は各年度の平
均為替レートで換算している。その結果生じた外貨換算差額は、純資産の部にその他の包括利益(△損失)
累計額として表示している。すべての為替差損益は、発生した期間のその他の収益(△費用)に含まれてい
る。
③ 貸倒引当金
当社グループは、債権に対する貸倒見積額を貸倒引当金として計上している。貸倒見積額は、一般債権に
ついては過去の貸倒実績率、回収懸念債権等特定の債権については顧客ごとの信用状況及び期日未回収債権
の状況調査に基づいて決定している。なお、破産申請や業績悪化等により顧客の支払能力に疑義が生じたと
きは、個別に追加的な引当金を計上している。また、貸倒見積額は顧客の状況に応じて修正している。
④ たな卸資産
たな卸資産の評価方法は低価法を採用している。原価については、製品及び仕掛品は主として個別法、補
給部品は主として先入先出法、原材料及び貯蔵品は総平均法で算定している。
⑤ 投資有価証券
負債証券及び市場性のある持分証券は、売却可能投資有価証券として分類され、公正価額で評価されてい
る。公正価額の変動は、連結貸借対照表のその他の包括利益(△損失)累計額の一部を構成している。投資
有価証券の公正価額の減価が一時的か否かの判断と、市場価格の下落の期間とその程度について、被投資会
社の財政状態及び将来の業績予想等の観点から定期的に評価を行っている。
市場性のない持分証券は、取得原価で計上しており、減価が一時的か否かの判断において、当社グループ
は、各被投資会社の財政状態及び将来の業績予想等を考慮している。認識すべき減価額は、帳簿価額が見積
り公正価額を上回る金額であり、見積り公正価額は割引キャッシュ・フロー又はその他の適切な評価方法に
より定期的に算定されている。
⑥ 有形固定資産及び減価償却の方法
有形固定資産は取得価額(減価償却累計額控除後)で表示されており、減価償却費は見積耐用年数に基づ
き、定額法によって計算されている。
当社グループの見積耐用年数は建物及び構築物が3-50年、機械装置他が2-20年となっている。
当社グループは、特定の機械装置他をキャピタルリースとして資産計上している。
2017年3月31日現在及び2018年3月31日現在においてキャピタルリースとして資産計上された有形固定資
産は、取得価額がそれぞれ3,505百万円及び3,057百万円、減価償却累計額がそれぞれ1,275百万円及び751百
万円である。
通常の修繕費用は発生時に費用計上し、規模の大きな更新や改善については資産計上している。固定資産
が廃棄あるいは処分された時には、当該取得価額と減価償却累計額は連結貸借対照表より除外し、両者の差
額を連結損益計算書のその他の営業収益(△費用)に計上している。
⑦ 営業権及びその他の無形固定資産
当社グループは、企業結合について取得法を使用している。営業権については、少なくとも各年度に1回
減損テストを実施している。耐用年数が明らかではない無形固定資産については、耐用年数が明らかになる
までの期間は償却せず、少なくとも各年度に1回減損テストを実施している。耐用年数が明確に見積り可能
な無形固定資産については、見積耐用年数で償却し、減損の可能性が見込まれる場合は必ず減損テストを実
施している。資産又は資産グループの帳簿価額が割引前見積りキャッシュ・フローを超える場合、減損損失
が認識される。減損損失の額は、割引キャッシュ・フロー計算により算出した資産又は資産グループの公正
価額と帳簿価額との差額として計算される。
⑧ 収益の認識
当社グループは、(1) 取引を裏付ける説得力のある証拠が存在し、(2) 顧客やディーラーに対する製品の
引渡しあるいは役務の提供が実行され、(3) 販売価格が確定又は確定可能であり、(4) 代金の回収可能性が
合理的に確保された場合に収益を認識している。
建設機械、車両及び産業機械の販売による収益は、製品の所有権及び所有に関わるリスクがすべて外部の
顧客やディーラーに移転した時点で認識している。これは顧客やディーラーの検収又は据付工事の完了の時
点となる。検収条件は顧客やディーラーとの契約や協定によって決定される。製品、据付、メンテナンスな
どの組み合わせによる多様な取引契約については、別個の会計単位の要件を満たす場合、会計単位ごとにそ
の公正価値に基づき収益を計上している。当社グループは、主に鉱山機械及び大型産業機械の販売に関連し
て、輸送又は据付指導の役務提供契約を顧客と別途締結する場合があるが、これらの役務収益については、製品の販売とは別に契約条件に基づき役務の提供が完了した時点で認識している。
修理保守や輸送サービスによる収益は、役務の提供が完了した時点で認識している。当社グループは、長
期にわたる固定価格でのメンテナンス契約を顧客と締結している場合があるが、この役務収益は契約期間に
わたって認識している。
当社の一部の連結子会社は、建設機械を顧客にレンタルしているが、この賃貸収益は定額法により賃貸期
間にわたって認識している。
販売金融の収益は利息法によって認識している。また、オペレーティングリースの収益は定額法によりリース期間にわたって認識している。
なお、収益は売上値引き控除後で計上しており、消費税等は除いて表示している。
⑨ 法人税等
繰延税金資産及び負債は、連結財務諸表上の資産及び負債の計上額とそれらに対応する税務上の金額との差異、並びに税務上の繰越欠損金及び繰越税額控除に係る将来の税効果額に基づいて認識している。当該繰延税金資産及び負債は、それらの一時差異及び繰延が解消あるいは実現すると見込まれる年度の課税所得に対して適用されると見込まれる法定税率を使用して算出している。税率変更による繰延税金資産及び負債への影響は、その税率変更に関する法律の制定日を含む年度の期間損益として認識することになる。
また、技術的な解釈に基づき50%超の可能性をもって認められる税務ポジションは、財務諸表への影響を
認識している。その税務ポジションに関連するベネフィットは、税務当局との解決により、50%超の可能性
で実現が期待される最大金額で測定される。
⑩ 製品保証引当金
製品販売後のアフターサービス費用の支出に備えるため、過去の実績に基づき必要額をその他の流動負債
及びその他の固定負債に計上している。
⑪ 退職後給付
当社グループは、退職年金制度の積立超過又は積立不足を資産又は負債として連結貸借対照表に認識して
おり、対応する調整を税効果調整後でその他の包括利益(△損失)累計額に計上している。
年金数理計算上の純損益の償却は、当社グループの当期年金費用を構成している。期首時点において純損
失が予測給付債務及び年金資産の公正価値のうち、大きい方の10%を超える場合は、償却として費用計上し
ている。その場合、従業員の平均残存勤務年数で均等償却している。年金資産の期待収益率は、過去の年金
資産の長期収益率をもとに決定している。年金計算で用いられている割引率は、現在入手可能で、かつ給付
期間にわたって入手可能と予想される格付けの高い確定利付債の市場金利に基づいて決定している。
⑫ 株式報酬
当社は、報酬コストを公正価値基準法により認識している。報酬コストは、ストック・オプションの権利
付与日における公正価値として算定され、権利確定日までの期間にわたって費用計上されている。
⑬ 1株当たりの情報
基本的1株当たり当社株主に帰属する当期純利益は、当社株主に帰属する当期純利益を各年度の自己株式
控除後の平均発行済普通株式数で除して算出している。希薄化後1株当たり当社株主に帰属する当期純利益
は、予想される希薄化がある場合には、それを反映して算出している。すなわち、すべての希薄化効果のあ
るストック・オプションは行使されたものとし、平均市場価格で払込金により購入できるとみなされる自己
株式数を控除したものを使用している。
連結損益計算書に表示した1株当たり配当金は決議され、各事業年度に支払われた額をもとに算定してい
る。
⑭ 現金及び現金同等物
現金及び現金同等物は取得日から満期日までの期間が3カ月以内の流動性の高い短期金融資産を含んでい
る。
当社グループの資金の効率性を高めるため、海外子会社を含めたグループ間のキャッシュマネジメントシ
ステム(グローバル・キャッシュ・プーリング、以下、「GCP」)を特定の金融機関と構築しており、特定
の金融機関に対する預入総額を上限にGCP参加会社は借入を行っている。当GCPにおいては、預入金及び借入
金の残高を相殺できる条項が含まれており、2017年3月31日及び2018年3月31日における相殺金額はそれぞ
れ171,135百万円及び244,289百万円である。
⑮ 金融派生商品
当社グループは、金利の変動や為替の変動リスクをヘッジするために、様々な金融派生商品を利用してい
る。他の金融商品に組み込まれている金融派生商品を含むすべての金融派生商品は、公正価額で資産又は負
債として、貸借対照表に計上されている。ヘッジとして認められない金融派生商品の公正価額の変動及びヘ
ッジの非有効部分については当期の損益に計上される。公正価値ヘッジとして有効な金融派生商品の公正価
額の変動は、ヘッジ対象の公正価額の変動とともに発生した期の損益に計上される。公正価額の変動のうち
キャッシュ・フローヘッジとして有効な部分については、その他の包括利益(△損失)累計額に計上され、
ヘッジ対象が損益として認識されたときに損益に計上される。
⑯ 長期性資産の減損及び処分予定の長期性資産に関する会計
当社グループは、使用目的で保有している長期性資産及び特定の無形固定資産につき、資産又は資産グル
ープの帳簿価額相当が回収できないという事象や状況の変化が生じた場合には、その資産又は資産グループ
から生じるキャッシュ・フローに基づき、減損に関する検討を実施している。使用目的で保有している資産
又は資産グループの減損は、当該資産又は資産グループの使用及びその後の処分から生じると予測される割
引前見積りキャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回った場合に認識される。減損損失は、その資産又は
資産グループの帳簿価額がその公正価額を上回った額として測定される。また、処分予定の長期性資産及び
特定の無形固定資産について、帳簿価額もしくは売却に要する費用を控除した公正価額のうちどちらか低い
価額で評価している。
⑰ 見積りの使用
当社グループは、米国会計基準に従って、種々の見積りと仮定を行っている。それらの見積りと仮定は、連結財務諸表上の資産・負債・収益・費用の計上額に影響を及ぼしている。実際の結果がこれらの見積り
と異なることもあり得る。当社グループは見積りと仮定について、いくつかの分野において財務諸表に特に
重要な影響を及ぼすと認識している。それらは、有形固定資産の耐用年数の設定、貸倒引当金、長期性資産
及び営業権の減損、退職給付債務及び費用、製品保証引当金、金融商品の公正価額、繰延税金資産の認識、法人税等の不確実性及びその他の偶発事象である。また、現在の経済環境は、これらの見積り固有の不確実
性の程度を増している。
⑱ 2017年度において適用となった会計基準
当社グループは、会計基準アップデート2015-17「繰延税金の貸借対照表上の分類」を適用し、繰延税金資産及び繰延税金負債を、貸借対照表上で、非流動項目として表示している。過年度の期間については遡及修正していない。前連結会計年度末における流動区分の繰延税金資産及び負債は、それぞれ56,276百万円、421百万円である。
当社グループは、米国証券取引委員会スタッフ会計公報118「米国新税制改正法(the Tax Cuts and Jobs Act)の会計処理への影響」(以下、「SAB118」)及び会計基準アップデート2018-05「法人所得税 SAB118に基づく改訂」(以下、「ASU2018-05」)を適用している。SAB118及びASU2018-05は、2017年12月22日に成立した米国新税制改正法の財務諸表への影響について、測定期間中においては合理的な見積りに基づいた暫定金額で会計処理することを認めている。当社グループは、当該税制改正による連結財務諸表への影響について、当有価証券報告書提出時点で入手し得る情報に基づいた暫定金額を連結財務諸表に織り込んでいる。
当社グループは、会計基準アップデート2017-04「営業権の減損会計の簡略化」を適用している。同アップデートは、従来、二段階の手続きにより実施されていた営業権の減損テストを一段階で実施し、報告単位の帳簿価額が公正価値を上回る金額を減損損失として認識することを要求している。当社グループは、同アップデートを当連結会計年度に実施した減損テストから早期適用しており、当連結会計年度に同アップデートに基づいた減損損失を計上している。
⑲ 今後適用となる新会計基準
米国財務会計基準審議会は、2014年5月に会計基準アップデート2014-09「顧客との契約から生じる収益」を発行した。同アップデートは、会計基準編纂書605「収益の認識」を改訂し、顧客への財やサービスの移転を、企業が財やサービスと交換に受け取れると見込まれる対価を反映した金額で収益を認識することを要求している。同アップデートは、2016年12月16日以降開始する連結会計年度及びその四半期連結会計期間から適用され、早期適用は認められない。米国財務会計基準審議会は、2015年8月に会計基準アップデート2015-14「顧客との契約から生じる収益-適用日の延期」を発行した。同アップデートは、収益認識に関する基準書の強制適用日を1年延期するものであるが、当初の適用日から適用することも認められる。当社グループは、現在、適用による財政状態及び経営成績に与える影響について検討中である。
米国財務会計基準審議会は、2016年1月に会計基準アップデート2016-01「金融資産及び金融負債の認識及び測定」を発行した。同アップデートは、企業が保有する持分投資が損益計算書に与える影響及び公正価値オプションの適用を選択した金融負債の公正価値変動の認識を変更するものである。持分投資については、原則として公正価値で評価され、その公正価値変動を損益で認識することを要求している。また、公正価値オプションの適用を選択した金融負債については、当該金融負債固有の信用リスクによる公正価値の変動をその他の包括利益で認識することを要求している。同アップデートは、2017年12月16日以降開始する連結会計年度及びその四半期連結会計期間から適用される。当社グループは、現在、適用による財政状態及び経営成績に与える影響について検討中である。
米国財務会計基準審議会は、2016年2月に会計基準アップデート2016-02「リース」を発行した。同アップデートは、借手については、ほとんどすべてのリース契約に対して、貸借対照表上でのリース資産とリース負債の計上を要求している。貸手については、現行基準から概ね変更されていない。同アップデートは、2018年12月16日以降開始する連結会計年度及びその四半期連結会計期間から適用され、早期適用も認められる。当社グループは、現在、適用時期及び適用による財政状態及び経営成績に与える影響について検討中である。
米国財務会計基準審議会は、2017年3月に会計基準アップデート2017-07「期間年金費用及び期間退職後給付費用の表示の改善」を発行した。同アップデートは、期間年金費用及び期間退職後給付費用を勤務費用要素とそれ以外の要素に区分し、前者は他の人件費と同一の項目に表示する一方、後者は営業外損益に表示することを要求している。また、同アップデートでは、資産計上が適格であるのは勤務費用要素のみであることを明示している。同アップデートは、2017年12月16日以降開始する連結会計年度及びその四半期連結会計期間から適用される。当社グループは、現在、適用による財政状態及び経営成績に与える影響について検討中である。
米国財務会計基準審議会は、2017年8月に会計基準アップデート2017-12「ヘッジ活動に関する会計処理の限定的改善」を発行した。同アップデートは、企業のリスク管理活動の経済的結果をより的確に財務諸表へ反映するため、特定の状況におけるヘッジ会計の適用を改善している。同アップデートは、ヘッジの有効部分と非有効部分を分けて測定・表示する要求事項を削除し、また、ヘッジ手段の公正価値変動全額をヘッジ対象から生じる損益と同一の損益計算書の表示科目に計上することを要求している。同アップデートは、2018年12月16日以降開始する連結会計年度及びその四半期連結会計期間から適用される。当社グループは、現在、適用による財政状態及び経営成績に与える影響について検討中である。
2.補足的キャッシュ・フロー情報
連結キャッシュ・フロー計算書の補足的情報は次のとおりである。
2016年度2017年度
百万円百万円
現金支出項目
利息支払額7,97016,734
法人税等支払額44,36952,115
非現金支出項目
キャピタルリース債務の発生額7671,154

3.企業結合の状況
① Joy Global Inc.(現 コマツマイニング㈱)
2017年4月5日(米国東部時間)、当社は当社の米国における完全子会社であるコマツアメリカ㈱を通じて、発行済株式のすべてを取得することにより、米国に本社を置き、鉱山機械の製造・販売・サービスを行うJoy Global Inc.(米国ニューヨーク証券取引所上場)(以下、「ジョイ・グローバル社」)を買収した。買収資金及びジョイ・グローバル社の負債の返済資金として、金融機関より3,300百万米ドルを調達した。
鉱山機械の需要は、世界の人口増及び都市化率の上昇を背景に長期では増加し、採掘手法については、経済合理性の点から露天掘りの機械の大型化及び坑内掘りのニーズが更に高まっていくと見込んでいる。そのため、ジョイ・グローバル社の買収により、当社グループが保有していない超大型の露天掘り向け鉱山機械及び坑内掘り向け鉱山機械等を新たに製品ラインナップに加えることで、当社グループの主要事業である鉱山機械事業の体制を大幅に拡充し、販売、サービスでの相乗効果を見込んでいる。
当社グループは、会計基準編纂書805「企業結合」に基づき、取得資産、引受負債の公正価値の測定を行っていたが、当第2四半期 四半期報告書提出時点で完了している。
取得日における取得価額配分後の取得資産及び引受負債の要約表は以下のとおりである。
(百万円)
取得の対価
現金及び現金同等物316,128
取得の対価の公正価値316,128
識別可能取得資産及び引受負債
現金及び現金同等物42,991
受取手形及び売掛金59,012
たな卸資産116,752
その他の流動資産12,076
有形固定資産85,376
無形固定資産129,951
その他の固定資産17,198
取得資産合計463,356
短期債務△ 33,355
買掛金△ 27,601
その他の流動負債△ 71,256
長期債務△ 81,568
退職給付債務△ 23,531
繰延税金及びその他の負債△ 42,782
引受負債合計△ 280,093
取得純資産183,263
営業権132,865
316,128

取得の対価316,128百万円には、ジョイ・グローバル社の株式報酬制度を清算するために支払った3,720百万円が含まれている。
無形固定資産129,951百万円のうち、償却対象無形固定資産は128,511百万円である。主なものは以下のとおりである。
取得価額
(百万円)
償却期間
商標権56,27115年
顧客関係43,09315年
技術19,38515年
受注残7,53214カ月

営業権132,865百万円は建設機械・車両事業セグメントに割当てられている。営業権は税務上損金算入されない。
2017年度における取得関連費用は、1,448百万円(取得関連費用累計は3,375百万円)であり、連結損益計算書の販売費及び一般管理費に含まれている。
2017年度の連結損益計算書に含まれる、当株式取得日以後の同社の売上高、当社株主に帰属する当期純損失の金額は、それぞれ317,836百万円及び6,296百万円である。
以下の、2016年4月1日時点で当株式取得が行われたと仮定した場合の試算(非監査)は、当社及びジョイ・グローバル社の連結業績の合計額である。これは情報提供のみを目的としたものであり、2016年4月1日に当株式取得が行われた場合の実際の業績を示すものではなく、将来の業績予想に資するものでもない。また、以下の表の金額には、公正価値測定したたな卸資産の売上原価計上や無形固定資産の償却費等、買収に伴う一時費用は含まれていない。当株式取得は2017年4月5日(米国東部時間)に行われ、2017年度の期首に近いことから、当該期間の試算は開示しない。
2016年度
(百万円)
売上高2,069,153
当社株主に帰属する当期純利益113,637

なお、2017年4月19日(米国東部時間)にジョイ・グローバル社は社名をコマツマイニング㈱(商号:Komatsu Mining Corp.)に変更した。
② 別荘地管理事業の譲渡
当社は、当社の完全子会社であるコマツゼネラルサービス㈱(以下、「KGS」)の発行済株式のすべての譲渡を含む一連の取引により、KGSの別荘地管理事業(道路管理、水道・温泉供給事業等)をリゾート関連事業を営む㈱ひまわり(以下、「ひまわり」)に譲渡することについて、2017年12月14日に同社と合意し、本別荘地管理事業の譲渡を2018年3月1日に完了した。
KGSは、伊豆半島及び浅間の別荘地において長年にわたり本別荘地管理事業を行ってきたが、今般、当社は別荘地の更なる発展を目的として、リゾートマンション・別荘地管理事業に実績を有するひまわりに本別荘地管理事業を譲渡することを決定した。
本別荘地管理事業の譲渡により認識した損失は10,855百万円である。当社は、2017年度において、当該損失を連結損益計算書のその他の営業収益(△費用)に計上している。
4.受取手形及び売掛金
2017年3月31日及び2018年3月31日現在における売上債権の内訳は次のとおりである。
2017年3月31日
(百万円)
2018年3月31日
(百万円)
受取手形174,250213,539
売掛金462,134590,054
636,384803,593
貸倒引当金(流動)△ 17,119△ 10,879
受取手形及び売掛金619,265792,714
長期売上債権(貸倒引当金控除前)319,153375,145
貸倒引当金(非流動)△ 5,207△ 12,778
長期売上債権313,946362,367

割賦受取債権及びリース債権(前受利息控除後)は、受取手形及び売掛金並びに長期売上債権に含めている。
2016年度及び2017年度の金融債権に対する貸倒引当金の変動は次のとおりである。
2016年度
(百万円)
2017年度
(百万円)
期首残高10,55115,497
当期繰入9,6792,867
貸倒償却△ 4,410△ 2,324
その他△ 323290
期末残高15,49716,330

当社グループの販売金融をしている連結子会社の金融債権については、支払期日より30日を経過しても支払が滞っている場合、延滞債権として認識している。
2017年3月31日及び2018年3月31日現在、支払期日を経過した金融債権のうち、31日から90日及び90日を超えて期日を経過したものは次のとおりである。
2017年3月31日
(百万円)
2018年3月31日
(百万円)
31日 - 90日1,5262,788
90日超12,2939,225
13,81912,013

2017年3月31日及び2018年3月31日現在、利息を計上していない金融債権は重要な金額ではない。
リース取引は販売型リースに分類され、販売収入は賃貸開始時に認識されている。
2017年3月31日及び2018年3月31日現在の最低賃貸料残高は次のとおりである。
2017年3月31日
(百万円)
2018年3月31日
(百万円)
最低賃貸料残高114,140161,088
未認識金利残高△ 7,799△ 11,163
最低賃貸料残高(純額)106,341149,925

2017年3月31日及び2018年3月31日現在のリース資産の残存価額は重要な金額ではない。
2016年度及び2017年度において証券化取引は実施していない。
2017年3月31日及び2018年3月31日現在、当社グループは証券化された売上債権を有していない。
5.たな卸資産
2017年3月31日及び2018年3月31日現在のたな卸資産の内訳は次のとおりである。
2017年3月31日2018年3月31日
百万円百万円
製品(含む補給部品)383,630512,511
仕掛品109,844159,190
原材料及び貯蔵品40,42358,587
533,897730,288

6.投資有価証券
2017年3月31日及び2018年3月31日現在の投資有価証券は主として売却可能投資有価証券である。
未実現保有損益は、実現するまでその他の包括利益(△損失)累計額に区分計上されている。
主な投資有価証券の種類別の原価額、未実現利益、未実現損失及び公正価額は次のとおりである。
2017年3月31日
原価額未実現利益未実現損失公正価額
百万円百万円百万円百万円
売却可能投資有価証券
市場性のある持分証券13,03546,032-59,067
その他の投資有価証券8,649
21,684

2018年3月31日
原価額未実現利益未実現損失公正価額
百万円百万円百万円百万円
売却可能投資有価証券
市場性のある持分証券3571,171-1,528
その他の投資有価証券7,685
8,042

その他の投資有価証券は、主に市場性のない持分証券である。
2016年度及び2017年度の売却可能投資有価証券の売却手取金額は、それぞれ611百万円及び63,004百万円である。
2016年度及び2017年度の売却可能投資有価証券の売却損益及び減損は、純額でそれぞれ151百万円及び48,793百万円の利益である。これらは、連結損益計算書のその他の収益(△費用)の中に含まれている。
投資有価証券の売却原価は平均原価法で算定している。
7.関連会社に対する投資及び貸付金
2017年3月31日及び2018年3月31日現在の関連会社に対する投資及び貸付金の内訳は次のとおりである。
2017年3月31日
(百万円)
2018年3月31日
(百万円)
投資30,10931,480
貸付金2211,399
30,33032,879

関連会社に対する投資及び貸付金は、主に20%から50%を所有し営業及び財務の方針に関して重要な影響を与えることのできる会社に対するものである。
2017年3月31日及び2018年3月31日現在の関連会社に対する受取手形及び売掛金、短期貸付金及び支払手形及び買掛金は次のとおりである。
2017年3月31日
(百万円)
2018年3月31日
(百万円)
受取手形及び売掛金25,48430,648
短期貸付金191999
支払手形及び買掛金10,73111,225

2016年度及び2017年度の関連会社に対する売上高及び受取配当金は次のとおりである。
2016年度
(百万円)
2017年度
(百万円)
売上高68,29979,620
受取配当金1,2091,532

関係会社間の未実現損益は連結財務諸表上、消去されている。
2016年度及び2017年度の連結上の未処分利益には持分法により処理されている会社の未分配利益に対する連結会社の持分が、それぞれ18,323百万円及び19,532百万円含まれている。
2017年3月31日及び2018年3月31日現在、関連会社に対する投資の連結貸借対照表計上額と関連会社の純資産に対する当社グループの持分との差額は、重要な金額ではない。
2016年度及び2017年度の関連会社に関する要約財務情報は次のとおりである。
2016年度
(百万円)
2017年度
(百万円)
流動資産137,415146,905
有形固定資産-減価償却累計額控除後47,39846,273
投資及びその他の資産23,64729,475
資産合計208,460222,653
流動負債94,138100,521
固定負債30,82734,158
純資産83,49587,974
負債及び純資産合計208,460222,653
売上高217,437228,009
当期純利益8,5779,020

8.有形固定資産
2017年3月31日及び2018年3月31日現在の有形固定資産の内訳は次のとおりである。
2017年3月31日
(百万円)
2018年3月31日
(百万円)
取得価額
土地100,631113,428
建物及び構築物445,030494,221
機械装置他929,206961,509
建設仮勘定20,48121,765
1,495,3481,590,923
減価償却累計額△ 816,321△ 850,395
期末残高679,027740,528

2016年度及び2017年度の減価償却費は、それぞれ94,925百万円及び108,432百万円である。
9.担保資産
2017年3月31日及び2018年3月31日現在の保証債務の担保に供している資産は次のとおりである。
2017年3月31日
(百万円)
2018年3月31日
(百万円)
その他の流動資産260247
260247

上記の担保資産を対応する債務の種類別に分類すると次のとおりである。
2017年3月31日
(百万円)
2018年3月31日
(百万円)
保証債務260247
260247

10.営業権及びその他の無形固定資産
2017年3月31日及び2018年3月31日現在の営業権を除く無形固定資産は次のとおりである。
前連結会計年度末
(2017年3月31日)
当連結会計年度末
(2018年3月31日)
取得価額償却累計額期末残高取得価額償却累計額期末残高
百万円百万円百万円百万円百万円百万円
償却対象無形固定資産
ソフトウェア31,132△15,22115,91138,195△18,57319,622
借地権7,943△ 1,3396,6048,803△ 1,7467,057
商標権1,077△ 43764054,145△ 4,04750,098
顧客関係25,749△10,27315,47673,281△15,00658,275
技術14,684△ 6,3418,34332,952△ 8,59824,354
受注残1,165△ 1,165-7,317△ 6,2421,075
その他6,477△ 5,0071,4709,190△ 5,9093,281
合計88,227△39,78348,444223,883△60,121163,762
非償却無形固定資産12,6399,453
その他無形固定資産合計61,083173,215

2016年度及び2017年度の償却対象無形固定資産の償却費合計額は、それぞれ8,294百万円及び24,010百万円である。
2017年度において、産業機械他事業セグメントに属する非償却無形固定資産(商標権)について、対象事業を取り巻く環境の悪化等に伴う収益力の低下により4,415百万円の減損を実施した。これらの減損認識額は、対象の非償却無形固定資産(商標権)の帳簿価額が将来の見積り売上高に基づくロイヤルティ免除法から算定された公正価値を上回る額に基づいており、連結損益計算書の長期性資産等の減損に含まれている。
また、2018年3月31日現在、連結貸借対照表に計上されている償却対象無形固定資産に係る翌年度以降5年間における見積償却費は次のとおりである。
年度
2018年度18,573百万円
2019年度16,078
2020年度14,382
2021年度13,043
2022年度12,061

2016年度及び2017年度における営業権の帳簿価額について、事業の種類別セグメントの変動は次のとおりである。
建設機械・車両
(百万円)
リテールファイナンス
(百万円)
産業機械他
(百万円)

(百万円)
2016年3月31日残高
営業権33,16984615,01749,032
減損累計額△ 8,487-△ 540△ 9,027
24,68284614,47740,005
取得額607--607
外貨換算修正額△ 536△ 4-△ 540
2017年3月31日残高
営業権33,24084215,01749,099
減損累計額△ 8,487-△ 540△ 9,027
24,75384214,47740,072
取得額137,017--137,017
減損認識額△ 17-△ 13,396△ 13,413
外貨換算修正額△ 7,755△ 40-△ 7,795
2018年3月31日残高
営業権162,50280215,017178,321
減損累計額△ 8,504-△ 13,936△ 22,440
153,9988021,081155,881

2017年度において、産業機械他事業セグメントに属する報告単位の営業権について、対象事業を取り巻く環境の悪化等に伴う収益力の低下により減損を実施した。これらの減損認識額は、報告単位の帳簿価額と将来の見積りキャッシュ・フローに基づいて算定された公正価値との比較に基づいており、減損金額は13,396百万円である。
11.短期債務及び長期債務
① 2017年3月31日及び2018年3月31日現在の短期債務の内訳は次のとおりである。
2017年3月31日
(百万円)
2018年3月31日
(百万円)
銀行、保険会社等109,452191,093
コマーシャル・ペーパー19,00068,000
短期債務128,452259,093

2017年3月31日及び2018年3月31日現在の短期債務の加重平均利率はそれぞれ1.4%及び1.8%である。
一部の連結子会社は金融機関との間に合計30,251百万円のコミットメントライン契約を締結しており、2018年3月31日現在の未使用枠22,484百万円はすべて即時利用可能である。また当社は180,000百万円のコマーシャル・ペーパープログラムを保有しており、2018年3月31日現在の未使用枠112,000百万円は所定の手続きを実施することにより利用可能となる。
② 2017年3月31日及び2018年3月31日現在の長期債務の内訳は次のとおりである。
2017年3月31日
(百万円)
2018年3月31日
(百万円)
無担保長期債務
銀行、保険会社等 返済期限 2018年 - 2024年
加重平均利率 2.5%
162,156274,891
ユーロ・ミディアム・ターム・ノート
返済期限 2018年 - 2024年
加重平均利率 2.7%
60,799114,273
2017年満期0.32%無担保社債30,000-
2019年満期0.28%無担保社債20,00020,000
2020年満期0.05%無担保社債-50,000
2020年満期2.12%無担保社債-31,825
2022年満期2.44%無担保社債-52,986
キャピタルリース債務(注記16)1,2691,652
その他の債務6,0265,877
280,250551,504
控除:1年以内期限到来分△ 89,391△ 70,806
長期債務190,859480,698

③ 当社、コマツファイナンスアメリカ㈱及び欧州コマツコーディネーションセンター㈱は、ユーロ・ミディアム・ターム・ノート(以下、「EMTN」)プログラムの発行体としてロンドン証券取引所に登録しており、2017年3月31日及び2018年3月31日現在のこのプログラムの登録金額は、それぞれ14億米ドル、20億米ドルである。
このプログラムに基づき、それぞれの発行体はディーラーとの間で合意されたすべての通貨の債券を発行できる。それらの発行体は、いくつかの異なる利率と返済期限を持つEMTNを総額で2016年度に44,876百万円、2017年度に63,780百万円発行した。
また、当社は2016年11月に2年間有効の150,000百万円の社債発行枠を登録した。2018年3月31日現在の未使用枠は100,000百万円となっている。また、コマツファイナンスアメリカ㈱は2017年9月に3年間及び5年間を償還期間とする総額8億米ドルの社債を発行した。なお、2018年3月31日現在の社債の残高には、過去に登録した社債発行枠に基づいて発行した社債20,000百万円が含まれている。
④ 国内における大部分の長期及び短期の銀行借入金は、一般的な銀行取引約定に基づいて行われている。
⑤ 2017年3月31日及び2018年3月31日現在の長期債務の決算日後の返済額は次のとおりである。ただし、2017年3月31日現在の公正価額の調整額8百万円(益)を除いている。2018年3月31日現在での公正価額の調整額はない。
返済年度2017年3月31日
(百万円)
2018年3月31日
(百万円)
決算日後1年以内89,39970,806
1年超2年以内68,86245,936
2年超3年以内45,245110,839
3年超4年以内19,63853,840
4年超5年以内56,374225,893
5年超6年以内及びそれ以降74044,190
280,258551,504

12.年金及びその他の退職給付債務
当社は一部の例外を除き、従業員に対し退職金と確定給付企業年金(キャッシュバランス型)の制度を採用している。この制度は、60才に達した定年退職者には退職時の給与、勤続年数その他の要素に基づき算定される支給額の約6割を年金より支給し、残りの部分を退職金より支給する。また、この制度は定年退職前の退職者についても退職金を支給する。確定給付企業年金(キャッシュバランス型)では、年金加入者の個人別勘定に、毎年の給与水準と市場連動金利に基づいて計算された金額が積立てられる。一部の連結子会社においても、勤続年数その他の要素に基づき算定される、様々な外部積立の年金基金制度又は内部引当の退職金制度を有している。当社グループの年金積立方針は、現在までに提供された役務に対する給付に加え、将来提供されるであろう役務に対する給付を賄うことを考慮して拠出されている。
当社グループの確定給付制度の予測給付債務及び年金資産の公正価額の期首残高と期末残高との調整は次のとおりである。
(百万円)
2017年3月31日2018年3月31日
国内海外国内海外
予測給付債務の変動:
予測給付債務期首残高132,74445,025131,38346,734
勤務費用8,2909028,0241,013
利息費用861,686967,327
年金数理計算上の純損失(△利益)△ 1,0123,385△ 71△ 2,960
従業員拠出-132-133
連結子会社の異動に伴う増減△ 1,088--196,007
制度の改訂--15-
清算-△ 94--
給付額△ 7,637△ 1,756△ 6,974△ 13,636
外貨換算修正額-△ 2,546-2,436
予測給付債務期末残高131,38346,734132,473237,054
年金資産の変動:
年金資産の公正価額期首残高78,92344,40479,55847,418
資産の実際収益2,3536,3842,7145,856
事業主拠出3,6055963,6161,906
従業員拠出-132-133
連結子会社の異動に伴う増減△ 664--175,008
清算-△ 77--
給付額△ 4,659△ 1,506△ 4,284△ 13,368
外貨換算修正額-△ 2,515-2,071
年金資産の公正価額期末残高79,55847,41881,604219,024
期末時点の積立状況△ 51,825684△ 50,869△ 18,030

2017年3月31日及び2018年3月31日現在の連結貸借対照表上の認識額は次のとおりである。
(百万円)
2017年3月31日2018年3月31日
国内海外国内海外
繰延税金及びその他の資産-8,745-10,983
繰延税金及びその他の流動負債△ 126△ 188△ 114△ 638
退職給付債務△ 51,699△ 7,873△ 50,755△ 28,375
△ 51,825684△ 50,869△ 18,030

2017年3月31日及び2018年3月31日現在のその他の包括利益(△損失)累計額における認識額は次のとおりである。
(百万円)
2017年3月31日2018年3月31日
国内海外国内海外
年金数理計算上の純損失27,5639,36624,56311,566
過去勤務費用691△ 603578△ 641
28,2548,76325,14110,925

2017年3月31日及び2018年3月31日現在の確定給付制度の累積給付債務は次のとおりである。
(百万円)
2017年3月31日2018年3月31日
国内海外国内海外
累積給付債務116,48944,192117,325233,481

累積給付債務及び予測給付債務が年金資産を上回っている退職給付及び年金制度における累積給付債務、予測給付債務及び年金資産の公正価額は次のとおりである。
(百万円)
2017年3月31日2018年3月31日
国内海外国内海外
累積給付債務が年金資産を上回っている制度
累積給付債務110,27211,304110,977200,824
年金資産73,1114,77674,981175,007
予測給付債務が年金資産を上回っている制度
予測給付債務131,38312,977132,473203,608
年金資産79,5584,91781,604175,178

当社グループの2016年度及び2017年度における確定給付制度の期間純費用の内訳は次のとおりである。
(百万円)
2016年度2017年度
国内海外国内海外
勤務費用8,2909028,0241,013
利息費用861,686967,327
年金資産の期待収益△ 1,155△ 2,212△ 1,199△ 11,289
年金数理計算上の純損失償却額1,7906761,414273
過去勤務費用償却額2063812838
期間純費用9,2171,0908,463△ 2,638

2016年度及び2017年度において、その他の包括利益(△損失)における、年金資産と予測給付債務のその他の変動は次のとおりである。
(百万円)
2016年度2017年度
国内海外国内海外
年金数理計算上の純損失(△利益)発生額△ 2,210△ 787△ 1,5862,473
年金数理計算上の純損失償却額△ 1,790△ 676△ 1,414△ 273
過去勤務費用発生額△ 51-15-
過去勤務費用償却額△ 206△ 38△ 128△ 38
△ 4,257△ 1,501△ 3,1132,162

2018年度において、その他の包括利益(△損失)累計額から期間純費用として償却される年金数理計算上の純損益及び過去勤務費用の予測額は次のとおりである。
(百万円)
国内海外
年金数理計算上の純損失償却額1,114189
過去勤務費用償却額113273

当社グループの2017年3月31日及び2018年3月31日現在における確定給付制度の給付債務に係る前提条件(加重平均)は、次のとおりである。
2017年3月31日2018年3月31日
国内海外国内海外
割引率0.1%3.8%0.1%3.5%
予定昇給率(ポイント制)4.3%-4.5%-
将来の平均報酬水準増加率2.6%3.7%2.6%3.6%

当社グループの2016年度及び2017年度における確定給付制度の期間純費用に係る前提条件(加重平均)は次のとおりである。
2016年度2017年度
国内海外国内海外
割引率0.1%4.1%0.1%3.0%
予定昇給率(ポイント制)3.9%-4.3%-
将来の平均報酬水準増加率2.6%3.6%2.6%4.4%
年金資産の長期期待収益率1.5%5.0%1.5%5.1%

当社及び一部の国内連結子会社は、確定給付企業年金(キャッシュバランス型)の年金制度を採用している。これらの会社ではポイント制に基づく予定昇給率を採用している。
当社グループは、年金資産の長期期待収益率について、投資対象の様々な資産カテゴリー別に将来収益に対する予測や過去の運用実績を考慮し、設定している。
年金資産:
当社グループの投資政策は、受給権者に対する将来の年金給付及び一時金たる給付の支払いを確実に行うため、必要とされる総合収益を長期的に確保すべく策定されている。また当社グループは、年金資産の長期期待収益率を考慮した上で、持分有価証券及び負債有価証券等の適切な組み合わせからなる基本ポートフォリオを策定している。年金資産は、中長期的に期待されるリターンを生み出すべく、基本ポートフォリオの指針に基づいて個別の持分有価証券、負債有価証券、並びに生命保険会社が扱う団体年金の一般勘定(以下、「生保一般勘定」)等に投資される。当社グループは、この基本ポートフォリオを修正する必要があるかどうかを判断するため、年金資産の長期期待収益と実際の運用収益との乖離幅を毎年検証している。また年金資産の長期期待収益率を達成するために、基本ポートフォリオの見直しが必要だと考えられる場合は、必要な範囲で基本ポートフォリオを見直す。当社では、こうした年金資産の運用について社内に「年金・退職金委員会」を設置して定期的に監視している。
当社及び国内連結子会社の制度における基本ポートフォリオは、大きく3つの資産区分に分類され、約35%を持分有価証券で運用し、約35%を負債有価証券で運用し、生保一般勘定等その他資産で約30%を運用している。また、海外連結子会社の制度における基本ポートフォリオは、国ごとに異なっているが、概ね約35%を持分有価証券で運用し、約65%を負債有価証券で運用している。
持分有価証券は、主に証券取引所に上場されている株式であり、投資対象の経営内容について精査し、業種、銘柄等で適切な分散投資を行っている。負債有価証券は、主に国債及び公債、社債から構成されており、格付け、利率、償還日等の発行条件を精査して、適切な分散投資を行っている。合同運用信託については、持分有価証券と同様の投資方針で分散投資を行っている。生保一般勘定は、一定の予定利率と元本が保証されている。外国銘柄への投資については、政治、経済の安定性、決済システム及び税制等の市場特性を精査し、適切に投資対象国及び通貨を選定している。投資リスクの過度な集中はない。
公正価値の測定に使用されるインプットの3つのレベルの区分については、注記21に記載している。
2017年3月31日及び2018年3月31日現在の資産クラス別の年金資産の公正価値は以下のとおりである。
2017年3月31日 (百万円)
国内海外
レベル1レベル2レベル3合計レベル1レベル2レベル3合計
年金資産
現金280--280924--924
持分有価証券
国内株式10,643--10,643-116-116
外国株式8,731--8,7319,2151,447-10,662
合同運用信託----6,7071,256-7,963
負債有価証券
国債及び公債18,010--18,0103,37512,256-15,631
社債-5,993-5,993-11,053-11,053
その他資産
生保一般勘定-35,901-35,901----
その他----739330-1,069
年金資産合計37,66441,894-79,55820,96026,458-47,418

2018年3月31日 (百万円)
国内海外
レベル1レベル2レベル3合計レベル1レベル2レベル3純資産価値で測定
された投資
合計
年金資産
現金300--300△ 1,690---△ 1,690
持分有価証券
国内株式11,207--11,207562144--706
外国株式8,715--8,71516,9761,950-27,11246,038
合同運用信託----7,4061,124-2,66111,191
負債有価証券
国債及び公債18,599--18,5993,81638,066-12,82654,708
社債-6,642-6,642-67,671-22,19189,862
その他資産
生保一般勘定-36,141-36,141-----
その他----87525413,5803,50018,209
年金資産合計38,82142,783-81,60427,945109,20913,58068,290219,024

① 2017年3月31日及び2018年3月31日現在、当社グループが年金資産として保有している持分有価証券に含まれる当社株式は58百万円及び77百万円である。
② 持分有価証券の合同運用信託は、主に米国子会社が年金資産として保有しているものであり、上場株式を対象として米国を中心とした外国株式に投資している。
③ 国債及び公債は、国内に約10%、海外に約90%を投資している。
年金資産のレベル区分は、リスクによる分類ではなく、公正価値を測定する際のインプットに基づき分類したものである。
レベル1に該当する資産は、主に持分有価証券及び負債有価証券で、活発な市場における市場価格で評価している。レベル2に該当する資産は、持分有価証券、負債有価証券及び生保一般勘定で、持分有価証券及び負債有価証券は、レベル1以外の直接的又は間接的に観察可能なインプットで評価しており、生保一般勘定は転換価格で評価している。
レベル3に該当する資産は、2017年4月に買収したジョイ・グローバル社(現、コマツマイニング㈱)の海外子会社が保有している年金資産であり、2018年3月31日現在の残高は13,580百万円である。2017年度における当該資産に係る収益、購入及び売却は、重要な金額ではない。
実務上の簡便法を用いて純資産価値(またはそれに準ずるもの)で公正価値を測定する特定の投資は、公正価値の3つのレベル区分に分類せずに個別に表示している。
キャッシュ・フロー:
① 拠出
当社グループは、2018年度において当該確定給付制度の国内及び海外制度に対して、それぞれ3,599百万円、1,729百万円の拠出を見込んでいる。
② 予想将来給付額
翌年度以降10年間における予想将来給付額は次のとおりである。
(百万円)
年度国内海外
2018年度6,46012,136
2019年度6,62812,011
2020年度7,03412,115
2021年度7,24612,191
2022年度9,12112,230
2023年度 - 2027年度 計35,90361,240

その他の退職後給付
一部の米国連結子会社は、従業員に対して退職後の健康管理及び生命保険の給付制度を有している。
当該制度は、給与水準に応じた拠出を行う制度である。従業員拠出額は、当該制度に係る費用のうち、当該子会社の支払額を超過した額が充当されるように調整される。当該制度は給付金や保険料の支払に応じて退職後給付費用を拠出する方針としている。
当該米国連結子会社は2007年度において、資産の保有及び退職後給付債務の支払を委託する任意従業員福利厚生基金を設立した。この任意従業員福利厚生基金による制度資産は区分され、法的規制を受けており、また、基金への拠出は税法に基づき税金が控除される可能性がある。
当該制度の累積退職後給付債務及び制度資産の公正価額の期首残高と期末残高との調整は次のとおりである。
(百万円)
2017年3月31日2018年3月31日
累積退職後給付債務の変動:
累積退職後給付債務期首残高14,64514,057
勤務費用477481
利息費用571557
年金数理計算上の純損失(△利益)△ 1,071178
従業員拠出7119
連結子会社の異動に伴う増減-2,844
メディケアパートD補償54-
給付額△ 868△ 1,377
外貨換算修正額242△ 698
累積退職後給付債務期末残高14,05716,161
制度資産の変動:
制度資産の公正価額期首残高10,0039,940
資産の実際収益490525
事業主拠出26222
従業員拠出7119
連結子会社の異動に伴う増減-1,192
給付額△ 542△ 804
外貨換算修正額△ 44△ 572
制度資産の公正価額期末残高9,94010,622
期末時点の積立状況△ 4,117△ 5,539

2017年3月31日及び2018年3月31日現在の連結貸借対照表上の認識額は次のとおりである。
(百万円)
2017年3月31日2018年3月31日
繰延税金及びその他の資産1,4411,610
繰延税金及びその他の流動負債△ 43△ 212
退職給付債務△ 5,515△ 6,937
△ 4,117△ 5,539

2017年3月31日及び2018年3月31日現在のその他の包括利益(△損失)累計額における認識額は次のとおりである。
(百万円)
2017年3月31日2018年3月31日
年金数理計算上の純損失1,6601,813
過去勤務費用9720
1,7571,833

当該制度におけるすべての制度において、累積退職後給付債務は制度資産を上回っている。
2016年度及び2017年度における当該制度に係る期間純費用の内訳は次のとおりである。
(百万円)
2016年度2017年度
勤務費用477481
利息費用571557
制度資産の期待収益△ 505△ 595
年金数理計算上の純損失償却額23995
過去勤務費用償却額11177
期間純費用893615

2016年度及び2017年度において、その他の包括利益(△損失)における、制度資産と累積退職後給付債務のその他の変動は次のとおりである。
(百万円)
2016年度2017年度
年金数理計算上の純損失(△利益)発生額△ 1,056248
年金数理計算上の純損失償却額△ 239△ 95
過去勤務費用償却額△ 111△ 77
△ 1,40676

2018年度において、その他の包括利益(△損失)累計額から期間純費用として償却される年金数理計算上の純損益及び過去勤務費用の予測額は次のとおりである。
(百万円)
2018年度
年金数理計算上の純損失償却額97
過去勤務費用償却額△ 6

2017年3月31日及び2018年3月31日現在の当該制度の給付債務に係る前提条件(加重平均)は、次のとおりである。
2017年3月31日2018年3月31日
割引率4.0%3.9%
将来の平均報酬水準増加率4.0%4.0%
現状の医療費動向率6.2%6.2%
最終的な医療費動向率5.0%5.0%
最終的な医療費動向率に到達する
までの期間(年)
55

2016年度及び2017年度の当該制度の期間純費用に係る前提条件(加重平均)は次のとおりである。
2016年度2017年度
割引率4.0%3.9%
将来の平均報酬水準増加率4.0%4.0%
制度資産の長期期待収益率5.4%5.6%
現状の医療費動向率6.5%6.2%
最終的な医療費動向率5.0%5.0%
最終的な医療費動向率に到達する
までの期間(年)
66

2016年度及び2017年度において、医療費動向率が1%変動した場合の当社グループの財政状態及び経営成績へ与える影響額は、重要ではない。
制度資産:
当該米国連結子会社の投資政策は、一定範囲内のリスクのもとで可能な限りの運用成果をあげるべく策定されている。
当該米国連結子会社の資産の配分は、リスクに応じた運用収益を生み出しつつ、安全性に重点を置いた方針に基づいて行われており、約35%を持分有価証券で運用し、約65%を負債有価証券で運用している。
持分有価証券は、主に証券取引所に上場されている株式であり、投資対象の経営内容について精査し、業種、銘柄等で適切な分散投資を行っている。負債有価証券は、主に国債及び公債、社債から構成されており、格付け、利率、償還日等の発行条件を精査して、適切な分散投資を行っている。合同運用信託については、持分有価証券と同様の投資方針で分散投資を行っている。投資リスクの過度な集中はない。
公正価値の測定に使用されるインプットの3つのレベルの区分については、注記21に記載している。
2017年3月31日及び2018年3月31日現在の資産クラス別の制度資産の公正価値は以下のとおりである。
2017年3月31日 (百万円)
レベル1レベル2レベル3合計
制度資産
現金506--506
持分有価証券
外国株式1,548--1,548
合同運用信託1,598--1,598
負債有価証券
国債及び公債1,1063,418-4,524
社債-1,764-1,764
制度資産合計4,7585,182-9,940

2018年3月31日 (百万円)
レベル1レベル2レベル3純資産価値で
測定された投資
合計
制度資産
現金622---622
持分有価証券
外国株式1,924---1,924
合同運用信託2,117---2,117
負債有価証券
国債及び公債1,1722,966--4,138
社債-1,417-4041,821
制度資産合計5,8354,383-40410,622

① 持分有価証券の合同運用信託は、上場株式を対象として主に米国を中心とした外国株式に投資している。
② 国債は、米国国債に投資している。
制度資産のレベル区分は、リスクによる分類ではなく、公正価値を測定する際のインプットに基づき分類したものである。
レベル1に該当する資産は、主に持分有価証券で、活発な市場における市場価格で評価している。レベル2に該当する資産は、負債有価証券で、レベル1以外の直接的又は間接的に観察可能なインプットで評価している。
実務上の簡便法を用いて純資産価値(またはそれに準ずるもの)で公正価値を測定する特定の投資は、公正価値の3つのレベル区分に分類せずに個別に表示している。
キャッシュ・フロー:
① 拠出
当該米国連結子会社は、2018年度において当該退職後給付制度に対して22百万円の拠出を見込んでいる。
② 予想将来給付額
翌年度以降10年間における予想将来給付額は次のとおりである。
(百万円)
年度
2018年度1,032
2019年度1,079
2020年度1,070
2021年度1,059
2022年度1,052
2023年度 - 2027年度 計5,153

一部の国内連結子会社は、役員に対する退職給付制度を有しているが、これらの制度の多くは外部積立を行っていない。2017年3月31日及び2018年3月31日現在において、対象者全員が退職した場合に必要な金額は全額引当てられている。それらの金額は当社グループの財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼすものではない。
一部の連結子会社では、従業員に対して確定拠出型の給付制度を有している。2016年度及び2017年度において認識された費用は、それぞれ2,858百万円、7,597百万円である。
13.資本及び剰余金
① 2017年3月31日及び2018年3月31日現在、関連会社は当社の普通株式をそれぞれ1,102,000株(自己株式控除後発行済株式数の0.12%)及び843,600株(同0.09%)所有している。
② 会社法では、剰余金の分配可能額の算出に一定の制限を設けているが、2018年3月31日現在の帳簿上、資本合計として報告されている金額のうち581,423百万円はこの制約を受けていない。
2018年6月19日開催予定の定時株主総会において、45,301百万円(百万円未満は四捨五入)の現金配当が付議される予定である。当該配当金は2018年3月31日現在の連結財務諸表には反映されていない。連結財務諸表上では、配当金は決議され、実際に支払われた連結会計年度に計上される。
③ 当社は2種類の株式報酬制度(ストック・オプション)を導入している。
2010年6月以前に取締役会で決議されたストック・オプション
当社の取締役及び特定の使用人並びに主要子会社の取締役に対して、権利付与日の属する月の直前月各日の東京証券取引所の終値の平均値に1.05を乗じた価額、又は権利付与日の終値のいずれか高い方の金額で当社株式を購入する権利を付与する。
2010年7月以降に取締役会で決議されたストック・オプション
当社の取締役及び特定の使用人並びに主要子会社の代表取締役に対して、行使価額1円で当社株式を購入する権利を付与する。
当社は、2010年6月23日開催の定時株主総会及び2016年7月14日の取締役会決議に基づき、2016年度に当社の取締役に対してストック・オプションとして新株予約権を505個発行した。当社はまた、2016年6月22日開催の定時株主総会及び2016年7月14日の取締役会決議に基づき、当社の使用人及び主要子会社の代表取締役に対して1,996個発行した。それぞれのストック・オプションの受給権は、権利付与日に100%発生する。2016年度付与分のストック・オプションは2019年8月1日付で行使可能となる。
また、当社は、2010年6月23日開催の定時株主総会及び2017年7月13日の取締役会決議に基づき、2017年度に当社の取締役に対してストック・オプションとして新株予約権を281個発行した。当社はまた、2017年6月20日開催の定時株主総会及び2017年7月13日の取締役会決議に基づき、当社の使用人及び主要子会社の代表取締役に対して1,716個発行した。それぞれのストック・オプションの受給権は、権利付与日に100%発生する。2017年度付与分のストック・オプションは2020年8月1日付で行使可能となる。
新株予約権1個につき目的となる株式数は、100株である。
当社は報酬コストを公正価値基準法により認識している。2016年度及び2017年度において、販売費及び一般管理費に計上された報酬コストは、それぞれ430百万円及び519百万円である。
新株予約権の行使があった場合は、新株を発行せず、自己株式を移転することとしている。
2016年度及び2017年度におけるストック・オプションの状況は次のとおりである。
2016年度2017年度
株数加重平均
権利行使価格
株数加重平均
権利行使価格
期首現在未行使残高1,593,8006001,277,70070
権利付与250,1001199,7001
権利行使△ 322,200800△ 250,400353
権利失効△ 244,0002,499--
期末現在未行使残高1,277,700701,227,0001
期末現在行使可能分508,900174534,3001

2016年度及び2017年度において行使されたストック・オプションの本源的価値総額はそれぞれ533百万円及び712百万円である。
2018年3月31日現在のストック・オプションの未行使残高及び行使可能残高の情報は次のとおりである。
未行使残高行使可能残高
株数加重平均権利行使価格
本源的
価値
合計
百万円
加重平均残存年数
株数加重平均権利行使価格
本源的
価値
合計
百万円
加重平均残存年数
1,227,00014,3515.0534,30011,8953.4

2016年度及び2017年度に付与したストック・オプションの公正価額は、次の前提条件のもとで、離散時間モデル(二項モデル)を用いて見積られた。二項モデルは、公正価値測定の前提条件に幅を持たせているため、それらの幅を開示している。見積株価変動率は、当社株式の過去の株価変動率から予想された値に基づいている。
当社は、二項モデルで使用されるストック・オプションの権利行使状況と権利行使に係る従業員等の離職動向を見積るためにヒストリカルデータを使用している。見積行使期間は、オプション・プライシング・モデルにより算定されており、当該オプションの権利行使が予想される期間を表している。ストック・オプションの満期までの期間に対応する無リスク資産の金利は、権利付与時の日本国債の利回りに基づいている。
2016年8月1日現在2017年8月1日現在
権利付与日公正価額1,721円2,599円
見積行使期間5年5年
無リスク資産の金利△0.33% - △0.26%△0.10% - 0.10%
見積株価変動率32.00%31.00%
見積配当率2.71%2.46%

無リスク資産の金利は、キャッシュ・フローの割引期間に応じて対応する金利を適用している。それぞれの期間に対応する金利は次のとおりである。
付与年度1年後2年後3年後4年後5年後6年後7年後8年後9年後10年後
2016年度△0.33%△0.37%△0.39%△0.39%△0.38%△0.36%△0.34%△0.32%△0.29%△0.26%
2017年度△0.10%△0.11%△0.11%△0.09%△0.07%△0.04%△0.01%0.02%0.06%0.10%

14.その他の包括利益(△損失)
2016年度及び2017年度におけるその他の包括利益(△損失)累計額の変動は次のとおりである。
2016年度
外貨換算
調整勘定
未実現
有価証券
評価損益
年金債務
調整勘定
未実現
デリバティブ
評価損益
合 計
百万円百万円百万円百万円百万円
期首残高26,60319,253△ 28,06787818,667
組替前のその他の包括利益
(△損失)-税控除後
△ 16,52310,9642,874114△ 2,571
組替修正額-税控除後21△ 1032,034△ 2371,715
その他の包括利益(△損失)
-税控除後
△ 16,50210,8614,908△ 123△ 856
控除:非支配持分に帰属する
その他の包括利益(△損失)
△ 913-△ 1052△ 871
当社株主に帰属するその他の
包括利益(△損失)
△ 15,58910,8614,918△ 17515
期末残高11,01430,114△ 23,14970318,682

2017年度
外貨換算
調整勘定
未実現
有価証券
評価損益
年金債務
調整勘定
未実現
デリバティブ
評価損益
合 計
百万円百万円百万円百万円百万円
期首残高11,01430,114△ 23,14970318,682
組替前のその他の包括利益
(△損失)-税控除後
△ 22,7613,074△ 9586,777△ 13,868
組替修正額-税控除後△ 66△ 32,5071,372△ 4,379△ 35,580
その他の包括利益(△損失)
-税控除後
△ 22,827△ 29,4334142,398△ 49,448
控除:非支配持分に帰属する
その他の包括利益(△損失)
△ 1,647-1021△ 1,616
当社株主に帰属するその他の
包括利益(△損失)
△ 21,180△ 29,4334042,377△ 47,832
期末残高△ 10,166681△ 22,7453,080△ 29,150

2016年度及び2017年度におけるその他の包括利益(△損失)累計額からの組替修正額の内訳は次のとおりである。
2016年度
組替修正額(注)1連結損益計算書において影響を受ける項目
百万円
外貨換算調整勘定
売却△ 21その他の収益(△費用)-投資有価証券売却損益(純額)
△ 21
-法人税等
△ 21税控除後
未実現有価証券評価損益
売却207その他の収益(△費用)-投資有価証券売却損益(純額)
207
△ 104法人税等
103税控除後
年金債務調整勘定
年金数理計算上の純損益償却額△ 2,705(注)2
過去勤務費用償却額△ 355(注)2
△ 3,060
1,026法人税等
△ 2,034税控除後
未実現デリバティブ評価損益
外国為替予約契約347その他の収益(△費用)-その他(純額)
347
△ 110法人税等
237税控除後
組替修正額合計△ 1,715税控除後

2017年度
組替修正額(注)1連結損益計算書において影響を受ける項目
百万円
外貨換算調整勘定
清算及び売却66その他の収益(△費用)-投資有価証券売却損益(純額)、その他(純額)
66
-法人税等
66税控除後
未実現有価証券評価損益
売却49,248その他の収益(△費用)-投資有価証券売却損益(純額)
49,248
△ 16,741法人税等
32,507税控除後
年金債務調整勘定
年金数理計算上の純損益償却額△ 1,782(注)2
過去勤務費用償却額△ 243(注)2
△ 2,025
653法人税等
△ 1,372税控除後
未実現デリバティブ評価損益
外国為替予約契約6,258その他の収益(△費用)-その他(純額)
6,258
△ 1,879法人税等
4,379税控除後
組替修正額合計35,580税控除後

(注)1. 金額の△は利益の減少を示している。
2. 期間純費用の計算に含まれている。(注記12参照)
2016年度及び2017年度におけるその他の包括利益(△損失)の各項目に対する税効果の金額は次のとおりである。
2016年度
税効果考慮前税効果税効果考慮後
百万円百万円百万円
外貨換算調整勘定
組替前発生額△ 16,59168△ 16,523
組替修正額21-21
増減(純額)△ 16,57068△ 16,502
未実現有価証券評価損益
組替前発生額15,986△ 5,02210,964
組替修正額△ 207104△ 103
増減(純額)15,779△ 4,91810,861
年金債務調整勘定
組替前発生額4,109△ 1,2352,874
組替修正額3,060△ 1,0262,034
増減(純額)7,169△ 2,2614,908
未実現デリバティブ評価損益
組替前発生額187△ 73114
組替修正額△ 347110△ 237
増減(純額)△ 16037△ 123
その他の包括利益(△損失)6,218△ 7,074△ 856

2017年度
税効果考慮前税効果税効果考慮後
百万円百万円百万円
外貨換算調整勘定
組替前発生額△ 22,752△ 9△ 22,761
組替修正額△ 66-△ 66
増減(純額)△ 22,818△ 9△ 22,827
未実現有価証券評価損益
組替前発生額4,570△ 1,4963,074
組替修正額△ 49,24816,741△ 32,507
増減(純額)△ 44,67815,245△ 29,433
年金債務調整勘定
組替前発生額△ 1,150192△ 958
組替修正額2,025△ 6531,372
増減(純額)875△ 461414
未実現デリバティブ評価損益
組替前発生額9,231△ 2,4546,777
組替修正額△ 6,2581,879△ 4,379
増減(純額)2,973△ 5752,398
その他の包括利益(△損失)△ 63,64814,200△ 49,448

15.法人税等
2016年度及び2017年度における税引前当期純利益及び法人税等の内訳は次のとおりである。
2016年度2017年度
百万円百万円
税引前当期純利益
国内71,861134,241
在外94,608157,566
166,469291,807
法人税等
当期分
国内24,92552,864
在外27,06634,175
小計51,99187,039
繰延分
国内△ 2,189△ 158
在外603△ 494
小計△ 1,586△ 652
50,40586,387

2016年度及び2017年度に認識された法人税等の総額は次のとおり割り当てられている。
2016年度2017年度
百万円百万円
当期純利益50,40586,387
その他の包括利益(△損失)
外貨換算調整勘定△ 689
未実現有価証券評価損益4,918△ 15,245
年金債務調整勘定2,261461
未実現デリバティブ評価損益△ 37575
法人税等総額57,47972,187

2017年3月31日及び2018年3月31日現在、繰延税金資産及び負債の期間帰属差異項目及び税務上の繰越欠損金等の発生要因別内訳は次のとおりである。
2017年3月31日2018年3月31日
百万円百万円
貸倒引当金等6,6169,280
未払費用37,34236,692
投資有価証券1,9541,417
年金及び退職給付12,85116,261
有形固定資産3,8901,799
たな卸資産13,39812,055
繰越欠損金18,94932,631
研究開発費1,5651,522
繰越税額控除13111,591
その他7,18713,904
繰延税金資産総額103,883137,152
評価性引当金△ 16,621△ 31,244
繰延税金資産計87,262105,908
未実現有価証券評価益12,712338
有形固定資産12,31429,542
無形固定資産8,77033,131
海外連結子会社及び持分法
適用関連会社の未分配利益
6,70611,662
その他8852,063
繰延税金負債計41,38776,736
繰延税金資産純額45,87529,172

2017年3月31日及び2018年3月31日現在の繰延税金資産及び負債は、連結貸借対照表の以下の科目に含めて表示している。
2017年3月31日2018年3月31日
百万円百万円
繰延税金及びその他の流動資産56,276-
繰延税金及びその他の資産8,74756,126
繰延税金及びその他の流動負債△ 421-
繰延税金及びその他の負債△ 18,727△ 26,954
45,87529,172

2016年3月31日現在の評価性引当金は、20,893百万円であった。2016年度及び2017年度の評価性引当金の増減額は、純額でそれぞれ4,272百万円の減少、14,623百万円の増加であった。
繰延税金資産の実現可能性の評価については、経営者がその一部又は全部につき実現するか否かを検討している。最終的な繰延税金資産の実現可能性については、それらの将来減算一時差異及び繰越欠損金が利用されると見込まれる期間に生み出される将来の課税所得に依存している。経営者はこの評価にあたり、将来加算一時差異の使用、将来の課税所得の見込み及びタックス・プランニングを考慮している。経営者は2016年度及び2017年度末の評価性引当金を控除した繰延税金資産の金額が過去の課税所得実績額及び将来の課税所得見込額から判断して、将来減算一時差異及び繰越欠損金が利用されると見込まれる期間内の将来課税所得金額によって実現可能であると判断している。しかしながら将来課税所得が減少した場合、実現可能と思われる繰延税金資産の額は減少する可能性がある。
2018年3月31日現在、当社グループの繰越税額控除は11,591百万円であり、2024年度まで繰越することが可能である。
2016年度及び2017年度において当社及び国内連結子会社は、法人税率約23%、住民税率約5%と損金算入可能な法人事業税率約5%の納税義務があり、合計された法定税率は約31.5%である。住民税率及び法人事業税率は、地方自治体によって異なる。
2016年度及び2017年度の法定税率と実効税率の差異理由は次のとおりである。
2016年度2017年度
法定税率(%)31.531.5
税率の増加(△減少)の理由
評価性引当金の増減(%)△ 1.9△ 2.2
税務上損金とならない費用(%)1.72.0
海外連結子会社の適用税率の差異(%)△ 2.0△ 1.9
試験研究費税額控除(%)△ 2.3△ 1.3
米国の新税制改正による影響(%)-△ 1.6
その他-純額(%)3.33.1
実効税率(%)30.329.6

海外連結子会社に対しては、その所在国での法人所得税が課せられている。
2017年3月31日及び2018年3月31日現在における海外連結子会社の未分配利益は、それぞれ794,734百万円及び876,221百万円である。当社は海外連結子会社の未分配利益の一部を配当する方針であり、2017年3月31日及び2018年3月31日現在、それぞれ968百万円及び5,703百万円の繰延税金負債を計上している。
2017年3月31日及び2018年3月31日現在、海外連結子会社の未分配利益のうち、当社が恒久的に再投資すると考えている部分に係る未認識の繰延税金負債の金額は、それぞれ42,101百万円及び43,470百万円である。
2018年3月31日現在、一部の連結子会社で約72,211百万円の将来控除可能な税務上の繰越欠損金がある。将来の課税所得と相殺可能な期間はそれぞれの税法によって異なり、次のとおりである。
2018年3月31日現在

百万円
5年以内30,840
6 - 20年2,417
無期限38,954
合計72,211

上記のほかに、2018年3月31日現在、一部の米国連結子会社において州税に関する将来控除可能な税務上の繰越欠損金が約222,124百万円あり、それに伴う繰延税金資産は13,089百万円である。
当社グループは、未認識税務ベネフィットの見積りについて妥当であると考えているが、税務調査や関連訴訟の最終結果に関する不確実性は、将来の未認識税務ベネフィットに影響を与える可能性がある。2017年3月31日及び2018年3月31日現在の未認識税務ベネフィットの残高は、それぞれ7,682百万円及び12,064百万円であり、認識された場合には、それぞれの全額が実効税率を減少させる。なお、2017年度において重要な未認識税務ベネフィットの取り崩しはなく、2016年度及び2017年度の未認識税務ベネフィットに関連する利息及び課徴金は重要な金額ではない。また、2018年3月31日現在において、当社グループが入手可能な情報に基づく限り、今後12カ月以内の未認識税務ベネフィットの重要な変動は予想していない。
当社グループは日本及び様々な海外の税務当局に法人税の申告をしている。日本国内においては、当社の2014年度以前の事業年度について税務当局による税務調査が終了している。また、米国においては、2009年度以前の事業年度について税務当局による税務調査が終了している。海外のその他の連結子会社については、いくつかの例外を除き、2010年度以前の事業年度について税務調査が終了している。
2017年12月22日に米国新税制改正法(the Tax Cuts and Jobs Act)が成立した。当社グループは、会計基準編纂書740「法人所得税」に基づき、当該税制改正による連結財務諸表への影響について測定を行っているが、当有価証券報告書提出時点では完了していない。そのため、当社グループはSAB118及びASU2018-05を適用し、連結財務諸表への影響について当有価証券報告書提出時点で入手し得る情報に基づいた暫定金額を連結財務諸表に織り込んでいる。当該税制改正による2017年度の連結財務諸表への影響金額は、次のとおりである。
連結損益計算書計上科目2017年度
(百万円)
税率変更による繰延税金資産及び負債の再計算 ※法人税等 繰延分△ 11,193
米国外未配当利益にかかる強制みなし配当税 ※法人税等 当期分7,080
外国税額控除繰越金に対する評価性引当金の計上 ※法人税等 繰延分736
子会社の未分配利益に対する繰延税金負債の取崩し法人税等 繰延分△ 1,425
計 ※法人税等 当期分7,080
繰延分△ 11,882
合計△ 4,802

※ 暫定金額を使用している。なお、上記暫定金額は当第3四半期 四半期報告書提出時点から変更している。
当社グループは、上記影響金額について重要な変更が生じるとは想定していないが、今後も必要に応じて最新の情報に基づいた当該税制改正の影響を連結財務諸表に織り込む予定である。
16.賃借料
当社グループは事務所、事務機器及び従業員社宅等を解約可能、又は解約不能な契約に基づき賃借している。2016年度及び2017年度の賃借料のうち、オペレーティングリースに係るものは、それぞれ14,458百万円及び20,663百万円である。一部のリース契約には、割安更新オプションや修繕費用、固定資産税及び保険料の負担を伴う増額条項がある。
2017年3月31日及び2018年3月31日現在、キャピタルリース及び解約不能オペレーティングリースによる最低年間賃借料の年度別支払内訳は次のとおりである。
返済年度2017年3月31日
キャピタルリース
(百万円)
オペレーティングリース
(百万円)
合 計
(百万円)
決算日後1年以内7653,3164,081
1年超2年以内1551,9572,112
2年超3年以内1601,2691,429
3年超4年以内142793935
4年超5年以内119413532
5年超6年以内及びそれ以降1616617
最低支払賃借料1,3428,3649,706
控除:利息相当額△ 73
最低キャピタルリース料の現在価値1,269

返済年度2018年3月31日
キャピタルリース
(百万円)
オペレーティングリース
(百万円)
合 計
(百万円)
決算日後1年以内7467,2287,974
1年超2年以内2505,0955,345
2年超3年以内2293,6953,924
3年超4年以内1962,6932,889
4年超5年以内821,9021,984
5年超6年以内及びそれ以降1961,8692,065
最低支払賃借料1,69922,48224,181
控除:利息相当額△ 47
最低キャピタルリース料の現在価値1,652

17.1株当たり当社株主に帰属する当期純利益
基本的及び希薄化後1株当たり当社株主に帰属する当期純利益の計算の過程は次のとおりである。
2016年度2017年度
当社株主に帰属する当期純利益113,381百万円196,410百万円
期中平均発行済株式数(自己株式控除後)942,793,249株943,167,127株
希薄化の影響
ストック・オプション1,260,080株1,266,360株
希薄化後期中平均発行済株式数944,053,329株944,433,487株
基本的1株当たり当社株主に帰属する当期純利益120.26円208.25円
希薄化後1株当たり当社株主に帰属する当期純利益120.10円207.97円

18.契約残高及び偶発債務
① 2017年3月31日及び2018年3月31日現在、遡及権付債権の譲渡に係る偶発債務は、それぞれ59百万円及び97百万円である。
当社グループは、従業員、関連会社及び顧客等の借入金について、第三者に対する債務保証を行っている。従業員に関する債務保証の主なものは、住宅ローンに対するものである。関連会社及び顧客等に関する債務保証は、信用補完のためのものである。契約期間中に従業員、関連会社及び顧客等が債務不履行に陥った場合、当社グループは保証債務の履行義務を負う。債務保証の契約期間は、従業員の住宅ローンについては10年から30年、関連会社及び顧客等の借入金については1年から8年である。2017年3月31日及び2018年3月31日現在において、債務不履行が生じた場合に当社グループが負う割引前の最高支払額は、それぞれ13,862百万円及び15,034百万円である。2018年3月31日現在において、これらの債務保証について認識されている負債の公正価値には重要性はない。これらの債務保証の一部は、当社グループへの担保の差入及び保険契約により担保されている。
当社グループは、子会社の営業上の契約履行義務について、銀行等の信用状発行等を通じて保証を行っている。子会社が契約義務を履行できない場合、当社グループは銀行等に対し、発生した債務を負担する必要がある。2018年3月31日現在において、子会社の営業上の契約不履行が生じた場合に当社グループが負う割引前の最高支払額は13,694百万円である。
当社はこれらの偶発債務による損失が仮に発生したとしても連結財務諸表に重要な影響を及ぼすものではないと考えている。
② 2017年3月31日及び2018年3月31日現在の設備投資の発注残高は、それぞれ総額で約15,100百万円及び約19,700百万円である。
③ 当社グループには通常の営業の過程で生じたものを中心とする種々の係争中の案件があるが、経営者及び弁護士の見解では当社グループの財政状態に重要な影響を与えずに解決される見込みである。
④ 当社グループは、世界中の得意先、ディーラー及び関係会社を相手として営業活動を行っており、それらからの売掛金及びそれらに対する保証は、信用リスクが集中しないよう分散されている。経営者は、債権から設定済の引当金を超える損失は発生しないと考えている。
⑤ 当社グループは、ある一定期間において、当社グループの製品及びサービスに対する保証を行っており、2016年度及び2017年度における製品保証引当金の変動は次のとおりである。
2016年度2017年度
百万円百万円
期首残高28,80430,584
当期増加額23,41632,645
当期減少額△ 21,383△ 23,146
その他△ 2534,540
期末残高30,58444,623

19.金融派生商品
リスク管理方針
当社グループの借入債務、海外事業及び外貨建資産・負債については、主に為替及び金利の変動に係る市場リスクにさらされている。通常の業務において発生するこれらのリスクを軽減するために、当社グループの方針及び手続きに準拠して様々な金融派生商品をヘッジ目的で活用している。(注記20、21参照)当社グループは、金融派生商品をトレーディング又は投機目的で契約していない。
当社グループは、短期及び長期債務に関連する金利及び為替の変動によるキャッシュ・フロー又は公正価値の変動リスクを管理する目的で、金利スワップ契約及び金利キャップ契約(一部通貨スワップ契約を併用)を締結している。
当社グループの事業活動は海外に及ぶため、外貨建(主に米ドル及びユーロ)の資産・負債及び売買取引に関する為替の変動リスクにさらされている。当社グループは、これらのリスクを軽減するため、外貨資金繰り予想に基づいて外国為替予約又はオプション契約を締結している。
当社グループは、金融派生商品に対して取引相手の不履行により信用損失を受けるリスクがあるが、取引相手の信用度が高いため、取引相手が義務不履行をする可能性は想定していない。また、信用リスク関連の偶発特性を有する金融派生商品の契約はしていない。
キャッシュ・フローヘッジ
当社グループは、予定取引に関連する為替の変動リスク及び借入債務に関連する金利の変動リスクを管理するために、キャッシュ・フローヘッジとして指定された金融派生商品を活用している。外貨建売買取引については、当社グループは主に1年内の予定取引及び確定約定におけるキャッシュ・フローの変動をヘッジしている。当社グループは変動金利の借入債務については、キャッシュ・フローの変動を管理するために金利スワップ契約を締結している。キャッシュ・フローヘッジとして指定された金融派生商品の公正価額の変動は、その他の包括利益(△損失)累計額に計上されている。これらの金額は、当該ヘッジ対象が損益に影響を与えるときに、その他の収益(△費用)として損益に振り替えられる。その他の包括利益(△損失)累計額に計上されている損益のうち、2018年3月31日以後12カ月以内に損益に再分類されると予想される金額は純額で約2,116百万円の損失である。2017年度において、当初の予定取引が発生しない可能性が高まったため中止されたキャッシュ・フローヘッジはない。
ヘッジ指定されていない金融派生商品
当社グループは、短期及び長期債務に対する金利変動リスクに備えるために、会計基準編纂書815「デリバティブとヘッジ」のもとでヘッジ手段として指定されない金利スワップ契約、クロスカレンシースワップ契約を締結している。為替の変動をヘッジするために用いられている一部の外国為替予約契約についても当該基準書のもとでヘッジ手段として指定されていない。これらの金融派生商品の公正価額の変動は、発生した期の損益として認識している。
金融派生商品の契約残高
2017年3月31日及び2018年3月31日現在における金融派生商品の契約残高は次のとおりである。
2017年3月31日2018年3月31日
百万円百万円
外国為替予約契約
外国為替売予約契約114,433188,433
外国為替買予約契約90,493152,208
金利スワップ及びクロス
カレンシースワップ契約
77,58893,736

2017年3月31日及び2018年3月31日現在において、連結貸借対照表に計上されている金融派生商品の公正価額は次のとおりである。
2017年3月31日現在
ヘッジ指定されている
金融派生商品
金融派生商品資産金融派生商品負債
連結貸借対照表計上科目公正価額
(百万円)
連結貸借対照表計上科目公正価額
(百万円)
外国為替予約契約繰延税金及びその他の流動資産2,133繰延税金及びその他の流動負債241
繰延税金及びその他の資産17繰延税金及びその他の負債411
金利スワップ及びクロス
カレンシースワップ契約
繰延税金及びその他の流動資産8繰延税金及びその他の流動負債129
2,158781
ヘッジ指定されていない
金融派生商品
金融派生商品資産金融派生商品負債
連結貸借対照表計上科目公正価額
(百万円)
連結貸借対照表計上科目公正価額
(百万円)
外国為替予約契約繰延税金及びその他の流動資産353繰延税金及びその他の流動負債1,938
繰延税金及びその他の資産1繰延税金及びその他の負債-
金利スワップ及びクロス
カレンシースワップ契約
繰延税金及びその他の流動資産67繰延税金及びその他の流動負債956
繰延税金及びその他の資産-繰延税金及びその他の負債-
4212,894
金融派生商品合計2,5793,675

2018年3月31日現在
ヘッジ指定されている
金融派生商品
金融派生商品資産金融派生商品負債
連結貸借対照表計上科目公正価額
(百万円)
連結貸借対照表計上科目公正価額
(百万円)
外国為替予約契約繰延税金及びその他の流動資産3,375繰延税金及びその他の流動負債752
繰延税金及びその他の資産3,618繰延税金及びその他の負債147
金利スワップ及びクロス
カレンシースワップ契約
繰延税金及びその他の流動資産24繰延税金及びその他の流動負債68
7,017967
ヘッジ指定されていない
金融派生商品
金融派生商品資産金融派生商品負債
連結貸借対照表計上科目公正価額
(百万円)
連結貸借対照表計上科目公正価額
(百万円)
外国為替予約契約繰延税金及びその他の流動資産1,300繰延税金及びその他の流動負債2,883
繰延税金及びその他の資産64繰延税金及びその他の負債32
金利スワップ及びクロス
カレンシースワップ契約
繰延税金及びその他の流動資産12繰延税金及びその他の流動負債278
繰延税金及びその他の資産-繰延税金及びその他の負債8
1,3763,201
金融派生商品合計8,3934,168

2016年度及び2017年度における、金融派生商品の連結損益計算書及び連結包括利益計算書への影響は次のとおりである。
キャッシュ・フローヘッジにおける金融派生商品
2016年度
有効部分非有効部分及び有効性テストで
除外された金額
その他の包括利益(△損失)に認識された金融派生商品損益の金額
(百万円)
その他の包括利益(△損失)累計額から損益に振替えられた損益の計上科目その他の包括利益(△損失)累計額から損益に振替えられた金額
(百万円)
損益認識された金融派生商品損益の計上科目損益認識された金融派生商品損益の金額
(百万円)
外国為替予約契約△ 1その他の収益(△費用)
-その他(純額)
288その他の収益(△費用)
-その他(純額)
59
金利スワップ及びクロス
カレンシースワップ契約
188----
18728859

2017年度
有効部分非有効部分及び有効性テストで
除外された金額
その他の包括利益(△損失)に認識された金融派生商品損益の金額
(百万円)
その他の包括利益(△損失)累計額から損益に振替えられた損益の計上科目その他の包括利益(△損失)累計額から損益に振替えられた金額
(百万円)
損益認識された金融派生商品損益の計上科目損益認識された金融派生商品損益の金額
(百万円)
外国為替予約契約9,158その他の収益(△費用)
-その他(純額)
6,447その他の収益(△費用)
-その他(純額)
△ 189
金利スワップ及びクロス
カレンシースワップ契約
73----
9,2316,447△ 189

ヘッジ指定されていない金融派生商品
2016年度
損益認識された金融派生商品損益の計上科目損益認識された金融
派生商品損益の金額
(百万円)
外国為替予約契約その他の収益(△費用)-その他(純額)△ 3,481
金利スワップ及びクロス
カレンシースワップ契約
売上原価△ 117
その他の収益(△費用)-その他(純額)103
△ 3,495

2017年度
損益認識された金融派生商品損益の計上科目損益認識された金融
派生商品損益の金額
(百万円)
外国為替予約契約その他の収益(△費用)-その他(純額)△ 1,103
金利スワップ及びクロス
カレンシースワップ契約
売上原価△ 116
その他の収益(△費用)-その他(純額)26
△ 1,193

20.金融商品の公正価額情報
① 現金及び現金同等物、定期預金、受取手形及び売掛金、短期債務、支払手形及び買掛金
これらの勘定は短期間で決済されるので、その連結貸借対照表計上額は公正価額に近似している。
② 投資有価証券-市場性のある持分証券
公正価額の見積りが可能な市場性のある持分証券の公正価額は、市場価格に基づいて算定しており、その結果を連結貸借対照表に計上している。
③ 長期売上債権(注記4参照)
長期売上債権の公正価額は、将来のキャッシュ・フローから、現行の予想利子率で割り引いて算定される。その結果、連結貸借対照表計上額は公正価額に近似している。
④ 長期債務-1年以内期限到来分を含む(注記21参照)
長期債務の公正価額は、取引所の相場による価格に基づいて算定するか、あるいは、借入ごとに将来のキャッシュ・フローから、類似の満期日の借入金に対して適用される期末時点での借入金利で割り引いて算定した現在価値に基づいて算定している。この公正価額は公正価値の測定に使用されるインプットに基づき、レベル2に分類している。
⑤ 金融派生商品(注記19、21参照)
主に外国為替予約及び金利スワップ契約からなる金融派生商品の公正価額は、金融機関から入手した見積価格に基づいて算定しており、その結果を連結貸借対照表に計上している。
2017年3月31日及び2018年3月31日現在における、ヘッジ目的で利用されると会計上認められない金融派生商品を含む金融商品の連結貸借対照表計上額及び公正価額は次のとおりである。
2017年3月31日2018年3月31日
計上額公正価額計上額公正価額
百万円百万円百万円百万円
現金及び現金同等物119,901119,901144,397144,397
定期預金2,2892,2892,4602,460
受取手形及び売掛金619,265619,265792,714792,714
長期売上債権313,946313,946362,367362,367
投資有価証券-市場性のある持分証券59,06759,0671,5281,528
短期債務128,452128,452259,093259,093
支払手形及び買掛金240,113240,113303,556303,556
長期債務-1年以内期限到来分を含む280,250280,228551,504551,188
金融派生商品
外国為替予約契約
資産2,5042,5048,3578,357
負債2,5902,5903,8143,814
金利スワップ及びクロス
カレンシースワップ契約
資産75753636
負債1,0851,085354354

(注) 公正価額の見積りについて
公正価額の見積りについては特定の一時点で、利用可能な市場情報及び当該金融商品に関する情報に基づいて算定している。これらの見積りは不確実な点及び当社グループの判断を含んでいる。そのため、想定している前提が変わることにより、この公正価額の見積りに影響を及ぼす可能性がある。
21.公正価値による測定
会計基準編纂書820「公正価値測定」は、公正価値を「市場参加者が測定日に行う通常の取引において、資産を売却して受け取る価格又は負債を譲渡するために支払う価格」と定義し、公正価値をその測定のために使用するインプットの信頼性に応じて3つのレベルに区分することを規定している。各レベルの内容は次のとおりである。
・レベル1:活発な市場における同一資産又は同一負債の市場価格
・レベル2:レベル1以外の、直接的又は間接的に観察可能なインプット
・レベル3:観察不能なインプット
経常的に公正価値で測定される資産及び負債
2017年3月31日及び2018年3月31日現在の、経常的に公正価値で測定される資産及び負債の内訳は次のとおりである。
2017年3月31日 (百万円)
レベル1レベル2レベル3合計
資産
投資有価証券
製造業30,791--30,791
金融・保険業23,251--23,251
その他5,025--5,025
金融派生商品
外国為替予約契約-2,504-2,504
金利スワップ及びクロス
カレンシースワップ契約
-75-75
合計59,0672,579-61,646
負債
金融派生商品
外国為替予約契約-2,590-2,590
金利スワップ及びクロス
カレンシースワップ契約
-1,085-1,085
その他-7,5092487,757
合計-11,18424811,432

2018年3月31日 (百万円)
レベル1レベル2レベル3合計
資産
投資有価証券
製造業970--970
金融・保険業----
その他558--558
金融派生商品
外国為替予約契約-8,357-8,357
金利スワップ及びクロス
カレンシースワップ契約
-36-36
合計1,5288,393-9,921
負債
金融派生商品
外国為替予約契約-3,814-3,814
金利スワップ及びクロス
カレンシースワップ契約
-354-354
その他--242242
合計-4,1682424,410

投資有価証券
上場株式が含まれている。活発な市場の公表価格に基づいて公正価値を測定しており、レベル1に分類している。
金融派生商品(注記19、20参照)
外国為替予約及び金利スワップ契約等が含まれている。外国為替予約契約の公正価値は、契約レートと測定日の予約レートとの差額から生じる将来キャッシュ・フローの現在価値を使用した価格モデルに基づき算定し、レベル2に分類している。金利スワップ契約の公正価値は、スワップカーブと契約期間を使用した価格モデルに基づき算定し、レベル2に分類している。
その他
公正価値で測定した一部の借入金等が含まれている。借入金の公正価値は、会計基準編纂書825「金融商品」で規定している公正価値オプションにより、市場のイールドカーブとクレジットスプレッドを使用した価格モデルに基づき算定し、レベル2に分類している。クレジットスプレッドについては、クレジットデフォルトスワップを利用することにより入手している。
2016年度及び2017年度におけるレベル3の変動は次のとおりである。
2016年度2017年度
百万円百万円
期首残高△ 301△ 248
損益合計(実現又は未実現)536
損益49△ 0
その他の包括利益(△損失)46
期末残高△ 248△ 242

レベル3に分類している負債で、2017年3月31日現在保有している負債に関する未実現利益の金額は、2016年度において、連結損益計算書のその他の収益(△費用)に49百万円の利益が計上されている。レベル3に分類している負債で、2018年3月31日現在保有している負債に関する未実現利益の金額は、2017年度において、連結損益計算書のその他の収益(△費用)に0百万円の損失が計上されている。
非経常的に公正価値で測定される資産及び負債
2017年度において、非経常的に公正価値で測定された主な資産及び負債は次のとおりである。なお、2016年度において、非経常的に公正価値で測定された重要な資産及び負債はない。
2018年3月31日 (百万円)
損失計上額レベル1レベル2レベル3
資産
非償却無形固定資産4,415--3,125
営業権13,396---

非償却無形固定資産
当社グループは、2018年3月31日現在において一部の非償却無形固定資産を観察不能なインプットを用いたロイヤルティ免除法から算定された公正価値で測定し、レベル3に分類している。この結果、一部の非償却無形固定資産の簿価7,540百万円を公正価値の3,125百万円まで減損し、連結損益計算書の長期性資産等の減損に4,415百万円を計上している。
営業権
当社グループは、2018年3月31日現在において一部の営業権を含む報告単位の公正価値を観察不能なインプットを用いたディスカウント・キャッシュ・フロー法に基づいて算定し、レベル3に分類している。この結果、報告単位の公正価値が帳簿価額を下回ったため、営業権の簿価を全額減損し、連結損益計算書の営業権の減損に13,396百万円を計上している。
22.セグメント情報
当社グループは、事業セグメントを1)建設機械・車両、2)リテールファイナンス、3)産業機械他の3つに区分している。それらは独立した財務情報が入手可能であり、マネジメントによる経営資源の配分や業績の評価に使用されている。
セグメント情報作成上の会計方針は、当社の連結財務諸表を作成するために採用している会計方針と一致している。
セグメント利益は、売上高から売上原価と販売費及び一般管理費を差し引いたものであり、マネジメントによる経営資源の配分や業績の評価に使用されている。各セグメント利益には、上級役員、経営企画、コーポレートファイナンス、人事、内部監査、IR、法務、広報に係る費用等の特定の全社共通費用や金融費用、並びに長期性資産や営業権の減損等、各セグメントに関連する特別な費用は含まれていない。
【事業の種類別セグメント情報】
2016年度 (百万円)
建設機械
・車両
リテール
ファイナンス
産業機械他消去又は
全社
連結
Ⅰ 売上高及びセグメント利益
売上高
(1) 外部顧客に対する売上高1,566,34046,715189,9341,802,989-1,802,989
(2) セグメント間の内部売上高10,2322,3781,09313,703△ 13,703-
1,576,57249,093191,0271,816,692△ 13,7031,802,989
セグメント利益161,6864,45312,464178,603△ 2,024176,579
Ⅱ 資産、減価償却費及び資本的支出
資産1,745,068671,551211,8272,628,44628,0362,656,482
減価償却費73,80623,2336,180103,219-103,219
資本的支出81,72054,7835,503142,006-142,006

2017年度 (百万円)
建設機械
・車両
リテール
ファイナンス
産業機械他消去又は
全社
連結
Ⅰ 売上高及びセグメント利益
売上高
(1) 外部顧客に対する売上高2,267,33249,647184,1282,501,107-2,501,107
(2) セグメント間の内部売上高13,63510,6621,28625,583△ 25,583-
2,280,96760,309185,4142,526,690△ 25,5832,501,107
セグメント利益275,97112,96314,459303,393△ 416302,977
Ⅱ 資産、減価償却費及び資本的支出
資産2,434,291728,518209,4763,372,2852533,372,538
減価償却費100,77325,4336,236132,442-132,442
資本的支出86,25054,6614,757145,668-145,668

セグメント別利益の合計額と税引前当期純利益との調整
2016年度2017年度
百万円百万円
セグメント別利益の合計額178,603303,393
消去又は全社△ 2,024△ 416
合計176,579302,977
長期性資産等の減損1,7436,629
営業権の減損-13,413
その他の営業収益(△費用)△ 739△ 11,354
営業利益174,097271,581
受取利息及び配当金3,4625,255
支払利息△ 8,212△ 18,372
投資有価証券売却損益(純額)17849,083
その他(純額)△ 3,056△ 15,740
税引前当期純利益166,469291,807

(注)1. 事業の種類別セグメントに含まれる主要製品・事業内容は、次のとおりである。
a. 建設機械・車両事業セグメント
掘削機械、積込機械、整地・路盤用機械、運搬機械、林業機械、地下建設機械、地下鉱山機械、資源リサイクル機械、産業車両、その他機械、エンジン、機器、鋳造品、物流関連
b. リテールファイナンス事業セグメント
販売金融
c. 産業機械他事業セグメント
鍛圧機械、板金機械、工作機械、防衛関連、温度制御機器、その他
2. セグメント間の取引は、独立企業間価格で行われている。
3. セグメント資産は、それぞれのセグメントの営業活動に使用されているものである。
全社資産は、主として、全社共通の目的で保有している現金及び現金同等物、市場性のある投資有価証券で構成されている。
4. 2016年度及び2017年度の減価償却費には、長期前払費用の償却費1,076百万円及び1,468百万円は含まれていない。
5. 2016年度及び2017年度のそれぞれのセグメント資産に含まれる長期性資産等に関する減損は、次のとおりである。
2016年度2017年度
百万円百万円
建設機械・車両5361,433
リテールファイナンス--
産業機械他1,2075,196
合計1,7436,629

【地域別情報】
2016年度及び2017年度における地域別外部顧客に対する売上高は次のとおりである。
(百万円)
期別日本米州欧州・CIS中国アジア※・
オセアニア
中近東・
アフリカ
連結
2016年度393,488602,818220,622127,446350,804107,8111,802,989
2017年度396,061926,198303,584193,481517,196164,5872,501,107

※ 日本及び中国を除く。
米州のうち、2016年度及び2017年度の米国の売上高は、それぞれ318,123百万円及び455,508百万円である。
2016年度及び2017年度における所在国別外部顧客に対する売上高は次のとおりである。
(百万円)
期別日本米州欧州・CIS中国その他の地域連結
2016年度579,339578,339231,691103,743309,8771,802,989
2017年度617,203839,181318,409176,430549,8842,501,107

2016年度及び2017年度において、開示すべき単一の外部顧客に対する売上高はない。
2016年度及び2017年度における所在国別有形固定資産は次のとおりである。
(百万円)
期別日本米州欧州・CISその他の地域連結
2016年度372,074177,34228,232101,379679,027
2017年度360,010220,78041,392118,346740,528

米州のうち、2016年度及び2017年度の米国の有形固定資産は、それぞれ121,393百万円及び151,530百万円で
ある。
23.貸借対照表補足情報
2017年3月31日及び2018年3月31日現在の繰延税金及びその他の流動資産の内訳は次のとおりである。
2017年3月31日
(百万円)
2018年3月31日
(百万円)
前払費用6,0819,826
短期貸付金
関連会社191999
その他118
2021,007
繰延税金資産56,276-
その他81,610116,899
合計144,169127,732

2017年3月31日及び2018年3月31日現在の繰延税金及びその他の流動負債の内訳は次のとおりである。
2017年3月31日
(百万円)
2018年3月31日
(百万円)
未払費用103,329113,192
繰延税金負債421-
その他113,340176,473
合計217,090289,665

2016年度及び2017年度の評価性引当金等の変動は次のとおりである。
(百万円)
当期首残高増加減少当期末残高
当期原価・費用計上額その他の勘定振替額
貸倒引当金
2016年度17,58911,703-6,966(注)122,326
2017年度22,3265,1291,0204,818(注)123,657
繰延税金資産に係る
評価性引当金
2016年度20,8931,185515,508(注)216,621
2017年度16,6219,22517,610(注)312,212(注)431,244

(注)1.受取手形及び売掛金の回収や回収不能等による減少である。
2.将来の実現可能性の見直し等による減少である。
3.主に2017年4月に買収したジョイ・グローバル社(現、コマツマイニング㈱)の新規連結による増加であ
る。
4.将来の実現可能性の見直し及び税務上の繰越欠損金の使用又は消滅等による減少である。
24.損益計算書補足情報
2016年度及び2017年度における研究開発費及び広告宣伝費は次のとおりである。
なお、研究開発費及び広告宣伝費は発生時点で費用計上している。これらは連結損益計算書の売上原価、販売費及び一般管理費に含まれている。
2016年度
(百万円)
2017年度
(百万円)
研究開発費70,50773,625
広告宣伝費2,4252,823

2016年度及び2017年度における販売費及び一般管理費に含まれている運送費及び荷造費は次のとおりである。
2016年度
(百万円)
2017年度
(百万円)
運送費及び荷造費38,41249,798

2016年度及び2017年度において、当社及び一部の連結子会社が保有する有形固定資産及び償却対象無形固定資産の収益性の低下が見込まれ、その帳簿価額を将来のキャッシュ・フローでは回収できないと判断したことにより、長期性資産の減損をそれぞれ1,743百万円及び2,214百万円実施した。
また、2017年度において、産業機械他事業セグメントに属する非償却無形固定資産について、対象事業を取り巻く環境の悪化等に伴う収益性の低下により、4,415百万円の減損を実施した。
2016年度及び2017年度におけるその他の営業収益(△費用)の内訳は次のとおりである。
2016年度
(百万円)
2017年度
(百万円)
固定資産売却益1,800830
固定資産売却損及び固定資産廃却損△ 3,396△ 3,607
その他857△ 8,577
△ 739△ 11,354

2016年度及び2017年度におけるその他の収益(△費用)の内訳は次のとおりである。
2016年度
(百万円)
2017年度
(百万円)
受取利息
割賦販売234554
その他1,6163,574
受取配当金1,6121,127
支払利息△ 8,212△ 18,372
投資有価証券売却損益及び減損15148,793
為替差損益(純額)△ 2,801△ 9,044
その他△ 228△ 6,406
△ 7,62820,226

25.重要な後発事象
当社グループは、2018年6月18日の有価証券報告書提出時点までの後発事象を評価したが、該当事項はない。
26.連結財務諸表の用語、様式及び作成方法について
当社の連結財務諸表の用語、様式及び作成方法は、米国会計基準に準拠している。
わが国の連結財務諸表原則及び連結財務諸表規則に準拠して作成する場合との主な相違点は次のとおりである。
① 連結対象範囲について
わが国の連結財務諸表は、実質支配力・影響力基準により連結対象範囲の判断を行っているが、米国会計基準に基づく連結財務諸表は、議決権にて判定を行う持株基準及び変動持分事業体の連結基準により連結対象範囲の判断を行っている。
② 会計処理基準について
a.割賦販売繰延利益
わが国では割賦販売に係る利益の繰延は認められているが、当社の連結財務諸表では米国会計基準に従い、販売時に利益を認識し、割賦販売利益の繰延処理は行っていない。
b.株式交付費
わが国では株式交付費は損益取引として発生時に費用処理が認められているが、当社の連結財務諸表では米国会計基準に従い、資本取引に伴う費用として資本剰余金の控除項目として処理している。
c.退職給付会計
わが国では年金数理計算上の純損益の償却方法として、平均残存勤務期間内の一定の年数で償却することを求めているが、当社の連結財務諸表では米国会計基準に従い、回廊アプローチを採用している。
d.企業結合及び営業権
わが国では営業権を一定期間で償却することが求められているが、米国会計基準では、営業権の償却を行わず、代わりに少なくとも各年度に1回の減損テストの実施を要求している。また、耐用年数が明らかではない無形固定資産についても償却を行わず、減損テストを行うことを要求している。
③ 表示の方法等について
a.利益準備金の表示
わが国では利益準備金はその他の剰余金とあわせて利益剰余金として記載されるが、当社の連結財務諸表では米国会計基準に従い、別建表示している。
b.特別損益について
わが国では固定資産売却損益等は特別損益として表示されるが、米国会計基準のもとでは特別損益項目の概念がないため、当社の連結財務諸表では特別損益の表示はない。
c.賃貸等不動産について
わが国では賃貸等不動産の重要性が高い場合、その概要や連結貸借対照表計上額及び時価等の注記が必要であるが、当社の連結財務諸表において賃貸等不動産の総額に重要性がないため、注記を省略している。

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