四半期報告書-第76期第3四半期(令和3年10月1日-令和3年12月31日)

【提出】
2022/02/08 14:33
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【項目】
43項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しています。詳細については、「第4 経理の状況1 四半期連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更)」をご参照ください。
(1) 経営成績の状況
新型コロナウイルス感染症(以下、COVID-19)に対する各国の財政政策等を受け、経済回復の流れが続いており、当第3四半期連結累計期間の当社グループ売上高は、前年同期比23.8%増加の63,546百万円となりました。地域別連結売上高の概況は次のとおりであります。
地域別連結売上高の概況
(単位:百万円)
前第3四半期
連結累計期間
(2020.4.1~2020.12.31)
当第3四半期
連結累計期間
(2021.4.1~2021.12.31)
増減率(%)
売上高51,31563,54623.8%
内訳日本21,95915,976△27.2%
北米2,8475,817104.3%
欧州9,41715,00559.3%
中華圏9,71216,32468.1%
その他地域7,37810,42241.3%

日本市場は、枚葉機、輪転機ともに受注は第3四半期も引き続き前年同期比で増加傾向となりました。一方で、売上高は第3四半期ではほぼ前期並みの数値にまで回復したものの、第3四半期累計では前年同期比を下回りました。これは、受注増加分の売上認識が第4四半期以降になるものが多いことや前会計年度でのCOVID-19の感染拡大による市場停滞の影響が期首受注残高に残っていたこと、また、前期更新需要が多かった輪転機が反動により前年同期比で減少したことなどによるものです。さらに、前期好調であったPE(プリンテッドエレクトロニクス)は、引き続き引き合いが強く前年同期比で受注が増加しましたが、納入までのタイムラグや輸出販売に関わる収益認識を当期より変更したことなどが影響して、売上高は前年同期比で減少しました。これらにより、日本市場合計の売上高は前年同期比27.2%減少の15,976百万円となりました。
北米市場では、アフターコロナの景気回復を背景に投資需要が活発で、受注は第3四半期でも前年同期を上回る状態が継続しました。第3四半期累計の売上高も前年同期比104.3%増加の5,817百万円となりました。
欧州市場でも、ワクチン接種の進捗とともに景気回復が進展しました。枚葉機の受注高は前年同期に比べ増加しましたが、納入までのタイムラグに加え物流の混乱の影響により、売上高は、前年同期比で微増にとどまりました。一方で、保守部品や紙器印刷機の売上高は経済活動の回復を背景に前年同期を上回っています。また、前期から連結の範囲に含めた印刷後加工機器を製造販売するMBOグループの売上高を前期は第2四半期から取り込んでいたのに対し、当期は第1四半期より取り込んでおり前年同期比の増加要因となりました。この結果、欧州市場合計の売上高は前年同期比59.3%増加の15,005百万円となりました。
中華圏市場では、前第2四半期から続いていた枚葉機の需要拡大が、電力供給不足やCOVID-19の再拡大などの影響で一服し、第3四半期においても売上高は前年同期を上回りましたが、拡大の鈍化がみられました。この結果、中華圏市場合計の売上高は前年同期比68.1%増加の16,324百万円となりました。
その他地域にはアセアン・インド・オセアニア・中南米を含んでおりますが、COVID-19の影響が落ち着き、経済活動の正常化に向けた動きが進みつつあるなかで受注が回復を見せています。また、売上では、特に証券印刷機がCOVID-19による移動制限に起因する搬入計画の遅れを取り戻し、前年同期比で増加に転じました。その結果、その他地域合計の売上高は、前年同期比41.3%増加の10,422百万円となりました。
売上原価率は、為替レートの変動等により前年同期に比べ改善しました。販売費及び一般管理費は、売上高増加に伴う販売出荷費等の増加、また、MBOグループの費用を前期は第2四半期から取り込んだのに対し、当期は第1四半期より取り込んだ影響等により増加となりました。その結果、営業損益は、前第3四半期は1,871百万円の損失であったのに対し、当第3四半期は1,214百万円の利益となりました。経常損益は、為替レートの良化による為替差益が発生した影響等もあり、前第3四半期が1,377百万円の損失であったのに対し、当第3四半期は1,941百万円の利益となりました。税金等調整前四半期純損益は、事業体質強化策の一環で事業所統合による効率化を推進しており、その結果発生した固定資産売却益等により、前第3四半期が723百万円の損失であったのに対し、当第3四半期は5,364百万円の利益となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純損益は、前第3四半期が897百万円の損失であったのに対し、当第3四半期では4,364百万円の利益となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
①日本
セグメントの「日本」には、日本の国内売上と日本から海外の代理店地域や海外証券印刷機の直接売上が計上されております。同代理店地域には、香港・台湾を除くアジア(中国本土の一部、アセアン等)と中南米等が含まれております。地域別売上高の概況で述べました日本及び中華圏並びにその他地域の状況の結果、セグメントの「日本」の売上高は30,959百万円(前年同期比496百万円の増加、1.6%の増加)となり、セグメント利益は929百万円(前年同期は1,560百万円の損失)となりました。
②北米
セグメントの「北米」には、米国の販売子会社の売上が計上されております。地域別売上高の概況で述べました北米の状況の結果、セグメントの「北米」の売上高は5,817百万円(前年同期比2,969百万円の増加、104.3%の増加)となり、セグメント利益は54百万円(前年同期は474百万円の損失)となりました。
③欧州
セグメントの「欧州」には、欧州の販売子会社、欧州の紙器印刷機械製造販売子会社及び欧州の印刷後加工機器製造販売子会社の企業集団の売上が計上されております。地域別売上高の概況で述べました欧州の状況の結果、セグメントの「欧州」の売上高は15,005百万円(前年同期比5,587百万円の増加、59.3%の増加)となり、セグメント利益は170百万円(前年同期は202百万円の損失)となりました。
④中華圏
セグメントの「中華圏」には、香港、中国深圳市、台湾の販売子会社及び中国南通市の印刷機械装置製造販売子会社の売上が計上されております。地域別売上高の概況で述べました中華圏の状況の結果、セグメントの「中華圏」の売上高は10,664百万円(前年同期比3,148百万円の増加、41.9%の増加)となり、セグメント利益は282百万円(前年同期は235百万円の損失)となりました。
⑤その他
「その他」には、インド、シンガポール及びマレーシアの販売子会社の売上が計上されております。地域別売上高の概況で述べましたその他地域の状況の結果、売上高は1,100百万円(前年同期比28百万円の増加、2.6%の増加)となり、セグメント利益は45百万円(前年同期は44百万円の損失)となりました。
(2) 財政状態の状況
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における総資産は前連結会計年度末に比べ7,717百万円増加(5.3%増)し、152,160百万円となりました。資産の主な増加要因は、有価証券の増加6,256百万円、棚卸資産の増加1,885百万円等であり、主な減少要因は、受取手形、売掛金及び契約資産(前連結会計年度末は受取手形及び売掛金)の減少1,530百万円等であります。
(負債及び純資産)
当第3四半期連結会計期間末における負債は前連結会計年度末に比べ4,042百万円増加(8.7%増)し、50,749百万円となりました。負債の主な増加要因は、電子記録債務の増加4,111百万円、未払法人税等の増加640百万円等であり、主な減少要因は、引当金の減少604百万円等であります。
純資産は前連結会計年度末に比べ3,675百万円増加(3.8%増)し、101,411百万円となりました。純資産の主な増加要因は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上等による利益剰余金の増加2,887百万円等であります。
(自己資本比率)
当第3四半期連結会計期間末における自己資本比率は、前連結会計年度末の67.6%から1.0ポイント減少し、66.6%となりました。
(3) 経営方針・経営戦略及び対処すべき課題等
① 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において当社グループの経営方針・経営戦略等に重要な変更はありません。
② 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当連結会社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当社は財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針を定めておりますが、その内容等(会社法施行規則第118条第3号に掲げる事項)については、当第3四半期連結累計期間において、重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は3,062百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6) 生産、受注及び販売の実績
当第3四半期連結累計期間において、受注高が前年同期に比べ大幅に増加となりました。これは前年同期において新型コロナウィルス感染症の影響で需要が落ち込んだ中華圏市場が回復したこと、また、欧州市場においてMBOグループの受注高を前期は第2四半期から取り込んでいたのに対し、当期は第1四半期より取り込んだ影響によるものであり、当第3四半期連結累計期間の受注高は75,550百万円(前年同期比25,900百万円の増加、52.2%の増加)となりました。

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