有価証券報告書-第77期(2024/04/01-2025/03/31)

【提出】
2025/06/19 11:13
【資料】
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【項目】
167項目
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度のわが国経済は、企業の設備投資や製造業の生産活動が持ち直し、雇用環境と所得環境が改善するなかで、各種政策の効果もあり緩やかな回復基調で推移しました。一方、米国の関税引き上げを含む政策動向により、先行きの不確実性が高まっていることや中国景気の減速等、海外景気の動向が、わが国景気の下押しリスクとなっております。加えて、中東情勢などの地政学リスク、金融資本市場の変動に注意する必要がある等、引き続き景気の先行きは不透明な状況が続いております。
このような環境の中、当社グループは2023年を初年度とする3ヵ年中期経営計画「One2025」を策定し、「企業価値の更なる向上」に向けた変革に取り組み、目標達成に向け各種施策を推進しております。しかしながら、当連結会計年度は当社の主力である電子機器関連事業において生成AIなど一部の半導体需要の拡大はあったものの市場全体の回復に至りませんでした。
この結果、当連結会計年度の売上高は579億88百万円(前期比1.1%減)となり、利益面では、営業利益は113億35百万円(前期比20.2%減)、経常利益は114億74百万円(前期比24.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、82億99百万円(前期比23.0%減)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
電子機器関連事業
電子機器関連事業においては、生成AI関連の需要拡大など特定の用途で積極的な設備投資の動きが見られたものの、スマートフォンやPC及び車載向け半導体の需要回復が見られず、加えて顧客在庫調整の影響もあり当社半導体・液晶製造装置関連業界向けピラフロン製品の売上は減少しました。また、積極投資による固定費増加や一時的なコスト増も重なり、電子機器関連事業の売上高と営業利益は前期比で減少となりました。
この結果、電子機器関連事業の売上高は390億34百万円(前期比3.6%減)、営業利益は88億10百万円(前期比21.7%減)となりました。
産業機器関連事業
産業機器関連事業では、エネルギーとケミカル市場向け製品の販売が減少したものの、石油プラント向け製品の販売が増加したことに加え、子会社のタンケンシールセーコウの業績が堅調に推移したことにより、売上高は前期比で増加しました。一方、営業利益は設備投資に伴う減価償却費増や一時的なコスト増により前期比で減少となりました。
この結果、産業機器関連事業の売上高は189億17百万円(前期比4.6%増)、営業利益は25億1百万円(前期比14.6%減)となりました。
その他部門(不動産賃貸業等)
その他部門の売上高は35百万円(前期比2.2%減)、営業利益は22百万円(前期比0.6%減)となりました。
財政状態
(資産)
当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ7億80百万円減少し、980億55百万円となりました。主な増加は現金及び預金の増加39億88百万円、電子記録債権の減少15億76百万円、投資有価証券の減少27億53百万円であります。
(負債)
当連結会計年度末における負債は、前連結会計年度末に比べ46億89百万円減少し、241億96百万円となりました。主な減少は未払金の減少9億88百万円と設備関係電子記録債務の減少27億71百万円であります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末に比べ39億9百万円増加し、738億58百万円となりました。主な増加は利益剰余金の増加47億9百万円であります。
この結果、自己資本比率は75.3%(前連結会計年度は70.8%)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における連結キャッシュ・フローの状況は、営業活動によるキャッシュ・フロー141億84百万円(前期は56億40百万円)に対し、投資活動によるキャッシュ・フローは△68億7百万円(前期は△161億97百万円)であり、財務活動によるキャッシュ・フローは△39億59百万円(前期は53億23百万円)となりました。この結果、現金及び現金同等物は40億4百万円増加し、218億83百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは141億84百万円(前期は56億40百万円)となりました。その主な要因は、税金等調整前当期純利益119億77百万円(前期は150億24百万円)によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の投資活動によるキャッシュ・フローは△68億7百万円(前期は△161億97百万円)となりました。その主な要因は、投資有価証券の売却による収入3億79百万円(前期は1億63百万円)、有形及び無形固定資産の取得による支出△70億38百万円(前期は△114億65百万円)によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の財務活動によるキャッシュ・フローは△39億59百万円(前期は53億23百万円)となりました。その主な要因は、配当金の支払額△35億64百万円(前期は△32億38百万円)によるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称金額(百万円)前年同期比(%)
電子機器関連35,87091.1
産業機器関連16,365102.2
合計52,23694.3

(注)金額は販売価格によっております。
b.受注実績
当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称受注高(百万円)前年同期比(%)受注残高(百万円)前年同期比(%)
電子機器関連35,502107.47,43567.8
産業機器関連19,686112.64,882118.7
合計55,189109.212,31781.7

(注)金額は販売価格によっております。
c.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称金額(百万円)前年同期比(%)
電子機器関連39,03496.4
産業機器関連18,917104.6
報告セグメント計57,95298.9
その他3597.8
合計57,98898.9

(注)主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
相手先前連結会計年度
(自 2023年4月1日
至 2024年3月31日)
当連結会計年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
金額 (百万円)割合(%)金額 (百万円)割合(%)
㈱SCREENセミコンダクターソリューションズ7,64313.09,65416.6

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの当連結会計年度の経営成績等は、売上高は579億88百万円(前期比1.1%減)となり、利益面では、営業利益は113億35百万円(前期比20.2%減)、経常利益は114億74百万円(前期比24.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、82億99百万円(前期比23.0%減)となりました。
経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、経営方針、経営環境及び対処すべき課題等に記載しているとおり、売上高、営業利益、ROEを重要指標と位置づけております。
当連結会計年度におきましては、売上高570億円、営業利益110億円の修正目標に対し、売上高579億88百万円(計画比1.7%増)、営業利益113億35百万円(計画比3.1%増)となり,売上高、営業利益ともに達成いたしました。
また、ROEは10.0%以上を目標としておりましたが、当連結会計年度につきましては11.5%となり、目標を上回りました。今後も安定した業容の拡大、生産性の向上やコスト削減による収益力を高めることで、引き続き目標を上回るよう努めてまいります。
セグメントごとの経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローは、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、次のとおりであります。
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、原材料購入等の製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は主に設備投資等によるものであります。
当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と財源の安定的な確保を基本方針としており、短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入れ、設備投資等の長期運転資金は自己資金及び金融機関からの長期借入れを基本としております。
なお、当連結会計年度末における借入金、社債及びリース債務を含む有利子負債の残高は124億24百万円であります。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は218億83百万円となっております。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、時価による測定を含め、会計上の見積りを行うに際して使用した仮定は、合理的であると判断しており、当社及び連結子会社の財産及び損益の状況を適正に表示しております。
なお、当連結会計年度において、記載すべき重要な会計上の見積りはありません。

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