有価証券報告書-第98期(令和3年1月1日-令和3年12月31日)
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
(重要な会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定)
当社の連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たり、資産・負債の評価及び収益・費用の認識について、重要な会計方針に基づき見積り及び判断を継続して行っております。重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。また、新型コロナウイルス感染症の影響に関する会計上の見積りの仮定については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (追加情報)」に記載しております。
連結財務諸表の作成に用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。
(1) 経営成績の状況
当期におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大影響から、政府の緊急事態宣言再発出や、まん延防止等重点措置を受けた経済活動の自粛など厳しい状況が続きました。また、個人消費や企業収益などで一部持ち直しの動きも見られた一方で、変異株による新たな感染拡大など先行き不透明な状況が続きました。海外では、同感染症の感染拡大防止に向けたワクチン接種の進展に伴い、一部で持ち直しの動きが見られたものの、変異株による新たな感染拡大やサプライチェーンの混乱などにより、先行き不透明感が残りました。
このような状況の中、当社グループは、国内においては顧客対応の充実など農業構造変化への対応強化、海外においては主力市場である北米、欧州、アジアでの販売強化に努めた結果、連結経営成績は以下のとおりとなりました。
[当期連結業績]
当期の売上高は、前期比8,887百万円増加し、158,192百万円(前期比6.0%増加)となりました。国内においては、消費増税反動減からの回復や経営継続補助金などに伴う需要喚起もあり農機製品及び作業機が増加したほか、修理整備等のメンテナンス収入が堅調に推移し、国内売上高は前期比1,489百万円増加の117,396百万円(前期比1.3%増加)となりました。海外においては、ライフスタイルの変化に伴い、北米では好調なコンパクトトラクタ市場を背景に増加、欧州ではコンシューマー向けを中心に販売が伸長、為替円安影響もあり、両地域で増収となりました。また、アジアでは前期末にタイの販売代理店を連結子会社化したことや、中国向け生産用部品の出荷増などにより、海外売上高は前期比7,398百万円増加し、40,795百万円(前期比22.2%増加)となりました。
営業利益は、増収による売上総利益の増加に加え、前期に計上があった部品在庫評価損の剥落などもあり、前期比2,063百万円増加の4,147百万円(前期比99.0%増加)となりました。
経常利益は、為替差損益の好転や持分法投資損失の縮小に加え、受取和解金の計上等により、前期比2,984百万円増加の4,687百万円(前期比175.3%増加)となりました。
税金等調整前当期純利益は、前期に計上があった固定資産の減損損失の減少などにより、4,366百万円(前期は税金等調整前当期純損失7,114百万円)となりました。
親会社株主に帰属する当期純利益は、3,196百万円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失5,641百万円)となりました。
[当期個別業績]
当期の売上高は91,792百万円(前期比15.8%増加)、営業利益は854百万円(前期は営業損失1,358百万円)、経常利益は3,825百万円(前期は経常損失257百万円)、当期純利益は2,924百万円(前期は当期純損失13,291百万円)となりました。
商品別の売上状況につきましては、次のとおりであります。
[国内]
整地用機械(トラクタ、乗用管理機など)は23,937百万円(前期比4.6%増加)、栽培用機械(田植機、野菜移植機)は9,076百万円(前期比2.3%増加)、収穫調製用機械(コンバインなど)は16,642百万円(前期比1.4%減少)、作業機・補修用部品・修理収入は43,358百万円(前期比3.2%増加)、その他農業関連(施設工事など)は24,382百万円(前期比3.5%減少)となりました。
[海外]
整地用機械(トラクタなど)は30,820百万円(前期比24.9%増加)、栽培用機械(田植機など)は2,225百万円(前期比30.8%増加)、収穫調製用機械(コンバインなど)は2,347百万円(前期比1.8%増加)、作業機・補修用部品・修理収入は3,660百万円(前期比13.7%増加)、その他農業関連は1,741百万円(前期比15.9%増加)となりました。
(2) 財政状態の状況
当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ256百万円増加し187,684百万円となりました。資産の部では、流動資産が前連結会計年度末に比べ1,123百万円増加し、固定資産が867百万円減少しました。主に、現金及び預金の増加4,062百万円、商品及び製品の減少2,349百万円、流動資産その他の減少735百万円、機械装置及び運搬具の減少725百万円によるものであります。
負債の部は、前連結会計年度末に比べ3,885百万円減少し121,123百万円となりました。主に、仕入債務の増加2,406百万円、短期借入金及び長期借入金の減少6,635百万円、流動負債その他の増加981百万円によるものであります。
純資産の部は、前連結会計年度末に比べ4,141百万円増加し66,561百万円となりました。主に、利益剰余金の増加3,196百万円、その他有価証券評価差額金の増加342百万円によるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末と比べ4,048百万円増加し14,800百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、14,233百万円の収入(前期比4,539百万円の収入増)となりました。主な内訳は、税金等調整前当期純利益4,366百万円、減価償却費6,563百万円、たな卸資産の減少額2,418百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、2,039百万円の支出(前期比3,128百万円の支出減)となりました。主な内訳は、設備投資による支出4,646百万円、貸付金の減少額1,624百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、8,338百万円の支出(前期比6,158百万円の支出増)となりました。主な内訳は、短期借入金の減少6,342百万円、長期借入による収入7,360百万円、長期借入金の返済8,060百万円、リース債務の返済による支出2,059百万円であります。
(4) 資本の財源及び資金の流動性について
当社グループの主な資金需要は、部品原材料の購入及び製造費用、販売費及び一般管理費の営業費用に係る運転資金のほかに、生産設備の更新や営業拠点の整備等の設備投資資金であります。
当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針とし、これらの資金は、自己資金及び金融機関からの借入金により調達しております。なお、当社は、資金の流動性確保と新型コロナウイルス感染症影響の深刻化・長期化等による緊急的な資金需要が発生する場合に備え、主要取引銀行と総額20,030百万円のコミットメント・ライン契約を締結しております。
当連結会計年度末における有利子負債(リース債務含む)の残高は62,178百万円、現金及び預金の残高は14,850百万円となっております。
(5) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループは、長期ビジョンである「『食と農と大地』のソリューションカンパニー」の実現に向けて、2021年から2025年の5年間の中期経営計画を策定し、基本戦略及び数値目標(2025年までに連結営業利益率5%)を定めました。重視する経営指標の状況は以下のとおりであります。
(生産、受注及び販売の状況)
(1) 生産実績
当連結会計年度の生産実績は次のとおりであります。なお、当社は「農業関連事業」のみの単一セグメントであるため、「農業関連事業」の製品別生産実績を記載しております。
(注) 金額は販売価格で表示しており、消費税等は含まれておりません。
(2) 受注実績
主として需要見込みによる生産方式であり、受注生産はほとんど行っていないため記載をしておりません。
(3) 販売実績
当連結会計年度の販売実績は次のとおりであります。なお、当社は「農業関連事業」のみの単一セグメントであるため、「農業関連事業」の製品別販売実績を記載しております。
(注) 1 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(重要な会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定)
当社の連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たり、資産・負債の評価及び収益・費用の認識について、重要な会計方針に基づき見積り及び判断を継続して行っております。重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。また、新型コロナウイルス感染症の影響に関する会計上の見積りの仮定については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (追加情報)」に記載しております。
連結財務諸表の作成に用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。
(1) 経営成績の状況
当期におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大影響から、政府の緊急事態宣言再発出や、まん延防止等重点措置を受けた経済活動の自粛など厳しい状況が続きました。また、個人消費や企業収益などで一部持ち直しの動きも見られた一方で、変異株による新たな感染拡大など先行き不透明な状況が続きました。海外では、同感染症の感染拡大防止に向けたワクチン接種の進展に伴い、一部で持ち直しの動きが見られたものの、変異株による新たな感染拡大やサプライチェーンの混乱などにより、先行き不透明感が残りました。
このような状況の中、当社グループは、国内においては顧客対応の充実など農業構造変化への対応強化、海外においては主力市場である北米、欧州、アジアでの販売強化に努めた結果、連結経営成績は以下のとおりとなりました。
[当期連結業績]
当期の売上高は、前期比8,887百万円増加し、158,192百万円(前期比6.0%増加)となりました。国内においては、消費増税反動減からの回復や経営継続補助金などに伴う需要喚起もあり農機製品及び作業機が増加したほか、修理整備等のメンテナンス収入が堅調に推移し、国内売上高は前期比1,489百万円増加の117,396百万円(前期比1.3%増加)となりました。海外においては、ライフスタイルの変化に伴い、北米では好調なコンパクトトラクタ市場を背景に増加、欧州ではコンシューマー向けを中心に販売が伸長、為替円安影響もあり、両地域で増収となりました。また、アジアでは前期末にタイの販売代理店を連結子会社化したことや、中国向け生産用部品の出荷増などにより、海外売上高は前期比7,398百万円増加し、40,795百万円(前期比22.2%増加)となりました。
営業利益は、増収による売上総利益の増加に加え、前期に計上があった部品在庫評価損の剥落などもあり、前期比2,063百万円増加の4,147百万円(前期比99.0%増加)となりました。
経常利益は、為替差損益の好転や持分法投資損失の縮小に加え、受取和解金の計上等により、前期比2,984百万円増加の4,687百万円(前期比175.3%増加)となりました。
税金等調整前当期純利益は、前期に計上があった固定資産の減損損失の減少などにより、4,366百万円(前期は税金等調整前当期純損失7,114百万円)となりました。
親会社株主に帰属する当期純利益は、3,196百万円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失5,641百万円)となりました。
[当期個別業績]
当期の売上高は91,792百万円(前期比15.8%増加)、営業利益は854百万円(前期は営業損失1,358百万円)、経常利益は3,825百万円(前期は経常損失257百万円)、当期純利益は2,924百万円(前期は当期純損失13,291百万円)となりました。
商品別の売上状況につきましては、次のとおりであります。
[国内]
整地用機械(トラクタ、乗用管理機など)は23,937百万円(前期比4.6%増加)、栽培用機械(田植機、野菜移植機)は9,076百万円(前期比2.3%増加)、収穫調製用機械(コンバインなど)は16,642百万円(前期比1.4%減少)、作業機・補修用部品・修理収入は43,358百万円(前期比3.2%増加)、その他農業関連(施設工事など)は24,382百万円(前期比3.5%減少)となりました。
[海外]
整地用機械(トラクタなど)は30,820百万円(前期比24.9%増加)、栽培用機械(田植機など)は2,225百万円(前期比30.8%増加)、収穫調製用機械(コンバインなど)は2,347百万円(前期比1.8%増加)、作業機・補修用部品・修理収入は3,660百万円(前期比13.7%増加)、その他農業関連は1,741百万円(前期比15.9%増加)となりました。
(2) 財政状態の状況
当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ256百万円増加し187,684百万円となりました。資産の部では、流動資産が前連結会計年度末に比べ1,123百万円増加し、固定資産が867百万円減少しました。主に、現金及び預金の増加4,062百万円、商品及び製品の減少2,349百万円、流動資産その他の減少735百万円、機械装置及び運搬具の減少725百万円によるものであります。
負債の部は、前連結会計年度末に比べ3,885百万円減少し121,123百万円となりました。主に、仕入債務の増加2,406百万円、短期借入金及び長期借入金の減少6,635百万円、流動負債その他の増加981百万円によるものであります。
純資産の部は、前連結会計年度末に比べ4,141百万円増加し66,561百万円となりました。主に、利益剰余金の増加3,196百万円、その他有価証券評価差額金の増加342百万円によるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末と比べ4,048百万円増加し14,800百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、14,233百万円の収入(前期比4,539百万円の収入増)となりました。主な内訳は、税金等調整前当期純利益4,366百万円、減価償却費6,563百万円、たな卸資産の減少額2,418百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、2,039百万円の支出(前期比3,128百万円の支出減)となりました。主な内訳は、設備投資による支出4,646百万円、貸付金の減少額1,624百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、8,338百万円の支出(前期比6,158百万円の支出増)となりました。主な内訳は、短期借入金の減少6,342百万円、長期借入による収入7,360百万円、長期借入金の返済8,060百万円、リース債務の返済による支出2,059百万円であります。
(4) 資本の財源及び資金の流動性について
当社グループの主な資金需要は、部品原材料の購入及び製造費用、販売費及び一般管理費の営業費用に係る運転資金のほかに、生産設備の更新や営業拠点の整備等の設備投資資金であります。
当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針とし、これらの資金は、自己資金及び金融機関からの借入金により調達しております。なお、当社は、資金の流動性確保と新型コロナウイルス感染症影響の深刻化・長期化等による緊急的な資金需要が発生する場合に備え、主要取引銀行と総額20,030百万円のコミットメント・ライン契約を締結しております。
当連結会計年度末における有利子負債(リース債務含む)の残高は62,178百万円、現金及び預金の残高は14,850百万円となっております。
(5) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループは、長期ビジョンである「『食と農と大地』のソリューションカンパニー」の実現に向けて、2021年から2025年の5年間の中期経営計画を策定し、基本戦略及び数値目標(2025年までに連結営業利益率5%)を定めました。重視する経営指標の状況は以下のとおりであります。
| 2019年12月期 (実績) | 2020年12月期 (実績) | 2021年12月期 (実績) | |
| 連結売上高 | 149,899百万円 | 149,304百万円 | 158,192百万円 |
| 連結営業利益 | 2,745百万円 | 2,084百万円 | 4,147百万円 |
| 連結営業利益率 | 1.8% | 1.4% | 2.6% |
(生産、受注及び販売の状況)
(1) 生産実績
当連結会計年度の生産実績は次のとおりであります。なお、当社は「農業関連事業」のみの単一セグメントであるため、「農業関連事業」の製品別生産実績を記載しております。
| 製品区分 | 当連結会計年度 (自 2021年1月1日 至 2021年12月31日) | ||
| 金額(百万円) | 前年同期比(%) | ||
| 整地用機械 | 52,797 | 23.4 | |
| 栽培用機械 | 13,710 | 13.3 | |
| 収穫調製用機械 | 18,286 | 3.1 | |
| 作業機・補修用部品 | 1,839 | △1.8 | |
| その他農業関連 | 4,962 | △24.1 | |
| 合計 | 91,595 | 13.0 | |
(注) 金額は販売価格で表示しており、消費税等は含まれておりません。
(2) 受注実績
主として需要見込みによる生産方式であり、受注生産はほとんど行っていないため記載をしておりません。
(3) 販売実績
当連結会計年度の販売実績は次のとおりであります。なお、当社は「農業関連事業」のみの単一セグメントであるため、「農業関連事業」の製品別販売実績を記載しております。
| 製品区分 | 当連結会計年度 (自 2021年1月1日 至 2021年12月31日) | ||
| 金額(百万円) | 前年同期比(%) | ||
| 整地用機械 | 54,758 | 15.1 | |
| 栽培用機械 | 11,301 | 6.9 | |
| 収穫調製用機械 | 18,990 | △1.0 | |
| 作業機・補修用部品・修理収入 | 47,018 | 4.0 | |
| その他農業関連 | 26,123 | △2.4 | |
| 合計 | 158,192 | 6.0 | |
(注) 1 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。