有価証券報告書-第95期(平成30年1月1日-平成30年12月31日)
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
(重要な会計方針及び見積り)
当社の連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たり、資産・負債の評価及び収益・費用の認識について、重要な会計方針に基づき見積り及び判断を継続して行っております。実際の結果につきましては、見積り特有の不確実性があるため見積りと異なる可能性があり、特に貸倒引当金、退職給付に係る負債、法人税等は、当社の連結財務諸表の作成において使用される当社の見積りと判断に重要な影響を及ぼすものと認識しております。
(1) 経営成績の状況
当期におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が続くなか、各種政策の効果もあり、緩やかな回復基調で推移しました。また米国経済においては、雇用環境や企業業績の改善を背景に順調な回復を続け、欧州経済においても堅調な回復基調が継続した一方、中国経済については個人消費や設備投資の伸び悩みから緩やかに減速しました。世界経済全体では総じて緩やかな改善が見られたものの、米中貿易摩擦の影響等を受けて改善のペースが弱まりました。
一方、国内農業環境につきましては、担い手への農地集積や畑作・野菜作への作付転換など農業の構造的な変化が進む中、農機市場は弱含み横ばいで推移しました。
このような状況の中、当社グループは、国内においては新商品の投入や顧客対応の充実を図るなど、農業構造変化への対応強化、海外においては主力市場である北米、欧州、中国、アセアンでの販売強化に努めてまいりました。結果、当社グループの連結経営成績は以下のとおりとなりました。
[当期連結業績]
当期の売上高は、前期比2,426百万円減少し、155,955百万円(前期比1.5%減少)となりました。国内においては、新商品を投入した田植機や作業機の増加により農機関連全体では前期比微増となったものの、施設工事の減少などにより、国内売上高は前期比324百万円減少の122,812百万円(前期比0.3%減少)となりました。海外においては、北米は、前期にあった取引条件変更の影響がなくなったことなどから増収、欧州は、新商品投入により現地販売が堅調に推移した一方で、成長エンジンと位置付ける中国・アセアンは、中国での市場冷え込みを受けた田植機半製品の出荷減などから減収、アセアンではタイ市場での競争激化に伴う現地在庫調整によるトラクタ出荷減などで減収となり、海外売上高は前期比2,102百万円減少し、33,143百万円(前期比6.0%減少)となりました。営業利益は、減収による影響を国内直系販売会社の収支構造改善効果やインドネシア事業の収益改善にて一部吸収したものの、販管費の増加などにより、前期比773百万円減少の3,179百万円(前期比19.6%減少)となりました。経常利益は、持分法投資損益や為替差損益の悪化などにより、前期比1,621百万円減少の2,629百万円(前期比38.1%減少)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、前期比1,716百万円減少の1,090百万円(前期比61.1%減少)となりました。
[当期個別業績]
当期の売上高は93,118百万円(前期比0.2%増加)、営業利益は502百万円(前期比0.1%増加)、経常利益は2,358百万円(前期比10.9%増加)、当期純利益は1,757百万円(前期比12.7%減少)となりました。
商品別の売上状況につきましては、次のとおりであります。
[国内]
整地用機械(トラクタ、乗用管理機など)は27,423百円(前期比2.8%減少)、栽培用機械(田植機、野菜移植機)は9,182百万円(前期比8.2%増加)、収穫調製用機械(コンバインなど)は19,962百万円(前期比2.1%減少)、作業機、補修用部品、修理収入は40,626百万円(前期比2.2%増加)、その他農業関連(施設工事など)は25,618百万円(前期比2.5%減少)となりました。
[海外]
整地用機械(トラクタなど)は25,895百万円(前期比2.7%増加)、栽培用機械(田植機など)は1,947百万円(前期比53.4%減少)、収穫調製用機械(コンバインなど)は581百万円(前期比65.8%減少)、作業機・補修用部品は2,775百万円(前期比5.9%増加)、その他農業関連は1,944百万円(前期比26.0%増加)となりました。
(2) 財政状態の状況
当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ100百万円減少し201,248百万円となりました。資産の部では、流動資産が前連結会計年度末に比べ1,097百万円増加し、固定資産が1,197百万円減少しました。主に受取手形及び売掛金の減少1,785百万円、商品及び製品の増加1,085百万円、流動資産その他の増加3,244百万円、投資有価証券の減少1,328百万円、投資その他の資産その他の減少1,346百万円によるものであります。
負債の部は、前連結会計年度末に比べ1,856百万円増加し132,288百万円となりました。主に短期借入金及び長期借入金の増加3,872百万円、仕入債務の減少936百万円、リース債務の減少413百万円、退職給付に係る負債の増加750百万円によるものであります。
純資産の部は、前連結会計年度末に比べ1,957百万円減少し、68,959百万円となりました。主に、その他有価証券評価差額金の減少1,399百万円、退職給付に係る調整累計額の減少743百万円によるものであります。
なお、自己資本比率は33.4%となっております。
(3) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末と比べ408百万円減少し7,387百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益2,229百万円、減価償却費6,727百万円、売上債権の減少額1,807百万円などにより7,616百万円の収入(前期比4,308百万円の収入増)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、設備投資による支出6,849百万円、貸付金の増加2,783百万円などにより9,944百万円の支出(前期比4,670百万円の支出増)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、有利子負債の増加などにより1,970百万円の収入(前期比6,264百万円の収入増)となりました。
(生産、受注及び販売の状況)
(1) 生産実績
当連結会計年度の生産実績は次のとおりであります。なお、当社は「農業関連事業」のみの単一セグメントであるため、「農業関連事業」の製品別生産実績を記載しております。
(注) 金額は販売価格で表示しており、消費税等は含まれておりません。
(2) 受注実績
主として需要見込みによる生産方式であり、受注生産はほとんど行っていないため記載をしておりません。
(3) 販売実績
当連結会計年度の販売実績は次のとおりであります。なお、当社は「農業関連事業」のみの単一セグメントであるため、「農業関連事業」の製品別販売実績を記載しております。
(注) 1 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(重要な会計方針及び見積り)
当社の連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たり、資産・負債の評価及び収益・費用の認識について、重要な会計方針に基づき見積り及び判断を継続して行っております。実際の結果につきましては、見積り特有の不確実性があるため見積りと異なる可能性があり、特に貸倒引当金、退職給付に係る負債、法人税等は、当社の連結財務諸表の作成において使用される当社の見積りと判断に重要な影響を及ぼすものと認識しております。
(1) 経営成績の状況
当期におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が続くなか、各種政策の効果もあり、緩やかな回復基調で推移しました。また米国経済においては、雇用環境や企業業績の改善を背景に順調な回復を続け、欧州経済においても堅調な回復基調が継続した一方、中国経済については個人消費や設備投資の伸び悩みから緩やかに減速しました。世界経済全体では総じて緩やかな改善が見られたものの、米中貿易摩擦の影響等を受けて改善のペースが弱まりました。
一方、国内農業環境につきましては、担い手への農地集積や畑作・野菜作への作付転換など農業の構造的な変化が進む中、農機市場は弱含み横ばいで推移しました。
このような状況の中、当社グループは、国内においては新商品の投入や顧客対応の充実を図るなど、農業構造変化への対応強化、海外においては主力市場である北米、欧州、中国、アセアンでの販売強化に努めてまいりました。結果、当社グループの連結経営成績は以下のとおりとなりました。
[当期連結業績]
当期の売上高は、前期比2,426百万円減少し、155,955百万円(前期比1.5%減少)となりました。国内においては、新商品を投入した田植機や作業機の増加により農機関連全体では前期比微増となったものの、施設工事の減少などにより、国内売上高は前期比324百万円減少の122,812百万円(前期比0.3%減少)となりました。海外においては、北米は、前期にあった取引条件変更の影響がなくなったことなどから増収、欧州は、新商品投入により現地販売が堅調に推移した一方で、成長エンジンと位置付ける中国・アセアンは、中国での市場冷え込みを受けた田植機半製品の出荷減などから減収、アセアンではタイ市場での競争激化に伴う現地在庫調整によるトラクタ出荷減などで減収となり、海外売上高は前期比2,102百万円減少し、33,143百万円(前期比6.0%減少)となりました。営業利益は、減収による影響を国内直系販売会社の収支構造改善効果やインドネシア事業の収益改善にて一部吸収したものの、販管費の増加などにより、前期比773百万円減少の3,179百万円(前期比19.6%減少)となりました。経常利益は、持分法投資損益や為替差損益の悪化などにより、前期比1,621百万円減少の2,629百万円(前期比38.1%減少)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、前期比1,716百万円減少の1,090百万円(前期比61.1%減少)となりました。
[当期個別業績]
当期の売上高は93,118百万円(前期比0.2%増加)、営業利益は502百万円(前期比0.1%増加)、経常利益は2,358百万円(前期比10.9%増加)、当期純利益は1,757百万円(前期比12.7%減少)となりました。
商品別の売上状況につきましては、次のとおりであります。
[国内]
整地用機械(トラクタ、乗用管理機など)は27,423百円(前期比2.8%減少)、栽培用機械(田植機、野菜移植機)は9,182百万円(前期比8.2%増加)、収穫調製用機械(コンバインなど)は19,962百万円(前期比2.1%減少)、作業機、補修用部品、修理収入は40,626百万円(前期比2.2%増加)、その他農業関連(施設工事など)は25,618百万円(前期比2.5%減少)となりました。
[海外]
整地用機械(トラクタなど)は25,895百万円(前期比2.7%増加)、栽培用機械(田植機など)は1,947百万円(前期比53.4%減少)、収穫調製用機械(コンバインなど)は581百万円(前期比65.8%減少)、作業機・補修用部品は2,775百万円(前期比5.9%増加)、その他農業関連は1,944百万円(前期比26.0%増加)となりました。
(2) 財政状態の状況
当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ100百万円減少し201,248百万円となりました。資産の部では、流動資産が前連結会計年度末に比べ1,097百万円増加し、固定資産が1,197百万円減少しました。主に受取手形及び売掛金の減少1,785百万円、商品及び製品の増加1,085百万円、流動資産その他の増加3,244百万円、投資有価証券の減少1,328百万円、投資その他の資産その他の減少1,346百万円によるものであります。
負債の部は、前連結会計年度末に比べ1,856百万円増加し132,288百万円となりました。主に短期借入金及び長期借入金の増加3,872百万円、仕入債務の減少936百万円、リース債務の減少413百万円、退職給付に係る負債の増加750百万円によるものであります。
純資産の部は、前連結会計年度末に比べ1,957百万円減少し、68,959百万円となりました。主に、その他有価証券評価差額金の減少1,399百万円、退職給付に係る調整累計額の減少743百万円によるものであります。
なお、自己資本比率は33.4%となっております。
(3) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末と比べ408百万円減少し7,387百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益2,229百万円、減価償却費6,727百万円、売上債権の減少額1,807百万円などにより7,616百万円の収入(前期比4,308百万円の収入増)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、設備投資による支出6,849百万円、貸付金の増加2,783百万円などにより9,944百万円の支出(前期比4,670百万円の支出増)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、有利子負債の増加などにより1,970百万円の収入(前期比6,264百万円の収入増)となりました。
(生産、受注及び販売の状況)
(1) 生産実績
当連結会計年度の生産実績は次のとおりであります。なお、当社は「農業関連事業」のみの単一セグメントであるため、「農業関連事業」の製品別生産実績を記載しております。
| 製品区分 | 当連結会計年度 (自 2018年1月1日 至 2018年12月31日) | ||
| 金額(百万円) | 前年同期比(%) | ||
| 整地用機械 | 54,857 | △4.3 | |
| 栽培用機械 | 14,379 | △4.6 | |
| 収穫調製用機械 | 16,336 | △32.1 | |
| 作業機・補修用部品 | 2,708 | 16.4 | |
| その他農業関連 | 6,378 | △8.0 | |
| 合計 | 94,661 | △10.4 | |
(注) 金額は販売価格で表示しており、消費税等は含まれておりません。
(2) 受注実績
主として需要見込みによる生産方式であり、受注生産はほとんど行っていないため記載をしておりません。
(3) 販売実績
当連結会計年度の販売実績は次のとおりであります。なお、当社は「農業関連事業」のみの単一セグメントであるため、「農業関連事業」の製品別販売実績を記載しております。
| 製品区分 | 当連結会計年度 (自 2018年1月1日 至 2018年12月31日) | ||
| 金額(百万円) | 前年同期比(%) | ||
| 整地用機械 | 53,318 | △0.2 | |
| 栽培用機械 | 11,129 | △12.1 | |
| 収穫調製用機械 | 20,543 | △7.0 | |
| 作業機・補修用部品・修理収入 | 43,401 | 2.4 | |
| その他農業関連 | 27,562 | △1.0 | |
| 合計 | 155,955 | △1.5 | |
(注) 1 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合。
| 相手先 | 前連結会計年度 (自 2017年1月1日 至 2017年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2018年1月1日 至 2018年12月31日) | ||
| 金額(百万円) | 割合(%) | 金額(百万円) | 割合(%) | |
| 全国農業協同組合連合会 | 17,193 | 10.9 | 16,711 | 10.7 |
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。