- #1 事業等のリスク
NECグループは、ノースゲート・パブリック・サービシズ社(現NECソフトウェア・ソリューションズ・ユーケー社)、デンマークのケーエムディ・ホールディング社、アバロク・グループ社を買収したことなどにより2024年3月31日時点で3,923億円ののれんを計上しており、今後さらに買収を行う場合には追加ののれんを計上する可能性があります。
NECグループは、国際財務報告基準(IFRS)に準拠して連結財務諸表を作成しており、のれんを配分した資金生成単位については、減損の兆候の有無にかかわらず1年に1回、また、減損の兆候があると認められた場合には随時、当該資金生成単位の帳簿価額が回収可能価額を超えるか否かを判断するための減損テストを行う必要があります。回収可能価額は、処分費用控除後の公正価値と使用価値のいずれか高い金額に基づいて算定します。また、使用価値は、見積将来キャッシュ・フローを、貨幣の時間的価値および当該資産に固有のリスクを反映した税引前の割引率を用いて現在価値に割り引くことで算定します。減損テストの結果、のれんを含む資金生成単位の帳簿価額が回収可能価額を上回っている場合、減損損失を認識します。減損処理にあたっては、資金生成単位に配分されたのれんの帳簿価額を減額することになり、その結果、NECグループの業績や財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
③ 確定給付制度債務
2024/06/21 17:00- #2 報告セグメントの変更に関する事項(IFRS)(連結)
告セグメントの変更等に関する事項
当連結会計年度より、2023年4月1日付で実施した組織改革に伴い、報告セグメントの内容を変更しています。従来、当社グループの事業は、「社会公共事業」、「社会基盤事業」、「エンタープライズ事業」、「ネットワークサービス事業」および「グローバル事業」の5つの事業であり、各事業を報告セグメントとしていましたが、当該組織改革に伴い、当社グループの事業を「ITサービス事業」および「社会インフラ事業」の2つの事業としています。なお、前連結会計年度のセグメント情報についても、この変更を反映したものに組み替えて表示しています。
2024/06/21 17:00- #3 有形固定資産等明細表(連結)
(注)1 「当期減少額」欄の( )内は内書きで、減損損失の計上額です。
2 ソフトウエアの当期増加額のうち主なものは次のとおりです。
2024/06/21 17:00- #4 注記事項-その他の収益及びその他の費用、連結財務諸表(IFRS)(連結)
その他の損益の内訳は、次のとおりです。
| | (単位:百万円) |
事業構造改善費用 | △1,848 | △8,059 |
減損損失 | △6,857 | △4,735 |
固定資産廃棄損 | △3,238 | △3,575 |
当連結会計年度のその他の収益に含まれる子会社株式売却益については、連結財務諸表注記「7.子会社に対する支配の喪失」に記載のとおりです。
減損損失については、連結財務諸表注記「10.非金融資産の
減損損失」に記載のとおりです。
2024/06/21 17:00- #5 注記事項-のれん及び無形資産、連結財務諸表(IFRS)(連結)
(2)減損テスト
当社グループは、一部ののれん及び無形資産について、当初想定していた収益性が見込めなくなったため、減損損失を認識しています。減損損失は、連結損益計算書の「その他の損益」に含まれています。なお、減損損失の総額については、連結財務諸表注記「10.非金融資産の減損損失」に記載しています。アバロク・グループ社、ケーエムディ・ホールディング社およびNECソフトウェア・ソリューションズ・ユーケー社は、収益性と5年間の事業計画との比較評価を踏まえ、経営陣は、配分されたのれんに関連する重要な減損リスクはないと考えています。
のれんおよび耐用年数を確定出来ない無形資産の資産の回収可能価額は、主に使用価値に基づいて算定しています。使用価値は、将来の事業計画と残存価値(ターミナルバリュー)を基礎として将来のキャッシュ・フローの見積額を現在価値に割引いて算定しています。各資金生成単位の残存価値を予測するために用いられた成長率は、資金生成単位の属する国、産業の状況を勘案して決定した成長率を用いており、資金生成単位が活動する産業の長期平均成長率を超えていません。
2024/06/21 17:00- #6 注記事項-セグメント情報、連結財務諸表(IFRS)(連結)
(4)報告セグメントの変更等に関する事項
当連結会計年度より、2023年4月1日付で実施した組織改革に伴い、報告セグメントの内容を変更しています。従来、当社グループの事業は、「社会公共事業」、「社会基盤事業」、「エンタープライズ事業」、「ネットワークサービス事業」および「グローバル事業」の5つの事業であり、各事業を報告セグメントとしていましたが、当該組織改革に伴い、当社グループの事業を「ITサービス事業」および「社会インフラ事業」の2つの事業としています。なお、前連結会計年度のセグメント情報についても、この変更を反映したものに組み替えて表示しています。
(5)地域別情報
2024/06/21 17:00- #7 注記事項-有形固定資産、連結財務諸表(IFRS)(連結)
(3)減損損失
減損損失は、連結損益計算書の「その他の損益」に含まれています。なお、減損損失の総額については、連結財務諸表注記「10.非金融資産の減損損失」に記載しています。
2024/06/21 17:00- #8 注記事項-減損損失、連結財務諸表(IFRS)(連結)
10. 非金融資産の
減損損失
減損損失およびその後の戻入れをした資産の種類別内訳は次のとおりです。
| | | | (単位:百万円) |
| 前連結会計年度(自 2022年4月 1日至 2023年3月31日) | 当連結会計年度(自 2023年4月 1日至 2024年3月31日) |
| 減損損失 | 戻入れ | 減損損失 | 戻入れ |
有形固定資産 | | | | |
減損損失および
減損損失の戻入れは、連結損益計算書において「その他の損益」に含めて表示しています。
2024/06/21 17:00- #9 注記事項-重要性がある会計方針、連結財務諸表(IFRS)(連結)
持分法の適用に際して、関連会社および共同支配企業の財務諸表は、当社の適用する会計方針と整合させるため、必要に応じて調整します。
関連会社および共同支配企業に対する投資に関する減損は、投資の回収可能価額を帳簿価額と比較することにより測定します。減損損失は、純損益で認識しており、回収可能価額の算定に用いた見積りの変更により回収可能価額が増加する場合は、戻し入れます。
③企業結合
2024/06/21 17:00- #10 略歴、役員の状況(執行役)(連結)
1982年 4月 | 日本電気ソフトウェア㈱(現NECソリューションイノベータ㈱)入社 |
2012年 4月 | DCMソリューション事業部長 兼 DCM営業本部長 |
2013年 4月 | エンタープライズビジネスユニット理事 |
2015年 4月 | 執行役員 |
2024/06/21 17:00- #11 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等(連結)
*2 調整後営業利益:営業利益から、買収により認識した無形資産の償却費およびM&A関連費用(ファイナンシャルアドバイザリー費用など)を控除した利益指標です。
*3 Non-GAAP営業利益:営業利益から、買収により認識した無形資産の償却費およびM&A関連費用(ファイナンシャルアドバイザリー費用など)ならびに構造改革関連費用、減損損失、株式報酬その他の一過性損益を控除した本源的な事業の業績を測る利益指標です。
*4 親会社の所有者に帰属するNon-GAAP当期利益:親会社の所有者に帰属する当期利益から税引前当期利益に係る調整項目およびこれらに係る税金相当・非支配持分相当を控除した、親会社の所有者に帰属する本源的な事業の業績を測る利益指標です。
2024/06/21 17:00- #12 連結キャッシュ・フロー計算書(IFRS)(連結)
④【連結キャッシュ・フロー計算書】
| | | | (単位:百万円) |
減価償却費及び償却費 | 6 | 183,298 | | 187,700 |
減損損失 | 6,10 | 6,857 | | 4,735 |
引当金の増減額(△は減少) | | △8,173 | | 4,307 |
2024/06/21 17:00