有価証券報告書-第100期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)
(1)経営成績等の状況の概要
①財政状態及び経営成績の状況
当事業年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響が長期化する中で、二度の緊急事態宣言発令や東京オリンピック・パラリンピックの延期などにより経済活動が大幅に制限され、景気は厳しい状況での推移が続きました。
当業界におきましても、企業収益の悪化に伴う民間設備投資の減少や受注環境の悪化などが懸念され非常に不透明感が強い状況が継続しております。
このような状況下で、当社は取引先様、従業員並びにその家族の安全を第一に考え、新型コロナウイルス感染拡大の防止に努めながらも、全力を傾注し営業活動・コスト削減に取り組んでまいりました。しかしながらこの厳しい受注環境の中で売上高は18,623百万円(前期比11.4%減)となりました。
利益につきましては、生産の平準化や徹底したコスト削減などにより、営業利益は1,495百万円(前期比69.6%増)、経常利益は1,473百万円(前期比46.1%増)、当期純利益は962百万円(前期比45.3%増)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は、投資活動によるキャッシュ・フローで1,415百万円の資金の減少及び財務活動によるキャッシュ・フローで242百万円の資金の減少があったものの、営業活動によるキャッシュ・フローで2,146百万円の資金の増加となりました。この結果、前事業年度末比488百万円(5.7%)増加し、9,133百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における営業活動による資金の増加は2,146百万円となりました(前期は1,033百万円の増加)。これは法人税等の支払額402百万円など資金の減少があったものの、税引前当期純利益の計上1,465百万円及び減価償却費の計上436百万円など資金の増加があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における投資活動による資金の減少は1,415百万円となりました(前期は708百万円の減少)。これは山形工場における新塗装工場建設及び、各事業拠点における事務用機器の入替などに伴う有形固定資産の取得による支出1,372百万円及び無形固定資産の取得による支出11百万円などの資金の減少があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における財務活動による資金の減少は242百万円となりました(前期は413百万円の減少)。これは長期借入れによる収入350百万円による資金の増加があったものの、長期借入金の返済による支出283百万円及び配当金の支払額256百万円など資金の減少があったことによるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当事業年度における生産実績は次のとおりであります。
(注) 表示金額は、販売価格によっており、消費税等は含んでおりません。
b.受注実績
当事業年度における受注実績は次のとおりであります。
(注) 表示金額には、消費税等は含んでおりません。
c.販売実績
当事業年度における販売実績は次のとおりであります。
(注)1.表示金額には、消費税等は含んでおりません。
2.主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、以下のとおりであります。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
文中における将来に関する事項は、当事業年度末(2021年3月31日)現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成に当りまして、経営陣による会計方針の選択・適用と、資産、負債の評価などの会計上の判断・見積りが含まれております。
②当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
1)財政状態
(流動資産)
製品が227百万円減少したものの、現金及び預金が488百万円、売掛金が91百万円それぞれ増加いたしました。これらの結果、流動資産合計は前事業年度末比336百万円(2.3%)増加し、15,285百万円となりました。
(固定資産)
無形固定資産が63百万円減少したものの、山形工場の新塗装工場建設に伴う建設仮勘定の増加などにより有形固定資産が1,021百万円増加したことに加え、投資その他の資産が188百万円増加いたしました。これらの結果、固定資産合計は前事業年度末比1,146百万円(26.1%)増加し、5,539百万円となりました。
(流動負債)
未払法人税等が222百万円増加したことに加え、未払消費税が154百万円増加いたしました。これらの結果、流動負債合計は前事業年度末比641百万円(15.8%)増加し、4,691百万円となりました。
(固定負債)
長期借入金が20百万円、退職給付引当金が30百万円及び役員退職慰労引当金が26百万円それぞれ増加いたしました。これらの結果、固定負債合計は前事業年度末比79百万円(6.7%)増加し、1,256百万円となりました。
(純資産)
前事業年度の期末配当128百万円及び当事業年度の中間配当128百万円があったものの、当期純利益962百万円の計上により利益剰余金が705百万円増加したことに加え、その他有価証券評価差額金が56百万円増加いたしました。これらの結果、純資産合計は前事業年度末比762百万円(5.4%)増加し、14,876百万円となりました。
2)経営成績
(営業損益)
当社は顧客満足度120%を目標に技術開発の強化、品質の向上、サービス体制の拡充等による経営基盤の充実強化に努めましたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による企業収益の悪化に伴う民間設備投資の減少や厳しい受注環境により、売上高は前事業年度に比べて11.4%減収の18,623百万円となりました。
売上原価は前事業年度の15,995百万円から18.9%減少し12,967百万円となりました。
販売費及び一般管理費については、前事業年度の4,133百万円から27百万円増加し、4,160百万円となりました。売上高に対する販売費及び一般管理費の比率は22.3%となっております。
以上の結果、営業利益は前事業年度の881百万円に対し69.6%増益の1,495百万円となりました。
(営業外損益)
営業外収益・費用は前事業年度の127百万円の収益(純額)から21百万円の費用(純額)となりました。減少の主な要因は、前事業年度において諸手当見積差額128百万円の戻入れがあったことなどによるものであります。
この結果、経常利益は前事業年度の1,008百万円に対し46.1%増益の1,473百万円となりました。
(特別損益)
特別損失は固定資産除却損8百万円を計上し、この結果、税引前当期純利益は前事業年度の1,002百万円に対し46.2%増益の1,465百万円となりました。
(当期純利益)
法人税、住民税及び事業税が前期より増加し、税金費用503百万円計上いたしました。この結果、当期純利益は前事業年度の661百万円に対し45.3%増益の962百万円となりました。
3)キャッシュ・フローの状況
当事業年度のキャッシュ・フローの状況につきましては「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
4)経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社は、株主の視点から見た収益性を重視する観点から株主資本利益率(ROE)を主要な経営指標として位置づけ、常にコスト削減意識を持ち収益改善に努めるとともに、資本効率の向上を目指し、企業経営に取組んでおります。
目標とする具体的な数値は設定しておりませんが、当事業年度のROEは6.6%となっております。今後につきましても当該指標の向上に努めてまいります。
5)資本の財源及び資金の流動性
当社の運転資金需要のうち主なものは、製品製造のための材料及び部品の購入のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用によるものであります。営業費用の主なものは、人件費であります。
当社は現在、運転資金及び設備投資資金につきましては内部資金または借入により資金調達することとしております。
借入による資金調達に関しましては、安定的な長期借入金で調達することを原則としております。
当社は健全な財務状態、営業活動を基盤としたキャッシュ・フローを生み出す能力により、当社の成長を維持するために将来必要な運転資金及び設備投資資金を調達することが可能と考えております。
また、当社は資本政策の柔軟性・機動性を確保するため自己株式を取得しております。
なお、自己株式の取得の状況は「第4 提出会社の状況、2 自己株式の取得等の状況」に記載のとおりであります。
6)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当事業年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響が長期化する中で、二度の緊急事態宣言発令や東京オリンピック・パラリンピックの延期などにより経済活動が大幅に制限され、景気は厳しい状況での推移が続きました。
当業界におきましても、企業収益の悪化に伴う民間設備投資の減少や受注環境の悪化などが懸念され非常に不透明感が強い状況が継続しております。
このような状況下で、当社は取引先様、従業員並びにその家族の安全を第一に考え、新型コロナウイルス感染拡大の防止に努めながらも、全力を傾注し営業活動・コスト削減に取り組んでまいりました。しかしながらこの厳しい受注環境の中で売上高は18,623百万円(前期比11.4%減)となりました。
利益につきましては、生産の平準化や徹底したコスト削減などにより、営業利益は1,495百万円(前期比69.6%増)、経常利益は1,473百万円(前期比46.1%増)、当期純利益は962百万円(前期比45.3%増)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は、投資活動によるキャッシュ・フローで1,415百万円の資金の減少及び財務活動によるキャッシュ・フローで242百万円の資金の減少があったものの、営業活動によるキャッシュ・フローで2,146百万円の資金の増加となりました。この結果、前事業年度末比488百万円(5.7%)増加し、9,133百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における営業活動による資金の増加は2,146百万円となりました(前期は1,033百万円の増加)。これは法人税等の支払額402百万円など資金の減少があったものの、税引前当期純利益の計上1,465百万円及び減価償却費の計上436百万円など資金の増加があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における投資活動による資金の減少は1,415百万円となりました(前期は708百万円の減少)。これは山形工場における新塗装工場建設及び、各事業拠点における事務用機器の入替などに伴う有形固定資産の取得による支出1,372百万円及び無形固定資産の取得による支出11百万円などの資金の減少があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における財務活動による資金の減少は242百万円となりました(前期は413百万円の減少)。これは長期借入れによる収入350百万円による資金の増加があったものの、長期借入金の返済による支出283百万円及び配当金の支払額256百万円など資金の減少があったことによるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当事業年度における生産実績は次のとおりであります。
| 区分 | 生産高(千円) | 前期比(%) |
| 配電制御設備 | 18,384,722 | 87.1 |
| 計 | 18,384,722 | 87.1 |
(注) 表示金額は、販売価格によっており、消費税等は含んでおりません。
b.受注実績
当事業年度における受注実績は次のとおりであります。
| 区分 | 受注高(千円) | 前期比(%) | 受注残高(千円) | 前期比(%) |
| 配電制御設備 | 20,962,610 | 115.6 | 14,130,346 | 119.8 |
| 計 | 20,962,610 | 115.6 | 14,130,346 | 119.8 |
(注) 表示金額には、消費税等は含んでおりません。
c.販売実績
当事業年度における販売実績は次のとおりであります。
| 区分 | 販売高(千円) | 前期比(%) |
| 配電制御設備 | 18,623,735 | 88.6 |
| 計 | 18,623,735 | 88.6 |
(注)1.表示金額には、消費税等は含んでおりません。
2.主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、以下のとおりであります。
| 前事業年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) | 当事業年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | ||||
| 販売先 | 金額(千円) | 割合(%) | 販売先 | 金額(千円) | 割合(%) |
| ㈱きんでん | 3,912,153 | 18.6 | ㈱きんでん | 3,230,799 | 17.3 |
| 関工商事㈱ | 2,654,528 | 12.6 | 関工商事㈱ | 1,909,083 | 10.3 |
| 住友商事マシネックス㈱ | 2,386,075 | 11.4 | - | - | - |
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
文中における将来に関する事項は、当事業年度末(2021年3月31日)現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成に当りまして、経営陣による会計方針の選択・適用と、資産、負債の評価などの会計上の判断・見積りが含まれております。
②当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
1)財政状態
(流動資産)
製品が227百万円減少したものの、現金及び預金が488百万円、売掛金が91百万円それぞれ増加いたしました。これらの結果、流動資産合計は前事業年度末比336百万円(2.3%)増加し、15,285百万円となりました。
(固定資産)
無形固定資産が63百万円減少したものの、山形工場の新塗装工場建設に伴う建設仮勘定の増加などにより有形固定資産が1,021百万円増加したことに加え、投資その他の資産が188百万円増加いたしました。これらの結果、固定資産合計は前事業年度末比1,146百万円(26.1%)増加し、5,539百万円となりました。
(流動負債)
未払法人税等が222百万円増加したことに加え、未払消費税が154百万円増加いたしました。これらの結果、流動負債合計は前事業年度末比641百万円(15.8%)増加し、4,691百万円となりました。
(固定負債)
長期借入金が20百万円、退職給付引当金が30百万円及び役員退職慰労引当金が26百万円それぞれ増加いたしました。これらの結果、固定負債合計は前事業年度末比79百万円(6.7%)増加し、1,256百万円となりました。
(純資産)
前事業年度の期末配当128百万円及び当事業年度の中間配当128百万円があったものの、当期純利益962百万円の計上により利益剰余金が705百万円増加したことに加え、その他有価証券評価差額金が56百万円増加いたしました。これらの結果、純資産合計は前事業年度末比762百万円(5.4%)増加し、14,876百万円となりました。
2)経営成績
(営業損益)
当社は顧客満足度120%を目標に技術開発の強化、品質の向上、サービス体制の拡充等による経営基盤の充実強化に努めましたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による企業収益の悪化に伴う民間設備投資の減少や厳しい受注環境により、売上高は前事業年度に比べて11.4%減収の18,623百万円となりました。
売上原価は前事業年度の15,995百万円から18.9%減少し12,967百万円となりました。
販売費及び一般管理費については、前事業年度の4,133百万円から27百万円増加し、4,160百万円となりました。売上高に対する販売費及び一般管理費の比率は22.3%となっております。
以上の結果、営業利益は前事業年度の881百万円に対し69.6%増益の1,495百万円となりました。
(営業外損益)
営業外収益・費用は前事業年度の127百万円の収益(純額)から21百万円の費用(純額)となりました。減少の主な要因は、前事業年度において諸手当見積差額128百万円の戻入れがあったことなどによるものであります。
この結果、経常利益は前事業年度の1,008百万円に対し46.1%増益の1,473百万円となりました。
(特別損益)
特別損失は固定資産除却損8百万円を計上し、この結果、税引前当期純利益は前事業年度の1,002百万円に対し46.2%増益の1,465百万円となりました。
(当期純利益)
法人税、住民税及び事業税が前期より増加し、税金費用503百万円計上いたしました。この結果、当期純利益は前事業年度の661百万円に対し45.3%増益の962百万円となりました。
3)キャッシュ・フローの状況
当事業年度のキャッシュ・フローの状況につきましては「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
4)経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社は、株主の視点から見た収益性を重視する観点から株主資本利益率(ROE)を主要な経営指標として位置づけ、常にコスト削減意識を持ち収益改善に努めるとともに、資本効率の向上を目指し、企業経営に取組んでおります。
目標とする具体的な数値は設定しておりませんが、当事業年度のROEは6.6%となっております。今後につきましても当該指標の向上に努めてまいります。
5)資本の財源及び資金の流動性
当社の運転資金需要のうち主なものは、製品製造のための材料及び部品の購入のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用によるものであります。営業費用の主なものは、人件費であります。
当社は現在、運転資金及び設備投資資金につきましては内部資金または借入により資金調達することとしております。
借入による資金調達に関しましては、安定的な長期借入金で調達することを原則としております。
当社は健全な財務状態、営業活動を基盤としたキャッシュ・フローを生み出す能力により、当社の成長を維持するために将来必要な運転資金及び設備投資資金を調達することが可能と考えております。
また、当社は資本政策の柔軟性・機動性を確保するため自己株式を取得しております。
なお、自己株式の取得の状況は「第4 提出会社の状況、2 自己株式の取得等の状況」に記載のとおりであります。
6)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。