当社の経営の新たな柱であるNECST(Nichicon Energy Control System Technology)事業におきましては、家庭用蓄電システムはFIT(固定価格買取制度)期間の終了、そして頻発する自然災害への備えを背景に、当社は「蓄電のニチコン」として、家庭用蓄電システムのフルラインアップにさらに磨きをかけ12kWh単機能蓄電システムの新製品を販売開始しましたが、販売面では新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて、売上・利益が落ち込みました。一方、EV関連では、系統連系が可能になった新型V2Hシステム「EVパワー・ステーション®」やEV、PHV、FCVから電気を取り出す可搬型給電器「パワー・ムーバー®」が、電動車の普及や災害時の復旧支援への活用などから伸長しました。当社はこれらのNECST製品により、再生可能エネルギーの活用およびEV普及の促進による地球温暖化防止に寄与しており、あわせて気候変動に起因する昨今の自然災害による大規模停電においては、非常用電源として災害対策支援に貢献しました。その結果、「革新的技術開発等による温室効果ガス排出削減と災害対策における社会貢献活動」が評価され、2020年11月に令和2年度気候変動アクション環境大臣表彰を受賞しました。当社は引き続き、社会的課題の解決に向けた独自のソリューション提供を推進してまいります。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は84,361百万円と前年同期比6.9%の減収となりました。また、利益につきましては、営業利益は953百万円と前年同期比57.2%の減益、経常利益は1,976百万円と前年同期比39.6%の減益、親会社株主に帰属する四半期純利益は新型コロナウイルス感染症による損失469百万円を特別損失に計上したことなどにより1,045百万円と前年同期比59.9%の減益となりました。
製品区分別売上高につきましては、電子機器用は、情報通信機器向けが伸長したもののインバータ関連機器向けなどの売上が減少したことなどにより45,497百万円と前期比4.8%の減収となりました。
2021/02/15 13:37