有価証券報告書-第92期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)
有報資料
文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。
(1)当連結会計年度の経営成績の分析
① 売上高
ビルディングオートメーション事業におきましては、国内市場が僅かに減収となりましたが、海外市場で売上が増加したことにより、売上高は1,095億6千6百万円と前連結会計年度に比べて2.0%の増加となりました。
アドバンスオートメーション事業におきましては、海外及び国内装置メーカ向け制御機器の売上が拡大したことにより、売上高は908億2千6百万円と前連結会計年度に比べて3.6%の増加となりました。
ライフオートメーション事業では、ガス・水道メータ分野におきまして、採算性重視の営業活動等により減収となったものの、健康福祉・介護分野及び住宅用全館空調システム分野で拡販施策の成果により伸長したことに加え、ライフサイエンスエンジニアリング分野におきまして、アズビルテルスター有限会社及びその子会社の連結により大きく売上が増加したことにより495億9千7百万円と前連結会計年度に比べて45.9%増加いたしました。
その他の売上高は、6千6百万円と前連結会計年度に比べて9.0%の減少となりました。
以上の結果、アズビルテルスター有限会社及びその子会社の連結により大きく伸長したライフオートメーション事業を中心に各事業でも増加したことにより、売上高は2,484億1千6百万円と前連結会計年度に比べて9.2%の増加となりました。
② 売上原価、販売費及び一般管理費
体質強化に伴う収益性の改善が着実に進捗したことにより、売上原価率は前連結会計年度に比べ0.6%改善の65.2%となり、売上原価は1,618億6千6百万円となりました。販売費及び一般管理費は退職給付費用の増加に加え、複数の企業を連結したことによりのれん償却費用が増加したことにより売上高比率は0.9%悪化の29.2%となり、販売費及び一般管理費は726億4千5百万円となりました。
③ 営業利益
営業利益は前連結会計年度比3.7%の増加の139億3百万円となりました。セグメントの損益は、ビルディングオートメーション事業は105億9千3百万円と前連結会計年度比4.3%の増加、アドバンスオートメーション事業は39億6千6百万円と前連結会計年度比8.8%の増加となりました。ライフオートメーション事業は、6億7千1百万円の損失(前連結会計年度は3億9千9百万円の損失)となりました。その他は1千7百万円(前連結会計年度は9百万円のセグメント利益)となりました。
④ 経常利益
経常利益は為替差益が前連結会計年度に比べ4億3千6百万円減少の5億1千7百万円となったことにより、営業利益における前連結会計年度に対する増加幅が減少したものの、前連結会計年度比0.2%増加の145億9千9百万円となりました。
⑤ 特別利益及び損失
特別利益は主に受取補償金5億6百万円を計上したこと等により5億5千9百万円となり、特別損失は主に事業再編損3億5千8百万円及び投資有価証券評価損1億3千3百万円を計上したこと等により6億9百万円となりました。
⑥ 税金等調整前当期純利益
以上の結果、税金等調整前当期純利益は前連結会計年度比3.2%増加の145億4千9百万円となりました。
当期純利益は税制改正による繰延税金資産の取崩による法人税等調整額の増加等により前連結会計年度比7.7%減少の76億6千9百万円となりました。
(2)経営戦略の現状と今後の方針について
azbilグループは、「人を中心としたオートメーションで、人々の安心、快適、達成感を実現するとともに、地球環境に貢献する」というグループ理念を掲げ、この理念の実践を通して、azbilグループならではのユニークな企業集団として存続・発展することを目指しています。
当社は、「人を中心としたオートメーション」すなわち、人を中心に据え、人と技術が協創するオートメーション世界の実現に注力し、お客様の安全・安心や企業価値の向上、地球環境問題の改善等に貢献する世界トップクラスの企業集団になることを長期目標と設定、段階的に中期経営計画を立案し、この目標達成に向けた取組みを行ってまいりました。
オートメーションに焦点をあてつつ単一市場への過度な集中を避け、異なる市場構造を持つ3つの事業(BA/AA/LA)から成る複合的な事業ポートフォリオの構築を進め、顧客開拓やシナジーなどによる事業領域の拡大に取組んでまいりました。今後も、基盤を確たるものとし、企業としての存続を確かなものとする取組みを継続するとともに、更なる成長を実現するため、事業創造の視点から「商品と顧客現場での働きの連携」によるソリューション提案力の向上に取組み、グローバルでの顧客や社会の長期パートナーとして、azbilグループならではの価値の提供を実現してまいります。
azbilグループは、創業115周年にあたる2021年をゴールとする長期目標を設定し、本目標にむけて、その中間地点である2016年度を目標とする4か年の新中期経営計画を2013年度に策定し、本年度は、その2年目に当たります。産業系をはじめとして事業を取り巻く環境は、未だ不透明感が続いておりますが、本計画に設定いたしました次の3点は、着実に進展しており、引き続き注力してまいります。
(1)顧客の価値創造の中心となる「生産及び執務居住空間での次世代ソリューション」、「エネルギーマネジメントソリューション」、「安全・安心ソリューション」の3つを成長に向けての事業領域と定め、azbilグループならではの製品・技術・サービスを活用して新たな価値を提供し、ソリューション展開で「顧客・社会の長期パートナー」を目指してまいります。この基本方針の下、製品・技術・サービスを活用したソリューション展開を進めることにより、省エネルギー提案を中心としたエネルギーマネジメント事業や、高付加価値エンジニアリング・サービスが拡大しております。
(2)アジア、北米、欧州への「地域の拡大」と現地のニーズに応じた製品開発・生産・エンジニアリング・サービスを提供する「質的な転換」の両面で、「グローバル展開」にてazbilグループ全体の成長を牽引してまいります。アズビルテルスター有限会社を中心に、世界の製薬市場において、ライフサイエンスエンジニアリングという新しい分野に向けた事業の質的転換を図るとともに、欧州全体・中南米への地域拡大は、その取組み例です。
(3)「グローバル生産・開発の構造改革」、「エンジニアリング・サービス事業の構造改革」、「人材リソース改革」の3点に注力し、自律的に企業体質強化を継続的に実施できる「学習する企業体」への変革を進めてまいります。グローバルで最適な生産・調達・ロジスティックス体制の整備と地域の顧客特性に合わせたカスタマイズ力の強化を進めました。アズビルプロダクションタイランド株式会社での操業開始、アズビル北米R&D株式会社の設立は、グローバル生産・開発の構造改革による最適な体制再編への取組みの一つです。
私達azbilグループは、中長期的な視点に立ち、こうした施策展開をグループ全体でのシナジーにより、着実に実行に移すことで事業の持続的成長を実現、企業価値の向上・最大化させることで、株主の皆様、お客様、従業員、地域社会の皆様等、全てのステークホルダーのご期待にお応えしてまいります。
(3)資本の財源及び流動性についての分析
① 資産の状況
当連結会計年度末の資産の状況は、前連結会計年度末に比べて100億2千9百万円増加し、資産合計で2,534億4千8百万円となりました。流動資産の増加の主因は、前連結会計年度末日が休日のため当連結会計年度に決済された売上債権により現金及び預金が前連結会計年度末比39億9千1百万円増加したことに加え、受注増加等に伴いたな卸資産が16億9千1百万円増加したことによるものであります。固定資産の増加については、主に株式相場の上昇により投資有価証券の時価が15億3千6百万円増加したことによるものであります。
② 負債の状況
当連結会計年度末の負債の状況は、前連結会計年度末に比べて62億4千7百万円増加し、負債合計で1,084億6千9百万円となりました。これは主に、退職給付会計基準の変更等により退職給付に係る負債が39億1千6百万円増加したことに加え、仕入債務が9億7百万円増加、及び賞与引当金が7億6千1百万円増加したことによるものであります。
③ 純資産の状況
当連結会計年度末の純資産の状況は、前連結会計年度末に比べて37億8千1百万円増加し、1,449億7千8百万円となりました。これは主に、当連結会計年度における当期純利益の計上により利益剰余金が増加したことによるものであります。
④ キャッシュ・フローの状況
「1 業績等の概要」における「(2)キャッシュ・フロー」に記載のとおりであります。
⑤ 資金調達の状況
当連結会計年度において重要な資金調達はありません。
(1)当連結会計年度の経営成績の分析
① 売上高
ビルディングオートメーション事業におきましては、国内市場が僅かに減収となりましたが、海外市場で売上が増加したことにより、売上高は1,095億6千6百万円と前連結会計年度に比べて2.0%の増加となりました。
アドバンスオートメーション事業におきましては、海外及び国内装置メーカ向け制御機器の売上が拡大したことにより、売上高は908億2千6百万円と前連結会計年度に比べて3.6%の増加となりました。
ライフオートメーション事業では、ガス・水道メータ分野におきまして、採算性重視の営業活動等により減収となったものの、健康福祉・介護分野及び住宅用全館空調システム分野で拡販施策の成果により伸長したことに加え、ライフサイエンスエンジニアリング分野におきまして、アズビルテルスター有限会社及びその子会社の連結により大きく売上が増加したことにより495億9千7百万円と前連結会計年度に比べて45.9%増加いたしました。
その他の売上高は、6千6百万円と前連結会計年度に比べて9.0%の減少となりました。
以上の結果、アズビルテルスター有限会社及びその子会社の連結により大きく伸長したライフオートメーション事業を中心に各事業でも増加したことにより、売上高は2,484億1千6百万円と前連結会計年度に比べて9.2%の増加となりました。
② 売上原価、販売費及び一般管理費
体質強化に伴う収益性の改善が着実に進捗したことにより、売上原価率は前連結会計年度に比べ0.6%改善の65.2%となり、売上原価は1,618億6千6百万円となりました。販売費及び一般管理費は退職給付費用の増加に加え、複数の企業を連結したことによりのれん償却費用が増加したことにより売上高比率は0.9%悪化の29.2%となり、販売費及び一般管理費は726億4千5百万円となりました。
③ 営業利益
営業利益は前連結会計年度比3.7%の増加の139億3百万円となりました。セグメントの損益は、ビルディングオートメーション事業は105億9千3百万円と前連結会計年度比4.3%の増加、アドバンスオートメーション事業は39億6千6百万円と前連結会計年度比8.8%の増加となりました。ライフオートメーション事業は、6億7千1百万円の損失(前連結会計年度は3億9千9百万円の損失)となりました。その他は1千7百万円(前連結会計年度は9百万円のセグメント利益)となりました。
④ 経常利益
経常利益は為替差益が前連結会計年度に比べ4億3千6百万円減少の5億1千7百万円となったことにより、営業利益における前連結会計年度に対する増加幅が減少したものの、前連結会計年度比0.2%増加の145億9千9百万円となりました。
⑤ 特別利益及び損失
特別利益は主に受取補償金5億6百万円を計上したこと等により5億5千9百万円となり、特別損失は主に事業再編損3億5千8百万円及び投資有価証券評価損1億3千3百万円を計上したこと等により6億9百万円となりました。
⑥ 税金等調整前当期純利益
以上の結果、税金等調整前当期純利益は前連結会計年度比3.2%増加の145億4千9百万円となりました。
当期純利益は税制改正による繰延税金資産の取崩による法人税等調整額の増加等により前連結会計年度比7.7%減少の76億6千9百万円となりました。
(2)経営戦略の現状と今後の方針について
azbilグループは、「人を中心としたオートメーションで、人々の安心、快適、達成感を実現するとともに、地球環境に貢献する」というグループ理念を掲げ、この理念の実践を通して、azbilグループならではのユニークな企業集団として存続・発展することを目指しています。
当社は、「人を中心としたオートメーション」すなわち、人を中心に据え、人と技術が協創するオートメーション世界の実現に注力し、お客様の安全・安心や企業価値の向上、地球環境問題の改善等に貢献する世界トップクラスの企業集団になることを長期目標と設定、段階的に中期経営計画を立案し、この目標達成に向けた取組みを行ってまいりました。
オートメーションに焦点をあてつつ単一市場への過度な集中を避け、異なる市場構造を持つ3つの事業(BA/AA/LA)から成る複合的な事業ポートフォリオの構築を進め、顧客開拓やシナジーなどによる事業領域の拡大に取組んでまいりました。今後も、基盤を確たるものとし、企業としての存続を確かなものとする取組みを継続するとともに、更なる成長を実現するため、事業創造の視点から「商品と顧客現場での働きの連携」によるソリューション提案力の向上に取組み、グローバルでの顧客や社会の長期パートナーとして、azbilグループならではの価値の提供を実現してまいります。
azbilグループは、創業115周年にあたる2021年をゴールとする長期目標を設定し、本目標にむけて、その中間地点である2016年度を目標とする4か年の新中期経営計画を2013年度に策定し、本年度は、その2年目に当たります。産業系をはじめとして事業を取り巻く環境は、未だ不透明感が続いておりますが、本計画に設定いたしました次の3点は、着実に進展しており、引き続き注力してまいります。
(1)顧客の価値創造の中心となる「生産及び執務居住空間での次世代ソリューション」、「エネルギーマネジメントソリューション」、「安全・安心ソリューション」の3つを成長に向けての事業領域と定め、azbilグループならではの製品・技術・サービスを活用して新たな価値を提供し、ソリューション展開で「顧客・社会の長期パートナー」を目指してまいります。この基本方針の下、製品・技術・サービスを活用したソリューション展開を進めることにより、省エネルギー提案を中心としたエネルギーマネジメント事業や、高付加価値エンジニアリング・サービスが拡大しております。
(2)アジア、北米、欧州への「地域の拡大」と現地のニーズに応じた製品開発・生産・エンジニアリング・サービスを提供する「質的な転換」の両面で、「グローバル展開」にてazbilグループ全体の成長を牽引してまいります。アズビルテルスター有限会社を中心に、世界の製薬市場において、ライフサイエンスエンジニアリングという新しい分野に向けた事業の質的転換を図るとともに、欧州全体・中南米への地域拡大は、その取組み例です。
(3)「グローバル生産・開発の構造改革」、「エンジニアリング・サービス事業の構造改革」、「人材リソース改革」の3点に注力し、自律的に企業体質強化を継続的に実施できる「学習する企業体」への変革を進めてまいります。グローバルで最適な生産・調達・ロジスティックス体制の整備と地域の顧客特性に合わせたカスタマイズ力の強化を進めました。アズビルプロダクションタイランド株式会社での操業開始、アズビル北米R&D株式会社の設立は、グローバル生産・開発の構造改革による最適な体制再編への取組みの一つです。
私達azbilグループは、中長期的な視点に立ち、こうした施策展開をグループ全体でのシナジーにより、着実に実行に移すことで事業の持続的成長を実現、企業価値の向上・最大化させることで、株主の皆様、お客様、従業員、地域社会の皆様等、全てのステークホルダーのご期待にお応えしてまいります。
(3)資本の財源及び流動性についての分析
① 資産の状況
当連結会計年度末の資産の状況は、前連結会計年度末に比べて100億2千9百万円増加し、資産合計で2,534億4千8百万円となりました。流動資産の増加の主因は、前連結会計年度末日が休日のため当連結会計年度に決済された売上債権により現金及び預金が前連結会計年度末比39億9千1百万円増加したことに加え、受注増加等に伴いたな卸資産が16億9千1百万円増加したことによるものであります。固定資産の増加については、主に株式相場の上昇により投資有価証券の時価が15億3千6百万円増加したことによるものであります。
② 負債の状況
当連結会計年度末の負債の状況は、前連結会計年度末に比べて62億4千7百万円増加し、負債合計で1,084億6千9百万円となりました。これは主に、退職給付会計基準の変更等により退職給付に係る負債が39億1千6百万円増加したことに加え、仕入債務が9億7百万円増加、及び賞与引当金が7億6千1百万円増加したことによるものであります。
③ 純資産の状況
当連結会計年度末の純資産の状況は、前連結会計年度末に比べて37億8千1百万円増加し、1,449億7千8百万円となりました。これは主に、当連結会計年度における当期純利益の計上により利益剰余金が増加したことによるものであります。
④ キャッシュ・フローの状況
「1 業績等の概要」における「(2)キャッシュ・フロー」に記載のとおりであります。
⑤ 資金調達の状況
当連結会計年度において重要な資金調達はありません。