訂正有価証券報告書-第104期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)

【提出】
2018/08/10 16:14
【資料】
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【項目】
117項目

有報資料

(1)経営方針
① 企業理念「キッツ宣言」
キッツは、創造的かつ質の高い商品・サービスで企業価値の持続的な向上を目指し、ゆたかな社会づくりに貢献します。
② 行動指針「Do it KITZ Way」
Do it True (誠実・真実)
Do it Now (スピード・タイムリー)
Do it New (創造力・チャレンジ)
(2)経営戦略等
① 基本方針:
Ⅰ 強みが生かせる重点市場分野である「建築設備」「石油化学・一般化学」「クリーンエネルギー」に経営資源を集中。新製品投入・設備及び研究開発投資を同分野に集中するとともに、機能別組織を貫く全社横断の戦略推進体制を強化し、重点施策のPDCAを回す。
Ⅱ グローバル調達・内製化・生産性向上によりコスト改善。利益を生む設備投資を積極的に実施するとともに、業務改革・無駄の排除により、利益とキャッシュフロー重視の方針を徹底し、ROEを向上させる。
Ⅲ 上記により、2018年度に営業利益100億円以上、2020年度に過去最高益を目指す。
Ⅳ 株主還元の充実として、現金配当による目標連結配当性向25%に加え、自己株式の取得にも積極的に取り組み、株主価値の一層の向上を図る。
② 戦略の3本柱:
Ⅰ 重点市場分野と重点地域を絞り込み、特化した新製品投入と複合機能化の推進により、シェアの拡大を目指す。
a 重点市場分野:「建築設備」「石油化学・一般化学」「クリーンエネルギー(水素、LNG)」
b 重点地域:日本+3極2拠点*1(特にアセアン、米州)に絞り、複合機能化を推進する。
*1 3極:欧州・米州・アセアン、2拠点:中国・インド
Ⅱ 縦(機能別組織)と横(全社横断組織)のマトリックス体制により、「組織」のマネジメントと「製品」のマネジメントの両輪を強化し、事業戦略を推進する。
a 組織のマネジメント:事業企画部の機能及び権限強化により、既存組織の重点施策の進捗管理とPDCAの徹底を図る。
b 製品のマネジメント:プロダクトマネジメントセンターを新設し、重点市場分野の徹底したマーケティングにより、戦略に基づいた必要な製品群を一気通貫で適時・迅速に投入し、プロダクトマネジメントを実践。
Ⅲ 既存のリソースを無駄なく徹底的に活用し、グローバルで戦えるコストを実現することで、さらなる売上利益拡大につなげる。
a 生産本部を主体にコスト改善推進体制を強化し、グローバル調達・内製化・生産性向上により、コストの大幅な改善を目指す。
b エンジニアリングセンターを新設し、特注品の採算向上を図る。
(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
[第3期中期経営計画(2016年度~2018年度)]
財務指標 (百万円)
2015年度
実績
2016年度
計画
2017年度
計画
2018年度
計画
2020年度
計画
売上高117,278111,500115,000120,000135,000
営業利益7,2458,0009,00010,00012,500
経常利益7,3007,7008,7009,70012,200
親会社株主に帰属する当期純利益4,9155,0005,7006,3008,000
営業利益率6.2%7.2%7.8%8.3%9.3%
海外売上高比率31.7%31.8%32.7%34.2%37.7%
ROE6.6%6.6%7.2%7.7%9.0%
自己資本比率62.9%63.9%64.7%64.0%62.9%
EPS(円)45.546.654.061.081.0
BPS(円)700.17736.00778.00825.00938.00

セグメント別売上高 (百万円)
2015年度
実績
2016年度
計画
2017年度
計画
2018年度
計画
2020年度
計画
バルブ事業93,57992,00095,000100,000113,000
伸銅品事業20,55716,40016,50016,50017,800
その他3,1413,1003,5003,5004,200
合計117,278111,500115,000120,000135,000

セグメント別営業利益 (百万円)
2015年度
実績
2016年度
計画
2017年度
計画
2018年度
計画
2020年度
計画
バルブ事業10,38411,00011,90013,15015,150
伸銅品事業△16250350100500
その他75100150150250
全社費用他△3,197△3,350△3,400△3,400△3,400
合計7,2458,0009,00010,00012,500

(4)経営環境
経営環境については、中国経済の成長率鈍化の影響が中国国内にとどまらず、新興国経済にも大きな影響を及ぼしている一方、原油価格の下落により、エネルギー関連企業の設備投資が抑制されている状況にあります。日本国内においても、建築設備向けに東京オリンピック・パラリンピック需要は見込まれるものの、世界経済の低迷で企業業績の見通しは不透明であり、積極的な設備投資を控えている現状です。これらを踏まえ、今後の業績について楽観的に見込むことは極めて難しいと判断し、併せて、第2期中期経営計画(2013年度~2015年度)の実績と市場環境の変化を勘案し、上記の通り2018年度までの第3期中期経営計画を策定するとともに、長期経営計画の数値目標の見直しを行いました。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
国内経済は、海外経済の回復による輸出の増加や、東京オリンピック関連投資及び人手不足の深刻化による合理化・省力化投資が進むなど緩やかな景気回復が見込まれます。また、海外経済では、米国において保護主義的な政策のリスク要因はあるものの、法人税の大型減税による設備投資の増加が見込まれるなど、全世界的に景気回復が持続するものと思われます。
本年は、第3期中期経営計画(平成28年度~平成30年度)の最終年度となります。売上高・利益などの数値目標については1年前倒しで達成していることから、今期はより高い目標を掲げ、長期経営計画「KITZ Global Vision2020」の達成に向けた成長を目指してまいります。
主力のバルブ事業におきましては、これまで重点市場としてきた「建築設備市場」、「石油化学・一般化学市場」、「クリーンエネルギー(水素・LNG)市場」に「半導体市場」を加えた4つの市場において、今後の成長に向けた新製品投入と設備投資を実行し収益拡大を図ってまいります。
製品のマネジメントについては、「プロダクトマネジメントセンター」において、重点市場分野の徹底したマーケティングにより、戦略に基づいた必要な製品群を適時かつ迅速に投入してまいります。
国内市場では、平成30年から平成31年にピークを迎える首都圏建築設備物件の確実な受注を進める一方、新規エンドユーザー開拓活動を継続してまいります。また、本年5月1日出荷分より、原材料の他、部品や副資材及び物流費用の高騰を受け、昨年に引き続き、販売価格の改定(値上げ)を実施させていただいており、その浸透を図ってまいります。
海外市場では、アセアンにおいて拠点展開を加速させる他、建築設備向けラインナップ拡大により市場参入を図るとともに、中国・インドにおける地産地消体制の強化などを行ってまいります。
生産面では、主に調達・購買においてグループでコスト改善推進体制の強化を図り、更なる合理化投資を積極的に行うとともに、ⅠoT・ビックデータ等のIT技術の活用により、生産性及び生産能力の向上を図ってまいります。
技術面では、積算・設計業務を集約した「エンジニアリングセンター」において特注品の採算向上を図り、グローバルで戦えるコストを実現してまいります。
開発面では、製品の統廃合及びモジュール設計による在庫削減や管理工数の低減に加え、本年より本格的に稼働したPLM(プロダクト・ライフサイクル・マネジメント)システムを活用して設計業務の効率向上を実現するとともに、クレームの低減及び省人化を目指してまいります。
また、グローバル基幹システムが平成31年1月より稼働する予定であり、これによる業務の標準化、効率化を目指
してまいります。
伸銅品事業におきましては、黄銅棒の拡販に加え、黄銅棒を原材料とする切削加工品、鍛造品等の高付加価値製品の生産の拡大を図るなど、収益の向上に努めるとともに、生産の効率化を図るための黄銅棒製造設備の更新投資を行ってまいります。
その他では、ホテル事業において、お客様目線に立った「居心地の良い施設」を目指したサービス向上に取り組み、さらなる集客を図ります。
なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。

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