有価証券報告書-第59期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)

【提出】
2020/06/24 10:33
【資料】
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【項目】
135項目

研究開発活動

当連結会計年度における研究開発活動は、(1)他社にできない高付加価値新製品の開発、(2)生産設備の自働化及び精密工具測定器の自社開発による品質向上とコストダウン(3)開発人材の育成強化等を主な活動目標として、特に12年ぶりの開催となる当社主催の展示会「NS TOOLプライベートショー2020」に向けた新製品開発と震災時の安全性・事業継続性の向上と微振動を抑制した高度な開発環境を両立した新開発センター(※)の竣工に注力いたしました。
これらの活動の結果、同展示会において、独自の形状で高能率加工を可能としたスクエアエンドミルシリーズ、業界最小のコーナーR0.01を実現したCBN及び超硬合金の4枚刃ラジアスエンドミル他6件の新製品を発表したほか、今後の方向性を示したアプリケーションを含む8件の製品を参考出品いたしました。また、従来のボール形状、スクエア形状に加えラジアス形状を昨年5月に追加した銅電極加工用ロングネックエンドミルシリーズが「超モノづくり部品大賞」奨励賞を受賞いたしました。
なお、当連結会計年度における研究開発費は364百万円であります。
※東日本大震災の経験を活かした震災対策として、免震構造と精密・微細加工に必要な微振動の抑制を両立させた“オールラウンド免震”を採用。